陸自はドールズフロントライン、海自は艦これとアズールレーン、空自はアッシュアームズ三つの世界でバラバラになりながらでも生き残る   作:素人小説書き

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注意

この小説は、シリアスとギャグが少し入っています。
それが、いやな方は、上にある矢印ボタンでブラウザバックを推奨します。
この世界はアズールレーンと艦これが入っているため人物が分かりやすいようにアズールレーンはA 艦これはCと表記します。
それでも、大丈夫な方はご覧ください。


3-2 万能なる才能

呉鎮守府

 

弓道場

 

隼人「…」ギギギッ…

 

色んな鎮守府内を剣子と一緒に回った隼人は弓道場で赤城達に見られながらも弓を引いていた。

 

赤城C「おっ、中々筋がいいですね」

 

加賀C「確かに、悪くないですね普通の人なら満足に引けないのに」

 

隼人「……」パッ

 

上着を脱いで息を乱さずに狙いを定めて矢を放つ。

 

パシュッ!!

 

カンッ!!!

 

飛んで行った矢は綺麗な線を描いて的に命中する。

 

剣子「おお!!当たった!!凄い凄い!!」

 

赤城達と一緒に見ていた提督が興奮する。

 

隼人「ふぅ…久々でしたので少しずれてしまいましたね…ありがとうございます赤城さん新品を使わせてもらって…」スッ…

 

赤城C「いえいえ、構いませんよ…それにしても弓道の道を少し知っているとは…御見それいたしました」

 

隼人「いやいや…買いかぶりすぎですよ、私なんか見よう見まねでやっただけです…」

 

赤城C「それでも、中々見事な物ですよ…そう言えば、少し歩き疲れているでしょう?ちょうど奥にお茶を準備してますので、少し足を止めて一休みしていきませんか?」

 

剣子「そうだね…少し隼人君も疲れてるし…一休みしょうか?」

 

隼人「…そうしましょうか」

 

疲れていないが、せっかくだし甘える事としよう。

 

赤城C「では、こちらに…」スッ…

 

赤城Cが襖を開けて提督と隼人を入れると…先客がいた。

 

剣子「あっ!朝日ちゃん!こんにちわ~」

 

朝日「こんにちは提督と…副提督さん」

 

隼人「こんにちは」

 

入った茶室に丸いテーブルで正座しながら学問に励んでいる高校生ぐらいの女性がいた。

 

赤城C「それでは、お茶を持ってきますので少しお待ちください…」

 

隼人「分かりました」

 

赤城と加賀は奥の襖に入ってお茶を準備する。

 

剣子「勉強してるのー?」

 

朝日「はい、数学の勉強を」

 

剣子「へー…数学は苦手だったなー頭パンクしそうだったし…うへぇ…久しぶりに教科書見たけど全然わかんない…」

 

チラッとテーブルに置いてある教科書を除くといやな顔をする。

 

隼人「…専門学校(そう言えば、この世界は戦前前の昭和だから今で言う高校と言う名前が無いんだっけ…)」

 

今では、小学校、中学校、高校と言う名前だが、戦前の呼び方は順番に国民学校初等科、国民学校高等科、専門学校などである。

 

ちなみに国民学校高等科、専門学校以外にも名前はある。

 

剣子「隼人君は、大学まで行ったことがあるの?」

 

隼人「大学…僕は、中学卒業した後すぐに入隊したから実質中卒ですね」

 

剣子「へー…意外だね?てっきり大学まで行ってるかと思ったけど…」

 

隼人「ハハ…親に期待されていると意外に慌てるものですからね」

 

剣子「学力とか大丈夫だったの?」

 

隼人「まぁ、一応勉強はしっかりとやってはいますので業務の支障はありません」

 

一応大学レベルまで勉強しているので問題ない…多分。

 

朝日「…(彼が、お母さんを助けてくれた男性…見た目そんな風に見えない…だけど…)」

 

じっと隼人を見ていると何かが見える…背後に何かが見える黒い何かが…

 

隼人「? 私に何か?」

 

朝日「いいえ、何もありません…そう言えば、名前を言ってませんでしたね私は、常磐 朝日(ときあ あさひ)と言います」

 

隼人「朝日さんですか、いいお名前ですね、あ、私の名前は渡邉 隼人と言います、以後よろしくお願いします」

 

2人が自分の名前を教えると赤城Cと加賀Cがお茶と菓子を持ってきた。

 

赤城C「朝日ちゃん、少し休憩してお茶でもどうですか?」

 

朝日「赤城お姉さん…でも、まだ3枚しか…」

 

加賀C「3枚でも、十分ですよ…無理にやれば頭に入りませんから一休みして、またやればいいですよ」

 

朝日「…わかりました、私も少し休憩します」パタン…トントン…

 

母の言葉に納得した朝日は、前にある教科書とノートをしまう。

 

剣子「いや~、いい子だねぇ~流石加賀さんの子だねぇ~」ズズッ…

 

お茶を飲みながらも朝日の勉強に対する姿勢に感心していた。

 

加賀C「私は特に何もしていません…基本教えるのは弓道と戦場の知識のみで、学問に関しては夫が教えてもらってます」

 

隼人「ん?加賀さんは結婚をしているので?」

 

謙遜な加賀が自分役割をしているだけと言っていると気になる言葉に私は話を止めて加賀に聞く。

 

剣子「あれ?言ってなかったけ?加賀さんは結婚しているんだよ!」

 

隼人「へぇ…」チラッ…

 

提督の言葉を聞いた瞬間チラッと左手の薬指を見ると…

 

キラン…

 

付けている指輪がキランと光った。

 

隼人「そうだったのですか…知らないとは言え失礼なことを聞いてしまって…」

 

加賀C「いいえ、大丈夫ですよ悪意で聞いたわけではないのでしょう?」

 

隼人「もちろん」

 

加賀C「なら、問題ありません…」ススッ…パクッ

 

おついている加賀はお茶をゆっくり飲んで饅頭を一口入れる。

 

赤城C「にしても昨日の戦闘は助かりましたよ、隼人さん貴方の助けが無ければどうなっていたか…」

 

少し間が入って赤城が昨日の事を離す。

 

隼人「昨日は奇跡的に無線が反応しましたからね、あれが無かったらいくら私でも助けれなかったですよ」

 

あの時レーダーはたまたま射程圏外だっため無線が反応が無かったら全く気付かなかったので、実は運が良かった。

 

赤城C「そうだったのですか…意外に死ぬ気で無線を入れるものですね…そう言えば、気になっていたのですが」ズズッ…

 

隼人「何でしょう?」

 

赤城C「提督から改めて隼人さんの事聞きましたが…ご兄弟とかいらっしゃるのですか?」

 

隼人「…それを聞いてどうするのですか?」

 

赤城C「いいえ?ただ単に気になっただけですよ」

 

あまり答える気はないがまあいいか…

 

隼人「…上に一人下に一人います」

 

加賀C「次男坊なのですね」

 

隼人「ええ、少々苦労する場所ですね」

 

本当あの場所ほど苦労する場所はない…

 

朝日「…次男だと苦労するのですか」

 

隼人「ええ、少しですがね…そう言えば、一緒にいるもう一人の赤城さんと加賀さんはどこに?」

 

あまり兄弟の話をしたくないので話題を逸らしてもう一人の赤城と加賀さんの事を聞く。

 

赤城C「ああ、二人なら今戦艦の方の天城さんと一緒に将棋しているかと…」

 

隼人「はぁ…何故に?」

 

赤城C「プライベートの時間と言う物ですよ…今頃もう一人の加賀さんが王手一歩手前で頭を抱えている頃ですかね」ズズッ…

 

 

 

加賀A「…ここだ!!」パチッ!!

 

天城A「王手」パチッ…

 

加賀A「ええ!?まっ、待った!!」

 

天城A「待ったは無しですよ♪」

 

加賀A「グッ…参りました…」

 

赤城A「何で、将軍以外取られているのに考え込んでたのよ…」

 

 

 

加賀C「あちらの天城さんは中々の知将ですからね…たまに相手しますけど勝てないですね」

 

剣子「そうだよねぇ~天城さん手加減を知らないからすーぐ王手取っちゃうもん…強すぎるよ~」

 

朝日「お友達も皆天城さんに勝負したけどボロボロだった…天城さんの笑顔が怖い…」

 

赤城C「笑顔より切れた時の方が私的には一番怖いですけどね…」

 

隼人「ほぉ~…(私も一度お手合わせしてみようかな…)」ズズッ…

 

暇つぶしに天城とお手合わせしようと考えていると…

 

赤城C「お二人とも、この後どこかに向かうのですか?」

 

赤城がこの後の事を聞く。

 

剣子「この後?この後はねー…道場と娯楽室に行こうかなって思ってるよ」

 

赤城C「道場ですか…ちょうど今試合しているので迫力があると思いますよ」

 

剣子「そうなの?じゃあ、お茶ももらったし道場に行こうか!」スッ…

 

隼人「分かりました…お茶美味しかったです」スッ…

 

2人は飲んだ湯呑を置いて立ち上がり襖を開けて部屋を出る。

 

赤城C「また来てくださいね」

 

隼人「はい、また来ますそれでは」スッ…

 

パタン…

 

最後に出た隼人が静かに襖を閉じる。

 

朝日「…不思議な人でしたねお母さん」

 

加賀C「ええ、そうね」ズズッ…

 

娘の言葉に同感しながらもお茶を飲む。

 

赤城C「中々不思議な魅力を感じますよね…ふぅ…さて、私達ももう少ししたら稽古の続きをしましょうか」

 

加賀C「そうしましょう…朝日は?」

 

朝日「少し勉強したら稽古します」

 

加賀C「分かった…慌てずにやってね?」

 

朝日「もちろんですお母さん」

 

赤城C「ホントいい子ですねぇ~」ホンワカ…

 

加賀と朝日の会話にホンワカする赤城だった…

 

 

剣子「それじゃあ、さっき言った道場に行こうか!」

 

隼人「分かりました…いったいどんな場所ですか?」

 

剣子「う~ん、基本的に試合ばかりで稽古とかはあまりしてないんだよね」

 

隼人「自主でやっているって事ですか?」

 

剣子「そゆこと、まぁ、取りあえず聞くより見たほうがいいよ!」

 

隼人「そうですね、では案内をお願いします」

 

剣子「もちろんさ!よーし!機関全速だー!!」

 

気分がいい提督にのんびりと後ろに付いて行く…

 

 

 

稽古場

 

木造の大きな部屋に二人の剣士が試合をしていた。

 

雫「フッ!!」バヒュ!!

 

二刀流で扱う時雨の娘は左手に持っている木刀を瑞鶴の横っ腹に向けて振る。

 

瑞鶴A「おっ!随分早くなったね!だけど…よっ!!」サッ!!

 

雫の振る速さに少し驚きながらも木刀で防御して弾く。

 

カンッ!!

 

雫「わっ!?」フラッ…

 

弾かれた反動が大きかったのか少しふらついて隙を見せてしまう。

 

瑞鶴A「まだまだ踏み込みが足りないよ!!」バッ!!

 

そのすきを逃さない瑞鶴は踏み込んで雫の懐に入ろうとするが…

 

雫「ぐっ…ふんぬっ!!」ダンッ!!!バッ!!

 

ふらついている雫は、無理やり足を踏み込んで右手の木刀を上から振り落とす。

 

瑞鶴A「おお!!物凄い粘り強さ!!こんなに成長するなんて嬉しいよ!!」サッ!!ビュオ!!

 

雫「うわっ!?」

 

雫の成長に感動しながら上から振り落とした木刀を低姿勢にして横に避けて持っている木刀でカウンターをかけて下から振り上げる。

 

ピタッ…

 

雫「ま、参りました…」

 

あたる直前に瑞鶴は止めて決着がつき雫が降参する。

 

翔鶴A「お疲れ様、はいこれ」スッ…

 

瑞鶴A「ありがとう翔鶴姉!」フキフキ…

 

伊勢C「いやぁ…相変わらず早いねぇ~全然見えなかったよー」

 

日向A「本当スピードは呉一番だねぇ…怖いものだよ」

 

試合が終わって端っこで見ていた仲間たちが二人に近づいていろんな意見を言う。

 

真田「ん」

 

雫「ありがとう真田さん!」フキフキ…

 

真田「前より強かった…昨日勝手に赤城さんのところ行ってたけど…あの時何かあったの?」

 

雫「…実は不思議な人に会ってね、その人に稽古に付き合ってもらったんだ」

 

真田「へー…どれくらい強いの?」

 

雫「分かんない」

 

真田「え?」

 

雫「本気を受けてもらってないから憶測でしか判断できないんだ…」

 

伊勢A「へぇ、強い雫に付いて行けるほどの者か…気になるな」

 

日向C「意外に侮れない人物かもな…」

 

一体どれくらい強いのか頭の中で予測していると…

 

剣子「失礼しまーす!!」ピシャ!!

 

突然入り口の襖が勢いよく開いて元気な提督が入ってくる。

 

雫「あっ、提督さん!こんにちは!」

 

剣子「こんにちはー、今日も元気だねー!今試合が終わったの?」

 

雫「はい!瑞鶴師匠にまた負けたけど、今日は今までよりも良くなった気がするんです!!」

 

剣子「ふふ、精が出て関心関心!!」

 

雫の貪欲な姿勢に感心していると、隼人が顔を出す。

 

隼人「ほぉ…ここが、道場か…ん?あれ、雫さん?」

 

雫「あ!?隼人さん!?何でここに!?」

 

隼人が副提督になった事を知らない雫は隼人がここにいる事に驚いてしまう。

 

隼人「実は、ここの副指揮官になりましてね…しばらくここで働く事になりました」

 

雫「そ、そうだったんだ……!!じゃあ、いつでも稽古の相手にしてくれるんですか!?」

 

隼人「時間と都合があればいつでもお相手いたしますよ」

 

雫「そうなの!!やった!!また、隼人さんと剣が交える!!」ニコニコ

 

副提督になったのでいつでも稽古の相手を受けれる雫は嬉しそうにニコニコしていると…

 

時雨C「…君が雫の言っていた命の恩人ですか?」

 

向こうから中学生ぐらいの身長の女の子が話しかけて近づいてきた。

 

隼人「む?貴方は?」

 

時雨C「雫の母、時雨だ…昨日は雫を助けてくれてありがとう…」

 

驚いた…外見は中学生なのに子を持つ親なのか…

 

隼人「いえいえ、私はただ助けれる命を助けただけに過ぎません…怪物3匹を切り殺すぐらい簡単ですよ」

 

少し驚きながらもと時雨の感謝の言葉に自分は謙遜する。

 

時雨C「あはは!雫の言う通り誠実で真面目な人だね…ちなみに、雫を鍛えてくれたのも君が?」

 

隼人「いいえ?稽古には付き合いましたが、特に助言などはしていませんね」

 

時雨C「おや?そうなのかい?今日の試合を見てみたけど前と明らかに違う動きをしていたけど?」

 

隼人「ふーむ…私には良く分からないですね…何せ、教えた側でないので前の状況を全く知らないですし…」

 

時雨C「確かに…知らない事だったね…ごめんね急に変なこと聞いて…」

 

隼人「いいえ、子の変化に気になってしまうのは親の特権ですので構いませんよ」

 

時雨C「…ハハッ!!面白いことを言ってくれるね!」

 

隼人「? 私何か変なこと言いました?」

 

突然笑いだすので隼人が困惑してしまう。

 

時雨C「いいや!ごく普通の言葉で安心したのさ」

 

隼人「? そうですか?安心ならいいのですが…」

 

頭に?が出ながらも納得させると時雨が一言提案する。

 

時雨C「そう言えば、この道場に来たんだから一試合どうだい?」

 

隼人「私がですか?」

 

時雨C「うん、3体の深海棲艦のエリートを倒したほどの実力を知りたいからね」

 

雫から聞いた事が気になる時雨は、隼人の実力がどのくらいあるか知る為に一試合提案する。

 

隼人「私はいいですが…提督、よろしいですか?」

 

提督「ええよ!」グッ!!

 

ニッコリと親指を出す。

 

時雨C「決まりだね…さて…誰を相手させようかな…」チラッ

 

隼人の相手は誰にしようか悩むと…

 

瑞鶴A「時雨さん、私が相手になりましょうか?」

 

タオルを翔鶴に返した瑞鶴が時雨に相手になると名乗り出る。

 

時雨C「いいのか?雫の相手したのに?」

 

瑞鶴A「問題ありません!休憩も終えてますし…それに、彼がエリートを倒したと言われる実力を知りたいですし!」

 

どれだけ力があるか知りたい瑞鶴は隼人と勝負してみたかった。

 

時雨C「…それほど、やりたいならいいかな…じゃあ、試合する前に武器はどうするんだい?」

 

隼人「武器?」

 

時雨C「ここの試合は特別ルールとして飛び道具以外は好きに使って試合してもいいんだ」

 

隼人「ほぉ…面白いですね…貴方はどんな武器で?」

 

瑞鶴がどんな武器を使うか隼人は聞くと持っていた木刀を隼人に見せる。

 

瑞鶴A「私はこれです!」

 

隼人「太刀サイズの木刀…」

 

瑞鶴A「これくらいの大きさの真剣を使ってるので一番馴染んでいるんですよ!」

 

戦場や訓練に刀を使っている瑞鶴は馴染んでいる木刀を選ぶ。

 

隼人「馴染んでいる…なら、私も馴染んだものを使うとしましょう…」

 

自分の馴染んだ武器…どこだ?…あった

 

隼人「雫さん」

 

雫「はい?何ですか?」

 

隼人「その左手に持っている小さな木刀を貸していただけないでしょうか?」

 

雫「もちろんいいですけど…勝てるのですか?」スッ…

 

左手に持っている短い脇差を隼人に渡す雫は心配する。

 

隼人「おや?物の大きさで勝敗を判断するのですか?」

 

雫「いや、そう言う訳じゃないけど…」

 

隼人「大丈夫です、これの扱いなら三兄弟の中で一番扱えているのです、問題ありませんよ」ヌギヌギ…

 

上着を脱いで身軽な状態にした隼人は雫に問題ないと言って上着を脱いだ状態で試合に挑む。

 

隼人「久しぶりに、本性出すか…」

 

時雨C「それじゃあ、二人とも準備はいいかい?」

 

瑞鶴A「行けます!!」スッ…

 

木刀を構えている瑞鶴は準備が出来ており隼人のほうを向くと…

 

隼人「オンアビラウンケンソワカ…オンチラチラヤソワカ…」

 

何か念仏を唱えており少し待つと…

 

隼人「…ふぅ…じゃあ、いっちょ始めるか…」スッ…

 

雫「?(あれ?なんか雰囲気が変わった?)」

 

唱え終わった隼人の顔を見るといつもとは違った顔つきと話し方になっていた。

 

時雨C「それじゃあ、試合開始!」バッ!!

 

2人の準備か終えたのを確認した時雨は手を振り落として開始の合図を出した。

 

瑞鶴A「…」ググッ…

 

隼人「…」

 

瑞鶴A「あれ?来ないの?」

 

隼人から先手を打つかと思った瑞鶴はいつでも防いでカウンターを仕掛けようとしたが全く来なかった。

 

隼人「……いいのか?」

 

瑞鶴A「うん、最初の初動を見てみてみたいからね」

 

一発はどんな動きをするのか気になる瑞鶴は先手を隼人に譲る。

 

隼人「いいだろう…ただし、一言忠告するぞ?」

 

瑞鶴A「何?」

 

隼人「目、逸らすなよ?」スッ…トッ…

 

忠告した俺は、脇差を両手に持ちそのまま体を低姿勢にして狙いを瑞鶴の腹につける。

 

そして狙いを定めたら後は少し体を傾ける。

 

雫「…(一体どうやってあの差を縮めるつもりなの?)」

 

隼人の姿勢が気になった次の瞬間。

 

隼人「…フッ」シュバッ!!

 

瑞鶴A「なっ!?」

 

雫「え!?」

 

なんと、隼人が一瞬消えたかと思えばいつの間にか瑞鶴の目の前まで接近した。

 

隼人「阿呆が…目を逸らすなと親切に言ったろう」

 

瑞鶴A「いつの間に!?」

 

隼人「遅い」グッ…

 

そのまま下から腹を刺そうとするが…

 

瑞鶴A「あっぶな!?」バッ!!!

 

ビュオッ!!

 

瑞鶴が驚きながら慌てて後ろに下がる。

 

隼人「む?避けられたな…」

 

瑞鶴A「…(速い…脇差の振った時の音もおかしい…この人…強い…)」サッ…

 

隼人「お、本気になってくれたな」ニコッ

 

試合を始めてから瑞鶴が本気で勝負しないと感じ取っていたのか本気になった瑞鶴に向かって不気味な笑顔を見せる。

 

瑞鶴A「本気で行かないと殺されそうな気がしてね!だから、全力を出すよ…覚悟しろ」スッ…

 

隼人「戯言はいいからとっととかかって来い、その流儀踏みつぶしてくれる…」サッ…

 

左手で脇差を逆手に持ち右手を膝に添える。

 

雫「あの構え何?見た事も無い…」

 

真田「…あっ、あの構え本で見たことある…」

 

隼人の見たことない構えに困惑すると、隣で一緒に見ていた真田が隼人の構えに見覚えがあった。

 

真田「極意小太刀術…室町時代中期の技…小太刀を中心的に扱う剣術です…」

 

雫「極意小太刀術…隼人さんはそんな術を会得しているの…」

 

隼人の数知れない才能に恐れおののいていると…

 

瑞鶴A「ハッ!!」バッ!!

 

本気を出した瑞鶴が先に仕掛け隼人に向かって突撃する。

 

隼人「真っ直ぐだな…」サッ…

 

瑞鶴A「そこ!!」ブン!!

 

少し構えを変えて瑞鶴の振り落としを脇差で受け止める。

 

ガァン!!!

 

木刀がぶつかり合うが普通の音ではなかった。

 

瑞鶴A「なっ!?つ、強い…」グググッ!!!

 

隼人の脇差を上から押さえつけるが、びくともしない。

 

隼人「ふむ…かなりの怪力だな…だけど、少し力が入りすぎだぞ?」クルッ…

 

力の入っている瑞鶴の木刀を上手く受け流して木刀の先を床に落とす。

 

瑞鶴「うわっ!?」ガンッ!!

 

隼人「決まりだな」サッ…

 

トスッ…

 

崩れた姿勢になっている瑞鶴に木刀の脇差を首に当てる。

 

瑞鶴「…参りました」

 

時雨C「そこまでだよ」

 

瑞鶴が降参したので時雨が試合を終了する。

 

隼人「…ふぅ…見事な剣筋でした…」スッ…

 

元に戻った隼人は試合した瑞鶴に握手を求める。

 

瑞鶴A「正直そのセリフは私の方なんだけどね~…でも、まぁ、まだまだ私も鍛錬が足りないと痛感しましたよ…後、私の名前は瑞鶴と言います、これからよろしくお願いしますね副提督!」ギュ!

 

隼人「ええ、よろしくお願いしますね瑞鶴さん」

 

2人仲良く握手して満足に試合を終わらせるのだった…




はい。

流石に、何もなく大鳳に会うのは違和感があるので少々幕間のようなものを入れました。

剣術とか動画で見てみたけどあれほどの動きをどうしたら出来るのか不思議な感じしますね…

次回は、大鳳との会話です。

それではまた。

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