陸自はドールズフロントライン、海自は艦これとアズールレーン、空自はアッシュアームズ三つの世界でバラバラになりながらでも生き残る   作:素人小説書き

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注意

この小説は、シリアスとギャグが少し入っています。
それがいやな方は、上にある矢印ボタンでブラウザバックを推奨します。
それでも、大丈夫な方はご覧ください。


第2話 戦場では一息必要、何故だかわかる?

廃町

 

崩れた家

 

蓮が目覚めた家に木のドアがゆっくりと開くと…

 

ガチャ…ギィ…

 

蓮「…」カチャ…

 

89式を構えた蓮が扉の裏を素早くクリアリングし死角になる場所に敵が居ないか確認する

 

蓮「…クリア」カチッ

 

誰もいない事を確認し安全装置をかける

 

蓮「…もう入って大丈夫だ416」

 

外で待機している416を呼び安全化した家に入らせる

 

ガチャ…

 

416「…」

 

扉を開けてゆっくり周りを見ながら入るのを確認した蓮は89式のバイポット使って床に置く

 

蓮「ふぅ…一息出来るな…(ペッペッ…ぼふっ)ふぃ~…」

 

軽くソファの埃を掃ってちょっと綺麗にしてから座る

 

蓮「質の良いソファだなこれフカフカ~」

 

416「…(なんか…話に聞いていた日本人とは姿が違う)」

 

 

純血の日本人

 

 

冷静沈着、孤立主義、そして優勢思想を謳う人種であると…

 

蓮「ふにゃ~~」

 

416「…」

 

全くそうに見えない、何ならアホみたいに見える

 

蓮「誰がアホだコラ」

 

416「一言も言ってないし、何で心を読んでいるのよ」

 

蓮「勘」

 

416「恐ろしいわね…」

 

蓮「まあアホなのはいいとして(良いんだ…)そんな所で突っ立ってないで椅子に座ったらどうだい?」

 

手当したとはいえ、浅くない傷を開かせたくない蓮は416を向かいにある一人用の椅子に指を指すが…

 

416「…いいえ、少し経ったら基地に戻るわ」

 

蓮「どうやって?」

 

416の言葉に疑問に思った蓮がどうやって帰るのか聞く

 

416「…ここから歩いて行くわ」

 

蓮「ふーむ…交戦地域がどこまでか知らんし、その基地がどこにあるか知らんけど本当に帰れるの?その装備で」

 

416「…」

 

蓮「弾もない負傷もしている仲間もいない、そしてあの敵は恐らくまだ他にも…いや、絶対大量にいるそんな状態でフラフラ歩いていたら頭ブチ抜かれるぜ?」

 

416「…貴方さっきの戦闘であの敵がどれ位いるのか分かったの…?」

 

経った一回だけ戦っただけで、敵の規模が予測出来た事に少し疑惑の目を向けると蓮が答える

 

蓮「…疑い深いな…俺の主観だがさっき戦った紫に統一された彼女たちだが、高性能で恐らく最高品質のサブマシンガンを二丁で扱っている点だ…普通のテロ組織や反政府ゲリラですらそんな運用はしない…普通の軍でもしないけども」

 

416「でしょうね」

 

蓮「それに、4人とも服装がきちんと揃えられている…服を統制して着させるのはまとまった組織じゃないと意外に難しい、しかも大きな組織じゃないとね」

 

416「…」

 

蓮「だから、一回の戦闘であいつらは組織で動いていてしかも、正規軍…いや、さすがに準軍事組織レベルかな…まぁ、ともかくそんな奴らがこの地域一帯を占領しているのが容易に想像できるって俺の考えよ…これで納得したか?416」

 

416「…」

 

最後まで彼の聞いた416

 

さっきまでのあほみたいな行動とは違い、鋭い観察眼に組織運用の知識…高度な戦術の知識が入っている事に驚きを隠せなかった

 

蓮「…おーい?大丈夫か?」

 

416「…大丈夫よ…少しびっくりしただけ」

 

蓮「え、何が?」

 

416「貴方の知識がかなりある事に驚いたのよ」

 

蓮「いやー、これ位二等兵ぐらいなら当たり前だぞ?お主軍人エアプか?」

 

416「何のマウントよそれ」

 

謎のマウントに思わずツッコミを入れる416

 

416「…とりあえずあなたの言った事は信用するわ…でも、私は基地に戻る」

 

蓮の言葉を信用した416だが、それでも仲間を助ける為に一度撤退して態勢を整えたい416は戻ると決めた

 

蓮「ふーん…」

 

416「…貴方には助けてもらった恩はある…でも、私は(仲間を助けたいんだろ?)…え?」

 

蓮「俺の無線機が偶然にも君とエクスキューショナーの会話をキャッチした…君が規約を入れ忘れてたお陰ですぐに周波数が分かったよ」カチャ…フリフリ

 

そう言って外しているチェストリグから無線機を取って416に見せる

 

416「…だから、私が危険な状況なのを把握して助けに来たのね」

 

蓮「そのとーり」

 

なぜ、あの時奇跡的なタイミングで蓮が助けたのかやっとわかった416だが…

 

416「……貴方そこまで知っているなら何で助けるの?無線傍受できるなら敵を回避してそのまま逃げれるのに…」

 

416と蓮は全くと言って良いほど赤の他人であり、たすける義理もなく逆に助けに向かえば下手したら戦死の可能性もあった

 

蓮「う~ん…そうだな~」

 

それでも彼が助けた理由はシンプルだった

 

蓮「悲惨な声をした女性を助けないってさ、めっちゃダサいしカッコ悪いじゃん?」

 

416「…ハァ!?貴方カッコ悪いって理由だけで私を助けたの!?」

 

蓮「そゆこと~」

 

416「…なんか、深く考えてた私が馬鹿らしいわね…ハァ」

 

蓮「お、ため息なんか吐いてどうした?生理か?(殴るわよ)スイマセン…」

 

おふざけが過ぎる蓮に握り拳を作り睨む416だが、気を遣っていたのが馬鹿らしくなったのか体の力が段々と抜き始めて行く

 

416「…なんか、阿保らしくなってきたわ…(サッサッ…ポフッ)…ふぅ」

 

蓮の理由に少し呆れた416は椅子の埃を掃ってそのまま深く座る

 

蓮「やっと座ってくれたな」

 

416「少し貴方に呆れただけよ…まぁ、その呆れた理由に助けられたのだけどね」ニコッ

 

呆れた理由でも命を懸けて助けてくれた蓮に416が微笑む

 

蓮「お、初めて微笑んでくれたな!」

 

416「…うれしそうね」

 

蓮「そりゃ、男は誰だって美人に微笑んでくれたら嬉しいさ…助けた甲斐もあるしね」

 

416「素直な人ね」

 

蓮「そうやって生きていたからね……しかし、日本は消えてんのかぁ…そうかぁ…」

 

治療している時に聞いた日本が消えた事

 

蓮「…」ギィ…

 

416「…(祖国が失う…帰る場所もなく、守るものも…ましてや蓮の様な兵士にはつらいでしょうね…)」

 

仲間が失っても誤って家族を裏切っても国家を守って来た蓮にとって、ただただ虚しさが…むなし…むな…

 

蓮「まあ、滅んだなら仕方ねぇか!」

 

416「えぇ!?」

 

全く虚しさも感じない所か

 

蓮「これで自由の身になれたし万々歳だな!」

 

416「…(唖然)」

 

ビックリするほどアホなのかそれとも、ただただ狂っているのか彼の言葉に416は唖然する

 

蓮「とは言え、さすがに兄弟達を探すのは諦めたくないな」

 

416「…貴方兄弟が居るの?」

 

蓮「うん、下に二人」

 

416「…どんな人か気になるわ」

 

蓮「隼人と勇翔って言うんだがな…ちょっと待てよ、確か写真が…」ゴソゴソ…

 

そう言って胸ポッケを探ると…

 

パサッ…

 

蓮「あっ!?」

 

416「!…(カサッ)これが…貴方の兄弟と…仲間?」

 

落とした写真を拾ってみると、部隊の集合写真だろうか蓮を中心に周りの仲間が笑顔で並んでいた

 

416「…第403大隊第一小隊」

 

写真の中にある横断幕に蓮の所属部隊が書かれていた

 

416「…貴方の部隊なの?」

 

蓮「…あぁ、正式名 中部方面第一師団第一普通科連隊第403大隊 …選りすぐりを集めた歩兵大隊さ…そして俺の左右にいるのが兄弟だ」

 

416「…似ているわね」

 

蓮の左右にいる仲間の顔を見て見ると顔が瓜二つだった

 

蓮「性格は似てねぇけどな」

 

416「…今もこの部隊に?」

 

少し蓮の部隊が気になった416は深く聞くと少し悲しそうな顔をしながら答える

 

蓮「いや、終戦後大隊は解体された」

 

416「なぜ?」

 

蓮「武器の損耗、人員の損耗が激しくてな…1000名いた部隊が終戦後にはもう23名しかいなかったのさ」

 

416「23名…そんなに…」

 

部隊が損耗する事は何もおかしくはない…

 

だが、軍の世界では部隊の3割を失えば全滅、5割で壊滅となり普通は補充等などで再度部隊として動かすのだが…

 

蓮の部隊の場合はほぼ殲滅に近い状態であり、普通はそこまでの状態になる事はほぼあり得ない

 

蓮「流石に開戦当初から終戦まで先兵として常に攻勢していたのが不味かったからな…補給が追い付かなかったほど前に出過ぎたのも問題だったしな」

 

416「いくら補給がままならないとはいえ、そこまでの損耗は聞いたことが無いわよ…」

 

蓮「…普通だったらそうだな」

 

416「…一体何があったの?」

 

日本軍の歩兵部隊壊滅の秘話…興味が湧く416が深く聞こうとするが…

 

蓮「さぁ?なーにがあったのだろうね」

 

あまり話したくは無いのかはぐらかす

 

416「むぅ…」

 

蓮「まぁ、もし生き残ったら少しは話してやるよ」

 

416「話してはくれるのね」

 

何だかんだ教えてはくれる、そんな蓮の優しさを感じた所で本題に戻る

 

蓮「とりあえず、あんたのお仲間さん…確か、えーっと…G3か?」

 

416「そうよ」

 

蓮「よぉし、じゃあまず情報の整理としてこの場所の詳細を教えてくれ、地形が分かれば何処に囚われているのか予測しやすいはずだ……地図とか持ってる?」

 

416「ええ、あるわよ」ガサゴソ…

 

腰にあるポーチに手を入れるとフィルムで防水処理をした地図を取り出す

 

蓮「ちょっと見してくれ…」

 

416「ん」スッ…

 

416から地図を受け取って見てみると…

 

蓮「……ロシア語か」

 

キリル文字で埋め尽くされた地図にぼそっと呟く

 

416「読める?」

 

蓮「ああ、外国語は結構覚えてるぞロシア·中国·韓国·北朝鮮·モンゴル·ドイツ·ポーランド·アラビア·英語…大体は行けるぞ」

 

416「…よく覚えたわね」

 

蓮「まぁ、第3次世界大戦の時にゃいろんな軍と関りがあったしな、それくらいはしないと…しかし、驚いたな」

 

416「?」

 

蓮「セヴァストポリ…ここがクリミアだとは思わんかったな」

 

地図の端に書かれた都市の名前Севастополь

 

そこはクリミアの端に位置する有名な都市の名前だった

 

蓮「…綺麗な都市がものの見事に破壊されているとは…やっぱ戦争はクソだな」

 

416「…今に始まった事ではないわよ蓮」

 

蓮「そうだにゃ~…ま、とりあえず地図で見た感じここが怪しいな」スッ…キュッ

 

懐から水性の赤ペンを取り出し地図のある所に丸を付ける

 

416「…市役所?」

 

印をつけた場所を見ると地図のど真ん中にある市役所にG3がいると睨んでいた

 

蓮「ああ、街のインフラを集中管理しているのは基本市役所がしている…通信網と街の電気を自由に取れればこの街を勝ったも同然だ」

 

416「遠距離に連絡できないのもそれが?」

 

蓮「ああ、多分近くにある遠距離通信を妨害する為に隣にある電波塔にちょっとした工作をしているかも知れん…ふーむ」

 

敵の動きがかなり洗練されていると感じ取る蓮はどうすれば仲間を助けられるか少し思考錯誤していると、416が声を上げる

 

416「…やっぱり、一度基地に戻って数をそろえた方が(ダメだ)…」

 

蓮の言葉を聞き不利な状況を脱したい416は撤退を提案するが蓮が遮って止める

 

蓮「その選択肢は絶対にダメだ」

 

416「なぜ?通信妨害も装備がない以上下手に動けばやられるのよ?」

 

蓮「…そうだ、その考えは正しい誰にでもそう考える」

 

416「なら…」

 

蓮「敵もそう考えている…あいつは撤退してまた来るだろう…なら待ち構えてもっと被害を増やそうってね」

 

416「!」

 

敵は動物ではなく人であり、思考も予測も出来る、そして、自分たちができる事はただ一つ

 

蓮「なら、俺らが出来るのは予想外の攻撃だ敵は君一人だけだと考えている武器も爆破物もないと思っている…なら意表をついて中から破壊する必要がある」

 

416「確かに理解はできる…だけど弾薬はあるの?敵の数は未知数よ?」

 

416の持っている銃の弾薬は無く継戦能力もほぼない

 

実質蓮だけしか戦えない状態

 

416「…(…命の恩人を一人で前線に出すわけにはいかない)」

 

そんな思いとは裏腹に弾薬問題はすぐに解決する

 

蓮「弾薬は問題ないぞ」

 

416「……え?なぜ?」

 

突然の事に困惑する416をよそに蓮はチェストリグからマガジンを一本抜く

 

蓮「これ」スッ…

 

416「…貴方のマガジンじゃない」

 

蓮「まぁまぁ、だまされたと思って使ってみなよ」

 

416「…(…まさか、彼の持っているマガジンが私の銃に使えるわけが)」スッ…

 

呆れならがらゆっくりと89式マガジンを自分の銃に差し込むと…

 

カチッ…

 

ハマった

 

416「……」スッ…

 

まさかと思いチャージングハンドルを引くと…

 

ガチャ!‼!

 

416「…」

 

5.56mmが異常なく装填される

 

蓮「ね?」ニッコリ

 

416「…ムカつくわね」

 

蓮「殴っちゃやーよ」

 

416「殴らないわよ…でも、使えるのはいいけどあなたの弾薬も…」

 

蓮が持っている弾薬を半分もらえばその分、戦いづらいと考えた416は心配するが…

 

蓮「俺は二つあれば十分だ」

 

416「…それで足りるの?」

 

蓮「俺には十分すぎるよ」

 

416「…本当に?」

 

蓮「ハハッ!なんだ?心配か?」

 

416「…」

 

蓮「…ハァ」

 

416「…(何でため息を?)」

 

蓮「…416、一つだけ忠告だ」

 

呆れたようにため息をついた蓮は顔を上げ今までとは全く違う目で416に言う

 

蓮「俺は兵士だ、民間人でも劣悪な訓練を受けた少年兵でもない、生き残る為仲間を守る為に訓練された兵士だ」

 

416「…」

 

初めて見る彼の目の奥には、暗く深い闇と数々の死線を乗り越えた強い精神が見える

 

416「…(これが、彼の本性?)」

 

今までとは違う、深く落ちた目とさっきよりも深く大きく見える古傷が彼の言葉の重みを増していく

 

蓮「心配する気持ちはありがたいが、そこは…まぁ、なんだ会っても間もないが仲間として信用をしてくれ…な?」

 

416「……分かった、信用する」

 

信用してくれと言う蓮の目に416は彼を仲間として信用し分かったと返事した

 

蓮「よし、じゃあ(だけど)んぇ?」

 

416「仲間なら一人で全て背負うなんて思わないで」

 

そして、仲間ならばともに歩む事を蓮にハッキリと強い意志で蓮に伝える

 

蓮「!?……あっはっはっはっ!!!」

 

416の言葉を聞いた瞬間一瞬驚いたあと大声で笑いだした

 

416「なによ!?私おかしな事言った!?」

 

蓮「いやいやいや…俺の仲間に同じ事言った女がいてな?あまりにもそっくりな事言うもんでなぁ!あっはっはっ!!」

 

416「…どんな人なの?」

 

蓮「あぁ?ああ…そいつは…」

 

とても愉快な人だった…とても明るい女だった…と言う記憶がある…

 

蓮「……分からない」

 

何度も一緒に死線を潜り抜けた…

 

416「…え?」

 

何度も助けられた記憶も…

 

蓮「……記憶がない」

 

だけど、顔も分からないだが、一つだけわかるのはそいつは…

 

一番信頼できた相棒だった、ただそれだけ




はい。
少し専門用語が多いので解説を入れました。
分かりやすいかな?
ちなみに、タイトルはドルフロ風に書きました。
次回もがんばります。

お気に入りコメント良く分からないここ好きもお願いします。


※2025年5月2日ブラッシュアップし修正しました。

何処のジャンルから来ました?

  • 艦これ
  • アズレン
  • アッシュアームズ
  • 艦こレーン
  • ドールズフロントライン
  • たまたま
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