陸自はドールズフロントライン、海自は艦これとアズールレーン、空自はアッシュアームズ三つの世界でバラバラになりながらでも生き残る 作:素人小説書き
クロスオーバーなので悪しからず
それではどうぞ
隼人「…」
ヒュ~~…
少し雲がかかった青空…
隼人「…」
ザザー…
少し波がある大海原…
隼人「…」
ブ――ン…
そして…
隼人「おー…あれか…」
空を埋め尽くさんとする航空機…
隼人「…見えるだけでもかなりだな…三千機近くあるんじゃないかな?」
塊となって動く黒い影には様々な機体も見える
隼人「…飛燕に屠龍…隼と鍾馗に…こりゃ凄い、飛龍もいるじゃないか…他にもいっぱいだが…何とまぁ素晴らしい光景だな」
たった一人に対して過剰な戦力…これに震えるどころか逆にワクワクしている
隼人「…なんか昔を思い出すなぁ」
2013年10月5日
太平洋近海
イージス艦あたご
隼人「…」カチャ…
艦橋で双眼鏡を覗く当時副長兼砲雷長を兼任していた隼人と…
神子「ふぁ~…ねむ~…」
眠たそうに艦長席にもたれる当時のイージス艦艦長
隼人「…艦長、少々だらしないですよ」
神子「いいのいいの…本土近海の哨戒任務なんてこれ位柔らかくないとやってられないわよー
…あ、やべッログボするの忘れてた…スマホスマホ…」
制帽の代わりにアイマスクを付けている神子…艦長としての威厳はほぼないに等しく常にだらけていた
神子「ふっふっふーん♪……アレ?繋がらない…」
スマホを開くが電波が全く立っていない
隼人「電波はもう通ってないですよ」
神子「ゲッ…もうそこまで行ったのか…あーあ、暇になるわぁー」ギィ…
暇つぶしもできない状況に神子は椅子の背を倒す
隼人「はぁ…戦闘の時は頼りになるのに…どうしてこうなったんだか…」
神子「私はONOFF分ける出来る艦長なのでね、敬うのも今のうちだよ」
隼人「フッ…誰がこんなだらしねぇ艦長を敬うんですかね?誰もいないんじゃないですか?」
神子「そう?私には一人心当たりがあるけどねー」
隼人「…そうですか」
彼女の言うその一人は隼人も分かっているのか素っ気ない対応してごまかすと…
航海員「…!!砲雷長」
隼人「どうした」
艦橋で計器を見ていた航海員が声を上げ隼人に報告する
航海員「CICより報告!レーダーに感アリ…航空機です!」
隼人「数は?」
航海員「CIC!数は?……せ、千機だと!?そんなわけあるか!!たった一隻のイージス艦にそこまでの戦力を向かわせるわけないだろ!!!」
無線で連絡している航海員がCICの電測員と言い争いを始める
隼人「戦爆連合約千機…対して我らは近代化改修済みのイージス艦一隻のみか…操舵員」
操舵員「ハッ!」
隼人「取舵一杯、最大船速」
操舵員「ハッ!とりk(待て)え?」
艦長の代わりに隼人が指示をし反転させようと指示をすると神子が止める
神子「…ヨーソロー、第四船速」
操舵員「え?」
そのまま前に進めと命令するが、まさかの指示に操舵員が聞き返してしまう
神子「聞こえなかったか?真っ直ぐ進めろ」
隼人「艦長…いくら何でも無茶です…これほどの数は一隻では対応できません」
神子「あら、前例のない事を恐れるなんて貴方も堅実な男になった者ね」
この状況で勝機が見えない隼人は退却を進言するが、彼女は一切受け入れていなかった
隼人「艦長…もし飽和攻撃でもされれば、イージスとてものの一瞬で撃沈します…ここで彼らを止めるなど…」
神子「あそ…で?もしあの爆撃機隊が私達を素通りしたらどうなる?」
隼人「…」
彼女の言葉に隼人は考えるが中々答えがでない…
神子「ここで接敵してこのルートなら…そうだねぇ…首都に爆撃かな?」
隼人「…ッ!?まさか」
彼女の言葉で隼人に電流が走る
神子「そ、彼らの目的は私達ではなく桶狭間で戦っている味方戦力の士気もしくは補給の破壊ね」
隼人「で、ですが、首都には防空設備が……あ」
神子「首都にあった防空設備は今頃東海道を通して最前線に動かしている途中かしらね」
隼人「…くっ」ググッ…
いつものなら普通に気づく事なのに、艦長に言われるまで気付かなかった隼人は双眼鏡を握っている拳を強くする
神子「はぁ…貴方疲れすぎよ…もう少し休んだ方がいいわ」
隼人「いや、休むのは後です…今は…」
キイイイィィィィン…
隼人「あれを落とすのが先決です艦長」
神子「ふふっ…いつもの顔になったわね……」ポスッ…
アイマスクを外し、目の前に置いてある艦長の帽子を被る
神子「副長!!総員配備!!対空戦闘用意!!」
隼人「了解!航海員!!総員配備!!対空戦闘用意!!」
航海員「ハッ!!総員配備!!対空戦闘用意!!」
艦長から伝達し艦内のスピーカーから乗員に指示が下る
ドタバタ!!ドンガラガッシャーン!!
アー!!オチャガーーーーー!!
イテ!ダレダオレノアシフンダヤツ!!
シラネェヨ
イソゲイソゲ!!
ボクノオニギリドコー!?
ギャーーーー!!アタマニペンキガーーーーーー!!
扉の向こうから乗組員が慌てて混乱している音が聞こえ隼人は少し不安を感じる
隼人「…艦長」
神子「ん?」
隼人「今更ですが、船員の練度が不足しているんじゃないかと心配になってきました」
神子「何とかなるっしょ」
隼人「えぇ…」
神子「…それよりさ君、砲雷長兼任してるんだからCICに行かないの?」
隼人「もちろん行きますが…艦長が指示した方がいいのでは…」
通常CICでは、艦長の指示のもとに砲雷長がさらに具体的に指示するのだが…
このイージス艦あたごの艦長は少し運用方法が違っていた
神子「そんなの私が指示するより、貴方にやらせた方がいいわ」
隼人「ですが、それだと指揮系統の混乱が…」
神子「何言ってんの、貴方前の日本海海戦で私が不在の時に臨時で全て完璧に指揮してたの知ってるんだからね?」
隼人「げ…な、何でそれを…」
神子「もう噂で広まってるわよ…だから、貴方に副長と砲雷長の権限を渡したのよ」
隼人「相変わらず無茶苦茶な人だ…ま、そこが唯一の取り柄なのかもしれませんが…」
神子「余計な事は言わなくてもいいの!ほら、さっさとCICに行って指示してきなさい…あれ全部落とすまで帰って来ちゃダメよ」
隼人「了解しました…では…」ガチャ…
神子「さて…」ギィ…
椅子から立ち上がった艦長は艦橋の窓から敵爆撃機を遠くから見る
神子「楽しい楽しい戦いの時間ね」
鎮守府近海
隼人「…懐かしい物だな」
何千機のも敵爆撃機の前でも懐かしんでいた
隼人「…ま、今回はあの時よりはちょっとだけ厳しいかな」ガチャ…
内戦の時ではジェット爆撃機や近接航空支援等であったかが、今回はレシプロ機である性能こそ差があれど数は多い
過去と今を比較しながら小型偵察ドローンを組み立てる
隼人「さて…今日も頼むよ(カチッ…ブーーーーーン…)よし…ふっ!!」ブンッ!!
思いっきり飛ばした小型偵察ドローンはそのまま空に飛んで行く
隼人「モニターリンク確認…よし、異常なし…そんじゃ…」チラッ…
ブーーーーーン…
隼人「楽しむとしよう」ガチャ!!
無数の航空機に隼人は恐れもせず20式のチャージングハンドルを引く
こうして、この世界で初めて未来の兵器を使用した大規模演習が始まる…
隼人から数十キロ離れた場所
戦艦三笠艦橋
三笠A「…」カチッ…カチッ…
クラシックな腕時計から針の音が聞こえるほど、周りは静寂に包まれていた
三笠A「…(1200…ついに始まったか)」
腕時計の針は全て一番上を差していた
三笠A「…ふぅ…式神」
式神「!」フヨフヨ~…
三笠に呼ばれ懐から式神が出てくる
三笠A「すまない、みんなに言いたい事があるから繋いでくれるかい?」
式神「!!」コクコク
三笠の言葉を理解した式神は頷くと少し高く浮く
式神「…!!!」パァ!!
三笠A「ありがとうね」
光が出てきた瞬間、式神の体に文字が刻まれており、隼人以外全艦隊につながった事を確認した三笠は式神に感謝しながらある事を伝える
三笠A「皆の者聞こえておるか」
式神を前に全艦隊に演説を始める
長門A「…」
長門C「演説が始まったな」
長門A「うむ…」
浮いている式神から三笠の演説を長門二人は静かに聞く
三笠A「皆、今回の演習今までの小規模の対抗戦とは一味違う…今回の敵はただ一人…隼人副提督だ」
赤城A「ついに…」
赤城C「副提督と戦闘…さて、どうなるのでしょうかね」
三笠A「この時代では珍しい人対艦娘KANNSENNの戦いだ…普通なら人に対して出来るだけ加減していたが…今回は遠慮するな躊躇せず撃て」
大鳳C「うーん…副提督に対して打つんだ…うーんやりずらいなぁ…」
まだ、腕の骨折が直ってない大鳳Cは隼人に対して攻撃するのを少し躊躇っているが…
大鳳A「隼人様……彼の体を私が…傷を…ウフフ…」
大鳳C「た、大鳳ちゃん?大丈夫?」
大鳳A「あぁ…大丈夫ですわぁ…ウフフ…」
自身で隼人に傷を付け自分の所有物に出来ると考えていた大鳳Aはうっすらと笑みがこぼれる
大鳳C「そ、そう…(絶対よからぬこと考えてるよぉ)」
それを見る大鳳Cはドン引きしていた
三笠A「もちろん副提督にもこのことは通達している…ちなみに彼から演習前に伝言をもらった」
五十鈴A「伝言?」
五十鈴C「…嫌な予感がするわね」
野生の勘がそう思わせるのか、嫌な予感が来ると感じ取っていた
三笠A「えー…もし、私に致命的な一撃を出しこの演習で活躍した物には…一日私を好きにしていいとの事だ」
ドゴーーーーーーーーーン………
伝言を伝えた瞬間全艦娘とKANNSENNに電流走る
赤城C「え…隼人さんいくら何でもそれは…」
敢えて敵の士気を爆上げさせるような事をする隼人に赤城Cが驚くと…
赤城A「ウフフ…」
赤城C「あぁ…」
後ろで笑みが止まらなくなっていた赤城Aに赤城Cは顔に手を当てる
赤城A「隼人様…これは赤城に対する試練なのですねぇ…ええ…ええ!!超えて見せますとも!!愛の力でこの試練を!!!」
赤城C「はぁ…何があっても知りませんよ、隼人さん…」
いつもなら、出来るだけフォローをする赤城Cだが、今回はどうしようもならないのか諦めていた…
金剛C「Wow!!フクテイトクも結構大胆ネー!!」
金剛A「一日好きにしていい…ふーん…結構面白そうですね」
意外な度胸のある言葉に金剛Cは感心し、隣にいる金剛Aは隼人という男に少し興味を持つ
隼鷹A「一日…幼なじみを好きに…」
幼なじみ(記憶改竄)に一日中好きにできると聞いて考える隼鷹A
隼鷹C「ハッハッハッ!!こりゃ、面白くなっていきそうだねぇ!!」
シラフ状態の隼鷹Cは大笑いしていた
隼鷹A「お姉さんには渡さない…」
隼鷹C「お、いいねぇ!たまには姉妹で競い合うのも悪くなさそうだ!」
久しぶりに隼鷹Aの対抗心を見た隼鷹Cはニコニコと競い合うのが楽しみになってきていた
愛宕C「あらあら~…大変な事になっちゃったわね~」
愛宕A「…」
愛宕C「?…愛宕ちゃん?」
ずっと黙っている愛宕Aに愛宕Cが心配して近づいた瞬間
愛宕A「どうかしましたか」
いつもより、気が引き締まっている愛宕Aがいた
愛宕C「あらら?なんか本気になってない?」
愛宕A「そうですか?…それよりも、急いで副提督を見つけましょう」
愛宕C「うーん…そんなに慌てなくてもいいと思うんだけどね~?」
久しぶりに本気になっている愛宕Aを見て珍しさを感じる愛宕Cだった…
三笠A「さて…皆、彼の言葉…その意味をしっかり理解した上で演習に臨んでくれ…私からは以上だ」スッ…
演説が終わった三笠は式神を優しく手に取る
式神「…」スゥ…
役目が終わったと感じた式神は体に刻まれていた文字が自然と消え、真っ白な綺麗な式神に戻る
三笠A「ありがとうね」
式神「…」スゥ…ペタッ
感謝された式神はすぐに三笠の懐に入って行く
三笠A「さて…未来の技術…受けてみるとしようか」
海の地平線に向かって見るその目は、少しの興味と未知なる恐怖どちらとも秘めていた…
加賀A「航空隊順次発艦…一部の零戦は当艦隊の上空警戒に当たれ」
加賀C「攻撃機及び爆撃機は左右に分かれて行くように」
ブーーーーーン!!!!
艦橋から式神を使って順次飛んで行く艦載機を的確に指示をし、攻撃命令も出していた
加賀A「…隼人…いや、みらい相手にこれは通じるのか?」
艦隊上空を編隊飛行で飛ぶ多数の艦載機…
加賀の空母から出てきた艦載機以外にも赤城、蒼龍、飛龍…大鳳や翔鶴に瑞鶴など…
これまでにない程の数を見ても加賀Aは勝てると言う確信が得られなかった
加賀C「…分からないわ…でも、何もしない事よりも何かをする事に意味があるわ」
みらいと言う何もかも化け物じみた能力と武装に対抗手段なんてものは無く、
数の暴力に頼るほかなかった
加賀A「…あの時とは同じようにはなりたくありませんね」
演習用の航空機の為、落とされても損耗はしないがそれでも以前の海戦のように
帰還数0はあまり味わいたくない加賀Cはただ空を見上げるしかなかった…
軽空母 鳳翔
飛行甲板
剣子「はぁー…突然場所の手配をしてくれと言われ、ここら近海を何とか取れたと思いきや…まさかこんな大規模な演習をするとは…」スチャ…
ため息をつきながらも双眼鏡を覗いて空の様子を窺う剣子
鳳翔C「凄い数ですね提督さん」
剣子「だねー」
位置的に双方の中間にいる鳳翔達は審判として立っていた
剣子「…(呉陸軍海軍総合航空基地から約3689機……鳳翔除く、呉海軍基地所属正規空母及び軽空母から約890機…)
約4500機の航空機がたった1人の男に向かっている…この無数にいる航空機に一体、隼人はどう動くのか少しワクワクしながら見ていると…
「これが教官の航空隊ですか」
剣子の隣で双眼鏡を覗いてみているスカーフェイスの女提督が興味深く航空機を見ていた
剣子「ええ、少し時代遅れな物もあるけどねー」
「…装備の申請すれば、すぐに最新鋭に出来るはずですよ教官」
剣子「何言ってんの、父島は最前線だから装備更新の申請はすぐに申請できると思うけど、うちなんか通るわけないわよ」
「…申し訳ありません教官…何も知らずに…」
剣子「いいのいいの…有能で重要な場所には常にいい物が置かれる物よ…別に謝らなくってもいいわ自然の理だからね…」
「…」
剣子「士官学校でも教わったでしょ、どんな時でも優劣は付く…今でもそうよ
夏姫「…そうですね剣子教官」
最前線は最新鋭の武器や一級品の物が配られ、後方は旧式な物やお粗末な品等が配られる…
このような状況でも剣子は自然の理として受け入れていた
剣子「…そういえば、あいつの最後どうなった?」
夏姫「…安納前提督ですか?」
剣子「ああ…私の教え子よ」
夏姫「…初耳ですよ、あの問題児が貴方の教え子なんて」
剣子「まぁ、私ってあんまり口外するタイプじゃないしね…とは言え、あの子が問題児ねぇ…」カサッ…
大本営からの知らせで弟子が死亡したと聞いた剣子
その時の事を思い出すのか、懐からタバコの箱を取り出し一本出す
剣子「…ん」スッ…
夏姫「すみません…最近は…」
剣子「うっさい、一本取りなさい」
断ろうとする夏姫に剣子は煙草を押し付ける
夏姫「はぁ…貴方は相変わらず頑固ですね」スッ…
剣子「フフ…長生きの秘訣よ…ん」カチャ…ジュボッ!
夏姫「ん…」チリチリ…
しぶしぶ一本取った夏姫は剣子が取り出したライターで煙草に火をつける
剣子「スー…は~…あいつ自体、根っから悪い奴じゃなかった」
一回吸って、何か思ったのか剣子が彼の過去を夏姫に語る
夏姫「本当ですか?ですが、大本営での報告書では駆逐艦やその他の艦娘を過剰に損耗させ沈ませていると…」
剣子「それは、最近の彼の姿よ…昔は損耗どころか海防艦に小さな擦り傷があれば貴重な修復バケツを使う程の過保護な男よ」
夏姫「そこまで…では、彼をあそこまでさせたのは?」
剣子「…婚約者が深海棲艦に殺されたのよ」
夏姫「…」
彼の過去に踏み込み始めると夏姫は口を閉じ、剣子の言葉に黙って聞く
剣子「名前は土佐…敵の大規模攻勢に対応する為、連合艦隊旗艦として前線で指揮をしていたが…前に出過ぎたか、航空機の餌食になって沈んだわ」
夏姫「…」
剣子「指揮をしていた彼は…文字通り悲しみ怒り狂った…その時見たのは…この世に絶望し見るも無残な化け物がいたわ」
夏姫「…」
剣子「…私なりに彼を何とかしようとしたが…だが、彼は私の想像以上に狂っていた…」スッ…
過去を思い出し、自身の未熟さを痛感したのか制帽を深くかぶって顔を隠す
夏姫「そこまで…」
剣子「…」
夏姫「…新しい副提督はそうならないようになればいいですね」
剣子「…彼は大丈夫よ」
夏姫「それはどういう…」
剣子「彼はもうすべての絶望と憎しみを味わっているからね」
夏姫「すべて?」
剣子「いずれ説明するわよ…鳳翔さん」
後ろで待機していた鳳翔を呼ぶ
鳳翔C「はい」
剣子「偵察機を出して、彼を戦闘を記録して、今後の戦闘で使えるかもしれないから」
鳳翔C「そういうと思いまして、発艦させております」
剣子「ふむ…大変結構だ、一応識別発光信号は怠らないようにね」
鳳翔C「承知しました…」
剣子「さぁ、私に希望を見せて隼人君」
隼人「ぶえっくしゅん!!!う~ん…誰か噂しているのか?」ズルズル…
鼻をすすりながらも上空を見る隼人
ウウウウゥゥゥゥ!!!!!
隼人「来たか」
敵航空機の群れが隼人に狙いを定めたのか急降下して襲ってくる
隼人「…固まり過ぎだな」ガチャ…
M95バレットを取り出し急降下をする大量の爆撃機に対して構える…
隼人「…レーダーアシスト起動」ピピッ…
狙いは…
隼人「…ここ」カチッ、バァン!!
機体の下にある爆弾だ
カンッ!バァァァァン!!
「「「!?」」」
ブゥン!!!
隼人「お、散らばった」
先頭が隊長機だったのか、爆発が起きた瞬間、周りの航空機が一斉に急降下を止め辺り一面に散開するが…
ブゥゥン!!ガシャアアアン!!
ゴシャアアア!!
隼人「あらら、密集し過ぎて接触事故起こしてんな」
突発的な動きや集団で固まって動けないのが原因か回避行動した機体と急降下中の機体があちこちにぶつかって落ちていく
隼人「この感じを見ると…航空基地の航空隊は練度が低そうだな」
暫く攻撃が出来ないと感じ取った隼人は、冷静に状況を確認し原因を探る
隼人「…やはり通信がままならんと連携不足でこうなってしまうのか…報告書に挙げておこう」
厳しく現状を把握していると…
隼人「…何かいるな」クルッ
後ろから何か気配を感じ振り向く…
海中
伊8C「…ッ!?ば、バレた!?」
海中から覗いていた伊8Cは気付いたことにびっくりして潜望鏡を離す
伊168A「な、何でバレたの!?ここから一キロあるよ!?」
伊19A「うーん…これ逃げた方がいいんじゃない?」
伊401C「いや、さすがにここまでの距離でバレるなんて流石に…」
一キロ先から潜望鏡を見つけるのは至難の業…普通の人間がそこまでできるとは思えないと伊401Cは考えると…
伊26C「…あれ、前から何か来てない?」
伊168C「え!?」
前方から何か来ていた…それは…
魚雷だ
伊8C「ウソでしょ…」
カンッ…
ボォォォォォォン!!!!!
隼人「潜水艦か…一瞬とは言え位置がバレたし…移動するか」バシャ!!
同じ場所にとどまるのは危険と判断し即座に移動する
隼人「…(ピピピッ…)ん?…ドローン目的地に到着…ふむ…」
ドローンの情報が届き、リアルタイムで敵艦隊の上空を確認する
隼人「…うーん…二つの艦隊に分けていると思いきや、まとまって動いているのか…これじゃあ旗艦が分からんな…」
正面からではいくら未来の技術とて、ハチの巣にされるのは火を見るより明らかだった…
そもそもの問題、彼の武装は一部は演習弾には代えているが、迎撃ミサイル等は実弾であり演習では使えない
使えるのは127㎜の主砲と20㎜小型CIWSに炸薬を極限までに減らして力技で模擬弾にさせたアスロック…
残りは20式やM95バレットである
使える武装が少なく使える戦法は限られていたが、彼は頭を絞りに絞って出した戦法は一つ
ロングレンジでの砲撃である
隼人「…中央に前ド級戦艦…三笠か…旗艦のように真ん中にいるが…違うな…天城の事だ…絶対に罠がある」
巡洋戦艦天城
艦橋
天城A「…」
式神「先ほど潜水艦隊の連絡が途絶えました…もしかしたら全滅したかも知れません」
式神からの報告を聞いた天城Aは驚く
天城A「…空爆で意識が上に向いている内に後ろから叩こうと思いましたが…やはり勘が鋭いですね」
式神「さらに、第一波攻撃隊は多数の接触で混乱…体勢を整えず、敵に対して攻撃を実行するも有効打を与えられず、そして、敵の精密な対空砲火で大損害を被り撤退しました…」
天城A「空も…これでは場所も分からない…」
最初の策が失敗し、更には空による位置情報が途絶える
天城A「さて、どうしましょうか…」
敵の位置が分からくなり、有効な戦略が出せないこの状況にどうするか天城Aは考える
天城A「……航空巡洋艦に連絡」
式神「…」プルプル…
式神が震え徐々に文字が刻まれるが…
天城A「…?」
式神「…」プルプル……ピタッ…
天城A「…止まった?」
式神に刻まれた文字が中途半端に止まる
天城A「…航空巡洋艦に再度連絡」
式神「…」シーン…
天城A「通信が出来ない?(チカッチカッ…)ん?」
天城Aの指示を聞いても全く動かない式神に天城Aが異変を感じていると、横から光が見える
天城A「…陸奥から発光信号」
戦艦陸奥の艦橋から小人が信号灯で信号を出していた
天城A「…つ·う·し·ん·ふ·か…ぜ·ん·か·ん·て·い·し·つ·う·し·ん·も·う·さ·い·こ·う·ち·く…全艦停止…」
全艦隊の通信が繋がらず、再構築の為に一時止まる事になる
天城A「…」
航空隊は撤退し、潜水艦隊は全滅…敵の位置は分からず、どこにいるかすら分からないのに無線が通じなくなり艦隊が止まる…
この時天城Aは嫌な予感を感じ取る
天城A「何かが…K(ドォォォォン!!!)ッ!?」
突然爆発音が聞こえ周りを見ると…
天城A「赤城の飛行甲板が…」
赤城の飛行甲板に砲弾が炸裂し飛行甲板が使用不可になり空母の機能を失う
天城A「まずい…」
隼人「…赤城の飛行甲板に当たった…どうやらレーザー誘導なら行けるみたいだな…さて、空母として機能を奪って大破判定になるはず…」
小さな岩に座ってタブレットを見る隼人は偵察ドローンの映像を見て艦隊の様子を見ていた
隼人「…知らせもないか…じゃあ、赤城は旗艦じゃない…砲弾一発無駄にしたな…GPS誘導砲弾装填」ガチャン!!
座りながらもむき出しのオートローターが砲弾を主砲に装填する
隼人「…次の狙いは…ふーむ…旗艦が分からんと打ちづらいな…」
タブレットで艦隊の状況を見ても、動きが無く旗艦の特定は難しかった
隼人「…(ピピッ…)…レーダーコンタクト…敵航空機接近…赤城達の航空機か!」
ブウウウゥゥゥゥゥゥン!!!!
第2波である空母艦載機890機が、隼人を発見する
隼人「……今度は散開している……まとめて対応させないつもりだな」
先程の航空隊とは違い、今度は密集せず散開しまとめて落とされない様に対策を施していた
隼人「…前の戦闘で少し学んで来たか…が、やることは変わらん」ガチャ!!
こちらに突っ込んで来れば落とす、ただそれだけ考えている隼人は、20式の弾を込める
隼人「……」スッ…
ブウウウゥゥゥゥゥゥン!!!!
隼人「……」カチッ、パァン!!
隼人に向かって急降下してくる4機の99式艦上爆撃機に隼人は落ち着いてエンジンを狙い撃つ
カンッ!!プシュ~……
「!?」ブゥゥン……
一番手の機体はエンジンに煙が吹き出てくるが、慌てず周りに手信号を出して、離脱を開始する
隼人「冷静だな…」
味方に混乱させず的確な指示と規律に感心していると……
カチン……ヒュウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ
残った3機が隼人に向かって250kgと60kg複数の爆弾が降下する
隼人「CIWS起動…迎撃はじめ」ウイィィン……ブオオオォォォォォォ!!!!!
隼人の外骨格についている小型のCIWSが勢い良く動き出した瞬間、20mmの弾丸が降下する爆弾に向かって放つ
カンッ!!ボン!!カンッ!!ボン!!カンッ!!ボン!!
無数の爆弾が降下するが高性能なレーダーと武装の前ではいとも簡単に無力化される
隼人「…!近距離に敵機…低空飛行で来たか」
デバイスから、5つの機影が現れる
魚雷を搭載した攻撃機だ
隼人「……」
ブウウウゥゥゥゥゥゥン!!!!
97式艦上攻撃機が低空で隼人に向かって狙いを定める
隼人「…」
それに対して隼人は何もせず敵を真っ直ぐ見る
…ガシャ!!バシャアアァァン!!
特に妨害もなく97式の魚雷は海中に潜り隼人に向かって高速で進む
隼人「遅いな」バシャ!!!
投下を確認できた隼人は即座に移動し魚雷を避ける
隼人「人に対して魚雷を使うとは…もったいないな」
大型目標に対しては絶大な効果を誇る魚雷だが、的が小さく機動性のある人に対して使うものではないと感じる隼人は通り過ぎた魚雷を見る
隼人「…(ブウウウゥゥゥゥゥゥン!!!!)チッ!!」バシャ!!
少しよそ見をしている間に、零式艦上戦闘機21型が隼人に狙いを定めて降下してくる
隼人「爆弾と魚雷が効かないから機銃に変えたか…だが、少々真っ直ぐ過ぎるぞ」ガチャン!!
高速で動きながらも銃のチャージングハンドルを引き12.7mmを装填、動きながらも狙いを定める
ダダダダダダ!!!!!
隼人「…」グッ……
零式の射程圏内に入って多数の機銃掃射を浴びさせられるが、全く表情を変えずに狙いを定める
隼人「ここ」バァン!
ビシッ…ブゥゥゥゥンバシャアアアアン!!
隼人「…一つ」
しっかり狙った弾はコクピットに命中、そのままパイロットが死亡した艦載機は海面に突っ込む
隼人「…」
ブウウウゥゥゥゥゥゥン…
軽々と迎撃する隼人に飛行隊は上空を旋回して隼人の隙を探る
隼人「…時間をかけるのがもったいないな…(カチッ…)特一式特殊砲弾飛雨…装填」
出来るだけ時間も弾薬を使いたくない隼人は、首につけてある無線機を点け何かを指示すると…
ピピピッ…
「直ちにキーを挿入し、暗号を入力後、指紋認証してください」
タブレットから、アナウンスが流れる
隼人「…(カチッ…ピピピピッ…グッ…)短期決戦だ」
「承認中……渡邉隼人大尉の承認を確認、特一式特殊砲弾飛雨装填」
ガコッ!!
認証が確認されると主砲の後ろにくっ付いている弾薬箱から扉が開き
カランッ!
主砲の薬室に装填
ガチャン!!!
そして、閉鎖機が閉まり装填が完了する
隼人「…これで決める…発射」
バァン!!
未来の技術が詰め込まれた砲弾が今赤城達元に飛んで行く…
艦隊上空
零戦パイロット1「…!」
空母を守っている零戦パイロットが、遠くの空から何かを見つける
零戦パイロット2「?」
零戦パイロット1「!!」ブンブン!!
零戦パイロット2「…!?」
前方を指をさすパイロットに見て見ると、こちらに向かって高速で動く物体が見える
零戦パイロット!「…!」ピッ!
零戦パイロット2「!」グッ!
正体を確認する為に二機の零戦パイロットは物体の元に向かうが…
ヒュッ!!!!!
パイロット1.2「「!?」」
バァァァァン!!
何かが高速で接近して避けようとしたが、間に合わず二機の零戦は墜落する
空母赤城
艦橋
赤城C「…火災は?」
赤城A「何とか収まり格納庫も8割修復完了しています」
赤城C「…まさか、アウトレンジの攻撃が来るとは思わなかったわ」
赤城A「それも砲弾ですからね…電探ではとらえられないですね」
赤城C「このまま無線も繋がらず動けないんじゃあ、嬲り殺されるわね」
未来の技術に手も足も出ない現状にどうするか頭を巡らせていると…
赤城A「…あれは?」
赤城C「? 何か?」
赤城A「あそこに何か…光が…」
赤城C「光…ッ!!赤城!!」
空に見える光を見た瞬間、赤城Cの勘が叫ぶ
やられると
赤城A「は、はい?!」
赤城C「全艦隊に発光信号で命令伝達!!対空警戒!!」
赤城A「は、はい!妖精さん!発光信号!」
妖精「!」ビシッ!
足元にいた小人に急いで赤城Aは急いで指示を出す
赤城A「赤城さん…まさか、あの光って…隼人様の?」
赤城C「分からないわ…でも、あれは普通ではない事は分かるわ」
赤城A「……(ピコン…)!」バッ!!
空に見える光に何とも言えぬ不気味な感覚に襲われていると、艦橋の電探から反応が出た
赤城A「…!電探感知!敵……は?」
赤城C「…どうしたの?」
赤城A「……無数の航空機らしきものが接近しています…それも高速です」
赤城Aの見てる電探にはまるで一つの塊のように小さな機体が群となってこちらに向かってきていた
赤城C「…対空戦闘用意!」
赤城A「対空戦闘用意!」
今の自身にできるのは自分を守る事のみ、最後の抵抗を試みる為に対空戦闘を開始するが…
ヒュウウウウウゥゥゥゥ!!!!!バァン!!!
赤城C「キャッ!?」ドサッ!
赤城A「くっ…」バタッ!
突然風切り音がした瞬間、大きな爆発が起き艦橋が揺れる
赤城C「な、何が起きて…は?」
突然の事に何が起きたか分からない赤城は、立ち上がって外を見ると信じられない光景が見えた
赤城C「これが…未来の戦いなの…」
全ての艦艇から黒煙を上げて無残に大破されている光景だった
赤城A「い、一体どうやってこれを…」
たった一瞬で連合艦隊を壊滅させる隼人の技術に赤城Aは恐怖する
赤城C「…赤城」
赤城A「!は、はい!」
赤城C「旗艦雲龍の状況を確認して…大破していたらすぐに降伏するわよ」
赤城A「わ、分かりました…すぐに確認します」ガチャ…
赤城C「…結局手も足も出なかったわね」ギィ…
負けを確信した赤城Cは椅子に座って無心で空を見る…
隼人「…壊滅…これは勝ったな…(カチッ)電波探知妨害装置停止」
全ての艦艇に致命的なダメージを与えた隼人は勝利を確信、妨害装置を止め無効化していた無線を使えるようにする
隼人「…何とかなるものだな…とは言え飛雨を使っちゃったけど…ま、後4発あるし何とかなるか…(あーあー…隼人くん聞こえる―?)む?」
通信機が使えるようになったのか、無線から剣子提督の声が聞こえた
隼人「こちら隼人、聞こえます」
「あー…向こう側の旗艦空母雲龍が大破判定…演習終了よ」
隼人「了解です…では、帰隊すればよろしいでしょうか?」
「いや…少し待って欲しい」
隼人「はぁ…何か起きたのですか?」
「嫌ね?父島の提督から提案が来て…」
隼人「はい」
「…どうやら、父島所属の艦娘及びKANNSENN約3人と戦って欲しいと」
隼人「…は?」
空母鳳翔
格納庫
夏姫「本当にやるのかい?」
???「ええ。それが我々余所者の存在意義ですから」ガチャ…
白のコートと黒い制帽を纏った男勝りな彼女は艤装の準備をしている
???「兄さん……」
同じ服恰好をしている艦娘もいた
???「……」
そして、加賀と同じ格好をしている髪の長い子もいた
???「土佐、やれるな?」
土佐「はい」
???「それでいい」
夏姫「作戦を確認しよう」
三人の意志を尊重する夏姫提督は作戦の説明をする
夏姫「まず、制空権の確保。これは土佐、君にお願いしたい」
土佐「……一つ思ったのですが、よろしいでしょうか?」
夏姫「なんだろうか?」
土佐「相手は空母型ではない一人……制空権の確保は必要でしょうか?」
夏姫「……む、それもそうか」
???「攻撃機と爆撃機の比重を増やすか?」
???「いえ、あくまで戦闘機6、攻撃機2、爆撃機1、偵察機1は崩さないほうが良いかと」
夏姫「なぜだい?」
???「F2Gは今回……爆装をしていますが、先程までのワンサイドゲームを見ていた限り、数で飽和させるべきです。」
隼人の戦闘を見ていた彼女は、数で押す作戦を提示する
夏姫「動きの鈍い攻撃機や爆撃機ではなく、機敏に動く戦闘機で対空に集中させるわけか」
???「そして対空に注意を惹かせている間に白兵戦を仕掛ける……か」
夏姫「装甲を活かした耐える戦術……」
???「はい、私達ガングート級は装甲の硬さこそ後輩と比べると微妙ですが……代わりに満遍なく防御できます」
土佐「フレアとチャフ……準備できました」
小型の装置を持った土佐が二人に装置を渡す
???「ありがとう」
夏姫「フレア?チャフ……あー…」
???「詳しくは私から」
そう言って彼女は装備を夏姫提督に見せる
???「こちらは手投げ式の13式試製小型水上撹乱爆雷です」
???「有効射程はおよそ10m」
???「炸裂時に高温の熱と薄い金属片を撒き散らします」
???「これによって相手のセンサーから逃れる、という算段です。もちろん、直接ぶつけても良いですよ。普通の駆逐艦くらいなら焦げるだけでは済まないでしょうから。」
夏姫「……それ、使って大丈夫なの?」
???「……使うまでは捕まらないかと」
夏姫「わかった、いってらっしゃい、土佐、ガングート、セヴァストポリ」
ガングート「ええ…行ってきます」
装備を整えた3人は夏姫提督に見送られながら戦闘区域に行くのだった…
やぁ
素人小説書きだよ
少し長くなったね
とは言え、今回は長めに書いたから許してくれると嬉しいな
今回はイエローケーキ兵器設計局とのコラボでごぜーます!
うれしい
次回もコラボなのでお楽しみに
お知らせなのですが、兵器解説の話も入れようか考えています。
のちにアンケートをお出ししますのでお願いします
感想など書いて欲しいです。
今後の改善の為にお願いします。
後、オリキャラの募集また始めます
コメントからお願いします。
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