陸自はドールズフロントライン、海自は艦これとアズールレーン、空自はアッシュアームズ三つの世界でバラバラになりながらでも生き残る   作:素人小説書き

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この作品はアッシュアームズを元ネタに構成されています(例外あり)

もし、元ネタを知らない方は
Google先生にアッシュアームズをぶち込んで検索するように。

もう知っている方はどうぞ。

検索して一応なんとなくわかった方もご視聴ください。


Act.18 あなたと私は同じ

???

 

雷電「…」

 

「起きて」

 

雷電「…んん」

 

「起きるんだ」

 

雷電「……ん…あれ…この声…勇翔」パチッ…

 

勇翔の声が聞こえ眠っていた雷電が目を覚ますと…

 

雷電「……ここは?」ムクッ…

 

体を起こすと少し大きなテントの中にいた

 

雷電「…あれ?これ…いつもの服じゃない…」チラッ…

 

体に違和感を感じ見て見ると緑色の迷彩服を着ていた

 

雷電「……(ワイワイ!!)…!」ムクッ…

 

外からにぎやかな声が聞こえ雷電は体を起こしてテントを開ける

 

雷電「…」

 

蓮「にゃははははは!!!いいぞ~!もっと高い高いしてやるぞー!!」

 

子供「わーい!!」

 

隼人「大丈夫か?」

 

捕虜「あぁ…すまない…」

 

隼人「構わないよ」

 

子供「おじちゃんおじちゃん!!一緒にご飯食べよー!!」

 

竜「ハハハ、構わないぞ!」

 

自衛官「すみません桜さん…」

 

桜「問題ないっす!!それよりほら!もっと資材を運ぶっすよ!」

 

自衛官「はい!」

 

健三「フッ…フッ…車いす運ぶの大変だな…」タタタタタタ…

 

玄「ふぅ~ん~…今日もいい天k(ゴギィィ!!)ギャアアアアアア!!!脛がアアアアアアアアアア!!!」

 

健三「あ、大丈夫?」

 

玄「大丈夫なわけねぇだろくそがああああああああああああ!!!!!!!」

 

雷電「…」

 

どこかの前哨基地なのだろうか?

 

そこには、緑色の軍服を着た軍人と白に近い迷彩を着た軍人に民間人がたくさんいた

 

雷電「…ここは一体…(お?もう起きたのか?)!?」バッ!!

 

聞き覚えのある声に慌てて顔を向けると…

 

勇翔「おはよう凜…どうした?そんな顔して?なんか変な夢でも見てたのか?」

 

雷電「勇翔…君?」

 

勇翔「?どうしたんだ?」

 

雷電「い、いや…何でも…」

 

勇翔「???」

 

雷電「…(いつもの勇翔君じゃない…)」

 

いつもの灰色の制服でもパイロットスーツでもない

 

そして、いつも暗く悲しい目ではなく明るく優しい目をしており

 

緑色の軍服を着ている勇翔だった

 

雷電「…(そういえば、勇翔君って確か元陸軍の人だって…じゃあ、これって彼女の記憶かなにかな?)」

 

なぜ、勇翔の彼女の記憶が雷電に変わっているのか考えていると…

 

勇翔「何考えているんだい?」

 

雷電「え…いや…なにも…」

 

勇翔「…まさか、昨日の作戦での疲れが残っているのかい?」

 

ずっと考え事をしている事に不思議と思った凜を心配する

 

雷電「え?…あぁ…多分そうかも…(まあ、夢なら何でもいいのかな?)」

 

考えるのもばからしくなった雷電はそのまま受け身で記憶を感じる事にした

 

勇翔「そうか…じゃあ、今日は上からの指示が無いし久しぶりに歩かないか?」

 

雷電「…うん…そうする」

 

凜がそういうと喜んだ勇翔は蓮に声をかける

 

勇翔「蓮兄さん!!」

 

蓮「おお!どうした!」

 

勇翔「少し凜と一緒に外歩いてきます!!」

 

蓮「おう!わかった!!ラブホに泊まって朝帰りしてくんなよ!!」

 

勇翔「ちゃんと帰って来るって!!」

 

蓮「ハハハ!!わかってるよ!よっと!」

 

子供「わー!!僕も肩車してー!!」

 

蓮「いいぞー!ほれ!」

 

子供「キャッ♪キャッ♪」

 

勇翔「はぁ…相変わらずだな…ごめんね凜」

 

雷電「ううん…大丈夫…それより、外歩こ」

 

勇翔「うん…」サッ…

 

雷電「…」ギュ…

 

何気なく手を出す勇翔に凜はギュッと手をつないで、歩いて行く

 

信「いやぁ~青春だなぁ~」

 

斎藤「そうっすねぇ~…いつ見ても甘々ですもんねぇ~」

 

二人の青春を見ていると…

 

信「それに比べてあの二人は…」チラッ…

 

ある二人を見る

 

蓮「お?どうしたん親父?」

 

隼人「何か問題でも?」

 

信「はぁ…安心できんなぁ~」

 

蓮·隼人「「?」」

 

何もわかってない二人に斎藤が教える

 

斎藤「彼女作ってほしいってことですよ大尉と中尉」

 

斎藤の言葉に二人の答えは…

 

蓮「やなこった」

 

隼人「この戦争が終わったら考えますよ」

 

斎藤「こいつら親不孝を知らなさすぎでしょ」

 

末っ子の違いを感じ取る斎藤だった…

 

 

 

 

 

 

上海の町

 

勇翔「5月なのに桜が咲いてるとはね」

 

雷電「うん…綺麗」

 

桜を挟んだ公園の道に一緒にのんびり歩く二人は綺麗に咲く桜に目を奪われながら話していた

 

勇翔「だね…また、みんなで本国に帰って花見したいね」

 

雷電「ここじゃダメなの?」

 

勇翔「う~ん…やっぱりここでやるより本国の方が一番かな…

生まれた土地の上で酔っ払って踊ってぶっ倒れた方が楽しいと僕は思うんだ…」

 

雷電「…」

 

勇翔「それに、結婚式上げるのも桜が咲いているときの方が見栄えがいいしね」

 

雷電「結婚?」ピタッ…

 

結婚の言葉に雷電は足を止める

 

勇翔「?どうした?」

 

雷電「……どんな式だっけ?」

 

勇翔「え?そりゃ…和婚でしょ?」

 

雷電「和婚…」

 

勇翔「うん…戦争が始まる前に和婚しようって決めたじゃないか」

 

雷電「…そうだったね…ごめん、すっかり忘れてた」

 

勇翔「はは、大丈夫だよ…最近は戦闘で忙しいしね…忘れるのも仕方ないさ…」

 

雷電「…うん……ふぁぁ…」

 

勇翔「まだ眠いのかい?」

 

雷電「…」コクコク…

 

ウトウトとしだす凜に勇翔はベンチに座る

 

勇翔「ほい」ポンポン

 

膝枕してくれるみたいだ

 

雷電「…」ポテッ…

 

凜はそのまま勇翔の膝枕に吸い込まれるように倒れる

 

勇翔「暗くなるまで、ぐっすりしてていいよ」

 

雷電「……」すぅ…すぅ…

 

勇翔「もう寝ちゃったか…」

 

雷電「……」すぴー…すぴー…

 

勇翔「……」チラッチラッ……

 

何かしたいのか周りを少し確認した勇翔はそのまま…

 

チュッ…

 

凛のほっぺにキスをする

 

勇翔「……めっちゃ恥ずかしいなこれ」

 

雷電「…えへへ」

 

勇翔「…喜んでるならいいか!」

 

やけくそに言いながらも満足する勇翔だった…

 

 

 

 

 

 

 

廃ホテル

 

古くもう誰も使われないホテルに珍しい客が来る

 

ギィ…

 

勇翔「…ここか」

 

雷電「スピー…」

 

勇翔「よく寝ますねほんと…」

 

白の制服を着た男と寝ているDOLLZ二人がホテルに入る

 

勇翔「……」チラッ…

 

静かなホテルのロビーに勇翔は何か違和感を感じた

 

勇翔「…何で電気が?」

 

廃墟になっているなら電気がついているのはおかしいと感じ警戒すると…

 

カラン…

 

勇翔「…」サッ…

 

何かの音が聞こえ懐からルガーを取り出す

 

勇翔「…」ススス…

 

ゆっくりと雷電を抱えながら進むと…

 

スッ…

 

勇翔「…白旗?」

 

ロビー真ん中の受付から白旗がひょこっと出ていた

 

勇翔「…誰だ」

 

…スッ

 

勇翔の脅しに従って出てきたのは…

 

銀「私ですよ、中尉」

 

403大隊の狙撃手、銀だった

 

勇翔「銀…やっぱり本物か…」

 

銀「それ以外何かありますか?」

 

勇翔「ただの声まねしている人かなって」

 

銀「そんな人がいたら神の名の下になぶり殺しにしてくれますよ」

 

勇翔「君ってカトリック信者のくせに、滅茶苦茶血生臭いよね」

 

銀の言葉に勇翔は相変わらずドン引きする

 

銀「すべては神の思し召しですよ」

 

勇翔「あそ…それで、何で目の前に?監視なら別に会う必要はないと思うが…」

 

銀「これを渡しに来たのですよ」スッ…

 

懐から出したのは…座標が書かれていた紙だった

 

勇翔「…これは一体…?」

 

銀「凜少尉から勇翔中尉に渡しておくように言われてますので」

 

勇翔「…そうか、ありがとう銀軍曹」スッ…

 

紙をもらった勇翔はポケットに入れる

 

銀「構いません…それと一つお聞きしてもよろしいですか?」

 

勇翔「なんだい?」

 

何の事なのか聞くととんでもない事を銀は聞く

 

銀「雷電さんとはどれくらい?」

 

勇翔「???」

 

銀の質問に勇翔は思考停止をする

 

銀「いや、そんな難しく言いましたっけ?…簡単に言いますと雷電さんとドスケベS(ピー)したのですか?」

 

勇翔「???」

 

突然のHな内容に混乱が起きる

 

銀「そこまで行ってないんですか?」

 

勇翔「え?はい?」

 

銀「驚きのあまり疑問形になってますよ?」

 

勇翔「…いや、そこまで行ってないていうか…そもそも僕雷電の彼氏じゃないんですけど…」

 

冷静になって勇翔は落ち着いて答えると…

 

銀「は?寝言は寝て言えよ朴念仁野郎殺すぞ?」

 

今までの行為をすべて見た銀がガチギレして暴言を吐く事態に

 

勇翔「一応僕中尉なんだけど…」

 

中尉の勇翔が軍曹の銀に暴言を吐かれると言う異常事態が発生した

 

銀「お前さ、あんだけアプローチされてんのにまだ付き合ってすらないとかさぁ…人間やめたら?」

 

勇翔「あの…僕そもそも凜という彼女がいて…」

 

銀「凜中尉は見守ってね(意味深)って言っているので付き合っても問題ないんだよゴミ」

 

勇翔「あ、あの…」

 

銀「というかお前さ、凜さんと付き合ってる時もそうだけどさ、めっちゃ消極的だよな?何?女舐めてんの?」

 

勇翔「ピェ…」

 

銀「アプローチしてきたらしっかり受け止めんかいゴラァ!!!」

 

勇翔「はい…あの…真摯に受け止めますはい…」

 

銀「あまり女おちょくってんとテメェの金玉切ったろうか?あぁ?」

 

勇翔「許して…許して…」

 

銀「だったら、今夜中に雷電ちゃんとS(ピー)しろやゴラァ!!!」

 

勇翔「はい…」

 

銀「ふぅ…まだまだ説教が足りませんが…今日の懺悔はこれくらいにしておきましょう…」

 

勇翔「ハイ・・・

 

年下のカトリック信者の銀にガチギレ説教をされ勇翔は完全に涙目になっていると…

 

「おい!急いで来い!!あいつはこの中に居るぞ!!」

 

勇翔「!追手か…」

 

勇翔を追っていたギャングの残党がホテルまで来ていた

 

銀「彼女を奥のスタッフルームに…その間ここで迎え撃ちます」ガチャン!!

 

持っていたM24をコッキングしてカウンターの裏に移動した銀は戦闘態勢を整える

 

勇翔「分かった!頼んだ銀!」タタタタ…

 

その間に勇翔は雷電を連れて裏口に入っていく

 

「おい!あいつ裏口に逃げたぞ!!」

 

銀「ふぅ…あなたは王たちに勝利を与え、そのしもべダビデを救われます。」カチッ

 

入り口を破って入ってきたギャングに狙いを定め撃つ

 

(パァン!!)「ゴフッ…」ドサッ…

 

「じゅ、銃だ!!隠れろ!!」サッ…

 

銀「…」ガチャン…カラン…

 

銀の存在に気付いたギャングは隠れるも…

 

「何かくれてんだ!!さっさと行け!!」

 

「まっ、待ってくれよ!!俺ナイフしか持ってないんだぞ!!」

 

兄貴分が下っ端を遮蔽物から追い出して突っ込ませる

 

銀「…主は大いなる神で、大いにほめたたえらるべきです。

その大いなることは測り知ることができません。」カチッ

 

「ま、まっt(パァン!!)」ドサッ…

 

銀「醜いですね」ガチャン…カラン…

 

倒れたギャングにぼそりと独り言を言う銀だった…

 

 

 

 

 

 

 

 

スタッフルーム

 

バンッ!!

 

勇翔「…」サッ…

 

ルガーを片手で持ってクリアリングをする

 

勇翔「いない…よし」サッ…

 

敵がいないのを確認してすぐに懐にルガーをしまう

 

勇翔「…とりあえずソファに寝かせよう」スッ…

 

雷電「…ん」

 

勇翔「…」

 

ソファに雷電を寝かせた勇翔は思う

 

勇翔「…(受け止めろか……てっきり死んだ後も恨んでると思ったけど…案外そんなこともないのかな…)」

 

銀の説教に思う所があった勇翔は雷電の顔を見ながら思うところを考えていると…

 

パァン!!

 

勇翔「!しまった…ぼーっとしている暇はなかったな」スッ…

 

銃声が聞こえ勇翔は慌ててルガーを取り出してスタッフルームから出ていく…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロビー

 

「うぐ…」バタッ…

 

銀「…」ガチャン…カラン…

 

4人ギャングを倒した銀は、最後の弾薬を排莢する

 

銀「…(切れたな…)」コトッ…スッ…

 

ボルトを開けたままM24を床に置きホルスターからP226を抜く

 

銀「ふぅ…」バッ!!

 

「で、出て来たぞ!!」

 

カウンター隠れていた銀はそのまま拳銃を持って突撃する

 

「お、女!?まさか、ボスからのs(パン!!)ガッ…」バタッ…

 

銀「かかってきなさい神の名の下に貴方達をリンボに送らせていただきます…AMEM」スッ…

 

「ま、待ってくれ!!お、俺はただ脅されて来ただk(パンパン)」ドサッ…

 

銀「なおの事、許されませんね…ルシファーに食われてください」

 

命乞いするギャングにも無慈悲に頭と心臓に鉛玉をぶち込みリンボに送っていく

 

「く、狂ってる…」

 

「おい!このままじゃあ全滅するぞ!」

 

「だ、大丈夫だ!もうすぐボスの装甲兵がこっちにきt(パンパン)ギャッ…」ドサッ…

 

銀「話している暇があれば、少しは抵抗したらどうですか?」

 

「こ、この…うおおおお!!!」

 

銀の挑発に乗ったギャングはそのまま銀に向かって突っ込むが…

 

銀「真っ直ぐすぎますよ」スッ…

 

「(パンパン)ぁ…」バタッ…

 

真っ直ぐ来るギャングに心臓と頭を撃ち抜く

 

「に、逃げなきゃ…逃げてボスにh(パン)」ドサッ…

 

勇翔「…どうやら、僕の手は必要なかったかな?」スッ…

 

逃げようとするギャングに後ろから頭を勇翔のルガーで撃ち抜きそのままルガーをしまう

 

銀「お早いお戻りで…ですが、まだこれからですよ」カチャ…

 

勇翔「まだ来るのか…弾は?」

 

銀「これだけです」ポンポン

 

勇翔にホルスターに入れたP226を叩く

 

勇翔「…プレート持ちだったらどうするつもりだい?」

 

銀「無理やり組手して装甲のない場所に神の祈りを入れればいいのですよ」

 

勇翔「神って意外に便利なんだな」

 

銀「でしたら、カトリックに入信しますか?今なら大歓迎ですよ」スッ…

 

腰のポーチから聖書を勇翔に出すが…

 

勇翔「ごめんね、僕はもう神なんて信じてないから」

 

絶対の信念がある勇翔は断る

 

銀「あらら…無神論者は死後暗闇のままですよ?」

 

勇翔「僕には、それくらいしないと僕の罪はなくならないだろ?」

 

銀「…まだあの事を?」

 

勇翔「…」

 

銀「はぁ…貴方ってホントバカですよねぇ~」

 

勇翔「…」

 

銀「あれは、貴方のせいではありません…

我々403大隊みんなが蓮中尉と信少佐の異常に気付かなかった我々が悪いんですよ…

渡邉 勇翔中尉」

 

勇翔「…兄と父の責任を負うのは私と隼人兄さんだけでいいんだ…

君たちが許していても僕たち三兄弟は自分を許せないんだ…」チラッ…

 

自分たちの罪は責任もって償わないといけないと思い込んでいる勇翔は

自身の手を見ながら後悔を語る

 

銀「…はぁ…ほんと融通が利かないと言うか…何と言うか…長生きしませんよ」

 

勇翔「アハハ…まあ、一度死んだ身だけどね」

 

銀「それもそうですね…(全員突撃するぞ!!)さて、もうすぐ最後のギャングが来ますが…覚悟は?」カチャ…

 

外から鎧を着ているような音と声が聞こえ銀と勇翔は銃を抜く

 

勇翔「出来てるよ…何気に銀とタッグ組むのって久しぶりだね」

 

銀「ですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタッフルーム

 

雷電「……」

 

「おーきーてー」

 

雷電「…」

 

「あれ?全然起きない…おーきーてー」

 

雷電「ん…」ムクッ…

 

誰かから声が聞こえ雷電は体を起こす

 

雷電「誰…」ゴシゴシ…

 

眠い目をこすって開けると…

 

凛「ふふ、こんにちわ~」

 

雷電「…え」

 

目の前に自分とよく似た人がいた

 

雷電「…だれ?」

 

凛「私?私は貴方であり、貴方は私よ」

 

雷電「?」

 

彼女の言っている事がわからない彼女は困惑すると彼女は笑う

 

凛「ウフフ…分からなくてもいいわ…それより、これをどうぞ…」スッ…

 

懐から中身が入っているアンプルを渡す

 

雷電「…これは?」

 

凛「これはね…媚薬よ!!

 

雷電「媚…え?」

 

凛「これを好きな人に飲ませればその人はたちまちフルパワーであなたを襲うわよ!!」

 

雷電「えぇ?」

 

本当にこれくらいの事が勇翔に必要なのかと思っていると凜が答える

 

凛「勇翔君はこれくらいしないと、正直無理よあいつ朴念仁だし」

 

雷電「確かに」

 

何故か説得力があるのか雷電も頷くが…ある事に気付く

 

雷電「…あれ?その服…夢で見た…」

 

凛の着ている服が夢の出てきた物と同じだった

 

雷電「…まさか」

 

ここで雷電は目の前にいる彼女は勇翔の恋人凜であることに気付く

 

凛「ま、とりあえずこれでもっと勇翔君と仲良くなってね~じゃあねーバイバ~イ」バタン…

 

雷電に気付かれたのを悟ったのか凜はすぐに逃げるようにスタッフルームから出ていく

 

雷電「待って!」

 

勇翔の事について色々と聞きたい事がある雷電は扉を開けるが…

 

雷電「……いない」

 

凛の姿はどこにもいなかった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホテル入り口前

 

「…」

 

「…」

 

入り口前で10人ほどの装甲を着込んだギャング達が突入準備していた

 

「よし…スモークを投げ込むんだ」

 

「分かった」ピン…ポイポイッ…

 

入り口の隙間から二つのスモークを入れ煙を充満させる

 

「よし…突撃」ガポッ…

 

目線だけ空いているフェイスシールドを降ろした隊長らしき人物が突撃すると他のギャング達も

後ろに続く

 

バタン!!!

 

「…」ガチッ…

 

「…」ガチャ…

 

煙の中で守られながら持っているSTG44をコッキングして臨戦態勢を整え

煙から出ると…

 

「…?」

 

「おい、誰もいないぞ?」

 

「逃げたのか?」

 

ロビーを見渡すが電気が落ちているのか全く見えない状態だが、

人の気配が感じられない

 

「……」

 

「…フェルトとローソはツーペア作れ…俺、ヘンシェルは二つに分けて行く」

 

「はい」カチャ…

 

「分かれて隅々まで探すんだ、相手は鴨だが…定期連絡を忘れるなよ」

 

「了解」

 

「うむ、行くぞ…」

 

 

 

 

長い通路

 

「…気味がわりぃな」

 

「そう文句言うな…あいつを殺して女をさらえば俺たちはさらに上に行けるんだ…軽いもんだろ?」

 

「かもしれねぇけどよ…何かな…何か幽霊に見られてるつぅか…寒気がするんだよな…」

 

STGを構えながら長い廊下を警戒して進んでいると…

 

「定期連絡、異常なし」

 

「定期連絡、異常なし」

 

「定期連絡、異常なし」

 

「定期連絡、異常なし」

 

定期連絡が無線で聞こえ報告し無線を閉じる

 

「…さっさと、殺して酒が飲みてぇな(ウグッ!?)…なぁ?ヘンシェル…ヘンシェル?」

 

相方を呼んでも無反応でおかしいと思い後ろを向くも…

 

「…ヘンシェル!!…どこだ!!…まずい!」

 

どこにもおらず慌てて無線をつけようとした瞬間

 

銀「あまりうるさいと騒音の苦情が来ますよ」

 

「え?(ドスッ!!ドスッ!!)…」ドサッ…

 

後ろから声がして振り返った瞬間、銀がナイフで装甲のないわき腹にナイフを二回刺し暗殺する

 

銀「ホテル内ではお静かに…」スッ…

 

シーと死体に向かってジェスチャーした彼女はそのまま静かに別の目標に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

食堂

 

勇翔「ふぅ…」カチッ…

 

カウンターの裏に隠れながらSAAリボルバーのハンマーを降ろして相手を待ち伏せする

 

「開けろ」

 

「はい…行くぞ」

 

「おう、1、2、3!!」ドン!!

 

勇翔「…(3か)」

 

「…いない」

 

「だな!じゃあ、他を(待て)あん?」

 

入り口を開け軽く見てどこか行こうとした途端、一人がある違和感に気付く

 

「……並んである椅子が乱れている…もしかしたらここに隠れているかも知れん」

 

「…ほんとだ、きれいに並んでいるのに一部だけ乱れてる…獣道みたいに」

 

「警戒しろ」

 

「おう」

 

勇翔「…(来るな…)」

 

ライトを照らしている敵は段々と勇翔に近づいてくる

 

「…」ガチャ…ガチャ…

 

勇翔「…ふぅ」

 

段々と近づいてくるのがわかる勇翔は静かに息を吐く

 

「…(パァン!!)うぐッ!?」バタッ…

 

勇翔「硬ぇ!?」

 

心臓に一発放つも装甲ではじかれ致命傷には至っていなかった

 

「大丈夫か!?くそっ!!」ダダダダダダダッ!!!!!

 

「援護しろ!!」ダダダダダダダッ!!!!!

 

勇翔「チッ…45じゃ貫けねぇか…」カチッ…

 

45口径のリボルバーでは貫けないほどの装甲に気付いた勇翔は慌ててカウンターに隠れる

 

「うぅ…」スッ…

 

撃たれて倒れているギャングは腰から1911を抜いて勇翔を打とうとするが…

 

勇翔「お前は死んでろ!」(パァン!パァン!)

 

気付いていた勇翔に頭二発打たれるが…

 

「ガッ!?ウグッ!?」カンッ!キンッ!

 

勇翔「嘘ぉ!?」

 

ヘルメットですら装甲化しているのか軽々と二発弾く

 

勇翔「くそっ!じゃあ、これならどうだ!!」ガッ!!

 

「ま、まっt(パァン!!)…」

 

無理やりフェイスシールドの隙間から銃口をねじ込んで鉛玉を顔に食らわせ沈黙させる

 

勇翔「チッ…(弾を無駄にし過ぎた…)」

 

貴重な弾薬を無駄にし、少しだけ焦る

 

「ジョン!!くそっ!」ダダダダダダダッ!!!!!

 

「押せ!相手は小口径弾だ!簡単には抜けん!!」

 

勇翔「ああもう!!めんどくせぇ!!」バッ!!カチッ…

 

「出たな!間抜k(パァン!!パァン!!)ウグッ!?あ、足が!!」

 

カウンターから素早く出て身を出した勇翔は撃った敵の両足を狙い相手を行動不能にさせる

 

「チィ…こいつ、足が薄い事に気付いたか!!」サッ…ダダダダダダダッ!!!!!

 

後ろにいたギャングは即座にSTGを勇翔に向かって打つが…

 

勇翔「おい!くそ野郎!盾にさせてもらうよ!!」ガバッ!!

 

「な、なにす(カンッ!!カンッ!!カンッ!!カンッ!!)ウグッ!?ゴガァ!?」

 

勇翔は素早く倒れたギャングを持ち上げ盾のように使い接近する

 

「くっ…(カチッ…)!?ま、まずい弾が!?」

 

勇翔「おらよ!プレゼントだ!!」ブン!!

 

相手に近づいた勇翔はそのまま盾にした敵をぶん投げる

 

「うわあああああああああ!?」

 

「くっ…」サッ!!

 

ガッシャーン!!

 

勇翔「もらった!!」カチッ…

 

「くそっ!」

 

相手がよけ隙が生まれた瞬間勇翔は相手のフェイスシールドの隙間を狙って

ハンマーを下げトリガーを引くが…

 

カチンッ…

 

勇翔「…あれ?」

 

「え?」

 

弾が出ない

 

勇翔「…あ!?これリボルバーだから6発だった!!」

 

そう、P226をよく使っている勇翔は癖で持っている銃は15発だと思い込んでいるが…

 

SAAリボルバーは6発のみなのでもう弾は切れている

 

勇翔「…」

 

「…ッ!!」バッ!!

 

逆に隙を与えてしまい相手は急いでSTGのマガジンを装填するが…

 

勇翔「遅いわ!!」ガッ!!

 

「!?(パンパン!!)…」ドサッ…

 

慌てて勇翔は懐からルガーを取り出して二発隙間に入れる

 

勇翔「ふぅ……リボルバー大っ嫌い」ポイッ…

 

何とか制圧できた勇翔はSAAをその場で捨てる

 

勇翔「さて…次の奴を殺(うぅ…)ん?」

 

「うぁ…」

 

勇翔「あら?まだ生きてたの…よっと」ガッ!!

 

別の場所に行こうと思ったら

勇翔に飛ばされたギャングはまだ息があったので、銃口を隙間にねじ込む

 

「や、やだ…お母さんたすk(パン!!)…」ガクッ…

 

勇翔「すまんね、僕にあったのが運の尽きだ…ルガーも切れたか…」

 

先ほどのが最後の一発だったのか、ルガーのトグルが上がりっぱなしになっていた

 

勇翔「後はこれだけか…はぁ…」チラッ…

 

腰のマチェットを見ながらため息をつく

 

「相変わらず不貞腐れてるわね」

 

勇翔「ッ!」バッ!!

 

突然後ろから話しかけられ慌ててマチェットを抜いて横薙ぎに振る

 

勇翔「!?」ピタッ…

 

ミリの所でマチェットを止める

 

凛「お~、ミリで止めたねぇ~」

 

目の前にいるのは凛だった

 

勇翔「…凜?」カチッ…

 

勇翔はすぐにマチェットをしまう

 

凛「いやぁ~、相変わらず大変そうd(ガバッ!)およよ?」

 

勇翔「…」ギュッ…

 

目の前に死んだ凜がいる

 

何で死んだ凜がいる?

 

なぜ目の前に現れた?

 

そんな事はどうでもいい

 

勇翔はギュッと抱き着き忘れた凜の温もりを思い出させる

 

凛「ふふ…そんなに寂しかったのかなぁ~?」ギュッ…

 

急に抱き着いて驚きながらも凜も優しく抱き返す

 

勇翔「うん…寂しかったよ」

 

凛「相変わらず寂しがり屋さんだなぁ~」ナデナデ~

 

からかっているつもりなのか凜は勇翔の頭を撫でるが…

 

勇翔「…ぐすっ」ギュゥゥ…

 

凛「およ?泣いてるの?」

 

凛の温もりに優しさに何もかもが懐かしいのか勇翔が泣き出す

 

勇翔「泣いて…グスッ…泣いてないもん…」

 

凛「アハハ!嘘はだめだよ~」

 

勇翔「…ごめんなさい」

 

凛「?どうして謝ってるの?」

 

勇翔「俺…あの時…必死に説得して凜だけでも逃がせばよかったのに…何なら相打ちしてでも」

 

凛「勇翔」

 

自身の人生最大の後悔を凜に話すと途中で凜が遮る

 

凛「あの時…

大尉と少佐を止めようとみんな必死で戦っているのに自分だけ逃げる事なんて絶対にしたくない…

もちろん、あの時勇翔君が私を説得して逃がそうとしてくれた事は嬉しいよ…

でも、仲間を見捨てて後悔なんてしたくないの…」

 

勇翔「…」

 

凛「だから、あの時私は勇翔君の事、微塵も憎んでなんかいないよ…

逆に一人にさせちゃった後悔が私にもあるもの」

 

勇翔「…」

 

凛「もう自分を責めなくていいよ」

 

勇翔「もう…責めなくてもいいのか…そうか…」スッ…

 

抱きしめていた勇翔はゆっくりと解いて凜の顔を見る

 

凛「…プッ…目が腫れてる!」

 

勇翔「ハハッ…少し泣き過ぎた…」

 

凛「ウフフ…」

 

勇翔「…」

 

凛「…」

 

お互い見つめ合い、いい雰囲気になる

 

凛「…チューする?」

 

勇翔「…うん」スッ…

 

そのまま凜にキスを…

 

しようとした瞬間

 

「!!居たぞ」

 

勇翔「!?」

 

仲間の様子を見に来たギャングが無線で叫ぶ

 

「隊長!!例の二(ガァン!!!)」ベシャ…

 

今までにない銃声が鳴った瞬間、叫んでいたギャングの首から上が無くなる

 

凛「雰囲気を壊す人は嫌いよ」

 

勇翔「…なんで大口径のM500マグナムを片手で撃ってんの?」

 

先ほどの大きな銃声は凜の持っている10.5インチの大型マグナムから出た物だった

 

凛「乙女の秘密よ♡」

 

勇翔「怖すぎる」

 

改めて凜の恐ろしさを感じていると…

 

銀「うわっ…大きい銃声がしたと思ったらなんですかこれ…

あれ、凜少尉?貴方も来たのですか」

 

でかい銃声が聞こえ様子を見に来たのか銀が合流する

 

凛「うん、もう一つ用事を思い出してね、結局こっちに来ちゃった!」

 

銀「はぁ…」

 

勇翔「すまんね…凜って結構おっちょこちょいでな…」

 

銀「知ってますよ勇翔中尉…

 

あの世でもちょいちょい誕生日ケーキブチ撒かしたり、

 

プロレスで思いっきり玄上等兵曹の首にフロントチョークかましたり、

 

桜伍長と一緒に酔っ払って一升瓶全部飲んでゲロ吐いたりしてますよ」

 

勇翔「君たち死んでから俺たちより楽しんでない?」

 

凛「まぁ、第二の人生を楽しんでるからねぇ~」

 

あの世って結構自由なんだなと思いながら勇翔は本題に戻す

 

勇翔「…で、凜は結局何しに?何かを渡しに来たのか?」

 

凛「あ、そうそう…えっと…ちちんぷいぷい!」

 

勇翔が聞いた瞬間、突然凜が呪文を出す

 

勇翔「…?何もおk(ドォン!!)うおぉぉい!?」

 

何も起きないと思った瞬間目の前にガンケースが上から落ちてきた

 

凛「これを渡しに来たの!」

 

勇翔「…これは?」

 

凛「相手に有効打を与えれる物…目で見た方が早いよ」

 

勇翔「…(ガコッ、ガコッ…ギィ…)…これは…」

 

凛の言う通りにガンケースを開けると…

 

中には、新品の89式小銃2丁と30発マガジンが二つ入っていた

 

銀「…私の分も?」

 

凛「ええ」

 

銀「ありがたいですね…神に感謝です」サッ…

 

神に感謝しながら銀は一丁手に持つ

 

勇翔「…ふむ」スッ…

 

勇翔も手に取って89式を確認すると…ある事に気付く

 

勇翔「…これ、もしかして小畑が調整したのか?」

 

凛「うん、メンテナンスに、調整、グリップとバレルの改造も全て小畑兵長の手でやった物よ」

 

勇翔「道理で懐かしいと思った…このグリップのフィット感も重さもあの時と同じ…さすがだ」

 

自然と食いつくグリップに少し銃も軽くサイトも見やすさに

小畑兵長の職人技に感心していると…

 

銀「…弾はこれだけ?」ヒョイッ…

 

ガンケースの中にあるマガジン一つだけ取る

 

凛「ええ、一人ワンマガジンよ」

 

勇翔「マジか…ちなみに、中にある弾は?」

 

「アメリカ製の5.56mmAP弾よ、正式名M855グリーンチップ…

9.5mmの鉄板なら160mで貫通できる代物よ」

 

勇翔「パーフェクトだ」ガコッ…バチッ!!

 

凛の弾の解説を聞いた勇翔は30発マガジンを装填してチャンバーにAP弾を装填する

 

凛「礼なら小畑兵長に言ってね」

 

勇翔「できたら俺に代わりに礼を言ってくれ…銀軍曹行けるか?」

 

銀「いつでも」バチッ!

 

銀も準備できているので勇翔は小走りでギャングの元に向かおうとする

 

勇翔「よし、行くぞ」バッ!

 

銀「Sir yes sir」バッ!

 

凛「頑張ってね~…あっ!勇翔待って!」

 

勇翔「?どうs(チュッ)んむっ!?」

 

銀「あら」

 

突然凜が呼び止めたと思ったら突然キスをする

 

凛「ん…ジュルッ…プハァ…勇翔君!頑張ってね♡」

 

勇翔「…うん、頑張る」タタタタタタッ…

 

銀「はぁ…あたしは何を見せられているのやら…」タタタタタタッ…

 

二人のラブラブに呆れながらも銀は勇翔の後ろについて行く…

 

 

 

 

 

 

 

ロビー

 

「ヘンシェルは?」

 

「応答がないです…」

 

「フェルトは?」

 

「こっちもです…」

 

「…おい、相方のローソはどこに行ったんだ?」

 

「そ、それが…食堂を見に行ったきり応答が…」

 

「くそ…6人もやられたのか…」

 

問題が起きギャング全員をロビーに集合させるが、

 

集まったのは隊長を含め4人しかいなかった

 

「…撤退しますか?」

 

「いや、相手は一人のはず…逃げるより迎え撃って倒した方がいい…全員急いで壁を作り固まれ」

 

「了解…おい!手伝え!」

 

「おう!」ズズッ…

 

隊長の指示で二人がそこら辺にある椅子と机を集める

 

「いいのか?逃げて応援を呼んだ方が…」

 

「…実はな…本拠地から連絡が無いんだ」

 

「何だって?」

 

「正直増援も見込めん…それに、これだけ事を大きくしたんだ…逃げてもゲシュタポに捕まるのがオチだ」

 

「…」

 

「ならここで、逆に待って殺した方が得だ」

 

「流石ですね」

 

「これくらい頭を使わんと生きられんぞ…それよりさっさと隠れて待ち伏せするんだ」ガチャ…

 

「了解」ガチャ…

 

即席で出来たバリケードにギャング達が身を潜め待ち伏せをする

 

「…」

 

「…」

 

暗闇の中ギャング達は耳を研ぎ澄ます

 

「…(ジリリリリリリリリリリリリッ!!!!!!!!)!?な、なんだ!?」

 

突然後ろにある固定電話が鳴りだす

 

「…電話に出ろ」

 

「は、はい…(ガチャ)…だ、誰だ?」

 

「…」

 

「お、おい!誰だって聞いてんだ!!」

 

銀「死は救済である」

 

「は?何言って(カチン…)え?」

 

上から何か音が聞こえ上を向くとシャンデリアが落ちてくる

 

ガシャアアアンッ!!!!!!

 

 

 

 

銀「(ガチャン)まず一人ですね」

 

勇翔「いつあんなのを?」

 

銀「もしもの為少し細工しただけですよ」

 

勇翔「用意周到だな…で、一人倒したのはいいけど…どうやってやる?ちまちまここで撃つか?」

 

銀「いえ接近して、確実に鉄板を貫きましょう」

 

勇翔「でもどうすれば?」

 

銀「これです」サッ

 

銀が出したものはフラッシュバンだった

 

勇翔「フラッシュバンか」

 

銀「これで、相手を怯ませてその内に接近して排除ですね」

 

勇翔「よし、ならそれで行こうか」

 

銀「では…(ピンッ)…神のご加護を」ポイッ!!

 

カラカラカラ…

 

「…!?こ、今度はn(パァァァン!!!!)うがぁ!?目、目が!?」

 

「くそっ…フラッシュバンか…」

 

「な、なにも見え(ダン!!ダン!!)ガッ!?…」バタッ…

 

勇翔「よし、貫ける」サッ…

 

目がふさがっているギャングに二発、頭部と心臓に打つと簡単に装甲を貫き倒れる

 

「くそっ…舐めやg(ダン!!ダン!!)ウグッ…」ドサッ…

 

目眩から解けたギャングは体をさらして勇翔を打とうとするが…

 

銀「その動き…装甲に甘えすぎですよ」

 

後ろから銀に撃たれ倒れる

 

「ま、まずい…逃げねば」バッ!!

 

隊長格は慌てて逃げだすが…

 

勇翔「逃がさないよ」スッ…ブンッ!!

 

逃げる隊長格に勇翔は腰のマチェットを抜きそのまま投げる

 

「ハッ…ハッ…(ザグッ!!)ぐあっ!?あ、足があああああああああああ!!!!!」

 

銀「相変わらず投げ物のセンスは、化け物ですね」

 

ピンポイントで足に刺さる勇翔の投げ物センスにドン引きする

 

「グゥゥゥッ!!このくそ野郎どもが!!」ガチャ!!

 

相手は最後の抵抗でSTGを打とうとするが…

 

勇翔「少し私達の方が上手でしたね」ダダダンッ!!!

 

「ガッ…」バタッ…

 

叫ぶ最後のキャングに3発ぶち込み黙らせる

 

勇翔「…ふぅ…これで、厄介事は終わりかな」

 

銀「ですね…銃は返してもらいますよ」

 

勇翔「えぇ!?もらっちゃダメなの!?」

 

貰えると思った勇翔は驚いてしまう

 

銀「証拠を残さないのが前提で動いてんだからダメに決まってんだろ」

 

勇翔「えぇ~」

 

銀「えぇ~じゃないです、さっさと寄こせボンクラ」

 

勇翔「最近階級の意味をなしていない事に不満を感じるぞ~」カチャ…

 

文句を言いながらも銀に89式を渡す

 

銀「階級なんてただの肩書ですよ勇翔中尉…それでは、私はこれで失礼します…」

 

勇翔「もう元の場所に戻るのかい?」

 

銀「ええ、これ以上の介入はもう必要ありませんので」

 

勇翔「そうか…また会えるといいな」

 

銀「フフ…その内また会えますよ…それでは…」サッ…

 

にこりと微笑む銀はそのまま闇の中に溶け込み消えていく…

 

勇翔「…さ、雷電を連れて帰らないとな」トテトテ…

 

銀の気配が消え勇翔はスタッフルームに向け足を運ぶ…

 

 

 

 

 

 

 

黒十字帝国学連

 

代理人の自室

 

代理人「ふんふーん♪」ベタベタ

 

ベランダで油絵を描いている代理人がいた

 

代理人「赤の公爵は仕事の都合でこれなくなったし、小貝君の機体も直った…

勇翔君のARMSも順調に作り始めた…いい…実にいい…すべて順調だ…」ペタペタ

 

前々から計画していたARMSが作り始め気分がよくなっていた

 

代理人「だが、彼らを外に出すのは少し延期だな…彼らにはまず中を見てもらわないと…」

 

そういいながら、油絵が完成する…

 

代理人「すべては、平和の為…」

 

その油絵には勇翔のような人物と雷電のような人物が田舎道で手をつないで歩いている姿だった

 

代理人「うむ!我ながらいい出来だな!後で、二人にあげちゃお♪」カタッ…

 

どうやら、勇翔と雷電がもし付き合ったら…とイメージしたものみたいだ

 

代理人「ふんふん~♪さて、今日の新聞はっと♪」ギィ…ばさぁ…

 

中に入って椅子に座り机に置いてある新聞を広げ読む

 

代理人「フムフム…なになに~…帝都で勢力を築いていたギャング組織トンネルスネークが…

壊滅…へぇ…ゲシュタポですら簡単に手が出せなかったギャングが壊滅ねぇ…」

 

新聞の一面には{帝都の蛇、闇に食われる}とデカデカとドイツ語で書かれていた

 

代理人「えぇっと…トンネルスネークのボスであるサン·イザフェルは自室で

妻と一緒に何者かに殺害されていた…

さらに、本拠地にいたギャングは全て殺害されており、ナイフで刺された者や

銃で撃たれた者もいた…

近隣住民の話では、銃声などは聞こえておらず争いがあったことすら気付いていなかったとの事

…警察は何者がやったのか証拠などを探そうとするも…

痕跡が少なく捜索が困難になる事が予想される…

警察は自室にあったベビーベッドのカメラなどを分析するが銃器による破壊で解読は不可との事

…はぇ…銃器やナイフでギャング達を皆殺しかぁ…

一大組織の末路がこれか…哀れだな(コンコン!)ん?」

 

組織の末路に哀れに思っていると扉かノックが聞こえた

 

代理人「誰だ?…どうぞー」

 

シュバァルベ「失礼します(ガチャ…)エージェントUnterhaltsverein(整備協会)から指令が届いています」

 

代理人「あ?整備協会から?…ありがとう、下がっていいよ」カサッ…

 

シュバァルベ「失礼しました…」バタン…

 

小さい封筒をもらい送ったシュバァルベを部屋から出して封筒を開ける

 

代理人「なになに~…えぇっと…赤色十月同盟学連の領土からリセッターの反応が検出された…

その為赤色十月同盟学連のDOLLZが偵察に向かうも寒冷地の奥地にあるため、任務遂行に難航…

このことを受け

整備協会上層部と幹部で会議した結果

高速で目的地まで飛行かつ寒冷地でも"耐えられ"、目標に最大火力を与える事ができるDOLLZを

赤色十月同盟学連に派遣することが決定した

…代理人は直ちに派遣するDOLLZを任命して送るように」カサッ…

 

一部分だけ読んだ代理人は静かに紙を閉じそっと置く

 

代理人「…what the Fu〇kin' Sh〇t!!!!」

 

上司の横暴にガチギレする代理人

 

代理人「はぁ…はぁ…ふぅ…」ガチャ…カチッ…ジジジジ…ジジジジ…ジジジジ…スッ…

 

キレるもすぐに冷静になって落ち着いて黒電話を取ってダイヤルを回し連絡する

 

「はい、どうされましたか?」

 

代理人「いつもの運転手呼んでくれ」

 

「分かりました…目的地は?」

 

代理人「雷電と勇翔がいる場所だ」

 

「分かりました、直ちに車を準備いたします」

 

代理人「うむ…」ガチャン…

 

電話を置いた代理人はすぐに着替える

 

代理人「全く…うちは便利屋じゃねぇっての…」ガチッ…ギュッ、ギュッ…

 

銀のバイザーと革手袋を付けた代理人はブツブツと愚痴を言いながら部屋から出ていくのだった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帝都ゲルマニア

 

廃ホテル

 

スタッフルーム前

 

勇翔「…」スタスタ…

 

スタスタと雷電を迎える為歩いていると…

 

凛「あら?結構早く片付いたね」

 

勇翔「! 凛!!!君も帰ったんじゃ?」

 

そこには、壁を背に楽な姿勢で待っていた凜がいた

 

凛「少しある事を言い忘れてねー…」

 

勇翔「あること?」

 

凛「うん…」

 

勇翔「…雷電の事かい?」

 

知っていたのかそれとも勘が良いのか、言いたい事が雷電の事なのかと凜に聞く

 

凛「よく分かったね」

 

勇翔「パイロットになってからか…勘が少しだけ鋭くなってね…」

 

凛「そういえば、あの後空自に行ったんだったね…意外だなぁー…」

 

勇翔「出来るだけ密かに死のうと思ったんだけどねぇ…戦争の赤い糸は離してくれなかったよ」

 

凛「…」

 

勇翔「ハハ…皮肉なもんだ…あの内戦のおかげで今の僕がいる…何回も仲間を殺してね…」ギッ…

 

皮肉を言いながら勇翔は椅子に座る

 

凛「…いる?」ギッ…

 

凜も隣に座るとポケットから菊の紋章が入った小さな木箱を取り出す

 

勇翔「?…その箱…恩賜の葉巻か!?」

 

凛「うん、勇翔君が昔吸いたがっていた二次大戦の物だけど…久しぶりに吸う?」パカッ、スッ…

 

凜が持っているのは第二次世界大戦の日本で作られた葉巻だ

 

勇翔「…吸おうかな」ギュ…

 

第三次世界大戦が始まる前から禁煙していた勇翔は久しぶりに葉巻を吸う

 

凛「ナイフいる?」スッ…

 

勇翔「いや、いらない…(ブチッ!!ペッ!)これでいい」

 

葉巻の先を歯でぶった切ってそのままペッと捨てる

 

凛「ん」カチャ、ボッ!!

 

勇翔「わりぃ…」チリチリ…

 

ジッポライターを葉巻に近づけて炙る

 

凛「ごめんね、ジェットライター持ってなくて」

 

勇翔「構わないよ……葉巻ってのは、やり方を覚えればいいだけ…あとは自由さ…」スッ…

 

炙った葉巻を口に挟んでゆっくりと燻らせる…

 

勇翔「……うん、落ち着く」

 

凛「よかった」

 

勇翔「……凜」

 

凛「ん」

 

葉巻を吸いながらも勇翔は落ち着いて凜に言う

 

勇翔「僕…いや、俺は雷電を愛している……正直凜よりも愛している」

 

凛「そう」

 

勇翔「…君は嬉しいのか?」

 

凛「…本音言うよ」

 

勇翔「うん」

 

凛「嬉しくない」

 

勇翔「…」

 

凛「でも、勇翔君に恋人ができて嬉しいのもある」

 

勇翔「…どっちだい?」

 

凛「複雑って事よバカ」

 

勇翔「…わりぃ」

 

凛「いいよ…私は、今背負っている使命があって今の姿があるの…」

 

勇翔「使命か…」

 

凛「うん…この使命を果たしたその瞬間…403大隊のみんなが成仏する…

その間に、勇翔を幸せになってほしい…

だから、私はあなたを幸せにする為にケジメを付けなければいけないの…」スッ…

 

勇翔「凜…」

 

凛「これ…渡すわ」

 

彼女が渡したのは…手のひらサイズの箱…指輪のケースだ

 

勇翔「…」

 

凛「本当は、戦後に渡しかったけど…貴方に渡すわ」

 

勇翔「…」スッ…

 

凛「覚悟が決まった時…それを付けてね」

 

勇翔「…あぁ」

 

凛「…うん…じゃあ、私はこれで…(凛!)ん?なn、ンムッ?!」

 

勇翔「ん…」チュルッ…

 

記憶を残す為か、それとも自身のケジメもつける為か、凜に抱き着いて深いキスをする

 

ジュルッ…にゅちゅ…

 

凛「ンハァ…ハァッ♡ハァッ♡す、すごい無理やり♡ンンッ!?」

 

勇翔「…(もっと…脳裏に焼き付くように…)」

 

凛「ンンッ♡(あ、あの時よりすごい♡気持ちいい♡)」

 

勇翔「んん…ふぅ」

 

凛「ん…」

 

キスを解き抱いたまま凜の顔を見る

 

勇翔「…二人の愛が死を分かつまで」

 

凛「二人の愛が死を分かつまで…うふふ…別れには少し重い言葉ね?」

 

勇翔「かもね…だけれど、これで、俺のケジメはつけれた…」パッ…

 

抱いていた手を解き凜を解放する

 

凛「…さようなら渡邉 勇翔…またあの場所で兵士として会いましょ…」

 

勇翔「ああ…さようなら清水 凜」

 

二人は分かれ凜は暗闇の中に消えてゆく…

 

勇翔「…いなくなったか」

 

しばらく経つと人の気配が一つ消える

 

勇翔「…ん?」チラッ…

 

置いていた葉巻を拾い吸おうとしたら、椅子に何か置いてある

 

勇翔「…葉巻とライターか」

 

木箱に入った葉巻とジッポライターがあった

 

勇翔「…しばらくは禁煙できんな」スッ…

 

後ろのポッケに二つ入れた瞬間…

 

ガチャ…

 

勇翔「!?」バッ…

 

スタッフルームの扉が開き雷電が出てくる

 

雷電「…」

 

勇翔「雷電!?い、いつの間に!?」

 

雷電「そうだね…葉巻をもらった時くらいかな?」

 

勇翔「…聞いていたのか?」

 

雷電「ごめんね、盗み聞きするつもりはなかったの」

 

どうやら、ほとんどの話の内容を雷電は扉の向こうで聞いていたみたいだ

 

勇翔「…そうか」

 

雷電「勇翔君」

 

勇翔「…」

 

雷電「本当に私を愛しているの?凜以上に愛しているの?」

 

勇翔「ああ…嘘は言わない」

 

雷電「…分かった、これ以上何も言わないよ」

 

勇翔「…信じるのか?」

 

普通は疑うのに信じる雷電に勇翔は驚きながらも聞く

 

雷電「凜が私に勇翔を託した…なら、その期待に応えなきゃいけないと私は思うの…

だから、私は勇翔君を信じる…疑いもなくあなたの彼女として」

 

勇翔「そうか…ハハハッ!…そうだな!きちんと凜に安心しないとな!」

 

雷電の覚悟に勇翔は心の突っかかりが取れたのか笑い笑顔になる

 

雷電「…勇翔君」

 

勇翔「うん?」

 

雷電「これからも、よろしくね?」

 

勇翔「ああ、よろしく雷電!」

 

自分の心に正直になったDOLLZと元人間DOLLZは廃ホテルで恋人となる…

 

 




はい

どうもどうも、素人小説書きです

脅威の1万6千文字です

何でここまで書いたか?

実はですねぇ~…次回!何とコラボなのです!!!コラボやでコラボ!!!

凄いよ!!初めてのコラボ!!

ちなみに、お相手はイエローケーキ兵器設計局様です

いええええええええええい!!!!!!

と、はしゃぐのはこれぐらいにして…

次回は、コラボ回です。

ぜひ、相手の小説も見てください!

コメントください!!

それでは!!!!!!!!!

ヒロイン

  • 416
  • VSK-94
  • 大鳳A
  • 蒼龍C
  • 雷電
  • スカイレイダー
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