『少女世界攻略記録』 作:100110110011(2)の民
というわけで戻って参りました
って言っても一回控え室みたいなとこで待ったんだけどね。…少し寝ようと思ったのに寝かけたところで起こされた。
そのせいで眠気が凄い。
優秀なことに暫定国王にはもう一連のあらましが伝わってる様で入った瞬間に感謝された。
多分あの言い方だと『
そのせいで私はあのセルグヌ(?)の間者─名前はユールって言うらしい─に襲撃される直前に高火力の【火属性魔術】を使って跡形もなく消し飛ばしたことになってる。
だから地面ととか壁とかが溶けててもあんま違和感がない感じになった。
国王(漸くちゃんと名乗った)は真相は違う所にあるってことに気付いてるっぽいけど、流石に事実には辿り着けないでしょう。
誰が死体から復活して全てを溶かす技を使えるって想像できるのだろうか?
いや、誰も想像できない。(反語)
こないだあった入試が大分昔の事のことに感じるし『エネステラ』への時間稼ぎとかは太古の記憶になってる……って言っても一週間も経ってないけど。
今日は異世界に来てから一番濃い日だった気がする。
……何だか眠たくなってきたけどアリス様と一応国王の前だから寝落ちは流石にダメだろうなぁ…。眠気で頭が回らなくなってきた。※ほぼ24時
元の世界にいた頃はあんま運動しなかったし基本学校とか塾以外では外に出なかったからなぁ…ひきこもりに慣れない環境+長時間の緊張による疲労はやばいって…
「それで、褒美は何がいい?」
ん?……話を聞いてなさすぎてどういう文脈でこういう話になったのかが全くわからない。…まあでもとりあえずあんま迷惑が掛からなそうで今の本心を言っておこう…
「寝たいです…」
…場が静まった。…やばい。眠気で変なことを口走ったっぽい。
って言っても『寝たいです…』のどこに問題が有った?……そんなことより眠い。本当に寝落ちしそう。
「ア……、……は…………………か?」
「…………と………………う」
「なら………………で……………か」
「いや……………で…………い」
あ、…本格的に…やばい…かも?…スヤァ……
はっ!寝るな自分。こんなとこで…寝たら…問題が……スヤァ…
◇
…はっ!…起きた。…怒られ…っていうか下手したら不敬罪で罰せられる。
逃げる?逃げようかな?
この国から逃げられるよね?
この世界ここしか国がないみたいなことないよね?
「……起きた…」
「はい!起きました!ってアリス様?」
「……よかった。…本当に…よかった…」
「どういうことですか?」
「
あ、国王(様)いたんだ。
ってそんな危険な
ん…あれ?私、国王に寝顔見られたの?
中々の羞恥プレイでは?
ところで…今何時だろう?あっ午前1時…国王と第二王女を午前1時まで待たせる一般人…やっば。
「取り敢えず謁見室での罰だが…アリスが」
「…『あれ』を…なかったことにする……代わりに…暫くここに通って…」
「…意味はよくわからんが、だそうだ。…で勿論アリスを守ってくれて、そして間者まで対処してくれたんだからその件で褒美を与える必要がある」
…アリス様の言う『あれ』は呪域『
…今日はもう夜遅いから詳しいことはまた明日話すらしい。というわけで色々あった今日も終わりです。
それではお疲れ様でした。お休みなさい。
◇◆アリス・フォン・トラウィス視点◆◇
…とりあえずハナは帰らさせた。さすがに朝まで拘束するのは(只でさえ悪い)印象が悪くなりそうだから。
…取り敢えずハナが帰った今ある程度考察しとかないといけない。
でもハナが使った魔術、確か…呪域『
私の『眼』…『
『
『dexとaglを上昇させる』
『
『◼️◼️にかかっている◼️◼️◼️と◼️にかかってる◼️◼️を◼️◼️する』
『
『──際に──◼️◼️を────る。◼️件─────────』
呪域『
と表示された。まともな文章になってるのは『
本来は消費mpについての記述もあるはずだから。
…そして他の魔術に至っては文章にすらなってないし呪域『
つまりハナの『
…確か私みたいな特殊な職業と言えば、
【勇者】【大賢者】【救聖女】【占宙者】【教皇】【魔王】の6つだけ。
【勇者】はこないだ会った。
【大賢者】は私。
【教皇】はソルム神国のトップで有名。
【占宙者】5年前に死んでて、特殊な職業は先天性の才能で保有可不可が決まる上に世界に一人しかいないから年齢的にハナはあり得ない。
…なら【救聖女】か【魔王】?
でも魔術の内容が【救聖女】の魔術として伝わってる物と違う…なら【魔王】?…まさかね…。
でももし【魔王】ならある程度納得できる。先代【魔王】は何度死んでも蘇ると有名だったしその上人々には理解できない魔法を使うと言われてる。
…ハナの『
…いや、落ち着こう。【魔王】という職業はなった時点で理性がなくなると言われている。
でもハナはどう見ても理性があったから…
まあその情報の正確か真偽は不明だから、一応明日ここで聞いてみよう。
…それで違ったら余計ハナの職業がわからなくなるけど…
それはそれとして『褒美』は何にしようか。
父上に伝えてないとは言え色々切り札を使ってくれた。
そしてハナの戦力と頭脳がもし他国に移ると絶対厄介になる。
だからこの国に縛り付けておくのが吉。それだと唯の宮廷魔術師第六席は弱い。
それに宮廷魔術師なのに爵位を持っていないのはおかしい。
…しょうがないけど男爵にするのがいいかな?
貴族にしすればもし国外に行った時、裏切り者として処罰できるからハナも逃げにくくなる。
よし、この方向でいいか。
後は襲ってきた…いや、宣戦布告してきたセルグヌの対処。さすがに
ハナの戦力が予想通りならだけど。
今回は学院を休みたくないから早めに終わらせる。…宮廷魔術師は…シルクエスとハナだけでいいか。
じゃあ今回はハナをメインにして……
……こんな感じでいいか。
これならハナの実力も見極められる筈。
よし、今日は寝よう。