陸自はドールズフロントライン、海自は艦これとアズールレーン、空自はアッシュアームズ三つの世界でバラバラになりながらでも生き残る 作:素人小説書き
もし、元ネタを知らない方は
Google先生にアッシュアームズをぶち込んで検索するように。
もう知っている方はどうぞ。
検索して一応なんとなくわかった方もご視聴ください。
応接室
落ち着いた空間に自分と小貝はソファでゆったりと座って教官を待つ…でっかいリセッターに見られながらも
勇翔「…」
リセッター「…」フヨフヨ…
小貝「♪〜」(鼻歌)
勇翔「…なぁ、小貝」
シーンとした部屋の気まずさに耐えられなくなった僕は小声で小貝に声を掛ける
小貝「んぉ?」
勇翔「何故か知らんが、このリセッターに滅茶苦茶見られてんだけど…これどう反応すればいいの?めっちゃ気まずくてしんどいんだけど…」
小貝「いや知らんがな」
大雑把な性格の小貝に相談した僕が馬鹿だった
そんな後悔をしていると紅茶を持った教官が部屋に入ってくる
教官「やぁやぁ、待たせて申し訳ないねぇ…とりあえず紅茶でもどうぞ勇翔大尉と痴れ者君」
部屋に入って初っ端から口が悪すぎる…絶対小貝が挑発に乗るぞ……
小貝「おう、喧嘩売ってんなら買うぞ?」
ほらみろこいつもろに挑発受けてんじゃねぇーか!!!
教官「ハハッ!あれほどの事をしたのにまだ威勢が出るとは……君も面白いねぇ…」ジッ…
面白いと言っている割に目が笑っていない
小貝「はっ!!負けても最終的に勝てば良いんだよ……ま、勝てない戦はしないタイプだけどな」ポフッ…
そう言いながら小貝は大人しくソファに背中を預ける
教官「そうか……軍人にしては珍しいタイプだな気に入ったぞ」
小貝「そりゃどうも」
少しピリッとした空気から抜け出せた……と思ったら
教官「……それにしても君」
小貝「あ?」
教官「夜は結構盛んになるタイプかな?」
勇翔「ブフォッ!!!」
ドストレートな言葉に思わず紅茶を吹き出してしまう自分と
小貝「えっ……うわっキッショ、なんでわかんだよ」
夜に激しくしている事に気づいた教官に小貝がドン引きする
教官「私は鼻が良い方でね……君の体から女性の匂いがするね……しかも相当やってるね、かなり匂いが濃いぞ」
勇翔「ゴッホッゲッホッヘッホッ…そ、そんなにかい?」
教官「ああ……何なら誰とやっているか予想してみようか?」スッ……
そう言うと教官は小貝に近づき匂いを嗅ぐ
教官「失礼するよ」
小貝「ん」
教官「うーん……(スンスン)これは …星屑製のエンジンオイルかな……しかもレシプロタイプかな?……うーん、ビールの匂い……それも深い味わいのイングリングだね……ふーむ…わかった」スッ…
誰かわかったのか、顔を離し答えを出す
教官「AD-1スカイレイダー……面白い子だね」
小貝「まじかよ当てやがった」
見事当てた教官に小貝が驚いていると……
教官「……スカイレイダーか……君」
小貝「あ?」
教官「スカイレイダーのどこが好きになったんだい?」
突然教官が小貝にスカイレイダーの好きなところを聞いてきたのだ
小貝「なんでまた突然」
教官「良いの良いの気にしないで教えてよ」
少し悩んだあとこう答える
小貝「はあ…まあ良いけどよ……んーー……まぁまず顔が良い」
教官「顔」
小貝「そそ、顔……んで、意外にウブなんよねボーイッシュな割にギャップがある」
教官「ふむふむ」
小貝「後は……胸とか尻も俺の好きなサイズだったな」
教官「ハハハッ、体の相性もいいと言うわけか!」
小貝「そゆこと」
小貝の答えを聞いた教官は満足そうに笑顔になる
教官「好きになった事を素直に言えるのは良いことだ……大切にしなよ」
小貝「もち」
教官「うむ……」カチャ…ススッ…
小貝の返事を聞き少し落ち着いた教官は紅茶を取って飲み、
一呼吸おいて本題に入る
教官「ふう……さて、早速本題に入るが…君は確か赤色十月同盟学連に戻りたいと言っていたな……あの機体を修理して」
勇翔「ええ、一刻も早く基地に帰還して無事を伝えないと…」
教官「まぁ、こんな僻地で数時間連絡取れないと向こうも不安になるさね…」ススッ…
ほんの少し焦っている勇翔に対して、教官はゆったりと紅茶を飲んでいる所に小貝が入ってくる
小貝「……なぁ、教官さんよ」
教官「ん?なんだい?」
小貝「勇翔の機体を直すと言ったがよぉ……あれそもそもここの機材で直せんのか?」
教官「無理だね」
余りにも即答に答えるあまり即答かよとつっこむ小貝に、教官が少し申し訳無さそうに説明する
教官「いやー、最初は簡単に直せると思ったが見た感じかなり複雑でね、知識はあっても道具が足りないんだよ」
小貝「知識はあるんだな」
教官「見た目はこんななりだがこれでも教官だからね、自分のものが整備できない人なんて教官と呼ばれる資格はないさ」
小貝「同感だな…しかし、治せんとなるとどうやってF-3を持っていくか…」
勇翔と小貝を赤色十月同盟学連の基地に向かうのと同時に大破したF-3をどうするか3人と1体は考えると勇翔が一つ思いつく
勇翔「うーん…いっそのこと置いて行くか?」
機体をこの基地に置いて行くという大胆な考えだが、早速問題点が出てくる
小貝「ブラックボックスはどうすんだよ」
勇翔「無理やり抉り出す」
小貝「機体の処分は?」
勇翔「遅延性の爆破物で内部から破壊する」
小貝「お前腐っても特殊作戦群の人だろ?情報の保全適当すぎやしないか?」
あまりにもガサツな考えにドン引きする小貝
勇翔「まぁ、これ位なら大丈夫かなって」
小貝「いや、良くないよ!!全然良くないから!!」
流石にツッコミも入れるほどである
教官「だがまぁ、ブラックボックスを抉り出して機体を破壊すると言うのはいい着眼だね」
勇翔「うーん…どうしたものかなー…」
小貝「うーん…」
教官「ウーム…」
黄昏石「…!」ニョキ
リセッターが何か閃いたのかニョキッと触手を教官の肩に伸ばす
教官「…え、本気かい?」
黄昏石「…」うねうね
教官「いいけど…彼らが持つかい?」
黄昏石「…」ビチビチッ!!!
教官がリセッターに聞くたびに激しく動く触手に横から見ている二人は…
小貝「…(いつ見てもあの触手きもいな…)」
勇翔「…(なんか神経潰した時の魚みたいにビチビチ動いてる…)」
ドン引きしている
教官「うーん…分かった、聞いてみるとしよう」
黄昏石「…」スッ…
教官「二人共」
勇翔「うん?」
小貝「あ?」
話し終えたのか教官が二人の方に向いて一言
教官「空の旅はいかがかな?」
勇翔·小貝「は?」
赤色十月同盟学連
辺境の基地
「…」カチカチッ……キュッ…
少し暗い格納庫で特徴的な赤い星が書かれたARMSを弄っている少女がいた
「…」キリキリキリ…
ボルトをしっかりと締めて緩まない様にしていると,格納庫の入り口から年老いた軍人が入って来る
「相変わらず暗い所で整備しているのぉ~」
「……出撃か?」ギギギ…
「いんやぁ、今日は猛吹雪で航空型は全機待機じゃよ」
「……外は快晴だぞ」カチャカチャ…
格納庫から見える外の景色は雲一つもない青空が見える
「それは今だけじゃ、いずれ猛吹雪で何も見えなくなるわいホッホッホッ」
「…それも全部その手が教えてくれるのかい?」チラッ…
チラッと横目で年老いた軍人を見る
「……また老けたな、セルゲイ大佐」
セルゲイ「ホッホッホッ、そういうIL-2だってまた一段と美しくなっているじゃないか」
IL-2「…フン」カチャカチャ…
セルゲイの軽口を無視してARMSの作業を続けるIL-2
セルゲイ「ウーム…相変わらず素っ気ないのぉ」
IL-2「私はただの兵器だ…感情なんてない」
セルゲイ「ほんとかのぉ…ん?」
素っ気ないIL-2に困った顔をしていると、一人の士官が走って来た
「セルゲイ大佐」
セルゲイ「おお、ソヴァ君か何か用かな?」
ソヴァ「ハッ、レーダーから正体不明の大型機を探知しまして…」スッ…
セルゲイ「ふむ…中央から上がっているリセッターではないのか」
ソヴァからもらった紙を見ると、二つのデータが書かれていた
ソヴァ「はい、反応係数は中央の情報とかなり差があり不一致と判断しております」
セルゲイ「ふーむ」
ソヴァ「どうされますか」
セルゲイ「……もう少し反応を窺うとしようか、速度自体は速くは無いしな」
ソヴァ「ハッ」
セルゲイ「一応出陣待機命令だけしといておくれ」
ソヴァ「承知しました…では」
指示を受けた士官はそのまま走って去って行く
セルゲイ「……む?」
見送った後にふと自分の腕を見る
セルゲイ「珍しいな、腕が痛む…」スッ…
不意に感じる痛みに思わず袖を捲ると、銀色の義手が出てくる
IL-2「痛むのか」
セルゲイ「ああ…久々に感じた…これは、良い兆しかそれとも…」
IL-2「…馬鹿らしいな」
セルゲイ「老兵の言う事はしっかり聞いた方がいいぞ」
IL-2「…フン」
勇翔「装備よしっと…」
小貝「なぁ、勇翔」
何か大型のリュックのようなものを2つ点検している勇翔に対して、航空機の窓から外を見ている小貝
勇翔「何?」
小貝「…マジでここから飛び降りんの?」
窓の外には雲が下に見えかなり高高度で飛んでいる
勇翔「仕方ないだろ、自然に墜落した様に見せるにはこれくらいの高さで、機体と俺達が落ちなきゃならんぞ」
小貝「だからってここまで上がる必要ねぇだろ……嫌だなぁ」
勇翔「これくらいの高度は慣れてるだろ?大体空挺降下なんてそこまで怖くないさ…ほら、お前のパラシュート、点検はしてるから安全に開くよ」スッ…
そう言って、パラシュートが入った大型リュックを小貝に渡す
小貝「そりゃご丁寧に……たくっ、行きは良い良い帰りは地獄かよ……」
文句を言いながらも大型のリュックを持つ
勇翔「文句は帰ってから聞いてやるさ」
小貝「どうも…なぁ、勇翔」
勇翔「何?」
降下まで少しだけ時間がある小貝は勇翔にあるものを聞く
小貝「乗った時から目が合って思ったんだがよ…その…あれって核だよな?」
勇翔「…まぁ、核だなあのマークは」
二人が見た先には黄色の危険マークそれも核のマークだ
小貝「……多分生身だったら俺らもう死んでんじゃね?」
勇翔「だろうね…まぁ、ガラスシール張り付けている時点で察していたけど…」
特殊作戦群の教育で核や原子力発電所の仕組み、核爆弾などの構造や運用を知っている二人は後ろにある原子炉に内心ヒヤヒヤしていと、前からDOLLSが話しかける
「降下地点まで後3分となっております……お降りの準備はよろしいですか?勇翔大尉様、痴れ者様」
優しい顔をしているDOLLZが急に痴れ者と言った瞬間、小貝がツッコミが入る
小貝「おいちょっと待てや、なんでまだ痴れ者君のままなんだよ」
「いや、クラ…Po-2が言うには彼のコールサインは痴れ者だと……違いましたか?」
小貝「お前脳みそIQ3ぐらいなんじゃねぇかコラ」
「申し訳ございません、お客様……お出口はあちらでございます」ボソッ
爆弾倉に指を指す機長に小貝切れる
小貝「喧嘩なら買うぞコラ」
勇翔「まぁまぁ、悪気はなさそうだしそこまで怒らなくてもいいだろ?」
小貝「たくっ…」
怒る小貝を落ち着かせていると機長がある事を聞く
「…勇翔大尉様」
勇翔「うん?なんだい?」
「お客様はなぜ今もなお戦いに身を投じるのですか?」
勇翔「…何故そんな事を聞くんだい?」
不思議な事を聞く機長になぜそのような事を聞くのか勇翔が聞き返す
「……平和を願い、争いを拒む人類を何度も見てきました」
勇翔「まあ、普通の人ならそうだね」
「やはり、ですか。お客様も人間ではもう無いのですね……」
勇翔「純粋な人間だったら今頃放射能でボロボロになっているね、うん...生身じゃなくてホントによかった」
原子炉が入った機内はかなりの放射線が出ているので生身だった場合、DNA及び身体がボロボロになって死ぬほどである
この時ほどDOLLZの体で良かったと思いながらも機長の疑問にこう答える
勇翔「まぁ、僕たちは普通の人じゃないしただの兵士じゃないからね」
「…」
勇翔「僕たちは今代理人の元で動いてはいるけど、その前は特殊作戦群に居たからね」
「…特殊作戦群」
勇翔「国家を人を家族を全てを守るためなら手段は選ばない、例え勝てない戦いでも俺達は身を投じ守るべき人を守る、ただそれだけさ...そうだろ相棒」
小貝「あぁ、そうだな…」
「……旧友を思い出してしまいました。お客様、改めてよい旅を」
話す前は優しい顔つきだった二人が今となってはその面影も感じない程の強い目をしていた
勇翔「……さて、もうそろそろ降下地点に着きそうだし準備しますか」
小貝「だな…よっこいしょ」
だいぶ時間が経ち降下地点が近づいて来たので二人は大型のリュックを背負う
勇翔「…」スッ、スッ…
パラシュートに異常が無いか素早く確認する
勇翔「よし」
小貝「…」スッ、スッ…
小貝も勇翔のパラシュートに異常が無いか確認する
小貝「よし」
勇翔「パラシュートよし」
あとは合図でいつでも降下体勢できるようにする
「…機長、降下準備を始めるようにお伝え下さい」
降下地点がだいぶ近づいたのかコクピットにいる副機長が機長に向かって降下準備の指示を出す
「お客様、もうすぐ降下地点です降下位置について下さい」
勇翔「了解…行くぞ」スクッ…
小貝「おう」スクッ…
「あ、その前に」
勇翔·小貝「「ん?」」
「少し揺れますのでご注意ください」
勇翔·小貝「「は?」」
ガッシャン!!!!
小貝「うおおおおおおおおおおおお!?!?!?」
勇翔「チョワアアアアアアアアアア!?!?!?」
突然の機体が大きく揺れ立っていた二人は思わずすっころんでしまう
なお機長は全く姿勢を崩さず立っている化け物か
小貝「おい!この衝撃知ってるぞ!!絶対対空砲が機体に命中した衝撃だって!!」
勇翔「ていうか、何で攻撃されてんの!?え、もしかして敵軍残ってたの!?」
この衝撃を知っている二人は驚くが…
「お静かに」
小貝「いや、絶対これやb(お静かに)あ、はい」
機長の圧で静かになる
勇翔「…あ、でも被弾した割には安定してとんでる…至近弾だったのか?」
小貝「ならいいけどよ…」
「お客様、降下地点まであと5分ですので指定の位置に」
勇翔「はーい」
小貝「ほいほい」
機長の合図に二人は爆弾倉の前に並ぶ
勇翔「にしても、まさか爆弾倉から空挺降下か…」
小貝「ハッ、今更怖くなったか?」
勇翔「かもしれん…お前は?」
小貝「怖すぎてちびりそう」
勇翔「だめじゃねぇか」
小貝「あーあ、誰かおねぇさんにナデナデしてくれたらなー…(チラッ…)」
「……お客様、私で良ければ…勇翔様もどうぞ」ニコッ
勇翔「え、僕も?」
ナデナデ
勇翔「……」
小貝「う〜ん、人の温かさを感じる」
「嬉しい限りです…あ、あとこちらもどうぞ」スッ…
そう言われ機長が小貝にあるものをかぶせる……それは……
小貝「…カウボーイハット?」
「当機に乗られました記念ですよ」
小貝「へ〜……帽子よりもほっぺにキスしてくれたほうが……」チラッ…
「…」ニコッ
わざと大きい声で言ってちらりと後ろにいる機長を見るが、バレていたのか営業スマイルで返される
勇翔「やーい、嫌われてやんの」
小貝「おう、こっから蹴り落としたろうか?」
勇翔「やってみろバーカ!!」
小貝「ぶっころ」
「お客様、機内での暴力行為は認められていません…直ちにおやめください」
勇翔·小貝「あ、ハイ」
笑顔(殺意)で二人の喧嘩を仲裁すると前から副機長の声が聞こえる
「目標地点到着、救援物資投下」スッ…
小貝「お?俺らの機体が落ちるみたいだな…」チラッ…
勇翔「…」チラッ…
二人は機体の爆弾倉の扉から外を見る
「投下!」カチッ…
ガコッ!!
副機長の操作でパイロンにつながっていた二つの機体はそのまま自由落下していき2人は落ちて行く機体をただ見ていた
小貝「…自分の機体が墜落していくのは何とも悲しいもんだなぁ」
勇翔「…あれ、墜落でいいのか?」
小貝「…雑に繋げて落としているからなー墜落でも問題ないでしょ」
主翼をちぎられボロボロのF-3と胴体のみのA-10を見ながら言う小貝
に勇翔は呆れる
勇翔「適当だなお前は…さて、機体が下に行ったなら俺らも行くか」
小貝「おう…んで、どっち降りる?」
勇翔「俺が先行く」
小貝「あいよ」
勇翔「ふぅ…降下よーい……降下!!!」バッ!!!!!
息を整え心を決めた勇翔は思いっきり飛んでそのまま落ちていく
小貝「おー、派手に飛んだなぁ……んじゃ俺も御暇しますか……
ありがとな機長さん」
「お役に立てて何よりですお客様」
小貝「おう、じゃ(お客様)あっ?(チュッ)……!?」
飛び降りようとした瞬間、呼び止められ振り返った瞬間機長が優しく頬にキスをしてきた
「これは特別ですよ」スッ…
そう言って指先でシーっとジェスチャーをした機長はコクピットに戻って行く
小貝「……人生最高のフライトだな」バッ!!!
温かく柔らかい感覚を残っている間に小貝は勢いよく飛び降りる
勇翔「フー……ハー……」
高い高度からの降下はやはりかなり冷たく日が出ているのに、体中に氷が詰まっているような感覚で体が冷え込む
勇翔「フー…ハー…(普通高高度での降下は酸素マスクを付けんといかんが……案外この体でも呼吸はできるもんだな)」
低酸素・低温度の懸念で酸素マスクを着けて降下するが、今回の作戦では指定の装備以外を持って行くことができない為、最小限の装備しか無い。
勇翔「フー……ハー……(高度1万近くで降下して大体250mでパラシュートを開く……今から大体2分かかるな)」
その為、隼人と小貝は酸素マスク無しで2分間パラシュートの開傘適正高度まで耐えなければならない
勇翔「フー……ハー……」チラッ……
落ちて行く中でふと勇翔が周りの景色を見る
勇翔「……(綺麗だ…)」
深い紺色の空に、
日の出の太陽、
その光を受けて星のように光る純白の山々
地上だった見れないであろう景色に、勇翔は魅了される
勇翔「フー……ハー……(やっぱり空は美しい……)」
この景色は空を飛ぶ者の特権であろう
心の中で景色を楽しんでいると……
トントン
勇翔「?」
小貝「!」トントン!!
持っている腕時計にトントンと叩く、もうすぐ開傘出来る高度だと伝えている
勇翔「……(腕時計…もうすぐ適正高度か……何でカウボーイハット被ったまんまなんだコイツ)」
どう見ても場違いなカウボーイハットに目が行ってしまうが、気にせずにバックパックから出ている黄色い紐を掴む
勇翔「フーハー……フッ!!!」グイッ!!
数秒経って紐を思いっきり引っ張るとバックパックからラムエアータイプのパラシュートが綺麗に展開した瞬間
ズンッ!!!!
完全展開し空気の抵抗で減速した瞬間一気に衝撃が勇翔に襲いかかる
勇翔「グッ!?(くそっ…かなり衝撃が来たな…久しぶりに感じてびっくりした…)」
少しびっくりしながらも、パラシュートのライザーを握ってパラシュートを操作する
勇翔「フー…問題はなさそうだな…ん?そういえば小貝は?」
安心して周りを確認してみるとカウボーイハットをかぶった小貝が見当たらない
勇翔「…え、まさか」
いやな予感を感じ下を見て見ると…
小貝「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?!?!?!?!?!?!?!?」
勇翔「あいつ!?パラシュートが絡まって落ち続けてんのか!?」
少し距離が離れているが、小貝のバックパックからパラシュート自体は出ているものの何かが原因で展開が出来ていない
小貝「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?!?!?!?!?!?!?!?」
情けない叫び声が聞こえ何とか助けたいがどうしようも出来ない
勇翔「おい!!!叫んでる暇があったさっさとドローグシュートを出せ!!!!そうしないと地面にキスしちまうぞ!!」
通信機を持っていない為、大声で小貝に向かって叫ぶが…
小貝「ウェアアアアアア!?!?!?!?!?!?!?!?」
勇翔「くそっ…あいつ珍しくテンパってるぞ!?」
お調子者ではあるが、決して動揺はしない性格をしている彼だが珍しく叫んでジタバタと暴れている
小貝「シヌウウウウウウウウウウウ!!!!!!!」
勇翔「…くそっ!ドロークシュートを出せっつってんだよ、このカラス野郎!!!」
いつもより声を荒げカラス野郎と叫ぶと…
小貝「…!!!」グッ!!
その声を聴いた瞬間、もう一つ付いていた赤色の紐を引っ張る
バッ……バサッ!!!!
小貝「グウッ!?」
勇翔「ふぅ…何とか開いてくれたか…」
バックパックにあるもう一つの小さいバッグから少し小さいパラシュートが出てきて安堵する勇翔
小貝「…カラス野郎か…久々に聞いたな…」スッ…
パラシュートのライザーを片手で握りながら被っていたカウボーイハットを手に取る
小貝「…フッ…あの時よりはマシになっているさ…」ポイッ…
何かに思いを耽ながらもカウボーイハットを投げ遠くに飛んでいくカウボーイハットを眺める……
辺境の基地
格納庫
セルゲイ「ふ―」プカプカ…
寒い格納庫の端っこで椅子に座りながらパイプ煙草をプカプカと吹かすセルゲイ
セルゲイ「ふーむ……」
何か考えているのか顎に手を添えながら深く考え込んでいると…
「セルゲイさん…また何か考えているんですか」
長い茶髪の少女が声をかける
セルゲイ「んー?おお、マルフーシャか!どうしたんじゃ?お小遣いが欲しいのかい?」
マルフーシャ「んー…前にもらってからそんなに経ってないから要らないかな…」
セルゲイ「そうか…ん?おや、スネジンカちゃんもおるのか、こんにちは」
スネジンカ「こんにちはセルゲイおじいちゃん」ペコッ
マルフーシャの後ろでお行儀よく挨拶するスネジンカにセルゲイは嬉しそうな顔をする
セルゲイ「おお、今日も元気があっていいのぉ…どれ、そんな子にはわしからお小遣いを…」
孫の様に可愛がるセルゲイは懐からお小遣いを取り出そうとするがマルフーシャに止められる
マルフーシャ「お金は、まだいっぱいあるから大丈夫だよ」
セルゲイ「そうなのかい?なら、良いんじゃが…」
マルフーシャ「あまり甘やかしすぎは良くないと思うよセルゲイさん」
セルゲイ「(´・ω・`)そうか…」
しょんぼりするセルゲイを後に二人は格納庫にあるARMSを装備する
セルゲイ「あ、そういえば今日は二人が巡回か」
マルフーシャ「うん」
セルゲイ「マルフーシャ、少し耳を貸してくれ」
マルフーシャ「…何かあるの?」スッ…
セルゲイの手招きにマルフーシャが耳を貸す
セルゲイ「実は、先ほど報告があってな…先ほど補給物資を積んだ輸送機がこちらに向かっているが少し動きが怪しいんじゃ」
マルフーシャ「…ルートはここなの?」
セルゲイ「いや、ここよりはるか遠くの基地の可能性が高いな…しかし、中央からの輸送機リストには載ってはおらん」
マルフーシャ「…それを落とすの?」
セルゲイ「いや、補給のためのルートはないが、識別自体はリストにある友軍のコードじゃから問題はない…
ただ、数分前に異常に速度が落ちていてなエンジンが故障をしているとわしは感じ取っている」
マルフーシャ「…それの確認をすればいいの?」
セルゲイ「うむ、特にないならそれでよいが…もし何があったらとんでもないからの…」
辺境の基地に何かがあって助けを呼んでも、来た頃には全滅という最悪のシナリオを避けたいセルゲイは不安事項消すために、巡回の二人にルートの変更を伝える
マルフーシャ「…うん、これ位なら問題ないかな」
セルゲイ「感謝するぞマルフーシャ」
マルフーシャ「給料分の仕事をするだけだよ」
セルゲイ「流石じゃな…ああ、そうだあともう一つ基地から出る前に暖かい格好をしなさいね」
傍から見れば外出する孫を見送るおじいちゃんにしか見えないセルゲイ
マルフーシャ「大丈夫、しっかり防寒とカイロとあったかいタイツ履いてるから問題ないよ」カチッ…
そんなセルゲイを心配させない様に気遣うマルフーシャはARMSを起動させる
セルゲイ「よしよし、じゃあ、気を付けて行ってきなさい」
マルフーシャ「行ってきます…行くよスネジンカ」ガチャ…
スネジンカ「うん!」ガチャ…
キュラキュラ…
ARMSを変形させそのまま、変更されたルートに向かって走って行く…
セルゲイ「…さて、今のうちにストーブの準備をと」トテトテ…
二人を見送り見えなくなったところで本部に戻って吹雪に備えストーブの準備にかかるセルゲイ…
後にこの行動が二人を救う事になるとはだれも思い浮かばないだろう…
辺境の大地
勇翔「…(ドサッ)ふぐッ!?」ドサッ…ポフッ…
パラシュートで降りて積もった雪の上を五点接地をするが結構衝撃が体に伝わる
勇翔「い、意外に雪って衝撃を吸収できないもんだな…っと、驚いている暇はないな」グルグル…
思ったより衝撃が来たことに驚くが、すぐに広がっているパラシュートを手繰り寄せてバックパックに詰める
勇翔「…よし、じゃあまずは小貝の元に行くとするか」ザグザグ…
バックパックを背負い直して仲間の小貝の元に向かって足を進める
勇翔「確か、少し前の方に落ちて行ったはずだが……」
最後に小貝を見た所に前に進んでいき、森林の中に入っていく
勇翔「…(かなり視界が悪い…何か起きる前に小貝を見つけて投下された物資を取らないと…)」
森林に入ってみると思っていた以上に視界が悪く死角も多い
この状態で何者かが襲ってくると対処がしずらい為に急いで小貝を探すが…
勇翔「…見当たらない」
見当たらない、パラシュートも見当たらず足跡も何かぶつかった痕跡もなく探していると…
小貝「おーい、勇翔―…たすけてー…」
勇翔「!?こ、小貝!?どこにいるんだ!?」
かなり近くに声が聞こえ辺りを見渡すが全く見えない
勇翔「小貝!!どこにいるんだ!!出てきてくれ!!」
思わず叫んで呼ぶと…
小貝「上にいるぞー」
勇翔「え?」
小貝「タスケテー」ぷらーん…
上を見て見ると木にパラシュートが引っかかって宙ぶらりん状態の小貝がいた
小貝「木に引っかかったー…」
勇翔「ハハッ…情けない姿だな」
ストラップみたいにぶら下がっている小貝に面白がる勇翔だが…
小貝「勘弁してよ…ていうか、体勢きつくてめっちゃ苦しんだけど…」
背負ったバックパックや体にきつく縛った安全ロープなどが体に深くめり込んでいるので苦しく感じていた
勇翔「確かに苦しそうだな…おし、ナイフでロープを斬るから少し辛抱してくれ」シャキッ…はむっ
小貝「うーい…」
腰に着けている黒十字帝国学連製のナイフを抜きそのまま口に挟んで両手をフリーにし…
勇翔「ふぇーのっ…ふぉうっ!!」ガバッ!!
木に飛び付いてスルスルとパラシュートに引っかかっている所まで登る
小貝「おー…猿みたいだな」
勇翔「ふぉりゃふぉうも…ほっ!ふぉっ!ふぉいッと!!」ヒョイヒョイ…ぴょん!
小貝「もう引っかかっている枝まで行ったし…」
勇翔「ふぉーし…ふぁとは…(スッ…フラフラ…)ン""ーーー!?」
引っかかった枝に着いた勇翔は立ち上がってバランスを取りながらパラシュートにゆっくり近づく
勇翔「ふぉっ…ふぇっふぉうふぁふぁんふふぁ…ンンッ!!…」
小貝「おーい何言ってんのか分からんが無理すんなよー!」
勇翔「ふぁふぁってるって…ふぉーし、ふぁんとかついた…(スッ…)」
なんとパラシュートの元に着いた勇翔は口に挟んでいたナイフを取ってパラシュートを斬る
勇翔「おーし…(ブチッ!!)よし!これでき(グイッ!)え?」
何とかパラシュートの紐が切れたが切っている間に足が絡まっていたのか小貝が落ちたと同時に勇翔も足が引っ張られて落ちる
小貝「え?(グワッ!!)うおっ!?」
勇翔「ちょっ、うわーーー!?!?!?」
ドサッ!!
小貝「いてて…切れたなら切れたって言えっt(うおおおおおおおお?!?!?!?!)は???」
仰向けに倒れた小貝は着地で来たが、上から勇翔の声が聞こえ上を向けば落ちて来た
それも小貝に向かって
小貝「ちょっ、待ってなんでおちt(ドゴォ!!!!)ゴアッ!?!?!?!?」
何とか止めようとするが間に合わず、全身で受け止めてしまう
勇翔「た、助かった…」
小貝「テ、テメェ…俺を殺す気かよ…」
勇翔「す、すまん…」
小貝「謝っている暇があったらさっさとどけ…お前少し重いぞ…」
勇翔「悪い…よいしょ…ほい」スッ…
立ち上がった勇翔は小貝に手を伸ばす
小貝「はぁ…ん」グッ…
勇翔の手を握った小貝はそのまま立ち上がり体に付いた雪を掃う
小貝「たくっ…マジで死ぬと思ったわ」
勇翔「悪かったっての…故意にやったわけではないんだよ」
小貝「それくらいは分かるっての…んで?これからどこに行くんだ?」パッパッ…
勇翔「ちょいと待てよ…」ゴソゴソ…ピラッ…
今後の目標を示すために、教官からもらった地図をポッケから取り出す
勇翔「とりあえず、彼女たちが用意した物資を回収してそのまま、数キロ先にある基地に向かう予定だ…方向はこっち」
小貝「ほーん…数キロか~歩きたくねぇ~」
勇翔「文句言う暇があるのならさっさと歩く!」ペシペシッ!!
小貝「へーイ」ザグザグ…
文句を言う小貝の背中を押して自分たちはまずは物資の元に向かう
赤色十月同盟学連
飛行場
飛行船専用格納庫
「急いで並べろ!!もうすぐ同志代理人が来るぞ!!」
「ハッ!」
飛行船の専用格納庫で部隊がバタバタとカーペットや、荷物や車両を降ろすための機材などを準備している中…
「…同志コヴァ、彼の飛行船はいつ来るのかね?」
兵士と一緒にいるかなり階級が高い将校が隣にいる兵士に代理人の飛行船がいつ来るのか聞くと
コヴァ「ハッ、もう間もなくですスキロフ大将殿」
少し大きい声で伝える兵士にソヴァは深く帽子をかぶる
スキロフ「…そうか…全く寒いのは苦手なのだがな…(ゴソゴソ…)んっ…」スッ…
懐から葉巻を取り出し口に加えると、コヴァがスッとオイルライターを出す
コヴァ「どうぞ!」カチャ、ボッ!!!
スキロフ「ん、すまんな…」ジジジッ…
コヴァの火を借り、葉巻を炙りそのまま吹かすと…
ブオオオオオオオォォォォォォォ……
スキロフ「来たか…全く、ずいぶん待たせるじゃないか…」
巨大な飛行船が大きな汽笛を上げてスキロフの上に現れる
飛行船 ツェッペリン
代理人自室
代理人「…」トントントン…
勇翔と小貝二人が消息不明になってから数時間たって情報も全く来ない事に、少しイライラしているのか指で机をたたいている
代理人「…二人が消息不明になってからもう数十時間…はぁ~…心配だなぁ~」
ぐで~っと伸びる代理人の姿に隣にいるシュバァルベは少し呆れていた
シュヴァルベ「はぁ…心配になるのは分かりますがもう少し落ち着くのが賢明かと」
代理人「いやまぁ、そうなんだけどさぁ…」
シュバァルベ「…彼らはプロのパイロット…きっと無事に帰ってきますよ」
意外に二人に対して信頼していたシュバァルベ
代理人「おや、意外に信用してんのね」
シュバァルベの意外な所を見た代理人は少し笑みをこぼす
シュバァルベ「気のせいです」
代理人「そう?君もだいぶ人を信用してくれているから結構嬉しいと僕は思うんだけどねー」
シュバァルベ「信用なんて…」
代理人「まあ、君の言う事も最もだし僕も大人しくヌカコーラでも飲んで待っていましょうかねー」ガタッ…
椅子から立ち上がってそばにある小さな冷蔵庫を開けると、中にぎっしりと詰まったヌカコーラが並べられていた
シュバァルベ「この後、スキロフ上級将校と話があると言っていたのでは?」
代理人「ダイジョブダイジョブすっぽ抜かしても問題な(それは聞き捨てならないな同志代理人)えっ!?」
いつの間にか部屋に入っていたスキロフ上級将校が扉の前にいた
代理人「いつの間に来てたの」
スキロフ「ちょうどさっき来た所だ」スッ…ポスッ…
帽子掛けに制帽をかけてそのまま椅子に座る
代理人「到着早々に来るなんてあんたも暇なんだね……荷卸し作業は大丈夫なの?」カチャ…コポコポ…
スキロフ「問題ない、同志コヴァが遅延なく完全にやってくれるさ」ゴソゴソ…
代理人「優秀な右腕な事で…はい、これ王立白薔薇学連から取り寄せた紅茶」カチャ…
慣れた手つきで紅茶をカップに注ぎ、スキロフに渡す
スキロフ「ああ、すまないな…ん~、やはり向こうの紅茶は香りがいいな…こちらの物とは大違いだ」
代理人「土地も環境も違うからねー…シュバァルベ」カチャ…
自分の分の紅茶を注ぎ終え、紅茶セットを机に置きそのまま椅子に座って書類をシュバァルベに頼む
シュバァルベ「はい、こちらに」スッ…
代理人「ありがとう…シュバァルベ少しだけいいかな」
シュバァルベ「…分かりました」
代理人の目の動きで察したシュバァルベはそのまま部屋から出て行く
スキロフ「それが例の反応指数か」
代理人「ああ、だがもう反応は無くなっているがね」パサッ…
代理人が机の上に投げ出した資料をスキロフが拾い内容を見る
スキロフ「構わん、母なる大地にリセッターが急に現れてはたまらんからな原因究明には申し分は無い」
代理人「そ…んで、とりあえずはリセッターの警戒と絶縁層の調査でここに留まってもいいんだね?」
スキロフ「うむ、最高会議も整備協会の部隊を留める事に先ほど合意している、気軽にここを楽しんでくれ…ちなみ名産は鮭の缶詰だ」
代理人「冗談でしょ?」
名産がまさかの缶詰に流石に代理人が困惑する
スキロフ「意外に悪くないぞ」
代理人「そもそも名産が缶詰でいいのかって話なんよ」
スキロフ「この土地じゃあそれくらいが限界さ、あまり高望みはしない方がいいぞ」
代理人「高望みねぇ…」
こんな土地にそこまで期待してねぇーよと考えていると…
ジリリリリリリリ!!!!!
代理人「む?電話か…ちょっといいかな?」
スキロフ「構わん」
代理人「ではでは…」ガチャ
ベルが鳴る電話を手に取り受話器を上げる
代理人「私だ」
「あ、代理人でありますか」
電話の向こうから若い男の声が聞こえる
代理人「…君は?」
「ハッ!整備協会の連絡要員です!」
代理人「整備協会の?」
「はい!情報部からの連絡です!」
代理人「ふむ」
何かあったのかと静かに聞く
「えーと、以前信号が途絶えた勇翔及び小貝の二人が先ほど一瞬ですが反応があったとの事で…」
代理人「何ッ!?二人は今どこに!?」
まさかの勇翔と小貝の消息が確認できた事に慌てて二人の場所を聞くが…
「お、落ち着いて下さい…こちらもあまりにも一瞬の反応だったせいで二人の信号の位置をキャッチできなかったんです…」
代理人「そうか…でも二人は生きているのか」
「そうですね…何とかこちらでももう一度信号をキャッチして二人の場所を探してみます」
代理人「頼んだ」
「それでは!」ガチャ…プープープー…
代理人「…」ガチャ…
思いがけない情報に思わず神妙な顔つきになる代理人にスキロフが声をかける
スキロフ「噂の新型DOLLZ二人かな?」
代理人「ああ、特殊任務でリセッターの討伐に向かわせたのだが行方不明になっていたが…」
スキロフ「それがまた見つかったと」
代理人「うむ…だが、これで少しは動きやすくなったな」
スキロフ「そうか、まあ私にできる事は特になさそうだが…」
代理人「まあ、しばらくしたらまたこっちから伺うさ…それより今はゆったり紅茶でも飲もう同志スキロフ」
スキロフ「フッ…久しぶりにその言葉を聞いたな…我々に同志代理人」スッ…
代理人「我々に同志スキロフ」スッ…
二人はカップを上げる
スキロフ「君の道行きに神々のご加護を」
代理人「フッ…コミュニストが神を崇めていいのかい?」
スキロフ「信仰の良し悪しは自由さ…乾杯」
代理人「乾杯」
ゴクッ…
友のこれからの道のりを祝福した後二人は紅茶を飲む…
よいお年を
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