【朗報】よくわからん時計で変身できた【なにこれ】 作:コロンKY
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今回は掲示板要素がありません。
それではどうぞ
「この本によれば、普通の少年加古川飛流、彼は魔王にして時の王者、アナザーオーマジオウとなり、我が魔王に倒される未来にあった。彼は力を奪われる前の仮面ライダーディケイドと遭遇し、我が魔王とゲイツ君の3人でその実力を認めさせた彼らはアナザーゴーストを撃破した。これで彼が持つ力は6つ。そろそろ我が魔王の覇道の邪魔になってきたので排除することにしましょうか」
◆◆◆
アナザーゴーストを倒してから1年。
僕はそろそろ掲示板でアナザーライダーの情報を集めようとしたその時だった。
「やあ加古川飛流くん」
声の方を見るといつもソウゴを祝ってる人がいた。
「あなたは確かソウゴを祝ってた人でしたね」
「私の名はウォズ、我が魔王の覇道のためにも、私の仕事としても君はイレギュラーな存在だ。だから君にはこの舞台から退場してもらうと思ってね」
すると僕をウォズのマフラーが包み込み、気がつくと僕は何もない荒野にいた。
「ここはどこなんでしょうか……ッ!」
突如やって来た仮面ライダー龍騎の赤い龍が僕の周りを回る。
僕は警戒しながらウオッチを構えていると荒野に1人、玉座に座っている者がいた。
「どなたですか?」
「私は常磐ソウゴ……最高最善の、魔王だ」
ソウゴ? でも僕が知っているソウゴとは声が違う。
「それは、ここが2068年だからだ」
2068年!?
つまりソウゴは未来で本当に王様になったってことなのか?
「なにゆえ2068年に来た、加古川飛流」
「それはどう言うことですか?」
「二度も若き日の私と敵対しておきながらなぜこの2068年に来たと聞いている」
もしかして僕はディケイドとかでもあったパラレルワールドに来てしまったのか?
「僕はソウゴと一度も敵対した覚えはありませんよ」
『ゴースト!』
王様のソウゴはゴーストウォッチを使って僕を少しの間眺めた。
「……たしかに人違いだったようだな転生者。勝手にだが、魂を見させてもらった。貴様は加古川飛流とは正反対の綺麗な魂を持っているようだ。そこで一つ聞こう」
一体何を聞かれるのか、僕は王様のソウゴには嘘は通用しないだろうと思い、覚悟をする。
「転生者、貴様の手にあるアナザーライダーの力、貴様ならどう使う?」
「僕は、このアナザーライダーの力を仮面ライダーとして……人間の自由のため、人の正義のためにこの力を使うつもりです」
「アナザーライダーが仮面ライダーか。面白い、貴様に興味が湧いた。その思いが偽物でないことを戦って証明してみせろ」
僕に勝てるのか?
普通に考えてこの時代のソウゴは最終形態になってると思うから最強のオーマジオウってことで……
「どうした? 勝ち目がないから変身しないと言うのか?」
いや、勝ち目がないから戦わなかったらそれは仮面ライダーじゃない!
僕は決意を込めてアナザーウォッチを起動する。
『ジオウ』
王様のソウゴは僕が変身したのを確認すると黄金のベルトを取り出した。
『祝福の刻! 最高! 最善! 最大! 最強王! オーマジオウ!』
オーマジオウが変身すると衝撃波が飛んできたので咄嗟にガードするが体制を崩してしまった。
「全力で行きます!」
僕は双剣から合体剣に変え、ベルトをなぞっていきなり必殺技を放つ。
「はぁぁぁ……せやぁ!」
「ふん」
「!」
なんと王様のソウゴは片方でそれを防いだのだ。
「その程度か?」
「まだです!」
僕はアナザージオウの力で数秒後の視界を見る。
王様のソウゴがパンチで攻撃を仕掛けてくる光景だ。
「その未来、見えました! ……だったら!」
『ゴースト』
物理攻撃が効かなそうなアナザーゴーストでどうだ。
「未来を予測し相性を利用するか。……考えたな、だが無意味だ」
『ウィザード!』
王様のソウゴはウィザードウォッチを起動すると、突如空中に出現した赤い魔法陣から炎が直線上に飛んできた。
魔法……つまりゴーストに物理攻撃が効かなくとも魔法攻撃は当たるのだろうと考えながら回避に専念する。
「このままではジリ貧ですね……なら!」
『フォーゼ』
『ローケットオン』
アナザーフォーゼのロケットで魔法を回避しながらアナザーフォーゼの能力を更に使う。
『チェンソーオン』
僕は飛びながら未来のソウゴに接近し、チェンソーで攻撃をした。
しかしその瞬間、黄金の扉が現れ赤い字で『2011』と浮かび上がるとアナザーフォーゼにそっくりの仮面ライダーが現れた。
恐らくこれが本物の仮面ライダーフォーゼなのだろう。
『コズミーックオン』
すると仮面ライダーフォーゼは青い姿となり僕に攻撃を仕掛けてくる。
『ロケット』
『ロケット・オン』
『エレキオン』
雷を纏った剣で僕は振り落とされ、アナザーフォーゼからアナザージオウに戻ってしまった。
咄嗟に双剣を構えてフォーゼの攻撃を受け止める。
『ファイアー』
『ファイアー・オン』
すると今度は火を纏うと双剣をすり抜けて僕へと直接攻撃が当たる。
「くっ、せやぁっ!」
このままではまずいとフォーゼの攻撃を堪えながら合体剣に変えて必殺技を放つ。
すると火が止まったかと思うとフォーゼも必殺技を放ってきた。
『リミットブレイク』
僕はフォーゼの必殺技とぶつかり合い、お互いに必殺技が当たってしまう。
「がっ!? げほげほ……」
仮面ライダーフォーゼが姿を消すと同時に僕は変身解除をしてしまった。
だが王様のソウゴはまだ倒せていない。
僕はフラフラになりながらも王様のソウゴへと向く。
「見せてもらったぞ、貴様の想い。貴様が仮面ライダーであることは認めよう。餞別だ。これを受け取れ」
どうやら戦いは終わりらしく、一息吐くと、突如僕の目の前に現れた台座にはソウゴやゲイツの使っている変身ベルトと銀色のブランクウォッチが置いてあった。
僕は餞別らしいので遠慮なくウォッチを手に取るとウォッチがジオウの『カメン』の部分が『アナザー』に変わったことと文字が紫色と言うこと以外は同じライダーの絵に変わった。
『レボリューションジオウ』
どうやらこのウォッチの名前はレボリューションジオウらしい。
長い。
「仮面ライダーアナザージオウ、貴様のことは見守らせてもらう。元の平行世界へと送ろう」
すると金色の時計のゲートが現れ、いつのまにか僕は吸い込まれていった。
◆◆◆
目を開けるとウォズと言う人はいないが景色は同じことから元の世界に戻れたのだろう。
と、そのときだった。
時間が止まった……と言うことはアナザーライダーが出たと言うことだろう。
急いで最近の新聞を読み漁るとゲームをプレイしている人間が聖都大学附属病院に運ばれているらしい。
「これです!」
僕は急いで現場に向かうのだった。
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