【朗報】よくわからん時計で変身できた【なにこれ】 作:コロンKY
最終回?
いいえ、まだまだここからです。
今回は掲示板要素がなく、短めです。
今回からファイナルステージのネタバレが入ります。
ご注意ください。
「俺は……また負けるのか?」
「あぁ負ける! 前を見つめない限りずっと、お前は俺に勝つことはない」
『終焉ノ刻』
『キングフィニッシュタイム』
「前に進め加古川飛流! 俺は……進む。前に進んで最高の未来を創り出す!」
『オーマジオウ必殺撃』
『キングタイムブレーク』
「ぐわぁぁぁぁ!?」
◆◆◆
とある何処かで仮面ライダーゲンムのコンテニュー土管から出てきた者がいた。
「……残りライフ89か。思ったより少ないコンテニューで世界が渡れたようだな。待ってろよ常磐ソウゴ」
『オーマジオウ』
◆◆◆
「この本によれば、普通の高校生加古川飛流、彼は魔王にして時の王者、アナザーオーマジオウとなり、我が魔王に倒される未来にあった。しかし彼らがスウォルツを倒したことで時空の歪みは加速した。そんな彼らの世界をねじ曲げようとする者が現れ……ここから先の未来は私にもわかりません」
◆◆◆
スウォルツを倒して一年、高校3年生となった僕はそろそろ掲示板に投稿しようとウォッチを取り出したその時だった。
黄金の時計のゲートが現れたのだ。
「これって未来のソウゴの……!」
僕は警戒しながらゲートを潜ると前回同様に荒野に一人、玉座に座っている未来のソウゴがいた。
「久しぶりだなイッチよ」
「はい、2年ぶりですね」
一体何の様で呼び出したのだろうか?
「礼を言うぞイッチ、よくスウォルツを倒してくれた。これでその世界の若き日の私は新たな道を歩むことができる」
感謝のためだけにわざわざ僕を呼んだと言うことなのだろうか?
「いえ、僕だけの力ではありません。未来のソウゴや門矢士さんを含めた掲示板の皆さんやソウゴやゲイツがいたからですよ」
「……そうか、なら一つだけ助言させてもらう。イッチ、貴様の未来は誰にもわからない。この私でさえな」
と、未来のソウゴから助言をいただいたところで未来のソウゴに以前の仮面ライダービルドのようにノイズが走った。
「一体何が起こってるんですか!?」
「何者かが、時間の流れを変えた」
「それってどう言う……!」
どう言うことですか」と僕が言い切る前に未来のソウゴは僕の背後に黄金の時計のゲートを出して僕を元の世界に送った。
◆◆◆
「何者かが時間の流れを変えたって、一体誰が……」
とにかくまずは情報を集めないと。
……そうだ! 未来のソウゴが時間の流れを変えたってわかったならソウゴもわかるかもしれない!
僕はソウゴが住んでいると言っていたクジゴジ堂へ向かうことにした。
◆◆◆
クジゴジ堂へ向かう道中、なんと建物を破壊しているアナザーライダーがいたのである。
「……あれはファイズのアナザーライダーですね。 でも倒したはすじゃ……」
それに、焦って気づかなかったのかもしれないが建物がところどころボロボロだったりしている。
「一体誰がこんなことを……」
とにかくアナザーファイズを倒さないと。
『ジクウドライバー』
『レボリューションジオウ』
「変身!」
『ライダータイム! カメンライダー! ライダー! レボリューショーン!』
これ以上被害が出る前に倒す!
『ジオウ』
『カクメイ! フィニッシュタイム! ジオウ! カクメイスラッシュ!』
必殺技が命中し、アナザーエグゼイドと同じく一撃で倒すことができた。
「見つけたぞ、オーマジオウ!」
そこに現れたのはゲイツ。
何やら僕に恐ろしい気迫でやって来る。
「僕、何かゲイツにしましたか?」
「何かしましたか、だと? ふざけているのか? この世界の支配者オーマジオウ、やっと見つけたぞ!」
「僕は世界を支配なんてしてません!」
「しらばっくれるな! お前はここで俺が倒す!」
『ゲイツリバイブ 剛烈』
「変……身!」
『パワードタイム! リ・バ・イ・ブ剛烈! 剛烈!』
「いくぞ」
そこには腹筋が割れているかのような鎧をその身に纏ったゲイツがいた。
ゲイツもいつの間にか強化フォームを手に入れていたのか……。
僕も戦わないと……いや、その力の使い方は間違ってる。
人の自由のためなんかじゃないし、正義のためなんかでもない!
なら……。
「なぜ変身解除した! 舐めているのか!」
「違います!」
「何?」
「僕はたしかにジオウではあります。ですが僕はこの力を人間の自由のため、人の正義のために使うと決めたのです。支配者になる気もありません!」
「お前でないなら誰がこの状況にしたと言うんだ!」
「何者かが時間の流れを変えたそうです。きっと、そのせいでこの世界はおかしくなっています。僕のことを今すぐ信用しろとは言いません。一緒に真犯人を探してくれませんか?」
「……いいだろう。ただし、嘘だとわかった瞬間お前を倒す」
「分かりました。手掛かりに心当たりがあります。行きましょう」
「……あぁ」
僕はゲイツと共にクジゴジ堂へ向かうのだった。
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