陸自はドールズフロントライン、海自は艦これとアズールレーン、空自はアッシュアームズ三つの世界でバラバラになりながらでも生き残る   作:素人小説書き

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艦これはCアズレンはAと表記させていただきますのでお願いします。

クロスオーバーなので悪しからず

それではどうぞ


5-1 幹部会議

呉鎮守府

 

執務室

 

元帥と連合艦隊司令長官が鎮守府から去った数分後…

 

剣子「…これは?」ジー…

 

提督用の椅子に座っている剣子は四角い縦長のタブレットを見る

 

隼人「スマホです」

 

剣子「す、すまほ?」

 

隼人「ええ」

 

剣子「なんというか…見た目の割に軽いね」クルクル…

 

隼人「軽い方が扱いやすいので…後あまり雑に扱わないでください」

 

剣子「おっと、失礼失礼…で、何で二人っきりに?何か話したい事が?」スッ…

 

スマホを隼人に返して二人っきりになった理由を聞く

 

隼人「…実は、ある人物から硫黄島の上空写真を入手しまして」カチッ…スッスッ…

 

剣子「へ?」

 

隼人「…これです」

 

スマホを起動して衛星写真を剣子に見せる

 

剣子「…ホントじゃん…めっちゃ綺麗に映ってる」

 

隼人の言葉に動揺しながらもスマホを覗くように見ると本当に硫黄島全体が映った写真があった

 

剣子「…飛行場に何重にも張られた塹壕に、多数の海岸砲…しかも、不自然な地形…実に巧妙なトーチカね」

 

隼人「軽く見ただけで一部の防御陣地を把握するとは…」

 

剣子「フフッ、これでも海軍士官学校を首席で卒業したんだからね!これ位当然当然!」

 

隼人の言葉に剣子は胸を張って自慢する

 

隼人「流石ですね…っと、話が逸れましたが、それ以外にも防御陣地はあります」

 

剣子「ふむ…確かに他にもあるね…後方には迫撃砲かしら?対空砲陣地もかなりあるわね」

 

隼人「他にも、対戦車陣地や地雷原…摺鉢山にある多数の野砲…坑道の入り口と思われる物もありますね」

 

剣子「その場所に強襲上陸か…」

 

隼人「…」

 

史実の硫黄島より強固な防衛線と陣地に二人は舌を巻く

 

剣子「ここまで強固な物は初めて見たわ…」

 

隼人「私も大戦中にこのような頑強なのはなかなか見たことがないですね」

 

第3次世界大戦や日本国内戦を経験した隼人でも、これ程の数回しか見たことが無い

 

剣子「…なぜこれを元帥に?」

 

隼人「…」

 

これ程の最重要な情報を先ほどの話し合いに出さなかったのか…聞いた隼人は答える

 

隼人「…まだ」

 

剣子「まだ?」

 

隼人「あの二人に見せるには、まだ早いかと」

 

剣子「…そう思う理由は?」

 

隼人「いくら上空から精密に撮影された情報とは言え、裏が取れるまでは憶測で言うのはまだかと」

 

剣子「確かに、もしかしたら偽物の可能性はある…だけど、島の情報を言うくらい…」

 

隼人「先ほどの話で、大本営には数多くの諜報員がいるなら、ここで話して情報がバレるなら直前で話した方がいいです」

 

剣子「うーん…確かにアメリカにバレるのはまずいけど…うーん…」

 

隼人の言っている事は納得できるが、作戦開始寸前まで情報を隠して作戦を修正するのを避けたい

 

剣子「うーーーん……うーーーん……」

 

どうするか唸る剣子だが、直ぐに決めた

 

剣子「…うん、隼人君の言う通りアメリカや他国にバレたら計画もくそもない…情報は作戦開始前まで極秘に扱うとしようか」

 

隼人「了解です」スッ…

 

剣子の判断にスマホを自分の懐に入れる

 

隼人「…しかし一か月で硫黄島に攻勢ですか…何と言うか…無茶苦茶ですね」

 

剣子「本当にね…しかも、うちの艦隊は度重なる戦闘でかなりの損耗をしているから修復が間に合っていない…

動かせる子も練度がまだ不十分…これじゃあ、まともな戦闘が出来ないわね」ギィ…

 

呉鎮守府の現状を改めて見直して見ると、かなり劣悪な状態に剣子は椅子に深く座る

 

剣子「…あれ、うち結構ボロボロ?」

 

隼人「ですね」

 

剣子「…隼人君的にこの現状で硫黄島行ける?」

 

隼人「戦いすらなりませんね」

 

剣子「おぉう…即答だねぇ」

 

考える仕草もせず即答で答える隼人に、剣子が驚く

 

剣子「ちなみに、理由をお聞きしても?」

 

隼人「いろいろ言いたい事はありますが、まとめて一括りで言えば航空戦力が不足している事です」

 

剣子「航空戦力ねぇ…確かに、一航戦や二航戦は船は無事だけど肝心の乗員がほとんど落ちちゃったからねぇ…」

 

隼人「ええ、この時代で航空戦力が無ければ熟練な艦隊でなければ勝つことも難しいです」

 

剣子「上空援護のない船はただの的か…」

 

隼人「悪く言えば」

 

剣子「…そう」

 

隼人「…」

 

隼人の指摘に剣子は深く考える

 

剣子「…うーん、ダメだな今日は頭が回らないわ」ギィ…ポフッ…

 

疲れなのか頭が回らない剣子は立ち上がって帽子を取って机に置く

 

隼人「お茶でも飲みます?」

 

剣子「いいや、もう寝る」

 

隼人「業務は大丈夫なのですか?」

 

剣子「どうせ、来月の装備と資源申請しか来ないし別にいいわよ…今日の仕事はこれで終わりよ」プチップチップチッ…

 

隼人の心配をよそに堅苦しい制服の上着を脱ぐ

 

剣子「ふぅ…」バサッ…

 

隼人「よくため息ばかり出ますね」

 

剣子「色々考えてると疲れるのよ…隼人君は疲れないの?」

 

隼人「私ですか?」

 

剣子「うん」

 

隼人「…慣れましたよ」

 

剣子「慣れねぇ…羨ましいわね」

 

隼人「大丈夫ですよ、貴方も私みたいになれますよ」

 

剣子「そうなればいいわね…じゃ、またね」ガチャ…

 

バタン…

 

隼人「…ふぅ」ポフッ…

 

剣子が執務室から出て隼人はソファに座って制帽を机に置く

 

隼人「山本五十六…女性とは言え海軍の大物に会えるとはな…存外にこの世界も悪くないかな?」ギッ…

 

前の世界と違って歴史の人物に会えることに少し喜ぶ隼人に、ノックする音が聞こえる

 

コンコンコン…

 

「失礼しマース!!」

 

隼人「む?入れ」

 

トクトクなセリフに聞いたことある隼人は、入室を許可した瞬間

 

バァン!!!

 

扉が勢いよく開くと…

 

金剛C「goodmorning!!!テイトクー!!ハグしまs…アレー?いない?」

 

茶髪で元気な艦娘金剛が大声で提督に挨拶してきたが…

 

隼人「提督なら先ほど就寝されましたよ」

 

生憎提督はこの場にいない事を教える

 

金剛C「oh!フクテイトクじゃないですかー!goodmorning!!」

 

隼人「おはよう、いつも通り元気だな」

 

金剛C「勿論ネー!元気のない日なんてありまセーン!」

 

太陽のような笑顔に隼人は自然と笑顔になる

 

隼人「はは、それはいい事だな…妹たちは?」

 

金剛C「みんな休みだから、寝かせてるネー!」

 

隼人「ああ、昨日の警戒で夜遅く付いていたからね…確かにゆっくり寝かせた方がいいな」

 

金剛C「流石フクテイトクー!女性の気持ちわかってるネー!」

 

隼人「普通の事さ…それより提督に何か要件があったのかい?」

 

金剛C「いやー、最近テイトクとハグしてなくてねー」

 

隼人「ハグ?」

 

金剛C「イェース!ハグは元気の源ネー!」

 

隼人「いつもハグしているのかい?」

 

金剛C「そうデース!昨日もですねー…」

 

 

 

 

 

昨日

 

執務室

 

剣子「…」

 

金剛C「goodmorning!!or!!バーニングラーーーーーーブ!!!」バッ!!

 

剣子「へ?(ギュ…)ちょっ…」

 

金剛C「ラーーーーーーーーブネーーーーーーーー!!!!!」グググググ……

 

剣子「待って待って、少し力つy(ギギギギギギ…)ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 

 

 

 

 

金剛C「テイトクも叫んで喜んでいたネー!」

 

隼人「それ死にかけている人の叫びじゃん」

 

金剛C「いや多分、あれは照れ隠しネー!」

 

隼人「そうなのか…」

 

金剛C「イェース!」

 

陽気な金剛Cの言葉のごり押しに隼人は納得する

 

金剛C「そういえば、思ったのデスが」

 

隼人「ん?」

 

金剛C「フクテイトクって、艦長の経験があるのデースか?」

 

隼人「なんでそう思ったんだい?」

 

金剛C「前に、テイトクとフクテイトクが話している所をたまたま見ていたのデスが、結構海上の戦術を知っていたのでネ」

 

隼人「ああ…まぁ、そうだね…副長と砲雷長を兼任してたかな」

 

サラっと重役を兼任をしたことがあるとぶっ飛んだ経歴を言う隼人に開いた口が塞がらない

 

金剛C「…Unbelievable」

 

隼人「めっちゃネイティブ」

 

金剛C「当たり前ネー…大体そんなの一人でやるものじゃないヨ、過労死するネ」

 

隼人「まあ、確かに今でもよく役割を果たせたと思っているよ」

 

金剛C「それをケロっと言うフクテイトクははすごいネ…」

 

隼人「ははは、当時は人手不足だったからね…仕方がなかったのさ……」チラッ…

 

当時の状況を鮮明に思い出したのか、執務室の窓から外の海を見る

 

隼人「…」

 

金剛C「そこまで未来はひどい有様なのネ…」

 

隼人「ああ…そうさ…」

 

金剛C「…」

 

隼人「…」

 

重い過去に場の雰囲気は最悪な状態になってしまった

 

隼人「…すまん、過去…いや、未来の重い話をして」ポフッ…

 

金剛C「問題ないネー!逆にフクテイトクの事を一つしれて嬉しいネ!」

 

隼人「はは、優しいですね…では…」ガチャ…

 

机に置いてある制帽を取って被りそのまま執務室から出て行く…

 

コツ…コツ…コツ…

 

金剛C「…うーん」ギィ…

 

隼人が少し離れて行くと金剛Cはソファーに座ると…

 

霧島A「…どうでしたか?」

 

どこから現れたのか、金剛の後ろから霧島Aが現れる

 

金剛C「うーん、まさしく善人者と言えるほどの人だったネー」

 

霧島A「…意外ですね」

 

金剛C「うーん?」

 

霧島A「姉様があれ程本心で笑顔になっているのを久しぶりに見ましたよ」

 

金剛C「HAHAHA!ひどいネー!!いつも金剛はニコニコだヨ!!」

 

霧島A「…父島では一騎当千の姉様があの副提督の前でここまで頬が緩むとは…隼人副提督…侮れない方ですね」

 

金剛Cの過去を知っている霧島Aは今との変わりように少し驚く

 

金剛C「父島ネェ……今思うと本当提督に助けてもらって感謝しかないねー」

 

霧島A「そうですね…助けられなかったら今頃ぼろ雑巾のように扱われたかもしれません」

 

金剛C「ネー」

 

霧島A「…この後どうしますか?」

 

金剛C「うーん…適当にお茶をキメましょうかネ」

 

霧島A「相変わらず紅茶を薬物みたいな言い方しますね姉様は」

 

金剛C「ちょいちょい思うけど、たまに口悪いよね」

 

霧島A「気のせいです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋

 

隼人「…」ゴソゴソ…

 

カチャ…

 

隼人「…(やはり、いつもの迷彩服の方が安心するな…)」ゴソゴソ…

 

堅苦しい制服からいつも着ている青色迷彩に着替える

 

隼人「さて…仕事は無いし…どう過ごすか…」ポフッ…

 

特にやる事もなくベッドでゆったり座る

 

隼人「…」ボー……

 

窓から暖かい太陽の光が隼人を包み込む

 

隼人「…ねむ」ポテッ…

 

暖かさで睡魔が襲って来た隼人は、抵抗もせずにそのままベッドで横に眠る…

 

ドンドンドン!!

 

隼人「……」

 

ぐっすり眠ろうとした瞬間、突然ドアから強く叩く音が聞こえ、隼人は不機嫌に体を起こすと……

 

雫「せんせーーーい!!!宿題教えてーーーー」

 

向こうから雫の大きな声が聞こえた

 

隼人「……はぁ」ポリポリ…

 

めんどいなと思いながらも扉を開ける為に、ドアノブに手を握る

 

ガコッ…

 

隼人「あ?」

 

いつもならすんなりと下がるドアノブが下がらない、違和感を感じたその刹那

 

雫「かかったな!!発破!!!」ガチッ!

 

隼人「ッ!?ブリーチングt(バァン!!!)

 

とても中学生が作ったとは思えない即席のブリーチングチャージが隼人のドアを爆破させる

 

雫「へっへっへっ……夜なべして作った爆弾がうまい事といったぜ!」

 

予想以上の出来栄えに雫は喜ぶが……

 

隼人「そんじょそこらの爆破物じゃあ俺は殺せんぞ」

 

雫「へ?(ガッ!!!)ホギョ!?」

 

隼人「即席のブリーチングチャージとは、大した物だが、まだ君が入るにはまだ早いぞ素人」ギギギギギギ………

 

雫「ちくしょおおおおおおおお!!!!!!!!!!!ギャアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」ミシッミシッミシッ………

 

爆破の煙を利用して雫の背後に回った隼人は、頭を鷲掴みして、徐々に力を入れ雫を無力化する

 

 

 

~暫くして…~

 

 

隼人「で、今日は何で爆破物を?」カチャ…

 

雫を椅子に座らせて目の前にお茶を置く

 

雫「前、先生の言っていたブリー…ブリーなんたらを使ってみたいなーっと思って」

 

隼人「…雫」

 

雫「?」

 

サラっととんでもない事を言う雫に隼人は一つ聞く

 

隼人「…仕組みはどうやって?」

 

雫「明石さんの工房に置いてあった爆破物見て覚えた」

 

隼人「冗談だろ?」

 

何とぶっ飛んだ答えに開いた口が塞がらない

 

雫「いやー、試しにやってみるもんだなー」

 

隼人「…素人が出来る爆破物じゃないぞあれ」

 

雫「え、そうなの?」

 

普通の人じゃあできない事をできる雫に隼人はとんでもない物を見つけてしまう

 

隼人「…雫、君はものすごい素質があるみたいだな」

 

雫「え!でへへ…そんな褒められてもなんも出ないですぜ~」

 

隼人「調子に乗るな」てしっ

 

雫「アウ…」

 

照れている雫にチョップする

 

隼人「…まあ、爆破物の扱いは俺が直々に教えるから、暫くは触らないでくれよ」

 

雫「はーい」

 

隼人「ふむ…あ、そういえば時雨さんはどこに?」

 

雫「え?お母さん?お母さんなら…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茶室

 

赤城C「三笠さんから会議があるなんて珍しいですね」

 

赤城A「ええ、いつもなら天城姉さまから来ますのに」

 

長門C「何かあったのか?」

 

陸奥C「さあ?いつもの被害報告かしらね?」

 

愛宕A「久々の顔ぶれね、集まったのいつ以来だった?」

 

高雄A「半年ぶりですね」

 

神通C「いつもなら、どこか欠けていますからね」

 

能代A「今日は全員強制だそうですが…」

 

時雨A「あまりいい内容じゃあなさそうだね」

 

綾波C「あまりネガティブな事は聞きたくないです」

 

伊8「いつも思いますが私達二人場違い感がすごいのですが」

 

伊19「慣れるしかないんじゃない?」

 

明石A「あ"~…足がしびれるにゃ~…」

 

明石C「わざわざ正座しなくてもいいと思いますよ…」

 

大きな茶室に大人数の艦娘とKANSENNが向かい合って座布団に座っていた

 

そして、奥の真ん中には三つの空の座布団があり、茶室のみんなは空の座布団が埋まるのを待っていた

 

長門C「そういえば赤城」

 

赤城C「はい?なんでしょう?」

 

長門C「前の航空隊訓練計画…あれ、必要と言っていたよな?」

 

赤城C「ええ、少し参考にして新しいのを…」

 

長門C「これが終わり次第渡しておくから後で、資料室に頼む」

 

赤城C「承知しました」

 

明石C「それにしても遅いですね」

 

綾波C「いつもなら、私たちが来る前に座っていますからね」

 

時雨A「まぁ、大体は一人か二人欠けているけどね…(こちらです…)っと、そんな事を話していたらきたね」

 

襖の向こうから声が聞こえ全員が背筋を伸ばす

 

スッ…

 

三笠A「…」

 

天城A「…」

 

長門A「…」

 

三笠を先頭に天城と長門が後ろについて行く

 

三笠A「…」スッ…カチャ…

 

天城A「…」スッ…

 

長門A「…」スッ…

 

そして、奥の三つの座布団に三人座る

 

三笠A「…いつも思うのだが、そこまで硬くなる必要があるのかい?」

 

重い空気になるこの状況に疑問を持つ三笠Aに長門Cが答える

 

長門C「一応建前は必要ですよ、三笠さん」

 

三笠A「うーん…まぁ、確かに艦隊の長を務めているなら、威厳は必要だけど…まぁいいか」

 

下の者の気持ちを無下にできない三笠は疑問を納得させて、本題に移る

 

三笠A「さて、まずは今回の急な招集にすぐに集まってありがとう」

 

赤城C「いえいえ…それよりも、今回はどのような内容でしょう?」

 

三笠A「うむ…実は今回の内容は…」

 

全員「「「「「……」」」」」ゴクリ…

 

いつもより真面目な顔になる三笠に全員が固唾を飲み込む

 

三笠A「我もわからん」ニパッ★

 

_(┐「ε:)_ズコーーーーーー

 

まさかの言葉に全員がこける

 

三笠A「アッハッハッハ!!!」

 

時雨C「アッハッハッハじゃないよ!」

 

三笠A「すまんすまん!!いつもの癖でふざけてしまった!!ハッハッハッ!!」

 

愛宕A「やっぱり、三笠様は慣れないわねぇ…」

 

大笑いしている三笠に全員呆れていると後ろで静かに佇む天城が口を開く

 

天城A「コホン…今回の議題に関しては私がお話します」

 

神通C「今回は天城さんなんですね」

 

赤城A「天城姉さまからですか?」

 

天城A「…つい先ほど…提督と隼人さんが硫黄島の反攻作戦を立案されていました」

 

長門C「反攻作戦!?」

 

赤城A「…」

 

時雨C「あの二人が…」

 

三笠A「ほう…何と実に興味深い内容だな」

 

提督と隼人の反攻計画が計画されている事を皆に伝えると一斉に驚き騒がしくなる

 

愛宕A「今になって反攻作戦ですか?」

 

高雄A「いくら何でも無茶だな…前の戦闘からまだ立ち直っていないぞ」

 

神通C「そもそも、近海の安全化すらうまく進んでいないのに硫黄島に反攻作戦ですか…」

 

天城A「…」

 

三笠A「だいぶ向かい風だな」

 

天城A「でしょうね」

 

否定的な意見が多い議会に三笠Aは心配するが、それをよそに天城Aは落ち着いていた…

 

長門A「…作戦の号令がかかるのはいつなんだ?」

 

天城A「約一か月です」

 

長門C「一か月?冗談だろ?」

 

天城A「今の所暫定ではありますが、ほぼ確定と言っても間違いはありません」

 

伊8「ほぼ確定なのですか…」

 

計画や作戦開始時間などもありこの場にいる三笠A·長門A·天城A以外、全員困惑と動揺が隠せなくなる

 

神通C「いくら提督とは言え、その作戦はどうかと…」

 

綾波A「準備に一か月以内はかなり急ですね」

 

赤城C「…少なくとも私達空母は出せませんね、熟練搭乗員もない空母はただの的ですよ」

 

長門C「こちらも、扶桑姉妹や山城姉妹それぞれ4人がまだ回復しきっていない…出せるには出せるが、近海防衛は最低限になってしまうぞ」

 

段々とヒートアップしてくる議会に三笠Aが一旦止めに入る

 

三笠A「…皆の者、一旦落ち着くんだ…まだ天城の話は終わってはいない」

 

天城A「コホン…もちろん、この計画が出た原因や準備期間の短さはそれなりの理由があります…それは…(失礼)あら?」

 

理由を説明しようと話そうとした瞬間、襖の向こうから誰かが来た

 

三笠A「この声は…入れ!」

 

「失礼します…」スッ…

 

三笠Aの声が聞こえたのか襖が開くとそこには、隼人がいた

 

隼人「……何か会議の最中でしたかな?」

 

三笠A「まぁ、そんな所だな…ちなみに、君は何の用で?」

 

隼人「雫がもし爆破物を製造していたら止めるようにと伝えに」

 

時雨C「え」

 

隼人「いや、今日部屋に扉爆破して突入してきたんでね」

 

「「「「「え」」」」」

 

時雨C「え…大丈夫だった?」

 

隼人「まぁ、返り討ちしたんで問題はないですが…流石に部屋を破壊は少し…」

 

時雨C「そ、そうなんだ…後で雫にキツく言っておくよ」

 

隼人「お願いします…で、先ほどの話…天城さん」

 

天城A「はい」

 

隼人「いつ聞いていたのですか?」

 

天城A「ちょうど山本閣下がアメリカのペンタゴンに向かったという話から…」

 

隼人「はぁ…もう少し防諜しないといけないな…」

 

情報駄々洩れの今の状態に頭を抱える

 

天城A「ですが、今回の件は何れ我々にも届くものでしょう?」

 

隼人「まぁ、そうですが…物事には順序がありますからね…それは守ってくださいよ?」

 

天城A「ええ…もちろんです」

 

隼人「ふぅ…まぁ、天城さんの言う通り一か月後、硫黄島に対して強襲上陸もしくは空挺を使った敵地占領を今は計画している」

 

陸奥C「…硫黄島が重要な拠点なのはわかるけど…強襲上陸だけでいいのでは?そこまで部隊を使うの?」

 

伊8「以前海岸を遠くで偵察した時は、そこまで強固な陣地と人もいませんでしたが…」

 

隼人の作戦に疑問が出てくると隼人は一つの情報をこの場で教える

 

隼人「…これはあまり公言したくないが…今の硫黄島は私の時代2020年代の兵器および銃器を持った兵士あの島にいる」

 

三笠A「…何だと?」

 

長門A「それは本当か!?」

 

隼人「…事前情報で聞いた話だとね」

 

三笠A「…君の兵器が硫黄島に多数配備されているのか……君の世界の兵器はどんなものがあるのだ?」

 

未来の兵器等が配備されていると聞くとざわめきが出てくる中、三笠Aがどんなものが配備されているのか聞く

 

隼人「…対戦車ミサイルや地対艦ミサイルさらには、多連装ロケットシステムなどがあります」

 

三笠A「……聞く限り噴式系統の物か?」

 

隼人「ご名答…これらは全てレーダーによる捕捉や補助を行い、敵目標に対して高い命中精度を実現しております」

 

三笠A「…我々の弱点であるバイタルパートにいともたやすく穴を開けれると?」

 

隼人「はい」

 

三笠A「…」

 

弱点をいとも簡単に命中させ、更には大穴を開ける事が可能と船としては驚異どころか、天敵に近い兵器に三笠Aは絶句してしまう

 

隼人「…ですが、それらを無効もしくは対処法は私が持っています」

 

三笠A「君が持っていると」

 

隼人「ええ、電波妨害やチャフにフレア等を使い、誘導弾や赤外線センサーなどを一時無効も可能です」

 

三笠A「…つまり、君は私達より最前線に前に出て敵の攻撃を全て受けるという事か?」

 

隼人「ええ、相手は一番の脅威を優先的に攻撃する…なら、対処法を一番理解している私が最前線で前に出るのがいいでしょう」

 

長門C「本気で言っているのか?」

 

赤城A「隼人様…いくら何でもそれは無茶があります」

 

天城A「私もあまり感心しませんね」

 

隼人自身が単独ですべての攻撃を受ける事に全員が止めに入るが…

 

隼人「…ミサイルの飽和攻撃は私が一番経験をしている…私単独でも問題ない」

 

時雨C「いくら何でも無茶だ!」

 

神通C「ええ、一人で行くなど自殺行為です」

 

隼人「だが、対応できるのは私しかいないぞ」

 

赤城A「ですが!(待たれよ)!!」

 

皆が説得して止めようにも、聞く耳を持たない隼人に長門Aが止め、隼人に問う

 

長門A「…隼人よ…お主の力…本当にそれほどあるのなら、今それを証明できるか?」

 

隼人「…今はできません」

 

長門A「なぜ?」

 

隼人「私の装備は現在使用が出来ません…なので、今この場では証明はできません」

 

長門A「いつなら、見せれるのだ?」

 

隼人「明日に」

 

長門A「ふむ…では明日、近海で大規模演習を行うとする…それで、お主の技量を見せてもらうぞ」

 

隼人「…」

 

長門A「その結果次第でお主を前に出すか考える」

 

赤城A「な、長門様!いくら何でもそれは…」

 

長門A「赤城よ、我々はもう失敗が許されない程、危機に陥っている…使える物は何でも使わないといけないのだ」

 

赤城A「でも…」

 

赤城C「赤城…」

 

大損害を被っている艦隊をこれ以上損失したくない長門Aは演習の結果次第で前に出すと伝えると、赤城Aが納得できないのか止めに入るが…

 

隼人「赤城さん」スッ…

 

赤城A「隼人様…」

 

自身を心配してくれる赤城Aに少しの喜びを感じながらも、赤城Aの前に膝をつき話す

 

隼人「私が死ぬことはあり得ません…ですから、心配せず私に任せてくれませんか?」

 

赤城A「…分かりました」

 

隼人「ありがとうございm(ですが!)

 

赤城A「明日の演習…全力で叩き潰して貴方を最前線に出させませんからね!」

 

隼人「…ハハハ!むしろそれくらいないと張り合いがありませんな!」

 

隼人の言葉を信じる赤城Aだが、それでも最前線に出したくない思いも隼人に伝えると彼は笑うと三笠Aが演習の編成と内容を伝える

 

三笠A「うむ、信頼し思いを伝えるのはいい事だが…そろそろ演習の内容を伝えていいかな?」

 

隼人「え、もう作ったのですか?」

 

三笠A「うむ、今日は彼女がいるからね」チラッ

 

天城A「ふふっ…これ位頭を使う必要もありませんよ」

 

隼人「流石だな」

 

参謀に徹している天城Aに隼人は感心する

 

三笠A「さて、内容だが編成は隼人君一名対全陸上航空戦力及び全空母による波状攻撃…最後は我ら3人と全艦隊による突撃とする」

 

明らか戦力差がバグっている内容だが…

 

隼人「はー…随分とまぁ大戦力ですね」

 

驚きもせずそう戦力を相手にできるのか感心している

 

三笠A「もちろん、これらは全部倒さずとも旗艦さえ倒せば我々の負けとする」

 

隼人「旗艦…ちなみにどなたで?」

 

三笠A「おっと、それは秘密だぞ!」

 

さりげなく敵の情報を引っ張り出そうとするが失敗する

 

隼人「あらら…じゃあ、私が動きを見て探すしかないか…」

 

三笠A「それくらい君にはできるだろう?」

 

隼人「はは、ちょちょいのちょいですよ」

 

三笠Aの期待に隼人はにこやかに答える

 

三笠A「うむ、では、明日全身全力で隼人を叩き潰すとしようか…よいか皆の者」

 

「「「「ハッ!!!」」」」

 

隼人「おお、すごい気迫」

 

三笠A「上官でも、遠慮なくやらせてもらうぞ?」スッ…

 

そういって立ち上がり目の前で隼人を睨む

 

隼人「へぇ…前会った時は穏やかでしたのに…この殺気…よく隠せていましたね」

 

三笠A「…そういう君も随分溢れ出ているぞ」ギロッ…

 

隼人「へぇ…よく言えたもんだなぁ…」ギロッ…

 

睨みながらも殺意が溢れている二人の元に彼女が来る

 

剣子「はぁ…どこに居たのかと思えばここに…うわっ!?こわ!?」

 

三笠A「む?」

 

隼人「あら?」

 

剣子「え!?どうしたん二人共!?喧嘩でもしたん!?」

 

傍から見れば体格のいい男と少し男勝りな女がにらみ合いあっている姿に当然何かあっただろうと思うが…

 

天城A「あ、指揮官様丁度いい所に」

 

剣子「え?」

 

天城A「明日、航空基地の航空機と全艦隊で隼人様を叩き潰すので準備手伝ってもらえませんか♪」

 

剣子「…は?」

 

 

 

 

 

 

ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!???????????????????????????????

 

 

 

 

 

 

突然の仕事に見事剣子は発狂するのだった…




どうもー

素人小説書きですー

お久しぶりですね。

新年早々大変な事になり私自身も頑張って働いていましたが、

やはりひどい物でしたね



っと、暗い話は置いておきまして…

新年また色々あると思いますがまだまだ頑張って書いて行きますよー

それではまた





感想など書いて欲しいです。

今後の改善の為にお願いします。

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