『少女世界攻略記録』 作:100110110011(2)の民
─うーん、嫌になるくらい清々しい朝だ。
今日も一日頑張って行こう。
あ、そうだ。今日から学校に行かなきゃなぁ…
さて、優雅で平和な私の学校生活をお送りしたいと思う。
まず、ここから私は1ヶ月位特筆することなく平和に学校で過ごしました…ってなればよかったんだけどなぁ…
①学校に着く。
②セリアと話す。
③普通に授業を受ける。
④帰宅時間になる。
ここまでは良かったんだよ。それで普通に
⑤アリス第二王女様に話しかけられる。
…え?どうしてこうなった?
何をいってるかわからないと思うけど私も何もわからない。
異世界とか王族とかそんなチャチな物じゃなくて…ってそうじゃなくて、もう少し詳しく言うとこんな感じ。
あれは私が帰る準備をしてたとき…
◇
「ハナ……暇?」
これがこの後長い付き合いになる第二王女様とのファーストコンタクトだった。(適当)
「私は勿論予定は空いていますが…」
「ちょっとだけ…付き合って」
なにこれ私なんかやらかしたっけ?
これが俗に言う「俺、また何かやっちゃいました?」って言うやつ?…いや、私は特にやらかした記憶は………
『エネステラ』 『救援』 『メルケルトさん』 『騎士団』 『王家』
……あ、堂々とやらかしてたじゃん!(王家の人から)呼ばれる理由おもいっきり作ってんじゃん。
どうしよう、どうやって回避しようかな…
…いや、待てよなんで私はこんなに逃げたいんだ?別にやましいことがあるわけない……
『エネステラ』 『地下施設』 『転移魔法』 『ギルド不法侵入』
やっっばい(本音)
おのれ『エネステラ』!全部お前のせいだぞ!(責任転嫁)
逃げ道は…(回りを見る。セリアがいない)
しょうがない、大人しく連行されるか…
「わかりました…」
「えっと…どうしたの?予定があるなら……」
「大丈夫です。気にしないで下さい」
◇
って言うことがあって現在連行中です。
「意外……」
「何がですか?」
「もう少し…速いと思ってた」
これはなんのこと……あっ、歩く速度かぁ…あれ使うかぁ…
今mpは…合計4705あるから…30分20倍で…そうだ、隣の第二王女様にも掛けてあげよう。よし、
「『
よし、これで実質agl2600!はやはやじゃん。
一瞬死刑宣告までの時間が短くなっただけでは?
とは思ったけどもう今更か。
隣の王女様は一瞬驚いた顔をしてその後満足そうな顔に変わったからお気に召してくれたんでしょう…
「それじゃあ…お返し…」
え?
「『
王女様がそう言うと虚空からなにやらポーションらしきものを取り出した。
「これ…mpの…回復薬…あげる」
「ありがとうございます」
取り敢えずmpポーションをもらったけどまだ3505残ってるんだよなぁ…これがどれくらい回復するかわからないしバックに仕舞っとこ。
「使って、いいよ…」
「mpはまだ残っていますのでまだ使いません」
「なるほど…」
王女様は考え込んでしまった。もしかして自分があげたものを使うことを拒否されたから?
「もしかして…最大mp…3600位?」
ッ!?なんで分かった?
まだ誰にもmpの最大値は言ってないよね。
落ち着こう、落ち着くんだ片瀬花奈。
何か原因…というか推測材料みたいのがあるはず。
…じゃあどこから?予測してみよう。というわけで異世界脳内会議第一回『王女様が私の最大mpを分かった理由』を予測する会を開催します!(相変わらず参加者1人)
…第一回なのに『相変わらず参加者一人』って何だよ。
…ああ、あの深夜の王都徘徊プロジェクトの時か。
まあいいや、とりあえず情報を整理しよう。
手がかり①王女様は王女様。
…これだけじゃあ何言ってるか解らないと思うけど…
私が言いたいことは王女様は王族─つまり権力の力を使った情報収集能力が高い可能性がある。
そして、私は自意識過剰じゃなければ『エネステラ』を抑えていたことと『新職業を発見』ということと…後もしかしたら『入試で数学1位』という情報が…
…それにしても結構やらかしてるなぁ…
じゃなくて、つまり王女様がそれらが
それに『入試』は個人情報をちゃんと出さないと受けれないから……
しかもこの学校、『王立』だしね。
手がかり②今の会話
①だけだとmpが多いかも、位しか頑張っても予測できないはず…じゃあ、ここ数十分の会話で─それも「もしかして…」って言ったことからその直前の会話で推測したと考えられる。
じゃあどこから?…恐らく原因は『
今日の授業はオリエンテーション中心で魔術を使った記憶がないから、むしろそれしかない。
私が焦って魔術を使うときの表情や状態から全mp中どれくらい使ったかをポーションを使わなかったことも含めて、予測して、その効果からどれくらいの消費mpの魔術かを当たりをつけた。
そして、①から何らかの道具ではないと見切りをつけて②から最大mpが3600程度だと予測した…ってこと?
まあこの予測は大分欠陥がありそうだけど大枠は合ってると思う…。
さて、問題は…今の一瞬で?
この内容を?
えっ…(ドン引き)
控えめに言ってこの王女様化け物スペックじゃん。
詳しい所はわからないけどね。
パッと考えたからこの予測は大分欠陥がありそうだけど、大枠は合ってると思う…。
「もしかして…違った?」
「いや、完璧過ぎて言葉が出なくなってただけです。凄い推測力ですね」
そう言うと王女様は少しだけ目を見開いた。
「よく…わかったね?普通は…魔術や魔法を疑うんだけど…」
あ、そう言えばそうじゃん。この世界魔法とかあるんだからそういう魔法…っていうか相手のステータスを鑑定する
「王女様ならその御聡明な知能で推測されたと」
「……人は、信じたくないものは他の物……魔術や魔法に押し付ける。なのに……ハナは……やっぱり面白い」
「ん。私の事はこれからアリスと呼ぶこと。勿論場所と時は……ね?」
えーと、つまり…今私はこの王女様から(多分)認められて、二人きりとか必要な場面は呼び捨てを強要されたの?
後「やっぱり」って何?前にも私のことを考える機会があったの?まあいいや(思考放棄)
そんなこんなで王城に着いてしまった…ってえ?目的地ここ?
てっきり詰問所とかかと…いや、この城の中にある可能性が…アリス様の表情を見る限り違いそう。何々…まず3階まで階段で上がって…で沢山部屋が並んでるなかで…何か一番大きそうな部屋に向かってアリス様が…
「連れてきた」
と言って(そこで警備をしていた人が)扉を開け放ち…
奥に何か偉そうな人が見えるなぁ…まさかアリス様のお父様だったりしないよね?
「誰を連れてきたんた?」
「ハナ」
「……すいません。今お呼びに預かったハナです」
「本当に同意の下か?様子がどうも違うんだが」
「…同意はとった」
え?同意なんて
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「ハナ……暇?」
「私は勿論予定は空いていますが…」
「ちょっとだけ…付き合って?」
「わかりました……」
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はい、言質とられてました。でもアリス様?世間一般ではこれは王城に来ることへの同意にはならないと思うのですが…アリス様が何故かこっちを見て微笑んできた。脅迫にしか見えない。
「はい、私も言質…じゃなくて同意しました」
「いや、言質って言っておるだろ…まあよい近うよれ」
わーい、暫定国王様の近くによることを許された。嬉し……くない。ていうか今まで扉を挟んで15m~20m位離れて会話してたから国王も聞こえにくかったでしょ。