真剣で念狼<NERO>に恋しなさい!   作:常磐

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第十二話 『悪騎』

 

これは、大和と忠勝の下に指令書が届くより少し前の出来事。

 

 

「いやぁ~ようやく我が家に帰って来たぜ。いつぶりだ?」

 

「丁度一か月ぶりでございます、(みかど)様」

 

「そんなもんかぁ?もう三か月は経ってるかと思ったぜ」

 

 

九鬼財閥極東本部に、当主である九鬼帝が到着していた。

仕事のために世界中を飛び回っていた彼は、九鬼従者の序列三位であるクラウディオから家を空けていた期間を聞かされ驚いていた。

 

 

「今日は久々に一家勢揃いだったな」

 

「はい。(つぼね)様は帝様のために厨房に立っておられます。揚羽様はヒュームとの鍛錬、英雄(ひでお)様はあずみと本日のお仕事を終えられ、食卓へ向かわれているでしょう」

 

「おお、局の手料理も久々だな。揚羽も英雄も頑張ってるようで何よりだ。で、紋は?」

 

 

九鬼家は帝を含めて五人家族である。

様々な事業を成功させてきた女傑である妻の局。

かつては百代と同じく武道四天王に名を連ねていた長女、揚羽。

川神学園の二年生である長男の英雄。

そして飛び級で川神学園に進学した次女の紋白である。

 

 

「紋様は松永燕との打ち合わせのため、ご自身のお部屋におります。今はもう終えられて、談笑なさっているころです」

 

「松永?ああ、川神百代を倒す刺客だったか?」

 

 

家族を慕う紋白は、以前揚羽を負かした百代を打倒するための計画を立てていた。

松永燕は、その刺客として雇われた西の武士娘である。

 

 

「左様にございます。ただ、最近の川神百代は精神的な弱さが改善されつつあり、突破口を掴みかねているようですが」

 

「ほぉ~。ま、優秀な人材らしいからな。失敗してもウチに取り込めりゃ何でもいいがな」

 

 

それより家族で晩飯だ~、と帝はクラウディオを引き連れて通路を歩いていく。

 

場所は変わり、極東本部のある一室では序列二位の老婆、マープルが資料の束に目を走らせながら序列42位の桐山鯉から報告を受けていた。

 

 

「クローン被験体の育成は順調です。やはり本部内施設での英才教育は効率が良いようですね」

 

「本来なら自然の豊かな環境でやりたかったんだがね…」

 

「それはやむを得ないでしょう。過去の事例もありますし、また問題が起きればプランの継続は困難になります」

 

「分かっているよ。これ以上時間をかけてられないからね」

 

 

彼らの言うプランとは、偉人のクローンを生み出す『武士道プラン』である。

マープルと鯉を中心に九鬼財閥内で極秘裏に進められているこの計画で生まれたクローンは、いずれ世界にその存在が公表され人々の模範となる。

しかしそれは表向きの目的に過ぎず、マープルの本当の狙いはクローンによる現代の統治だった。

世界中の不況やその原因である現代人に失望したマープルは既に十年以上前からこの計画を進めていた。

 

 

「今度のクローンたちを世に出せるまで、あと12年…。あの子たち(・・・・・)がいれば、今年から出せたっていうのに…」

 

「ようやく軌道修正できたのです。ポジティブに考えましょう」

 

 

マープルの言う通り、本来ならば今年クローンが公表され、武士道プランが本格的に開始されるはずだったが、ある理由から計画に遅れが生じてしまっていた。

自身の目的が果たされるまでに要する時間の長さを思い浮かべながら、深い溜め息と愚痴を吐くマープルを励まそうとする鯉だった。

 

 

 

 

人工島『大扇島』にそびえ立つ九鬼極東本部は、常に数百人の従者たちと最先端のセキュリティによって警備されており、人はおろかネズミ一匹でさえ、敷地内に侵入すれば即座に発見される。

そうでなくとも、従者の中には常人離れした戦闘力の持ち主が大勢いるため、九鬼本部に潜入しようとする者など滅多に現れない。

本部で夜を過ごす者たちは、今夜も平和な時間が続くと考えていた。

 

 

しかしそれを知ってか知らずか、九鬼極東本部タワー棟の屋上を平然と歩く一人の人物がいた。

 

 

「ついに川神市(ここ)でも見つかったか。割と早かったな」

 

 

大和たちと戦った黒装束の男だった。

男は海の向こうにある街の夜景を眺めながらつぶやいた。

今まで川神市で暗躍していた男は、敵である大和たちに自分の存在を知られたにも関わらず、余裕のある表情を浮かべている。

 

 

「想定外だったが…もう少しで数が揃うんだよな…」

 

 

男は懐に左手を入れ、ある物を取り出す。

それは半径10センチほどの金属製のリングで、歪な勾玉のような石が紐でいくつも繋がれていた。

男は無数の石の中から一つを右手で掴み、紐を引きちぎる。

 

 

「ここはエレメントが多そうだしな…この際、一気に稼がせてもらおうか」

 

 

そう言って、男は右手に載せた石を握り潰した。

パキッ、という軽い音を鳴らして石が割れ――

 

 

―――キャアアアアア!!

 

 

夜の屋上に、絹を裂くような叫び声が響いた。

そして、聞こえて来る声は一つではない。

 

 

―――タスケテ!タスケテクレェエエ!!

 

―――イヤダ!シニタクナイィ!!

 

 

悲痛、恐怖、絶望にまみれた無数の絶叫が、握りしめられた手の指の隙間からどす黒い闇と共に漏れ出している。

 

男はその叫びに満足したかのように笑うと、闇を掴む右手を振り上げ、床に叩きつける。

右手が触れた場所を起点にして闇が広まり、たちまち九鬼極東本部を包み込み結界を作り上げていった。

 

 

 

 

「ファック!何だよ停電か?」

 

「…いえ、普通の停電ならすぐに予備電源に切り替わるはずです。何か妙です」

 

本部内の廊下を歩いていた金髪のメイド、ステイシーは突然周囲が暗くなったことに舌打ちする。

対して、彼女の隣に立つ黒髪のメイドである李は、天井のシャンデリアを見上げながら冷静に言った。シャンデリアの照明は、何かに光を吸われているかのように弱々しく点っていた。

明らかに通常の停電とは異なる状況に、二人そろって怪訝な顔をしていた時だった。

 

 

「うわああああああ!!」

 

「「!!」」

 

 

突然、廊下の向こうから悲鳴が上がった。

ステイシーは銃、李は飛刀を即座に抜く。

何者かが侵入したのかと思い、警戒しながら悲鳴の方向を注視する。

 

そして薄暗い闇の中、床に倒れ伏した執事に喰らいつく有翼の魔物――素体ホラーの姿を見つけた。

 

 

「な、何だありゃあ…」

 

―――シャアアアア!!

 

 

ステイシーの困惑の声が聞こえたのか、素体ホラーは鮮血が滴り落ちる口を執事の遺体から離し、ステイシーと李に向かって咆える。

二人は各々の武器を構えるが、更なる異変に気付いた。

先ほどまで自分たちが見上げていたシャンデリアから闇が漏れ出し、その中から新たな素体ホラーが姿を現したのだ。

 

 

「ステイシー、退きましょう。アレは危険です!」

 

「言われなくても分かってるっての!」

 

 

片や元兵士、片や元暗殺者。

過去にいくつもの死線を越え、従者になってからも主のために戦い続けている二人は、素体ホラーを一目見た瞬間に直感した。

 

アレと戦えば、確実に殺される。

 

二体の魔物の牙から逃れるため、二人は銃弾と刃をばら撒きながら疾走する。

しかし、二人はまだ気づいていなかった。

今、九鬼極東本部の至る所で、何人もの人間がホラーの餌食となっていることに。

 

 

 

 

結界の発生から数時間後。

大和と忠勝、そして彦一の三人は大扇島に到着した。

 

 

「こんな大規模な結界を堂々と作るとはな」

 

「どのように作り上げたのか…興味深い」

 

「好奇心旺盛なのも程々にしてくださいよ。それより直江、体は大丈夫なのか?」

 

「お?心配してくれるのかゲンさん。やっぱ優しいなぁ」

 

「途中で倒れられたらこっちが迷惑するからな…それに心配してるのは一子たちの方だろうが」

 

「…大丈夫だよ。ちゃんと帰るって約束してきたしな」

 

 

直江邸で指令書を読み終えた大和が出発の準備を始めた時、一子たち風間ファミリーは病み上がりでありながら戦いに赴こうとする大和を不安そうに見ていた。

しかし最後には彼を信じて帰りを待つと言い、見送ってくれた。

かつて大和が川神市を旅立った時と同じように。

今の大和の心は、もう絶対に約束を違えはしないという決意に満ちていた。

 

 

「ゼルバ、結界の中の様子は探れるか?」

 

「とんでもねぇぜ?中はホラーの巣窟だ」

 

「しかし、人間の気配もいくつか感じます。ホラーから逃げ延びている者がいるようですね」

 

 

結界内部の気配を探ったゼルバに、ラルヴァが補足した。

大和は結界の様子を見ながら、忠勝や彦一と対策を話し合う。

 

 

「これだけでかいと破壊するのは手間だな」

 

「うむ。術の準備に多少の時間を要するだろう」

 

「だが術を仕掛けている間、ホラーを野放しにしているわけにもいかねぇだろ」

 

「幸い、中に入るのは簡単そうだ。京極さんは外で術の準備をしてください。俺は中でホラーを倒しながら仕掛けます。その間、ゲンさんは結界を作った奴を探してくれ」

 

「内と外からの両面攻撃か。承知した」

 

「了解だ。ならさっさと…」

 

 

忠勝は結界を斬り開くために釵型魔戒剣を抜いた。

しかし、大和は待ったをかける。

 

 

「その前に、これ持って行ってくれ」

 

「これは…界符か?」

 

 

『界符』とは魔導文字の力が込められた札である。

大和は界符の束を二つ取り出し、一方を忠勝に渡した。

 

 

「生存者を見つけたら、そいつを額に貼り付けてくれ。札の力で眠らせて、その間ホラーを寄せ付けないように守ってくれる」

 

「いつの間に用意したんだ?」

 

「いざって時のために普段から持ち歩いてるんだ。ホラーとの戦いの最中に、人が巻き込まれないとは限らないしな」

 

 

大和の説明に納得し、忠勝は界符の束を受け取った。

 

 

「二人共、気をつけて行きたまえよ」

 

「準備が終わったら霊獣で合図を出します。行こうゲンさん!」

 

「ああ!」

 

 

大和と忠勝はそれぞれの魔戒剣で結界を斬り裂き、その亀裂へと飛び込んだ。

直後に結界は自己修復を始め、瞬く間に亀裂は塞がってしまった。

結界内部に侵入した二人が闇の中へと駆けていくのを見送った彦一は、結界破壊の準備を始める。

 

 

 

 

九鬼極東本部に入った大和は忠勝と別れて行動していた。

結界破壊用の魔導文字を記すのに最適な位置を探りながら、道中で遭遇した素体ホラーを狩り、発見した生存者に界符を貼り付け、必要な場所に魔導筆で文字を書き記してまた次の場所へと移動していく。

そして現在、大和はマープルの部屋で床に魔導文字を記していた。

部屋にいたマープルと鯉は、額に界符を貼られ寝かせられている。

眠る老婆と執事の様子を見たゼルバが口を開いた。

 

 

「さっきは金髪と黒髪のメイドがいたが、今度はバアさんと執事か。九鬼ってのは色んな人間がいるなァ」

 

「優秀ならどんな人間でも引き込むって話だからな…ん?」

 

 

魔導文字を書き終えた大和の視界に、足元に散らばっている書類が入った。

書かれていた文面が気になり軽く目を通したが、すぐにそんな場合ではないと思い直し、部屋を後にする。

大和が見たのは、武士道プランの経過報告をまとめた資料だった。

その内容を要約すると、以下のように記されていた。

 

 

『2002年 小笠原諸島クローン育成施設にて異常発生

      クローン四名および現地スタッフ全員が消息不明』

 

『2003年 従者部隊による全世界規模の捜索活動中

      クローンを含む消息不明者は未だ発見できず』

 

『2004年 クローンの捜索を終了

      第二次クローン生成、武士道プランの再検討を決定』

 

 

 

 

 

大和が結界を破壊する準備を進める一方で、忠勝は本部のタワー棟内を移動していた。

 

 

「間違いねぇんだなラルヴァ?」

 

「はい。屋上から覚えのある気配を感じます…あの男です」

 

 

昨夜交戦した男の気配をラルヴァが感じ取っていた。

エレベーターは機能していなかったため、忠勝は素体ホラーを倒しながら非常階段を駆け上がっていき、やがて屋上への出入り口までたどり着く。

ドアは固く閉ざされていたが、そんなことはお構いなしと言わんばかりに、忠勝は駆ける勢いそのままにドアを蹴破った。

蝶番の外れた分厚いドアが倒れて騒音を上げるが、すぐに静寂が戻る。

忠勝が周囲を見回しながら足を進め、ヘリポートへ続く階段を上がる。

 

そしてヘリポートの中央に寝転がり、闇に染まった空を眺める黒装束の男を見つけた。

男は忠勝の接近に気付いたのか、腹筋の力のみで上体を起こし、その場に立ち上がって振り向いた。

 

 

「よう。昨日の魔戒騎士か」

 

「…この結界を作ったのはテメェだな」

 

「正解…ってか、他にいるか?」

 

 

やけに気安く話しかけて来る男に、忠勝は警戒の目を向ける。

屋上へ向かう中で分かったが、この結界はエレメントをゲートに成長させ、ホラーを呼び寄せるものだった。

最近の川神市におけるホラーの異常発生の元凶は、目の前にいる男と見て間違いないようだ。

 

 

「今までコソコソしていた奴が、よくこんな堂々と動いたな」

 

「見つからないに越したことはなかったんだが…目標までもう少しだから、開き直ることにしたのさ」

 

「その目標ってのは、お前が持ってる9000人の魂のことか?」

 

「さぁ、どうだろうなぁ?くくっ」

 

 

ぼかすように言っているが、ほぼ肯定しているようなものだった。

 

 

「テメェの目的は何だ?人間の魂とホラーの誘導に何の関係がある?」

 

「昨日も言ったぜ?『親切に説明するとでも思っているのか』ってよ」

 

「…そうだったな」

 

 

これ以上話していても、有益な情報が得られるとは思えない。

ならば、と忠勝は釵型魔戒剣を抜いた。

 

 

「テメェが何者だろうが、何を企んでいようが、ここで止めれば同じことだ」

 

「斬るのか?俺は人間かもしれねぇぞ?」

 

「たとえそうだとしても、守りし者としてテメェを見過ごすわけにはいかねぇ」

 

 

人を斬ることは魔戒騎士にとって最大の禁忌だ。

しかし、ホラーを利用する黒装束の男がホラーに並ぶ脅威であることは事実。

その正体がホラーであれば斬るのみ。

人間であれば、捕らえて番犬所に連れて行くだけのことだ。

 

 

「いずれにしても、テメェの悪巧みはここまでだ」

 

「へぇ…じゃあ、止めて見せな」

 

 

男は忠勝へと跳びかかり、右腕を振りかぶる。

パンチが来るか、と忠勝は身構えたが、振るわれた男の右腕からは剣が突き出された。

 

 

「ちぃっ!?」

 

 

予想外の武器とリーチだったが、忠勝はその攻撃を回避し、剣はヘリポートに突き刺さる。

バックステップで距離を取った忠勝は、男が持つ剣を見た。

 

男の持つ剣は、ジャマダハルという剣に似ていた。

柄が刀身に対して垂直になっており、使い手が拳で殴るような動作を取ることで剣による刺突を放つことが出来る武器だ。

男が持つ剣は刀身がひどい刃こぼれを起こしているが、そのノコギリのような刃の起伏は見る者に凶悪な印象を与える。

 

 

「その剣は…!?」

 

「気をつけな。大分年季が入ってはいるが、油断すると喰い千切られるぜ(・・・・・・・・)?」

 

 

男は剣を引き抜き、再び忠勝に斬りかかった。

繰り出される鋭い刺突は、獲物に喰らいつこうとする野獣を髣髴させる。

しかし、それに怯む忠勝ではなかった。

突き出される剣の側面に左手の釵型魔戒剣をぶつけ、刺突を自身の右側へと受け流す。

そのまま時計回りに身を回し、男の背後から一撃を叩きこもうとする。

それに対し、男は流された勢いを殺すことなく前方へ跳躍し、遠ざかった。

そして、ヘリポートの淵にある階段の手すりを足場にして反転し、忠勝の頭部へと蹴りを放つ。

忠勝は両腕でガードしたが、蹴りの衝撃は凄まじく吹き飛ばされてしまう。

 

 

「どうしたぁ魔戒騎士さんよぉ!?」

 

 

男は追い打ちをかけるように、剣を上段から振り下ろす。

忠勝は釵型魔戒剣を交差させて防ぐが、男はさらに剣を押し込んできた。

両者の力はしばし拮抗したが、忠勝は押し返すために両腕に力を込める。

しかしその直後、男は突然剣を手前に引いた。

釵型魔戒剣は、男の持つ剣の起伏ある刃と噛み合っており、忠勝は魔戒剣ごと体を引き寄せられ、無防備となった胴体にカウンターの蹴りを食らってしまった。

 

 

「ぐあぁ!」

 

 

蹴り飛ばされた忠勝はヘリポートから屋上の下段へと落とされた。

男は階段の手すりに寄りかかって倒れる忠勝を見下す。

 

 

「魔戒騎士ってのは口先だけのヤツばかりだなぁ」

 

「くっ…!」

 

 

忠勝は立ち上がり、鎧を召喚するべく光の円を描く。

しかし円は鎧を呼ぶ前に、結界の闇に溶け込むように消滅した。

 

 

「何!?」

 

「結界の中に満ちた邪気が、鎧の召喚を妨げています!」

 

「そういうこった。生憎だったなぁ!」

 

 

男はヘリポートから飛び降り、再び斬りかかって来た。

激しい剣戟が始まった。

 

 

(直江、急げ…!!)

 

 

 

 

 

極東本部内のある一室。

そこには帝を始めとする九鬼家全員と、ホラーから逃れた数名が隠れていた。

 

 

「ぬぅ、何なのだあの怪物どもは?他の者たちは無事なのか?」

 

「李やステイシーとも連絡がとれません…」

 

 

英雄は腕を組みながら歯噛みする。

彼の専属メイドにして序列一位の忍足あずみは通信端末で他の従者に連絡を取ろうとしているが、未だに誰一人として応答しない。

 

 

「あ、揚羽様。揚羽様の御身は必ず私が守り…むぐっ!」

 

「声を落とさんか。外にはまだ奴らがいるのだぞ」

 

 

金髪に赤い鉢巻という少年マンガの主人公のような出で立ちの執事、武田小十郎は主に向けて意気込むが、その主である揚羽によって口を塞がれた。

ドアの外の通路では、素体ホラーが徘徊しているのだ。

 

 

「この俺が隠れることしか出来んとはな…」

 

「屈辱なのは分かりますけど、今は耐えるしかありませんよ」

 

「彼女の言う通りです。迂闊に動いて皆様を危険にさらすわけには参りません」

 

 

序列零位にして九鬼家の最高戦力であるヒュームはドアの傍で苦虫を噛み潰したような顔をしたが、共にこの部屋に逃げ込んで来た燕やクラウディオに窘められる。

どれだけの強者であろうと、ホラーを封印する術を持たない者では、ホラーには対抗することが出来ない。

だがその術はおろか、ホラーのことすら知る由もない彼らは、このいつ終わるかも分からない状況を隠れて耐えるしかない。

 

 

「ち、父上、母上…」

 

「心配すんな紋。絶対助かるからよ」

 

「……」

 

 

帝は自身に抱き付きながら震える紋白を励ます。

その光景を、局は傍で見つめていた。

 

 

―――ソノガキ、消シテヤロウカ?

 

「!誰だ!?」

 

「局?」

 

「母上?どうされたのですか?」

 

 

どこからか聞こえて来た声に戸惑う局。

しかし周囲の者たちにはその声が聞こえていないのか、全員が局の様子を見て驚いていた。

 

 

―――ソノガキ、消エタラウレシイダロウ?

 

「な、何を言って…」

 

―――オレニハワカル…オマエハ、ソノガキガ邪魔ナンダロ?娘ダト認メタクナインダロ?

 

「わ、我は…」

 

「母上!しっかりしてください!」

 

 

頭の中に響く不気味な声に混乱する局に、紋白が駆け寄った。

局は自分を心配そうに見つめる紋白の顔を見て思う。

先ほどから声が告げることは、少なからず本当のことだった。

紋白は揚羽や英雄とは違い、妾が産んだ子なのである。

浮気した帝のことは許し、紋白を九鬼家に迎えることになった。

愛する夫の子ならと思いはしたが、自分が産んだわけではないという事実は変わらない。

自分のことを母上と呼び接してくる紋白のことを、どうしても本当の娘として受け入れることが出来なかった。

止めてくれ。我を母と呼ぶな。笑顔を向けて来るな。

そんなことを心の奥底で思うことは、確かにあった。

 

声の主――ホラーは、そんな彼女の心の闇を見逃さなかった。

 

 

―――オレガ、喰ッテヤル!

 

 

局の纏う着物がゲートと化し、素体ホラーが出現した。

素体ホラーは紋白の体を掴み上げ、宙に飛ぶ。

 

 

「「「紋!!」」」

 

 

帝が、揚羽が、英雄が紋白の名を叫ぶ。

紋白は、目の前で牙をむく素体ホラーに恐怖した。

 

 

「い、いやああ!母上ええ!!」

 

 

紋白の叫びに、局は驚愕した。

怪物に捕らわれ、死を目前にした状況で紋白が呼んだのは、父でも姉でも兄でもなく、母だった。

紋白のことを受け入れられていない局の心情には、紋白も気づいているはずだ。

それでもなお、紋白は局を母と呼ぶ。

本当の家族になろうとする紋白の思いの強さを、局はホラーを呼んでしまった今になって知った。

もう手遅れかもしれない。しかし、叫んだ。

 

 

「止めろ!紋を…我の娘を放せ!!」

 

 

素体ホラーを自分が呼んでしまったのなら、自分が拒めば止まるかもしれないと思った。

しかし素体ホラーは聞く耳を持たず、今にも紋白を喰い殺そうとしている。

 

ヒュームは紋白を助けるべく、足に力を込めた。

その気になれば瞬時に紋白の下へ跳べるが、下手をすれば自分も紋白ごと喰われるかもしれない。

だからと言って、主を見殺しにするわけにはいかない。

瞬間移動を使おうとしたヒュームは、そこであることに気づいた。

先ほどまでドアの外から聞こえていたホラーの呻き声や足音が一切聞こえなくなっていたのだ。

 

突如、固く閉ざされたドアが破られ、小さな光の鳥が部屋に侵入した。

素体ホラーは光の鳥が顔面に激突したことで怯み、紋白を掴む手が緩む。

その直後、剣を携えた青年がドアから駆け込んだ。

 

 

「失礼!」

 

「ぬお!?」

 

 

その青年――大和はヒュームの背を踏み台にして跳び、空中の素体ホラーへと一気に接近。

素体ホラーの手から紋白を奪い、魔戒剣を振るう。

一刀両断された素体ホラーは、断末魔と共に跡形もなく消え去った。

 

唐突に現れた謎の剣士による電光石火の救出劇に誰もが驚いている中、大和は静かに着地した。

 

 

「君…誰?」

 

 

燕は目の前に降り立った大和に問いかけた。

彼の左腕に抱えられている紋白も、大和の顔を間近から凝視している。

しかし、大和は問いに答えることなく、燕と紋白の額に界符を貼りつけた。

 

 

「わっ、何!?」

 

「お前は、一体…?」

 

「…大丈夫。目を覚ました時には、全部終わってるから」

 

 

大和がそう告げると、燕と紋白は界符の力により眠りについた。

倒れ込む燕を受け止めて、紋白と一緒に床に寝かせる。

 

 

「紋!松永!」

 

「貴様ぁ!二人に何を…」

 

 

揚羽と英雄が声を上げるが、大和は人数分の界符を取り出すと、それを投げ放った。

界符は英雄たちの額に貼りつき、彼らを燕たちのように眠らせていく。

ヒュームは界符を避けようとしたが、大和の術で操作されている界符はヒュームを正確に追尾した。

 

 

「ぐう…何だこれは…!」

 

 

結局額に貼りつかれ、襲って来た眠気に耐えようとしたが、数秒後には眠りについた。

 

 

「…この爺さん、界符の力に抵抗したぞ」

 

「大した精神力だなぁ。騎士になったら相当だろうぜ」

 

 

序列零位は伊達ではなかったということか。

ホラーに憑依されても、逆に支配してしまうのではないだろうか。

そんなことを考えながら、大和は部屋の床に魔導文字を書き始めた。

大和がこの部屋に来たのは生存者の気配をゼルバが感じ取っていたため、そして最後の魔導文字を記す場所に最適だったためである。

通路に徘徊していた素体ホラーを全て倒した後、部屋の中から紋白の悲鳴が聞こえたため、ドアを蹴破って飛天を飛ばし、紋白を助け出したのである。

 

 

「…これでよし。ゼルバ、剛戟と流咆は?」

 

「今、ビルを出た。すぐに京極の所に着くはずだ」

 

 

最後の文字を書き、準備を終えた大和はゼルバに霊獣たちの現在位置を確認する。

結界に隔てられていても、端まで行けば京極は霊獣たちが来たことに気づく。

そしてそれが、結界を破壊する時だ。

 

 

「よし。始めるぞ」

 

 

大和は印を結び、術を発動させた。

本部内の各地に記された魔導文字が光を放ち始める。

 

一方、彦一もまた結界の外で結界破壊の術を開始した。

彼の正面、結界の向こう側で剛戟と流咆の光がうっすらと輝いている。

 

 

「闇よ…去れ!」

 

 

京極の言霊に呼応して、結界の周囲に設置された界符が魔力を発する。

 

内と外の両面で発動した二つの術によって、九鬼極東本部を包む結界は粉々に砕け散った。

 

 

「おお!?」

 

「よそ見してんじゃねぇ!」

 

 

屋上で忠勝と斬り結んでいた黒装束の男は、結界が消えて露わになった夜空を見上げて驚愕した。

忠勝はその隙を逃さなかった。

釵型魔戒剣で男の持つ剣を払い、回し蹴りを浴びせる。

 

 

「がふっ!?…くそっ、どうなってやがる!?」

 

「ここに来たのは俺だけじゃなかったってことだ!」

 

 

追撃を仕掛ける忠勝だったが、男はそれを弾き、屋上の縁へと向かって走る。

縁から空中へと跳び上がり、逃走を図ろうとした。

 

しかし、真下から飛来した巨大な鳥によって吹き飛ばされてしまった。

 

 

「うおお!?」

 

「直江か!」

 

「待たせたな、ゲンさん!」

 

 

男を屋上へと叩き落としたのは、真紅の装甲を纏った飛天と、その背に乗る大和だった。

結界を破壊した直後に飛天の魔力を解放し、駆け付けた大和は忠勝の横に着地。

起き上る男に対峙した。

 

 

「直江大和か…生きてたんだなぁ」

 

「死にかけたけどな。相棒と仲間のおかげさ」

 

「そうかい…しかし意外だな」

 

「何がだ?」

 

「仮にも俺は、お前の親の仇だぜ?怒りに任せて斬りかかって来るかと思ったんだがな」

 

 

男は挑発するように言った。

大和の怒りを誘い、激情にかられた隙に逃走するつもりだ。

しかし大和は、あくまで冷静に返答した。

 

 

「憎くないと言えば嘘になるな。だが、今の俺は魔戒騎士だ」

 

 

魔戒剣を鞘から抜き、その切っ先を男に向ける。

 

 

「『復讐』のためじゃない。俺は『守りし者』として、この剣を振るうと誓ったんだ」

 

 

怒りにも憎しみにも支配されることなく、守るために戦う。

両親を殺され、魔戒騎士になることを決意したあの日から、大和の心には一切の揺らぎもなかった。

大和の応えを聞いた男は、つまらなそうな表情を浮かべる。

 

 

「『守りし者』か…俺が今までに会った魔戒騎士は、どいつもこいつも同じことを言ってたぜ」

 

 

持ち上げた右手の剣を眺め、笑いながら男は続ける。

 

 

「まぁそういう連中は、全員コイツの餌食にしてやったがな」

 

「「……!」」

 

 

大和と忠勝は、各々の魔戒剣を構えた。

男は笑みを崩すことなく、二人を一瞥して言った。

 

 

「結界を壊したご褒美に、面白い物見せてやろうか!」

 

 

男が右手の剣を頭上へ向けて突き上げると、切っ先が空間に突き刺さり亀裂を走らせた。

腕を振り下ろし、剣が抜かれると頭上の空間が砕かれ、異界へ通じる穴が開いた。

穴から噴き出た闇が男を包み込む。

 

大和と忠勝は目を見開いた。

禍々しい光景ではあるが、それは魔戒騎士が鎧を召喚する様子に似ているのだ。

 

そして闇が晴れた時、そこには漆黒の騎士が立っていた。

肩や腕、脚には鋭い牙のような意匠が備わっており、全身凶器と言っても過言ではない。

念狼(ネロ)参狼(ゾロ)と同様に狼を模した頭部は右目が赤、左目が白に染まっており、額から右へ伸びる角を持つ左右非対称な形状が特徴的だ。

右手に持っていたジャマダハル型の剣は長大化し、ノコギリ状の刃一つ一つが研ぎ澄まされた『邪咬剣』となっている。

 

 

「鎧を纏っただと!?」

 

「なんてヤツだ…とてつもねぇ邪気を感じるぞ!」

 

「黒の鎧…まさか、暗黒騎士!?」

 

 

暗黒騎士。

それは守りし者としての使命を放棄し、闇に堕ちた魔戒騎士のことである。

千体のホラーを喰った暗黒騎士はホラーの始祖と一体化し、最強の存在になれると言い伝えられている。

全身から強烈な邪気を放つ黒い騎士の姿を見て、大和は修行中に学んだことを思い出した。

黒い騎士は大和たちへ歩み寄りながら言った。

 

 

「さぁな。少なくとも俺は、魔戒騎士を名乗ったことはねぇがな」

 

「何…?」

 

「折角だ、よく味わって行け。この魔獣騎士狼悪(ロア)の力をなぁ!!」

 

 

漆黒の騎士――狼悪は邪咬剣を勢いよく振り下ろした。

その一撃は屋上の床を粉砕し、巨大な穴を開けて大和と忠勝を飲み込んだ。

足場を失った大和と忠勝はそのまま落下し、屋上の真下にある展望室へと降り立った。

タワー棟最上階に位置するこの展望室は本部の周囲360°を一望でき、窓の向こうには川神市の美しい夜景が見える。

大和たちの真上から、狼悪も展望室へと飛び降りて来た。

二人は正反対の方向へと回避し、大和は狼悪の右側、忠勝は左側に立つ。

アイコンタクトをした二人は頷き合い、魔戒剣で頭上に光の円を描く。

 

各々の鎧を纏った二人の騎士――念狼と参狼は、狼悪に向けて念狼剣と烈風刃を構える。

 

 

「うおおおお!」

 

 

振るわれた念狼剣を、狼悪は邪咬剣で受け止めた。

邪咬剣を大きく振り回し、片腕のみの力で念狼を吹き飛ばしてしまう。

念狼は壁に激突し、窓ガラスが砕け散る。

参狼もまた烈風刃による斬撃を放つが、狼悪は邪咬剣を床に突き刺し、牙を備えた両腕で防いだ。

大型化した邪咬剣では烈風刃の手数に対抗出来ないため、武器を切り替えたのだ。

次々と放たれる刃を腕で弾き、参狼を殴り飛ばす狼悪。

参狼は踏み止まり、壁から走り出した念狼と共に左右から狼悪を挟撃する。

狼悪は左腕で烈風刃を、床から引き抜いた邪咬剣で念狼剣を防いだ。

 

 

「二人がかりでこの程度か?」

 

「ぐぅ…!」

 

「ちぃ、なめるな!」

 

念狼と参狼は武器に力を込めるが、狼悪は微動だにしていない。

狼悪の力は念狼や参狼を遥かに超えていた。

二人の騎士の攻撃を受け止めたまま狼悪は走り出し、二人もそれに追走する。

そして、正面の壁をぶち破り、大扇島の空へと躍り出た。

 

 

「あれは…!?」

 

 

外で待機していた彦一は、タワー棟最上階から飛び出した三人の騎士の姿を目撃した。

紫、翠、黒の三騎士は、地上へ向けて落下しながらも戦いを続けている。

 

狼悪は参狼を蹴り落とし、念狼を邪咬剣で弾き飛ばした。

 

 

「所詮はお前らも口先だけか!!」

 

「くっ…飛天!!」

 

――キィイイイイ!!

 

 

念狼の呼ぶ声に応じて、上空から飛天が舞い降りた。

飛天の両翼から二本の翼剣が分離し、念狼剣と合体。

双翼念狼剣を手にした念狼は飛天の背で跳び、狼悪へと迫る。

 

 

「こけおどしが…!?」

 

 

狼悪は念狼を迎え撃とうとしたが、その意思に反して腕が全く動かない。

見れば、漆黒の鎧に極細のワイヤーが絡みつき、自身を縛っていることに気づいた。

そのワイヤーは、眼下の参狼が持つ烈風刃の柄頭から伸びていた。

参狼は蹴り飛ばされる寸前に、ワイヤーを狼悪の周囲に展開していたのだ。

 

 

「なめるなと言っただろうが!叩き斬れ、念狼!」

 

「うおおおおおお!!」

 

 

自由を奪われた狼悪へ、念狼は双翼念狼剣を振り下ろす。

 

しかし、その刃が漆黒の鎧を斬り裂くことはなかった。

狼悪は双翼念狼剣を口で受け止め、その牙で噛み砕いたのだ。

 

 

「ソウルメタルの剣を…!?」

 

 

敵の思わぬ防御に愕然とする念狼。

さらに、狼悪の鎧から発せられる邪気がその強さを増していった。

 

 

「やばいぞ念狼!離れろ!」

 

「ヌゥウオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

 

 

狼悪の雄叫びと共に、増幅された邪気が爆発した。

ゼルバの警告も空しく、狼悪を縛るワイヤーは吹き飛ばされ、念狼と参狼もその爆発に巻き込まれる。

爆発の余波は凄まじく、九鬼極東本部の窓ガラスを悉く砕き割っていった。

地上にいた彦一はとっさに法術で防壁を張り、衝撃を防ぐ。

余波が消え、防壁を解いた彦一は、地上へ降りた三人を発見した。

大和、忠勝、そして黒装束の男は全員が鎧を解除し、息を荒げていたが、中でも黒装束の男は特に疲労しているようだった。

先ほどの邪気の爆発はかなりの力を消耗するらしい。

 

 

「はぁ、はぁ…くそっ、無駄に力を使わせやがって…!」

 

 

黒装束の男の右目が妖光を放ち、男の体が闇に包まれ始めた。

 

 

「ヤロウ、逃げる気だ!」

 

「待て!くっ…」

 

 

大和は男を捕らえようとするが、体力の限界かその場から走り出すことが出来ない。

それは忠勝も同様で、距離の離れている彦一も間に合わないだろう。

男は大和を睨みながら言った。

 

 

「無駄だ。どのみちお前らに俺は止められやしない」

 

「何…?」

 

「教えておいてやる…俺の名はフェンリル。覚えておけ、魔戒騎士共!」

 

 

己の名を告げたフェンリルの姿が完全に闇に消えた。

闇が晴れた時、そこにはもう誰もいなかった。

 

 

「逃した、か…」

 

「おい直江!大丈夫か?」

 

「無理もあるまい。病み上がりで術を使い、その直後にあれだけの戦闘をしたのだからな」

 

 

膝をついていた大和は、ついにその場に倒れ込んでしまった。

忠勝と彦一が駆け寄って来る。

 

 

「しかし、あの男が騎士だったとはな。あの鎧は一体…」

 

「はぁ…分かりません。とにかく、番犬所へ報告しないと…」

 

「剣の浄化もあるからな…仕方ねぇ」

 

大和も忠勝も、フェンリルと戦う前に何十体もの素体ホラーを斬っていた。

魔戒剣には相当な邪気が溜まっているはずである。

忠勝は大和に肩を貸し、立ち上がらせた。

 

 

「さっさと終わらせて帰るぞ。一子たちが待ってるんだからな」

 

「…そうだな」

 

 

忠勝に笑って返したが、今の状態のまま帰ると、また仲間たちに心配をかけてしまうだろう。

家に帰る頃には少しは疲れがとれていることを願いつつ、大和は番犬所へと歩き出すのだった。

 

 

 

 

 

 




お久しぶりです。
新生活に慣れることに必死な常磐です。

今回は悪の騎士、魔獣騎士狼悪が登場。
『悪の狼』とは、何とも分かりやすいネーミングですよね。自分でつけたんですけども。
牙狼シリーズ名物『落ちながら空中戦』も出来たので、個人的に満足です。
次回からはまた新たな展開を見せて行きたいと思います。

『-GOLD STORM-翔』のTVシリーズを視聴しておりますが、劇場版を見れてないので
微妙に分からない部分もあったりします。
近くの映画館でやってくれればいいのに…。

では、また次回お会いしましょう

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