陸自はドールズフロントライン、海自は艦これとアズールレーン、空自はアッシュアームズ三つの世界でバラバラになりながらでも生き残る   作:素人小説書き

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大空に飛んで降下する栄光の第一空挺団は、

今や血と泥の塹壕に埋まっている


第25話 空の神兵は空に飛ばず地を這い回る

2013年

 

9月19日

 

日本

 

桶狭間

 

政府軍作戦陣地

 

まだ夏の暑さが少しだけ残っているこの日…

 

私は地獄の道を歩む事になる

 

「全員傾注!!」

 

バッ!!

 

蓮「…」チラッ…

 

広い天幕に三佐の制服を着た自衛官が声を上げ、

 

この場にいる私含め空挺団と普通科の隊員に何かを説明しようとしていた

 

「これより、本作戦回天作戦の詳細を説明する!」

 

蓮「…」

 

回天…

 

戦況がひっくり返るか…

 

安直なネーミングだな

 

「この回天作戦が成功すれば、この戦局が優位に傾く」

 

蓮「戦局ねぇ…本当に傾くのかい?こちらに?」

 

「…君は誰だね?」

 

蓮「第一空挺団、第1中隊第一小隊小隊長、渡邉 蓮少尉だ」

 

「ほう…前大戦の裏切り者か」

 

蓮「フン…俺も有名人になったものだな」

 

聞き飽きた言葉に俺はうまく流す

 

「貴様如きが口出しをするな…それ以上言えば貴様一人だけで敵陣地の中に放り込むぞ」

 

蓮「やってみろよ…戦場も知らねぇガキがよ」

 

「貴様ァ…この場で死刑を{はいはいはいはい待った待った!!!}あ?」

 

言葉だけ達者に言っている高官にムカついた俺は喧嘩を吹っかけて、

 

それにキレた高官が拳銃を取り出そうとした瞬間、ある自衛官が止める

 

「まぁまぁ、これでも前大戦で活躍していましたしね?ここは怒りを鎮めましょうよ!」

 

「誰だ貴様は」

 

「あ!申し遅れました…第一空挺団所属第一中隊第一小隊副小隊長、正樹 狛准尉です!」

 

「…あいつの部下か」

 

狛「ええ、蓮少尉のバディを」

 

「フン…貴様の態度に免じて許してやる…だが次は無いぞ」

 

狛「えぇ、言っておきますよ」

 

「よろしい…では、作戦の概要を…」

 

蓮「…フン」ガタッ…

 

下らん作戦を聞く気が無い私は、その場を離れる

 

狛「…ちょっと失礼しまーす」ガタッ

 

 

 

 

 

蓮「…」ジュボッ…ふぅー…

 

喫煙所で煙草を吸っていると狛が横に並ぶ

 

狛「早めの煙草ですか?」

 

蓮「…また庇ったな」

 

狛「んん?何の事で?」

 

蓮「とぼけんな、喧嘩してボコボコになりそうな所を止めただろ」

 

高官に対して簡単に殴り返さない事を知っている狛に詰めるが…

 

狛「ハハ!気付いてました?」

 

おっちゃらけに笑ってごまかす

 

蓮「チッ…調子が狂うわ…」

 

狛「あー!ひどいなぁ~せっかく助けてあげたのにぃ~」

 

蓮「頼んでもいない…それに、俺に関わると碌なことが無いぞ准尉」

 

狛「今更っすよ~、てか、一年前からバディ組んでるのに全然セリフ変わんないっすね」

 

蓮「…やっぱ調子狂うわ」

 

狛「あ、もしかして照れてますぅ?可愛いなぁ~このこの~♪」ツンツン!

 

蓮「…」ぷにぷに…スッ…

 

ジュ…

 

ほっぺをツンツンする、手に煙草を当てる

 

狛「あつぁああつぁ熱っ!!??」

 

蓮「焼くぞ」

 

狛「もう焼かれてんですけど!?」

 

蓮「…狛」

 

狛「ん?どうしたんすか?」

 

蓮の真面目な顔に狛はおふざけをせず聞く

 

蓮「お前はいい女だ、家庭もできる人の思いやれる手先も器用で並の兵士より強い」

 

狛「え、どうしたんすか急に、キッショ」

 

蓮「黙って聞いてろ、ぶち殺すぞ」

 

狛「はーい」

 

蓮「…お前はこの場に、この戦地で居ていい人ではない…今からでも遅くない、今からでも安全な所に」

 

前のように、仲間を殺したくない俺は彼女をできるだけ遠くに、安全な場所に行かせようと説得すると彼女が止める

 

狛「蓮さん」

 

蓮「…」

 

狛「私は、貴方の姿に惚れて付いて来てるんすよ~今更後方に下がれって言っても下がれないっすね~」

 

蓮「…お前の階級なら、無理にでも行けるだろ」

 

狛「ハハ!それでも嫌ですよ~」

 

蓮「…」

 

狛「蓮さん…私の道は私が決める…その責任も私が持つものなんですよ」

 

蓮「…」ジュ…ポイッ…

 

狛の言葉を聞いた俺は、煙草の火を消し捨て、そのまま歩く

 

狛「あ、どこに?」

 

蓮「ほっといてくれ」トテトテ…

 

狛「また一人で考え込むんすか?」

 

蓮「…ああ」トテトテ…

 

狛「はぁ…1600に出動準備してくださいねー」

 

蓮「…」トテトテ…

 

狛の言葉を聞きながらも振り返らずそのまま歩いて行く…

 

 

 

 

 

 

蓮「…ハァ」ゴロン…

 

陣地から少し離れた丘で、遠く見晴らしのいい場所に体を倒す

 

蓮「…」

 

ただただ、空を見る何も考えず

 

蓮「…」

 

裏切り、陰謀、洗脳、今まで味わった事を忘れただ上を見る

 

蓮「…」ウトウト…

 

やはり、楽な格好になっていると自然に眠気が襲ってくる

 

蓮「…」

 

眠気にあらがう事もなく蓮は、ゆっくり目を閉じる…

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒュウウウウウゥゥゥゥ…

 

バアァァァァァン!!

 

蓮「…!!」ガバッ!!!

 

地面が揺れるほどの爆破に慌てて起きると…

 

蓮「…陣地がバレたか」

 

司令部がある大型テントに砲弾が落ちていた

 

蓮「こりゃ…指揮系統やられたな…チッ、めんどくせぇ…」バッ!!

 

指揮している中隊長がやられたと予測しながらも、走って元の陣地に戻って行く

 

 

 

 

 

陣地

 

「おい!こっちに人を!」

 

「うー…いてぇ…」

 

「衛生兵!衛生兵はどこだ!?」

 

「うわああああああ!!!!!」

 

蓮「…」

 

ど真ん中に砲弾が落ちたせいで、陣地の中は負傷兵だらけになっていた

 

蓮「…(かなりやられている……このままじゃあ…)」

 

混乱している状況に、もし敵が突撃すればと、考えた瞬間

 

突撃ィ!!!!!

 

蓮「クソッ!!思ったより早く来たな!!!」

 

陣地の外から敵兵士たちの叫びと、突撃ラッパの音が聞こえる

 

「て、敵が来たぞ!!!」

 

蓮「動哨は一体何をしているんだっての…」ぺチッ…

 

ガサツな監視体制に思わず額に手を当てると…

 

狛「あ、いた」

 

蓮「…狛か」

 

狛「狛か…じゃないっすよ!ほい!」ポイッ!

 

フル装備で着ている狛は、蓮に89式を渡す

 

蓮「…(パシッ)悪いな…お前がフル装備って事は…後退か?」

 

狛「ええ、HQの命令で陣地を放棄し、直ちに後方にいる主力に合流です」

 

蓮「判断が早いな…マニュアル通りなのか…それともだだの鴨にされただけか…」ガチャ…ガチャガチャ…

 

事前に準備されていたか、ただ単に囮にさせられたのかどちらかを考えていると…

 

「!居たぞ!こr(パァン!!)…」ドサッ…

 

蓮「もう来たか」

 

陣地にいた政府軍がもう崩壊しているのか、敵が内部に入ってきていた

 

狛「さっさと撤退しましょうか」

 

蓮「おう」

 

前から銃声が聞こえるさなか、二人は密かに陣地から離れていく…

 

ヒュウウウウウゥゥゥゥ…

 

蓮「この音…まさか…狛!!」

 

狛「ん?(ガバッ!!)うわぁ!?な、なにs

 

バアァァァァァン!!

 

蓮「ぐぅぅ…」

 

狛「うぁ…」

 

離れた瞬間、二人の近くに砲弾が落下…

 

二人はそのまま気絶する…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

蓮「…ッ!?」

 

レン「おや、お目覚めで」

 

蓮「…どれくらい?」

 

レン「んー…6分すね」

 

蓮「そんくらいしか寝てねぇのか…はぁ」

 

空挺団の記憶を見た蓮は、手で顔を覆う

 

レン「ボーイッシュな子だったね…好きな子?」

 

蓮「阿呆…ただのバディに過ぎん…たくっ…」

 

レン「ふふっ…いつにもまして死んだの目をしておるねぇ」

 

蓮「チッ…はぁ……外は?」

 

レン「もう少しで、彼女たちと合流だな…お、彼もどうやら交代したいみたいだな」

 

外の様子を見ていたレンは軽く教えると、もう一人の人格の状況も教える

 

蓮「…あいつか」

 

レン「うん、きみの体のエネルギーが足りなくなっているみたいだね」

 

蓮「まぁ、お前でもせいぜい1時間あるか無いもんだもんな」

 

レン「省エネタイプだからね」

 

蓮「省エネもくそもねぇーぞ」

 

レン「ハハ!そうかもね!…あ、そうだ、一つだけ言っておこう」

 

蓮「なんだ」

 

レン「いずれ来る戦いの為に彼を呼んだが、正直彼だけではまだ足りない」

 

蓮「足りない?…身は一つなのに足りるもクソもない気がするんだが?」

 

レン「フッ…いずれ分かるさ…俺の意味がな…」

 

蓮「…別に教えてもらってm(ボッシュートになります)へ?」

 

パカッ

 

レンの言葉に床のガラスが開いて暗闇に落ちる

 

蓮「そんなギャグ見たいオチありかよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…………」

 

レン「またねー…さて、次はどんな勘が来るかなぁ…楽しみだなー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋敷

 

食堂

 

蓮(空)「ふぅ…」ガタンッ…

 

前方警戒に当たらせていたスプリング達と合流する為に、後退していた蓮達だったが…

 

蓮(空)「うぅ…」

 

突然食堂に入るや否や、空挺団の蓮が椅子に座ると顔をゆがめる

 

テム「大丈夫ですか?もしかして、どこかに被弾を…」

 

蓮(空)「触るな…あぁ…」

 

AK12「…やばいわね」

 

AK15「一体何が?」

 

AK12「頭部の温度が異常に上がっている…今すぐに頭を冷やして!!」

 

センサーから蓮の状態を見ると彼の体温特に頭部が異常に熱くなっていた

 

AN-94「蓮、少しヘルメットを外します」カチッ…

 

蓮(空)「だ、誰が触っていいと…うぅ…」へにゃへにゃ…

 

触られたくないのかAN-94の腕をつかむが…

 

AN-94「…全然力が入ってない」

 

蓮(空)「く、くそ…やっぱりこれくらいしか動けんか…」へにゃへにゃ…

 

RPK「ふふっ、まるで反抗期の子供ですね♪」

 

抵抗するもうまく力が出ない蓮に、RPKは蓮を持ち上げて涼しい場所に運ぶ

 

蓮(空)「は、はにゃせ…うぅ…」

 

テム「蓮…呂律が…」

 

蓮(空)「ぅ…」

 

AK12「氷だ…これで冷やせ」スッ…

 

ビニール袋に氷を入れたAK12が蓮の額に乗せた瞬間

 

ジュワアアァァァ……

 

テム「じょ、蒸発?」

 

AK12「…」

 

あまりの暑さに氷が溶け、水になった瞬間蒸発する

 

AN-94「熱すぎる…こんな熱があったら体に異常が…」

 

あまりにも高い熱にAN-94が蓮の体を心配するが…

 

蓮(空)「…もう交代か」

 

AK12「え…交代?」

 

蓮(空)「後は任せる…俺は…ね……る…」ガクッ…

 

AK15「お、おい!」

 

任せる、そう言って蓮は気絶するように眠る

 

テム「れ、蓮!?」

 

AK15「おい!蓮!起きろ!!こんなところで眠るんじゃない!!」ユサユサ…

 

気絶した蓮に二人は体を揺らす

 

AN-94「AK12…」

 

AK12「大丈夫、彼なら問題ないわよ」

 

RPK「でも、いま彼は…」

 

AK12「なーに、どうせ彼の事よ…すぐに戻って来るわ…それより、銃を取りなさい」

 

AK15「!!」バッ!ガチャ!!

 

AN-94「ッ…」ガチャ!

 

テム「…!まさか」カチャ…

 

AK12の言葉を理解した小隊は、すぐに銃を取って出入口に銃を構える

 

AK12「最後のカメラ見た感じ、かなりの数がいるわよ…気合入れるわよ」

 

RPK「…」

 

AK15「…」

 

AN-94「…」

 

テム「…」

 

じっと構え、E.L.I.D.の集団が来るのを待っていると…

 

「!E.L.I.D.!!!!」

 

「チッ…AT!!!」

 

「了解…」

 

AK12「…!伏せろ!!」バッ!!

 

AK15「くっ…」サッ…

 

AN-94「!」スッ…

 

RPK「ちょっと失礼」

 

テム「え、キャッ!?」ふにゅん

 

外から誰かの声が聞こえ、何かに気付いたAK12が声を上げた次の瞬間

 

パシュゥゥゥゥゥ…

 

バアァァァァァン!!

 

扉の向こうで大爆発が起き、扉が爆風で吹き飛ぶ

 

AK12「ケホッ…狭い空間に爆破物を打つなっての…全員生きてる?」

 

AN-94「問題なし」

 

AK15「損傷無し」

 

RPK「テムちゃんと共に異常なしよー」

 

テム「…柔らかかった」

 

蓮「吹き飛ばされて死ぬかと思いました」

 

AK12「了か…あら、いつの間にか戻ってたのね」

 

異常が無いか全員に声をかけてみれば、いつの間にか蓮が元の状態で戻ってきていた

 

蓮「おう、ていうか、隠れるなら俺もどこかに隠して欲しかったんだけど?」

 

AK12「どうせ、蓮の事だし何とでもなるかなって」

 

蓮「あまりにも雑な扱いに、涙が出そうでございまする」

 

AK12「それだけ文句が言えたら上出来ね」

 

蓮「指揮官代理の威厳が衰退してる気がするなー」ガチャ…

 

雑な扱いに不満を持ちながらも置いてあった銃を持つ

 

蓮「ふぅ…さて、E.L.I.D.を吹き飛ばした御一行様に会いに行きましょうかね」

 

AK15「おい!待て!もしかしたら外にいる奴は味方じゃないかもしれないんだぞ」

 

蓮「こんなぶっ飛んだやり方するのは俺ら兄弟かあいつしかいねぇよ

 

なぁ!そうだろ!416!

 

集団に対して爆破物が有効とは言え、対戦車用のロケットをそのままぶっ放すのはまさに異常

 

そんな異常な行動は蓮·隼人·勇翔そして…416しかいなかった

 

416「ぶっ飛んだやり方ね…貴方の方が一番頭がぶっ飛んでるじゃないかしらね」

 

開いている出入り口から416が優雅に姿を現す

 

蓮「そりゃ光栄だな…で、今どんな状況だ?」

 

416「敵司令官の回収は成功し、現在は陸路による作戦エリア離脱を実行中です」

 

蓮「で、あるか…ポイントは?」

 

416「P3•αです」

 

蓮「はぁー…マジ?」

 

416「ウソなんて言わないわよ」

 

蓮「ふー…」ぺチッ…

 

脱出ポイントを聞いて蓮は顔を手で覆う

 

AK12「P3•α……正面玄関の前かー」

 

89式「え、何かあったのですか?」

 

スプリング「…E.L.I.D.が?」

 

蓮「大正解…あれだけ倒したのにまだまだあの場所にいるんすわ」

 

テム「…どうするんですか?」

 

AK15「各個撃破を狙っても…こちらの弾数約10%…弾切れになりますね」

 

VSK「ここから回避できる時間もありませんね」

 

RPK「うーん…どうすれば?」

 

蓮「え、そんなのやること一つっしょ」

 

AN-94「え、ここからどうやって?」

 

蓮「正面突破」

 

「「「「「え」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正面玄関

 

うぁぁぁぁ…

 

アウウゥゥゥゥ…

 

あぁぁぁぁ…

 

蓮「よし…じゃあ、行こうか二人共」

 

VSK「はい!行きましょう!」

 

416「はぁ…相変わらずぶっ飛んでるわね」

 

蓮「いつもの事だろ?Move!!」カチャ!

 

正面玄関前で大量にいるE.L.I.D.に対して蓮を先頭に、416とVSK二人が後ろに左右で付いて行く

 

蓮「出来るだけ弾を節約しろ…銃剣かナイフで殺れ」

 

416「了解…射程圏内」

 

蓮「射撃開始」パァン!!

 

416「ヤボール」パパァン!!

 

VSK「да」パシュ…

 

ギャッ」ドサッ…

 

あうっ…」バタッ…

 

ゴギャ!?」バタン!

 

「あ?…アアアアアアアアアアアアアアア!!!!

 

ゴギャアアアアアアアアアア!!!!

 

銃声に気付きE.L.I.D.の群れが襲うが…

 

蓮「フッ」カチャ…ブンッ!

 

ガァ!?」ザシュ!!

 

ウガァァ!!

 

蓮「よっ」シュバッ!!

 

ウグッ!?」ドッ!!

 

蓮「オラァ!」ズドッ!!

 

ガァ!?

 

接近するE.L.I.D.に対し銃剣を使い、E.L.I.D.達を斬り刺しできるだけ銃弾を使わず進む

 

ギャアアアア!!!

 

416「黙れ」パァン!

 

「ガッ…」ドサッ…

 

アアアアア!!!!」ガシッ!!

 

416「チッ…」バッ!

 

うあっ…(カチャ…)アグッ!?

 

416「死ね」パン!

 

ウゥゥゥゥゥゥ!!!!」バッ!!

 

416「触るな獣」サッ…

 

うっパン)」ドサッ…

 

416「汚らわしい…」

 

少しだけ距離のあるE.L.I.D.は、丁寧に頭を狙い接近し掴んできた敵は関節技や組手をうまく使い

 

ホルスターに入っているP8ピストルを抜き至近距離で頭か心臓を撃ち抜く

 

ウゥァァァ…

 

VSK「すぅ…フンッ!!」シュバッ!!

 

ゴシャアアア…)ガッ…」

 

アアアアアァァァァァ!!!」バッ!!

 

VSK「ハッ!!!」スッ…

 

ガフッ!?ゴシャ!)…」

 

VSK「ふぅ…」

 

銃弾が特殊なのも相まって発砲を控えるVSKは、婦警時代に培った柔術や空手、

 

蓮に教わった新格闘にコンバットサンボやシステマなどで、E.L.I.D.を倒していく

 

蓮「足を止めるな!進め!!」カチャ…パァンパァン!!

 

416「くっ…数が…」パァンパァンパァン!!

 

VSK「シュッ!!」ガッ!!ブンッ!ゴシャ!

 

うぉぉぉぉ…ガアアアアアアアア!!!!」ガバッ!!

 

キャアアアアアアアアアア!!!!!」バッ!!

 

蓮「チッ…」バッ!カシャン!

 

ドンッ!!ドンッ!!

 

ウギッ!?」ドサッ…

 

ガッ…」バタッ…

 

走って飛んできたE.L.I.D.に89式ではうまく当たらないと判断した蓮は

 

持っていたベネリM4で頭を吹き飛ばす

 

蓮「前へ!!」ドンッ!

 

アギャ!?」ドサッ…

 

416「前へ!」パァン!

 

ゴギャ!?」バタン!

 

VSK「前へ!」パシュ…

 

ギャッ」ドサッ…

 

先陣を切る3人はドンドン前に進み、E.L.I.D.達の屍の道を作る

 

 

 

 

AK15「…あれ程いたE.L.I.D.の群れがだんだん少なくなっていってますね」

 

AK12「ええ、たった3人だけでこの速度…でたらめな程ね」

 

ロミア「や、やっぱり後ろから援護した方がいいんじゃ?」

 

テム「…いや、そのまま援護したら逆に邪魔になるわ…

 

ここは大人しく後ろから追従するぐらいしかできないわ」

 

ロミア「う、うん」

 

先頭でE.L.I.D.の群れをなぎ倒す3人から、少し後ろで様子を見ながら付いて来ていた

 

AN-94「…AK12」

 

AK12「んん?」

 

AN-94「結局、あの性格の彼は一体?」

 

AK12「性格? …ああ、あれね…あれは、空挺団時代の彼ね」

 

RPK「空挺団…そういえば彼、空挺部隊に所属していたと言っていましたね」

 

スコーピオン「日本の空挺部隊かー…キチガイしかいなさそう」

 

89式「まぁ、蓮さんが入っている場所ですしね」

 

スプリング「ハハッ…」

 

蓮が入っているからそこの空挺部隊はキチガイ集団という、

 

良く分らない判断基準にスプリングが苦笑いする

 

AN-94「…(どうなったら、あの性格から今になったのだろうか)」

 

蓮「死ねやごみども」ズバッ!!

 

AN-94「…(…何で、彼の過去が気になるんだろう…彼の事なんて…)」

 

蓮「ハァ!!!」シュバッ!!

 

AN-94「…」

 

前線で戦う蓮のミステリアスな過去にAN-94は、彼の背中を見続ける…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作戦地域内

 

パドリアAMV内部

 

ブレン「…」

 

MG42「そういえば、最近おねぇしゃま太ってきたんでしゅよねー」

 

M2HB「どれくらい?」

 

MG42「これ位」プ二ッ…

 

どれくらいと言われてM2HBのポチャッとしたお腹を掴む

 

M2HB「ぶち殺すぞナ〇ス野郎」ガッ!!

 

MG42「豚が何か言ってましゅ」

 

ブレン「はぁ…相変わらず相性最悪だな」

 

にっこにこで罵り合う二人に、ため息をつく

 

M2HB「クソガキが…舐めてると潰すぞ?」

 

MG42「やってみろでしゅ」

 

ブレン「お前たち、それくらいにしておけ…もうすぐ着くぞ」ガチャン…パチッ…

 

目標地点の館が見えたのか、暗視スコープを下げ、ライトを消す

 

M2HB「さーて…給料分の仕事しましょうかね!」ガチャ…

 

MG42「殺戮の時間でしゅ!」ガチャ…

 

あらかじめ作っておいた銃座に二人が配置に着く

 

ブレン「…ッ!?掴まれ!!!」ギュイッ!!!!

 

M2HB「へ?ふぐぉッ!?

 

MG42「グエッ!?

 

ブレンの言葉に反応するも間に合わず、二人共どこかにぶつかる

 

M2HB「いたた…何があったの?」

 

ブレン「今道に人がいたから、何とか避けたのだが…何故ここに民間人が?」

 

M2HB「さぁ?迷子の子猫ちゃんなんじゃない?」

 

ブレン「…そうであってほしいが…ん?」

 

M2HB「どしt(トントン)ん?何よ」

 

MG42「…あれって」

 

M2HB「んー?」

 

MG42が指をさした方向をよく見ると…

 

アウウゥゥゥゥ…

 

M2HB「ッ!? コンタクト!!!!」ガチャガチャ!!!

 

暗い闇の中で見える腐敗した顔とボロボロの軍服に気付いたM2HBが、

 

コッキングレバーを2回勢い良く引き…

 

装填されて重くなった引き金を押す

 

カチッ

 

ドダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!

 

スパァン!!!)」ドサッ…

 

M2が放つ12.7mmの威力にE.L.I.D.の顔が消える

 

M2HB「なんでこんな所にE.L.I.D.が…」

 

MG42「感染エリアはここから、かなり北にある場所でしゅ……ここからあらわれることはまずないでしゅね」

 

ブレン「…今の所、さっきの一体だけしか見当たらないが…もしかしたら、目標地点にかなりいるかもしれんな」

 

M2HB「…MG42」

 

MG42「言われなくても分かってましゅ」カチャ…カラカラ…バチッ!!

 

車載されているMG42を慣れた手つきで装填する

 

ブレン「…(これは…急がないとまずいな)…目標地点まで、アクセル全開で行くが…

 

振り落とされるなよ」

 

MG42「大丈夫でしゅよー!」

 

M2HB「構わないわよ!」

 

ブレン「よし…フン!!」ダンッ!!

 

ブオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!

 

MG42「ゴへッ⁉

 

M2HB「オ”ッ!?

 

アクセルベタ踏みした瞬間、装甲車が一瞬で最高速度に達し館の道を駆けていく…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年

 

9月21日

 

日本

 

桶狭間

 

塹壕

 

蓮「……ン」パチッ…

 

硝煙と血の匂いが鼻に燻る…ここは…

 

狛「お、起きました?」

 

蓮「…寝てたか」

 

狛「とてもぐっすり…よくこんな負傷兵と死体だらけの塹壕で寝れますねー」

 

蓮「…」チラッ…

 

「」

 

「うぅ…いたいょぉ…」

 

「ママァ…ママァァァァ!!!!!

 

ぬかるみと薬莢が底に満ちた塹壕には、頭が無くなっている死体に負傷した兵士…そして…

 

「…」

 

「…」

 

蓮「…(仲間すら気にも留めず、銃を構えている…不気味だな)」

 

感情を殺し、ただ人を殺す兵士が敵の方を向いていた

 

もう彼らは、未来なんて考えていない

 

いや、未来なんて彼らはもう諦めているのかも知れない

 

蓮「…」

 

狛「蓮さん?」

 

蓮「…すまん、考え事をしていた」

 

狛「はえー、蓮さんでも考え事をするんすねー」

 

蓮「考えなしなのはお前だろ狛准尉」

 

狛「ひっどーい!」プンプン!!

 

蓮「ほっぺを膨らますんじゃねぇ…馬鹿に見えるぞ」

 

狛「誰が馬鹿だ!!コラ!!」ブンブン!!!

 

ほっぺを膨らませながらブンブンと腕を回す狛に、蓮は頭を抱える

 

蓮「はぁ……そういえば、状況は?教えてくれ」

 

狛「あ、そうでした、先行部隊死にましたよ」

 

蓮「他」

 

狛「北で連隊が包囲されてますね」

 

蓮「…他」

 

狛「敵機械化装甲部隊が合流して戦力差広がりました」

 

蓮「……他」

 

狛「陣地の後ろにいた後方司令部が砲撃と精密爆撃で吹っ飛んで、

 

ついでに電話の線が切れました、本部との通信繋がらないですね」

 

蓮「…今の報告、全部何時間以内で起こった」

 

狛「うーんと…ざっと、3時間すね」

 

蓮「………ふー」ギィ…

 

戦力差が広がり、半包囲されかけているうえに、

 

司令部が吹き飛んで連携も情報も取れない今の状況に蓮は息を吐いて椅子に座る

 

蓮「…司令部は?」

 

狛「あ、意見具申ならもう言いましたよ」

 

蓮「…で、結果は?」

 

狛「死守」

 

蓮「………」

 

狛の一言で顔を覆う

 

狛「一応制空権はギリギリこちらが優勢なので、支援はできますね」

 

蓮「…こっちの主力近接爆撃機何だっけ?」

 

狛「F-1っす!」

 

蓮「…向こうは?」

 

狛「A-10っす!」

 

蓮「…話にならんな」

 

狛「そうっすねー」

 

蓮「……勝ち筋は?」

 

明らかに負けの雰囲気…いや、負けがほぼ確定しているようなものだが、

 

そんな状況でも、蓮は彼女に勝ち筋が無いか聞く

 

狛「無くは無いっすけどー…」

 

蓮「正直に言ってみろ」

 

狛「夜襲で、浸透攻撃して敵防衛陣地破砕して、

 

流れる形で敵司令部と航空基地を占領出来たら勝てますね」

 

蓮「見積」

 

狛「9割死にますね」

 

蓮「…そうか…司令部は?」

 

狛「第三部隊の後ろっす」

 

蓮「分かった…見張り任せた」

 

狛「うっす!」

 

蓮「…俺は、少し話す」

 

狛「喧嘩しないで下さいよー」

 

蓮「分かってる」べちゃべちゃ…

 

狛の注意に聞きながらも司令部に向けて歩いて行く…

 

 

 

 

 

 

 

 

司令部

 

「…」

 

「ここは攻撃して相手の戦力を削ぐべきかと」

 

「いいや、ここは防衛で乗り切るしかない…これ以上の損耗は危険だ」

 

「だが、情報では新日本赤軍の戦車師団が前線に到着しているのだ…

 

ここで、籠っていては全て後手に回ってしまう」

 

「じゃあ、弾薬の備蓄はどうなっている?もう1割しかないだろう?

 

例えうまく攻撃が出来たとしても、奪取した敵陣地を敵に返す羽目になるぞ」

 

「ですが…」

 

「もういい…これ以上話しても埒が明かない」

 

戦略図を見て激しい議論をする上級将校二人を中隊長が止める

 

「…現状、攻勢も防衛もうまくいかん事は分かった…とりあえず、今は現状の改善をするしかない」

 

「…はい」

 

「……分かり…ん?」

 

蓮「蓮少尉入ります」

 

幕の向こうから蓮が入って来る

 

「…蓮か」

 

蓮「お久しぶりですね…1年ぶりですかね信玄大尉…いや、少将」

 

信玄少将

 

彼は、第三次世界大戦で403大隊の大隊長をしていた方だ

 

蓮「てっきり、後方の統合参謀本部で籠っているかと」

 

信玄「安全地帯で指揮をするより、最前線で現場の状況を見て判断した方が早い…

 

南京の時でもそういったろう」

 

蓮「よかった、あの時から何も変わって無くて安心しましたよ」

 

信玄「何も変わってないか……お前が空挺団にいる噂が聞いていたが…

 

そのワッペン…本当だったのだな」

 

蓮の右肩にある空挺団のワッペンを見て確信をする

 

蓮「貴方が助命して下さったおかげで、この通りですよ」

 

信玄「…君も変わっていないんだな」

 

蓮「ご冗談を、oldleader」

 

信玄「ふっ…懐かしい呼び名だな…それより要件は何だ」

 

蓮「この地獄みたいな状況を、少しマシにさせる作戦を提示に」

 

「…君みたいな少尉が、この状況をひっくり返せるのか?」

 

蓮「いいえ?マシにできるだけで、今の状況でひっくり返すことはもうできません」

 

「…」

 

当然の事を言うように、今の状況の限界を言う

 

信玄「…ひっくり返せはできないが、これよりマシになるか…言ってみなさい」

 

蓮「はい、当初浸透攻撃を敵陣地に突撃、その後流れる形で後方司令部を破壊し、

 

更に飛行基地を制圧後、本部に増援と装備等の補給を行い、新たな前線を構築

 

構築をした後は逆襲に備え、本部からの増援を待ちます」

 

信玄「……正気か?」

 

蓮の作戦を落ち着いて聞いた後、内容があまりにも衝撃的過ぎて正気を疑った

 

蓮「大真面目ですよ」

 

「お前…そんな作戦では被害が…(9割)…は?」

 

蓮「この作戦での被害予想は9割ですね」

 

上級将校が被害を予測しようとしたら、蓮が割り込んで答える

 

「く…9割だと!?そんなもの前線の維持どころか、戦線に穴が開いて…」

 

蓮「ですが、これ以外にまともな方法はありません」

 

「馬鹿げてる…今や、北側では第8連隊が包囲され殲滅が終われば半包囲される…

 

それなのに、まともな作戦を出しても被害が9割だと…こんなの負け戦だ!!!」ダンッ!!!

 

勝てない戦いに上級将校は戦略図を叩く

 

信玄「…蓮」

 

蓮「はい」

 

信玄「…この塹壕に空挺団は何人いる?」

 

蓮「そうですねー……(ぺちぺち…)これ位」スッ

 

手で数えた蓮は片手開いて信玄に見せる

 

信玄「…5…つまり、5割か」

 

蓮「そうですね」

 

信玄「…エアボーンによる、後方かく乱は?」

 

蓮「制空権が均衡状態とは言え、5割の空挺団を空に出せば、

 

現場に到着する頃には1割未満っすね」

 

信玄「…そうか…空挺団が空を飛べないとはな…」

 

蓮「空の神兵は今や泥の塹壕で籠っていますからね」

 

信玄「…厳しいものだな」

 

蓮「ハハッ…あれよりはましです」

 

信玄「…かもな」スッ…

 

笑っているが、目は全く笑っていない蓮に信玄は帽子を深くかぶる

 

信玄「…とりあえず、きみの案はもう少し考えさせてくれ」

 

蓮「分かりました…失礼しました」クルッ…

 

用が済んだ蓮は、後ろを向いてそのまま天幕から出る

 

「…信玄少将」

 

信玄「みなまで言うな…分かっている、これは最終手段だ」

 

「……」

 

「……」

 

信玄「…しばらく、一人になる…何かあったら呼んでくれ」ガタッ…

 

ゆっくりと椅子から離れた信玄はそのまま後ろに連結している自分の天幕に入る

 

 

 

 

 

 

 

蓮「…」ザッザッ…

 

狛「あ、お帰りっす」

 

蓮「うむ」ギィ…

 

戻ってきた蓮は、椅子に座って狛に報告する

 

狛「どうでした?」

 

蓮「近々攻勢が始まるかもしれんな」

 

狛「マジっすか?よく言いくるめましたねー」

 

蓮「信玄さんがいたおかげさ」

 

狛「え?おやっさん居たんすか?」

 

蓮「ああ」

 

狛「えー、いたなら一言位挨拶してもいいのにー」ぷくー

 

蓮「お前みたいな馬鹿が部下だったなんて知られたくなかったんじゃないかな」

 

ほっぺを膨らます狛に蓮はいじる

 

狛「はぁー????馬鹿じゃないが????」

 

蓮「ああ、そうだった悪かったな、お前はアホだったな」

 

狛「私がいないと童貞卒業できない癖に生意気っすね」

 

蓮「少しだけ腰を動かしたら、すぐに達する奴が何か言ってんな」

 

狛「あれは、油断しただけだしー?ちょっと大きくてビビっただけだし?本気出したら余裕だしー」

 

蓮「ハイハイ、スゴイスゴイ」ナデナデ…

 

狛「むー…なんか適当っすね」

 

適当に頭を撫でてあしらう蓮に狛が不満を漏らしていると…

 

パパァン!!!

 

「「!!」」ガチャ!

 

銃声が聞こえた瞬間、一瞬で銃を持ち、すぐに背中合わせにして、警戒する

 

狛「後方からですね」

 

蓮「…囲まれてるな」

 

狛「前は私が、後ろは蓮で」

 

蓮「やるぞ」

 

狛「了」

 

役割を即座に伝達すると、すぐさま動き始める

 

「…」カチャ…

 

「…」カチャ…

 

「…来るぞ」

 

塹壕に向かって銃を構えている兵士がゆっくりと動きながら塹壕に近づくと…

 

狛「…」ポイッ

 

「ッ!?グレネード!!」バッ!!

 

「くそっ!」

 

「くっ…」バッ…

 

塹壕から黒い何かが来たので慌てて低い姿勢になる

 

ガンッ!!!カタカタ…カラン…

 

「…?ばくh(パァン!)かッ!?」ドサッ…

 

「くそっ!」バァンバァン!!!!

 

「あいつ…空の弾倉を投げやがって…舐めやがって!!」

 

狛「…」

 

仲間がやられて打ち返すも、塹壕で身を隠しているので当たらない

 

「詰めろ!!」

 

「援護する!!」バァンバァン!!!

 

64式小銃で乱射して制圧をし、もう一人が塹壕に近づく

 

「オラァ!!姿を見せ…?」

 

声を荒げて塹壕に近づき内部を見るが…

 

「誰もいない!?一体d(ガシッ!!)ッ!?」

 

誰もいないと思いきや…

 

しっかり除き込まないせいで塹壕の死角から敵が出てきて足首を掴まれる

 

「ッ!?くそっ」バッ!!

 

狛「…」グイッ!!

 

銃を構えて撃とうとした瞬間、足を引いて塹壕の中に引きずり込む

 

「グッ!?お、女如きにやr(ドスッ)かっ…」

 

狛「…」ズボッ…カチャ…

 

首に銃剣を一突き、即死を確認し銃剣を引き抜いて収める

 

「この…くそがああああああ!!!!」ガチャ!!

 

味方が二人もやられ、怒りで我を忘れ狛に向かって突撃する

 

狛「…」カチャ

 

「ウラアアアアアアアアア!!!!!」

 

パァン!!

 

「ガッ…」ドサッ…

 

無作為に突っ込んでくる敵に、落ち着いて眉間を撃ち抜く

 

狛「…」カチャ…

 

他に敵がいないか、周りを確認する

 

狛「…」じっ…

 

いつもフワフワしている彼女の姿は無く

 

獲物を探す狩人の目をしていた

 

狛「…」タタッ…

 

敵がいない事を確認した狛は、すぐに塹壕の中を走り蓮の元に向かう

 

 

 

 

 

「…」ザッザッ…

 

「…」ザッザッ…

 

「…」ザッザッ…

 

陣地の後方に侵入した3人の敵兵士は、静かに陣地に接近する

 

蓮「…」スッ…

 

接近する敵が見えた蓮は、隠れながらもゆっくり先頭の敵の頭を狙う

 

蓮「…」カチッ…パァン!

 

「かっ…」ドサッ…

 

「!?敵だ!!」バァンバァン!

 

「撃て!!」バァンバァン!

 

先頭の兵士がやられた瞬間、すぐに撃ってきた方向を特定して反撃する

 

蓮「…」サッ…

 

だが、慌てて反撃した弾は当たらず、蓮はそそくさと遮蔽物に隠れる

 

蓮「…」スッ…ピンッ!

 

「弾倉交換!!」カコッ

 

「カバー!」バァン!バァン!

 

蓮「…」グッ…

 

敵兵士は、カバーしながら弾幕を絶え間なく出し続けながら蓮に近づく

 

蓮「…」ポイッ!

 

「!?」

 

「フラッシュ(パパァァァァァン!!!!)ぐぅ!?」

 

蓮「…」スッ…パパァン!!

 

「ギッ…」ドサッ…

 

「ガフッ…」バタッ…

 

フラッシュバンをくらって視覚と聴覚が一瞬無くなった瞬間に、

 

蓮は瞬時に身を出して連続で二発放つ

 

蓮「…」スッ…キョロキョロ…

 

敵二人が即死したのを確認した蓮は周囲警戒をする

 

蓮「…」

 

狛「蓮」

 

敵を殲滅した狛が蓮と合流する

 

蓮「状況を」

 

狛「移動中北の方角から、3個小隊を確認こちらの陣地に接近中です」

 

蓮「目標は?」

 

狛「司令部かと」

 

蓮「ここの陣地は放棄、急いで第3小隊と合流し阻止するぞ」ザッ…

 

狛「了解」ザッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

蓮(空)「…ん」

 

レン「goodmorning

 

蓮(空)「あ?」

 

懐かしい夢を見て、目を覚ましてみればパーティーで付けるひげ付きの眼鏡を付けた

 

もう一人の自分がものすごくネイティブに挨拶してきた

 

レン「…」ぺーぷー

 

吹き戻し付きだった

 

蓮(空)「バカにしてんのか?」

 

レン「あっれぇ?これやれば結構受けると思ったんだけどなぁ…」カチャ…

 

蓮のウケが悪い事に首をかしげながら眼鏡を外す

 

蓮(空)「なめくさっているのか」

 

レン「まっさかー」

 

蓮(空)「相変わらず訳のわからん奴だな」

 

レン「その方が好きなんじゃないのぉ?」

 

蓮(空)「あいつの真似ならぶち殺すぞ」ギロッ…

 

レン「おや?おやおやおやおやおやおやおや…君がここまで感情的なるのは珍しいね」ニヤァ…

 

蓮(空)「…チッ」

 

不気味に笑うレンに舌打ちして顔をそらす

 

レン「あらら、ちょっといじり過ぎたかなー」

 

蓮(空)「…」

 

レン「ま、きみが自由になるのももうすぐだしね」

 

蓮(空)「自由?」

 

自由という言葉に蓮は顔を向ける

 

レン「あぁ…文字通りね」

 

蓮(空)「…お前にはいったい何が見えているんだ?」

 

レン「ヒヒッ…さぁね…なぁにが見えてるかなぁ…」ニヤニヤ…

 

蓮(空)「……(もしかしたら、こいつは…想像以上のバケモンかもしれんな)」

 

楽しく笑って何かを考えている過去の自身に危機感を感じるのだった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋敷

 

玄関

 

アウウゥゥゥゥ…

 

蓮「おっしゃあああああ!!!!」ブンッ!!

 

ゴシャ!!

 

蓮「ふぅ…こいつで最後か?」ポイッ……カラン…

 

最後にいたE.L.I.Dを鉄パイプで殴り周囲の安全を確保する

 

VSK「おそらく……」

 

蓮「よし、んじゃ少し休めるな」

 

416「そうね」

 

蓮「ふぅ……」スッ……ゴソゴソ……ジュボッ!!

 

一息できると分かった蓮は、椅子に座って胸のポーチから細い物とマッチを出す

 

89式「? 蓮さん」

 

蓮「ん?なにぃ?」チリチリ……

 

89式「それ……タバコパイプですか?」

 

蓮「すぅ~……はぁ~…合ってはいるが厳密には違うな」

 

89式「へー……なんていうのですか?」

 

蓮「キセルって言うものだ」プカプカ……

 

パシッ!

 

ふかしながらバシッとキセルを下向きに叩き、灰を落とす

 

AK-12「意外ね」

 

蓮「おん?何が?」プカプカ……

 

AK-12「てっきり、そういう物は頼らないと思っていたけど」

 

蓮「ハッww なんだ! 俺の情報を見た割には、あんまり趣味を把握してねぇんだなww 以外にポンコツかぁ?」

 

AK-12「巨乳外国人ソープ系+ロリ巨乳ギャル+ボーイッシュ純愛ラブラブプレイ」

 

蓮「すいません許してくださいそれ以上言ったら死にます」ドサッ!!!

 

AK-12「よろしい」

 

スコーピオン「すげー……蓮を土下座してる所始めてみた……」

 

自身の性癖が一部バラされて、蓮は慌ててスタイリッシュ土下座をする

 

AK—12「じゃあ、私の知らない事洗いざらい吐いてもらいましょうか」

 

蓮「え」

 

AK—12「早く吐かないと何もかもばらすわよ」ニコッ

 

蓮「うっす」

 

笑っているが明らかにキレていると感じ取った蓮は少しだけ自身の事を教える

 

蓮「そういえば俺の事も知らん奴もいるし、まともに自己紹介もしていなかったな」

 

416「言われてみれば、軽く名前と所属を聞いただけね」

 

蓮「ちょうどいい、ここでしっかり自己紹介しておこう」バシッ!!

 

まるで物語の語り始めるかのように、キセルを叩いて自己紹介をする

 

蓮「俺の名前は渡邉 蓮 渡邉家で三兄弟の長男だ」

 

ロミア「さ、三兄弟なんですか?」

 

蓮「おう、ちなみに、次男は隼人、三男は勇翔って名前だ」

 

テム「…(蓮みたいな人が三人……考えたくない)」

 

戦闘能力が飛びぬけている蓮がもう二人いる事にテムは軽くビビってしまうが

 

蓮「ちなみに、二人は今の所行方不明になっている」

 

テム「行方不明…一体何が?」

 

蓮「秘密さ」

 

ロミア「え、でも気にm(シュバッ!)ヒィッ!?」

 

蓮「余計な詮索はしない方がいいぞ、少年」カチャ…

 

416「…え?」

 

VSK「…(み、見えなかった…)」

 

ロミアが興味を持とうとした瞬間、一瞬で近づき、いつの間にか銃剣を抜いて喉元に近づけていた

 

ロミア「わ、分かったよ!り、理由は聞かない!!」

 

蓮「いい子だ」カチッ…

 

銃剣を静かに収める

 

蓮「所属は特殊作戦群第5小隊で小隊長を務めた」

 

AK12「第5小隊?」

 

蓮「特殊作戦群には、5つの小隊に分かれているんだ」

 

416「その一つに蓮が」

 

蓮「ああ、一応小隊ごとに役割は決まっている」

 


 

特殊作戦群

 

各小隊の主な役割

 

 

 

第一小隊

 

HALO降下作戦を主軸とした奇襲部隊

 

 

 

第二小隊

 

海上戦闘を主軸とし、船内の制圧及び夜間の強襲上陸を専門とした部隊

 

 

 

第三小隊

 

山や丘などの戦闘に特化した、山岳戦闘を主軸とした部隊

 

 

 

第四小隊

 

都市部や室内戦闘を得意とした、市街地戦を主軸とした部隊

 

 

 

第五小隊

 

HALO降下、海上戦闘、山岳、市街地、全ての戦闘に適応し

 

戦車、装甲車、自走砲等も扱える様に訓練され

 

全地形や指揮能力を主軸とした部隊

 

 

 

以上が特殊作戦群の役割である

 


 

 

 

蓮「ま、おおむねこんな感じかな」

 

416「そんな所に…」

 

蓮「ま、色々縁があってね」

 

AK-15「縁か…」

 

蓮「お友達がいっぱい居れば案外何とかなるのよ」

 

AN-94「お友達…」

 

蓮「…おっと、話が逸れたなで、その特殊作戦群の前に第一空挺団に所属、更にその前では第403大隊で働いていた」

 

スコーピオン「めっちゃすごい人だった」

 

蓮「ちなみに趣味は睡眠、酒、煙草、武器手入れ、睡眠、食事、運動、睡眠、ゲームだ」

 

RPK「睡眠欲が出てますね」

 

蓮「正直めっちゃ寝たいのだ、あ、ちなみに結婚はしてないぞ」

 

416「フムフム……ん?結婚は?」

 

蓮「おう、昔元カノがいたけど別れてな、まだ独身」

 

VSK「昔」

 

AN-94「元カノが」

 

416「いた??????」

 

しれっと発言した言葉に、3人が食い込んでくる

 

蓮「うわっ、目こわ」

 

416「どこまで」

 

蓮「へ?」

 

416「どこまで進んだんですか???」

 

蓮「あー……コウノトリまで」

 

416「…」

 

VSK「…」

 

89式「コウノトリって何ですか?」

 

スプリング「まだ知らなくていいですよ」ナデナデ

 

89式「???」

 

AK—12「…(つまり彼は非童貞とな…フーム…良い情報をもらったわ)」

 

調べた情報に無かった物を聞けて喜んでいると、固まっていた2人が動く

 

416「VSK」

 

VSK「なんでしょう」

 

416「一旦共同で行きましょうか」

 

VSK「奇遇ですね、私もそう考えていました」

 

蓮「え、なにそれ」

 

416「安心して蓮、優しくしてあげるから」

 

蓮「言葉の割に目が死んでるんですが???」

 

VSK「私たちがしっかりエスコートしますので」

 

蓮「わーお、相方も目が死んでるねぇ!!これは絶体絶命のピンチでは?」

 

VSK「ピンチではありません、これはチャンスですよ」ガシッ!ムニィ…

 

蓮「Oh…」

 

416「チャンスは逃さない」ガシッ!ムニュ…

 

蓮「なんてことだ、もう助からないぞ♡」

 

腕を完全に掴まれ半ば諦め状態になる

 

AK—12「あーあ、そのまま食い逃げコースかしらね」

 

AK—15「まだ任務中なのに、こんなことしている暇があるのか?」

 

RPK「猛者の余裕、ってところじゃないかしらね」

 

AN-94「…お付き合いしていた人がいた」

 

蓮を狙う二人にAK—12達が呆れていると…

 

蓮「……!二人共わりぃ!!」グッ…

 

416「え、キャッ!?」

 

VSK「わっ⁉」

 

何かを感じ取った蓮は慌てて二人を持ち上げてAK達の元に二人を投げた次の瞬間

 

グオオオオオオオオオォォォォォォォォ!!!!!!!!!!

 

ガシッアアアアア!!!!!

 

蓮「チッ…まだいたのかバケモンが…」

 

突然壁から大型のE.L.I.D.が突き破って出てきた

 

蓮「野郎!!」カチャ!!

 

落ち着いてE.L.I.D.の頭に狙いを定めるが…

 

フシュ…グァアアアアア!!!!!

 

ブンッ!

 

蓮「ッ!?まz(ゴシャ!!)カハッ!?」バンッ!!!

 

E.L.I.D.の右フックに蓮は反射神経で無理やり防御するが、あまりの威力に蓮は吹っ飛ばされ壁に叩き付けられる

 

蓮「グッ…ゴフッ…(何とかモロに食らうのは避けたが…少し内臓が傷ついたな…)」

 

壁に叩き付けられても蓮は冷静にどこに負傷したか確認をする

 

VSK「ボスッ!!!」

 

蓮「うるせぇ…少しボディ食らっただけだぁ…これ位大したことじゃない…(あー…くそいてぇ…たくよぉ…

 

病み上がりなのに勘弁しろっての…)」ムクッ…

 

グルルルルルルルルル………

 

蓮「おう、律儀に待ってくれてんのか……さっきのパンチといい、タイマンを意識した動きといい…前世は喧嘩屋かボクサーか?」カチャ…ポイッ

 

グルルルル…フシュウウウウウウ…

 

スッ…

 

蓮「…たくっ…2.5M位の巨体のボクサーか…」ビリビリッ…ポイッ

 

文句を言いながらもヘルメットや防弾ベストを外し軽量化する

 

89式「な、何でヘルメットとベストを?もしかして壊れたのですか?」

 

AK-15「…!まさか!」

 

敵の目の前で装備を脱ぐ…この動きに見覚えのあるAK-15はすぐに分かった

 

 

 

殴り合いだ

 

 

 

蓮「ワクワクするねぇええええええ!!!!!!」バッ!!!!

 

AK-15「おい!待て!素手でE.L.I.D.に挑むな!!」

 

フグァアアアアア!!!!!

 

小さいステージに化け物二人の何でもありの殴り合いが始まる

 

蓮「おっしゃあああああああ!!!!」ブンッ!!!

 

ゴオオアァァ!?

 

最初の一発は蓮の右ストレートが炸裂E.L.I.D.の顔面にクリティカルヒットする

 

が…

 

フシューーー…

 

蓮「おいおい…常人なら一発KOだぞ?どんだけ丈夫なんだ?」

 

改めてE.L.I.D.の丈夫さに驚くのもつかの間

 

AK-15「蓮!!前!!」

 

フンッ!!!!!

 

蓮「ッ!?ま(ゴシャ!)ギッ!?」メキメキッ…ベちゃ…

 

416「蓮!!!」

 

動揺している合間にE.L.I.D.のアッパーが蓮の腹に当たった瞬間、折れた音と何かが潰れた音がした

 

ドサッ…

 

蓮「ぁぁ…(油断した…片肺があばらに刺さった…もしかしたら腎臓をやられたかも…やばい…死ぬ)」

 

体が重傷になったが、不思議にも頭は冷静だった

 

蓮「…(痛みがひどすぎて力が出ねぇ…)」

 

E.L.I.D.の異常なパワーは一発で重症になる

 

蓮「…(おーい、聞こえてるか?)」

 

(はいはーい、聞こえてまーす)

 

今の自分では、勝てない事に気付いた蓮はもう一人の自分を呼ぶ

 

蓮「…(ごめん、俺無理だわ)」

 

(1ラウンドで、KOなりかけとか情けなくなぁい?)

 

蓮「ゴフッ!!…(見積もりが甘かっただけだ…すまん、一旦倒れる)」

 

(相変わらずだにゃ~…ま、いいや、暴れさせてもらうよ)

 

蓮「任せ…た…」ドサッ…

 

出血による意識低下か、それとも痛みによる気絶か、どちらにしても蓮はその場で気絶する

 

VSK「蓮!!!!!」バッ!!

 

スコーピオン「あっ!?ちょっと!!」

 

気絶した蓮にVSKが走って近づく

 

VSK「蓮!!蓮!!!!」ユサユサ!!

 

蓮「うぅ…ゴフッ…」ベちゃ…

 

VSK「だ、大丈夫!?い、今傷を!!」ゴソゴソッ!!

 

瀕死状態の蓮にVSKは慌ててメディカルポーチを探ると…

 

レン「あー…いや、必要ないこれがあれば十分だ」モニィ…

 

VSK「え?…ええ!?」

 

突然はっきりと喋る蓮に驚いて固まると、突然VSKの胸を揉む

 

レン「んー…程よい柔らかさ…服の上でもわかるくらいのマシュメロじゃなー」モミモミ

 

VSK「え、あっ///れ、蓮さんっ///ちょっと///」

 

レン「ほえ?ああ、悪い悪い、気力回復するためにおっぱい触らせてもらったわ」

 

VSK「え、えぇ!?」

 

いつもの蓮は、そんな事言わないのでVSKは驚いてしまう

 

レン「んま、痛覚を一時的に切っても体の限界はあるしねぇー…1分で終わらせる」

 

VSK「やれるのですか?」

 

レン「403時代の俺を舐めるなよ?おう!デカブツゥ!!」

 

グルルルル??…フシュウウウウウウ…

 

AK達の方に向いていたE.L.I.D.は振り返って蓮の方に向く

 

レン「死ぬ準備はできてるかい?」ギロッ…

 

身長差もアリ、体の状態も天と地程の差があれど、金色の瞳は色を衰えな

 

AK-12「あの目は…」

 

AN-94「クリミアで見た金色…」

 

グゥ…フシュ…

 

E.L.I.D.も何か感じ取ったのか、臨戦態勢の構えになる

 

レン「惜しいなぁ…そのパワーうちにも欲しいぐらいだなぁ…まぁ、いいや死ねよ」バッ!!

 

416「早い!?」

 

ウゥ!?

 

レン「まずは腹だな」ブンッ!!!

 

ゴシャ!

 

ガガガガァ!?

 

来ると構えていたE.L.I.D.だが、一瞬で接近したレンに反応が出来ず腹に一発もらう

 

レン「次は足だ」シュバッ!

 

ゴアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!????

 

怯んでいる隙に足を思いっきり蹴り膝をつかせる

 

レン「いい位置だな」ガシッ!!

 

グッ!?

 

いい所に顔があるので髪の毛を掴みそして…

 

「パワーもテクニックも悪くないが…経験値不足だな、じゃ、bon voyage(良い旅を)」ブオッ!!!

 

ウゥ!?

 

べギィィィィィィ!!!!!

 

テム「なッ!?」

 

RPK「なんてパワー…」

 

フルパワーで化け物の頭に拳を叩き込むと、頭蓋骨をたたき割って脳に腕が入る

 

レン「ちょっと、見せてもらう…よっ!」ブチィィ!!!

 

ドサッ…

 

そのまま、化け物の脳を引き千切ると、まるで電池が切れたかのように化け物は倒れる

 

レン「へー…綺麗な色だな…味は…あーん」

 

ピンク色で綺麗な色をしている脳をまじまじと見たと思いきや、突然脳を口に入れる

 

VSK「え?」

 

レン「うーん…あんまりうまくないなぁ…ま、中国人の脳よりはマシだな」

 

スプリング「れ、蓮さん…貴方何を…」

 

レン「んお?何って…飯食ってる」ブチュ!!!

 

スコーピオン「飯って…それ脳だよ?動物とかじゃなくて人のだよ?」

 

レン「うん」モグモグ…

 

416「うんって…」

 

何も疑問も疑いも躊躇もせず脳を食べるレンに味方が全員動揺する

 

89式「ひ、人を食べるなんて…」

 

レン「別に人も死ねば肉だからな、食えない訳じゃ無い、ま、軍人の肉はちょっと筋があって食いずらいけど…うめ」

 

AK-12「…蓮」ポイッ!

 

レン「ん?」パシッ!

 

AK-12「そんなものより、これの方がエネルギーが取れるわよ」

 

レン「おー、わりー……カッタッ!?なにこれ!?」

 

袋を開けてクラッカーを食べるが、まるで鉄を食っているのか以上に硬い

 

AK-12「ただのクラッカーよ♪」

 

レン「嘘つけぇ!!!こんなくそまずいクラッカーなんざ食った事ねぇぞ!!しかも賞味期限切れてるし!?」

 

袋の期限を見て見れば一年前に賞味期限が切れていた

 

AK-12「人の脳が食えるなら、それも食えるでしょ?」

 

レン「んなわけあるか、腹壊すわ」

 

89式「人肉の方が腹を壊しそうなのですけど…」

 

冷静にレンの言葉を89式がツッコムと…

 

レン「はぁ…ッ!?ゴフッ!!ガハッ!!!」べちゃベちゃ…

 

突然蓮が吐血する

 

416「!?れ、蓮!?」

 

レン「あぁ…痛覚がきrブフッ…重症だな…こりゃ…」ガクッ…

 

痛覚を切った状態で無理な戦闘をしたせいで、レンの傷は悪化しまともに立てず膝をつく

 

VSK「蓮!」バッ!

 

慌ててVSKは蓮を支える

 

レン「落ち着けって…たかが肺にあばらが刺さったのと内臓が少し潰れただけだ」

 

何がたかがなのか、どう聞いても重傷者である

 

AN-94「それただの重傷者よ」

 

レン「まぁ、そういえばそういうnブフッ…」ぼたぼた…

 

VSK「もうそれ以上は…」

 

レン「お前はホントいい子だな…あいつが、気に掛けるの納得だな」

 

VSK「あいつ?」

 

レン「気にすんな…それよりほら、もうそろそろ迎えが来るぞ」

 

ブロロロロロロロ……

 

416「ほんとだ…良く分ったわね」

 

レン「五感の感覚は503の私が鋭いからな、これくらいちょちょいのちょいさ」

 

AK-12「それだったら、急いであなたを治療しないとね…チクッとするわよ」スッ…

 

懐からペン型注射器を取り出す

 

レン「はぁ?お前アドレナリン持ってんのかよ…何であんとき渡さなかったんだよ」

 

AK-12「最後の一本をおいそれと渡すのはできないのよー」ブスッ!!

 

レン「ウッ…(プスー…)はぁ…たくっ…鎮痛剤は?」

 

AK-12「あるわよ…いる?」

 

レン「寄こせ」

 

AK-12「人にものを頼む態度じゃないわねー」

 

レン「最強天才美少女メカクレAK-12様モルヒネ下さい」

 

AK-12「大変よろしい♪サービスで規定量以上入れちゃうわよ♪」スッ…

 

そう言いながらまた懐からモルヒネを出す

 

レン「わーい(ドスッ!!)ウッ!?」

 

AK-15「躊躇が無いな」

 

AK-12「あらそう?これ位レンなら耐えそうだけど」

 

スコーピオン「…蓮って、S09の副指揮官だよね?」

 

スプリング「ええ」

 

スコーピオン「めっちゃ、雑に扱われてない?」

 

スプリング「まぁ…蓮さんですし」

 

改めて、蓮の扱いが雑になっている事を再認識していると…

 

M2HB「おーい!!みんなー!!大丈夫-!?」

 

MG42「助けに来たでしゅよー!!!」

 

VSK「来ましたね」

 

レン「ああ…家に帰るか…」

 

VSK「ええ…」

 

VSKに肩を貸しながら蓮は装甲車に乗る…




HI!

お久しぶり

また長くなっちゃったね

その分いっぱい書いたから見てくれよな!



感想を書いていただければもっとやる気が起きて投稿が早くなります

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