陸自はドールズフロントライン、海自は艦これとアズールレーン、空自はアッシュアームズ三つの世界でバラバラになりながらでも生き残る 作:素人小説書き
この小説は、シリアスとギャグが少し入っています。
それが、いやな方は、上にある矢印ボタンでブラウザバックを推奨します。
この世界はアズールレーンと艦これが入っているため人物が分かりやすいようにアズールレーンはA 艦これはCと表記します。
それでも、大丈夫な方はご覧ください。
※UA10000突破!!みんなありがとう!!これからも応援してくれよな!!
呉鎮守府
臨時提督室
剣子「ふ、ふにゅ......つ、つかれたよ~...」
木造で作らていた小さな部屋に、部屋には合わない大きな執務机にスライムの様に溶けている女性が倒れていた。
天城A「お疲れ様です、指揮官様...お茶どうぞ」コトッ...
提督の秘書天城Aが、倒れている提督にお茶を置く。
剣子「ありがとう天城さん...あち」ズズッ...
天城A「落ち着いて飲んで下さいね...それにしても、余程長門さんに尋問されたのですね?」
剣子「ううぅ...黙って男の人を助けたからってあんなに怒んなくてもいいのに...」
天城A「多分、長門さんは助けた事を怒っているよりも、黙っている事に怒っていると思いますが...」
剣子「えぇ?だって、私が男性を助けたってことをみんなに知らせたらどうなると思うの?」
天城A「それは...」
天城は、もし提督が男性を助けた事をみんなが知られた瞬間の事を想像する。
青葉C「ファッ!?提督が男性を助けた!?これはもしかしたらスキャンダルの可能性がありますね...ちょっと、男性の方の写真を撮りに...」
青葉A「マジ!?これは男性にインタビューしないと...」
大鳳C「へぇ...男性...少しその方とお話してきますわぁ...フフフ♡」
隼鷹C「...たぶん私のおさななじみかもしれない...少し様子を見てくるね...」
愛宕A「あらあら?お怪我しているのですか?なら私のパンパカパーン!!で隅々までけんさしないとですねぇ?ウフフ♪」
愛宕C「...どんな体しているのか楽しみだわぁ...うふふ♡」
天城A「......あまり良くない状況になりますね...」
剣子「でしょ?」
天城A「ですが、幹部の私達ぐらいには説明したほうがいいですよ?」
剣子「うぐ...善処します...」
天城の言葉に提督は反論できずにそのまま倒れながら返事をしていると...
コンコン...
誰かが、提督室の扉をノックする。
剣子「ん? どうぞー」
ガチャ...
大淀「失礼します」
剣子「あ!大淀さん!あなたが来たってことは連合艦隊の事かな?」
大淀「ええ、たった今通信妨害されていた連合艦隊の通信が繋がり現在の状況が確認できました」
剣子「ホント!?一応先に帰ってきた能代さん達に状況は聞いているけど...空母のみんなはどんな状況なの?」
先に帰ってきていた能代達の報告を聞いていた提督は今の状況を大淀に聞く。
大淀「...まず、現状赤城さん達の空母機動艦隊は航空隊が敵航空機により、ほぼ壊滅したため継戦能力が無く空母としての機能を失いました」
天城A「...敵の最精鋭艦隊を殲滅したとは言え無視できない被害ですね...」
大淀「ええ...この状態ですと、五航戦と後期二航戦に出撃しないといけないかと」
剣子「...でも、五航戦と後期二航戦は攻勢に出れるほどの練度もないし...動けるとしても本土防衛しか動かせないよ?」
天城A「......(まずいですね...このままでは、防戦一方の可能性が濃くなる...そうなったらこれ以上攻勢の機会がなくなってしまい本土決戦の可能性が高くなってしまう...いったいどうすれば...)」
戦争とは、攻勢が失敗して防戦一方になれば後は、流れに乗るかの如く負けが続いて行く...それが、戦争のメカニズムなのである。
大半の軍人はそれを一切理解できずにそのメカニズムを無きものとして扱うが、天城はそのメカニズムの根本を天城は理解していた。
天城A「...赤城達は今どこに?」
大淀「例の男性と一緒にこちらに帰還中との事」
剣子「例の男性?...隼人君の事?」
大淀「はい、その方で間違いないかと」
剣子「ホント!?良かった~...生きていて本当に良かったよ...」
提督は、安心して椅子に深く座る。
剣子「とりあえず、みんなの迎えに行かないとね!天城さん一緒に行こう!」
天城A「承知しました」
剣子「あ、後大淀さんはとりあえず休んでいいよ!ここの所ずっと働き詰めでしょ?後の業務は私がやるからね!」
大淀「分かりました、では少し私も休ませていただきます」
剣子「うん!お疲れさま!」
ガチャ...
提督から休みをもらった大淀は、そのまま提督室から出て行く。
剣子「...とりあえず、赤城さん達と隼人さんに会って色々聞かないと...」ギッ...
天城「...(渡邉隼人...たった一人で敵最新鋭空母艦隊を壊滅させた男性...彼の存在でこの戦争の行方が変わるかも?...とりあえず見てみる事に変わりはありませんね...)」
2人はそのまま、提督室から出てそのまま軍港に向かう...
軍港
そこには、赤城達を出迎えるために大勢のKAN-SENと艦娘たちがいた。
朝日「...母さん...大丈夫なのでしょうか...」
その中には、赤城達の子が心配して海を見ていた。
瑞鶴A「大丈夫だよ!加賀先輩は簡単には死なないよ!何せ一航戦のエースだからね!」
瑞鶴C「それに、あいつがそうやすやすと死ぬわけないしね」
翔鶴C「瑞鶴?あまり加賀さんの悪口は言ってはいけませんよ?」
瑞鶴C「は~い...それにしても、能代さんが言っていたあれホントなの?」
翔鶴A「あれと言うと...男性のKAN-SENか艦娘の事でしたっけ?」
呉鎮守府では、提督の幹部達は隼人の存在は提督から無理やり聞いた。
しかし、幹部以外の艦娘やKAN-SEN達は青葉たちの噂で聞いたぐらいの程度だった。
愛宕A「男性のKAN-SENねぇ...どんな人かしらね?」
愛宕C「青葉さんから聞いていたけど、顔は分からないらしいわ...けど、聞いた限りだと白い骨格を身に着けているらしいのよ?」
高雄A「骨格...想像がつかんな......思ったのだが、あの男性...隼人は一体どこに行ったのだ?空襲以降見ていないぞ?」
高雄C「私も見ていないですね...防空壕にもいませんでしたし...一体どこに?」
隼鷹C「どうせ、どこかで寝てんだろ?きっと、のんびり昼寝してるんでしょ!ギャハハハハハ!!」ゴクゴク...
愛宕達の心配を余所に一升瓶の酒をがぶ飲みしている隼鷹が叫んでいると...
隼鷹A「...あ、見えた赤城さん達が帰ってきたよ」
地平線の向こうから赤城達の空母艦隊が見えてきた。
剣子「お!見えてきたね!」
大鳳C「あ!提督さん!あなたも赤城さん達を迎えに?」
剣子「う~ん...まぁ、そうかな?」ガサゴソ...スッ...
そして、大鳳と話している剣子は懐から手帳とドッグタグを出すとどこからか提督を呼ぶ声が聞こえる。
赤城A「指揮官様ー!!」
剣子「あ!赤城さん!おかえり!!」
いつの間にか、空母から赤城達が降りて来ていた。
天城A「おかえりなさい赤城...」
赤城A「天城さん...ごめんなさい...天城さんがせっかく創立してもらった航空隊を...」
天城A「...仕方が無いわ...相手は、私達より遥かに上回る航空戦力だったもの...生きているだけでも、素晴らしいことです...加賀は?」
赤城C「加賀さんなら...あそこに...」スッ...
天城A「...」チラッ...
赤城Cが指さした方を見ると...
朝日「母さん...おかえりなさい」ダキッ...
加賀C「ただいま...」ギュッ...
加賀の娘が母の加賀に抱きつく。
加賀A「...ただいま帰ってきました」
天城A「おかえりなさい...その顔...あなたもやられたのね?」
加賀A「はい...現在の航空隊員の数は4名しかおりません...ほとんどの航空隊は第一波で壊滅しました」
天城A「...しばらくは、動けませんね...とりあえず、指揮官からは休暇を取ってもらっています...しばらくは心をお休みください...」
加賀A「......失礼します」
加賀Aはそのまま軍港から去っていく。
剣子「...そう言えば、隼人君は?」
赤城C「隼人さんですか?彼なら...」
いやあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
剣子「!?」
上から断末魔が聞こえ提督は上を見ると...
雫「いひゃああああああああああああ!!!???」
剣子「...嘘やん」
上から雫を姫様抱っこしながら飛び降りて来ている隼人がいた。
隼人「よっ...」
ドゴンッ!!!!
鈍い音を立てて隼人は見事に着陸する。
隼人「ふぅ...どうも、この姿で会うのは初めてですかな?」
雫を降ろした隼人は外骨格に主砲と小型VLSを装備している姿を剣子に見せる。
剣子「うんん、実は一回見たことあるよ!」
隼人「一回...死にかけていた時で?」
剣子「うん!そうだよ!」
隼人「ハハ、お恥ずかしい姿を見せてしまいましたね...」スッ...
隼人は、恥ずかしさで手を首に回していると...
時雨C「雫!!」
雫「!?お母さん!!」ダッ!!
時雨C「もう!!どこに行っていたんだ!!心配したじゃないか...」ギュ...
雫「ごめんなさい...勝手な事して...」
時雨C「...君が生きていれば他の事なんて気にならないよ...」
雫「...ごめんなさい」
娘と母親の再開にしんみりしているところに...
時雨A「う”え”え”え”え”え”え”え”え”え”え”じ”ん”ば”い”じ”で”だ”ど”お”お”お”お”お”お”お”お”お”!!!!!」
大泣きで獣耳が生えている子供が雫に抱きつく。
雫「うひゃ!?し、時雨姉さん!?」
時雨A「う”え”え”え”え”え”え”え”え”え”え”」
隼人「...(あれが、雫の母親...まだこどもじゃないか...)」
遠くから隼人は見ていると...
剣子「あ!そうだ、隼人君!これ...」スッ...
隼人「...む?これは...私の手帳とドッグタグ...返してくれるので?」
剣子「うん、君の事は色々と見せてもらったからね...もう返してもいいかなって思ってね」
隼人「そうですか...色々と見られたか...」ガシャ...
隼人は、少し面倒くさがりながら外骨格を外す。
剣子「にしても、すごい装備だね...これが、最新鋭の敵艦隊を葬った装備...」
隼人「...私の世界ではこの装備も陳腐化しかけていますけどね...」スッ...カチッ...
自分の装備の事を皮肉を言いながらドッグタグを付けていると...
天城A「...あなたが渡邉隼人ですか」
隼人「む?あなたは?」
赤城と話していた天城は隼人に話しかける。
天城A「私は天城と申します...以後お見知りおきを...」ペコッ...
隼人「これはどうもご丁寧に...私は、渡邉隼人と申します」ペコッ...
二人は自己紹介を軽く済ませる。
天城A「隼人様ですね?指揮官様から直接聞いております...なんでもこの世の住人ではないとか?」
隼人「...まぁ、間違いではないですね...それより、私に何か用で?」
天城A「...あまりここで話すのも少しあれですので、少し場所を変えませんか?」
隼人「...いいでしょう」
天城A「それでは提督室で話しましょう...」
剣子「え!?ちょっ...まだ、執務が終わってないんですけど...」
天城A「...徹夜でお願いします、私も手伝いますので」
剣子「ウソダドンドコドーン!!!」
剣子の尊い犠牲(睡眠時間)がこの場で確定しながらも3人は軍港から離れてそのまま提督室に向かう...
時雨C「...あれが、男のKAN-SEN...後で、お礼を言わないと...」
愛宕A「...(...あの男性がまさかねぇ...ふふふ面白くなってきたわ...)」
高雄A「...(まさか、青葉の噂が本当だとはな...後で少し話してみよう...)」
隼鷹C「あ...(隼人がいる...いつの間に帰ってきたんだろう?また一緒に遊べるかな?)」
彼女達が隼人を興味の目で見られている事を知らずに...
提督室
ガチャ...
天城A「どうぞお入りください」
隼人「失礼します...(ボロボロだな...)」
中に入ると少し焦げが付いている壁に所々に木の板がくっついていたりと部屋としての機能を失っていた。
剣子「アハハ...とりあえず木の板で補強しただけだからまだ中がボロボロなの...とりあえず座って!」サッサッ...
提督は、客人用のソファーについていた破片を払い隼人を座らせる。
隼人「ふぅ...それで? この私に何か聞いてもらい事とは?」
ソファに座った私は、手を組んで用件を聞く。
隼人「...(何を言い出すか分からん...ここは、高圧的な態度で主導権を握らせないよう気を付けないと...)」
隼人は、過去...と言うより前世でいいのだろうか?隼人は交渉人として何回もやっていた経験でわざと高圧的な態度で交渉に挑む。
天城C「聞いてもらいたいと言うより、お願いですけどね」
隼人「ほぉ...お願いですか...内容は?」
天城C「...指揮官様あの紙を」
剣子「はいはーい...はいこれ」ペラッ...
提督は一枚の薄い紙を隼人に渡す。
隼人「拝見します............これは...」
天城C「それは、契約書です」
隼人「契約書...フム...」
目の前にある紙にはこう書かれていた。
副提督契約書
この契約書は、各鎮守府の提督もしくは大本営の海軍元帥の判断によって貴官を臨時副提督とする。
貴官の戦果もしくは、提督の独断によって臨時から正式な副提督に昇進し階級は少尉から大佐にする。
契約期限は各鎮守府の判断に任せるとする。
なお、臨時指揮官には以下の条件で契約を可能とする。
1.14~30歳までとする。
2.健康的であること。
3.従軍経験があるもの、もしくは軍役に1年経験があるもの
この条件に不備があった場合直ちに大本営に報告せよ
責任者
大本営人事課
隼人「......(ちゃっかり名前書いてるし...)」
もはや、入ってくださいと言っているようなものだ...
隼人「......(...そもそも、この世界に当ては無いからな...ここを拠点として兄上と勇翔...それに、あの彼岸花の景色の場所を探せば行けるかも...)」
あの時見た夢の場所を探すための拠点として考えていると...
剣子「貴方の知識とその経験でこの日本...いいえ、この世界を救ってほしいの...お願いします!」
隼人「...知識と経験か(凛の言われた幸せの前に、少し地獄を歩くしかないか...よし)」
隼人「わかりました、この契約にサインして貴方の副提督として腕を振るって見せましょう!」
剣子「ホント!?やったあ!!!わーいわーい!!!やった天城さん!!」ぴょんぴょん!!
隼人が仲間になって剣子は幼い子供の様にはしゃぐ。
隼人「...ふふ」
剣子のはしゃぐ姿に私は少し頬をゆるんでしまうのだった...
隼人「ちなみに、給料は?」
剣子「0」
隼人「嘘ぉ...」
はい。
コロナワクチンを入れて腕が動かない小説素人書きです。
かっこいいすねぇ...(自画自賛)
海自編は一時止まってウマ娘の方を書きます。
空自は少しおまちください!
それでは!
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