『少女世界攻略記録』   作:100110110011(2)の民

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44◇第二王女様の異世界人戦闘力考察兼魔法出力推定

 

◇◆第二王女様(アリス・フォン・トラウィス)視点◆◇

 

ハナには制限なしで全力でやれって言った。どんな感じの試合になるんだろうか?

万が一つまらない試合になった時のために団長達は持ってきたけど…流石に…いや、レベル6に上がった時に習得したもの次第ではあり得るかな?

適当に試合開始の宣言をする。

…ハナも何か言うみたい。多分詠唱だよね?

 

「私の実力に疑いを持つ者よ」

 

「今から見せるは理を超えた奇跡の一端であり」

 

「普通は見るも叶わない世界である…」

 

多分ここまでは前口上。なら次からは魔法の詠唱になってる。どんなのだろう?私の詠唱みたいに…

 

「此処は私の望む世界ではない…」

 

…?

どういう…ああ、ここは異世界…というかハナの元いた世界ではないという意味か。

 

「ならば此処を我が世界へと変化させる…」

 

え?幾ら魔法とは言えそんな事はできないはず。なら範囲が数mに限られる?それでも十分有用な…

 

「科学よ!論理よ!私のために…」

 

やっぱりハナのいた世界には魔術とかはなかったんだろうな。

それでその代わりが科学や論理か…でも魔術や魔法の代わりなんて出来るの?流石に無理じゃない?

 

魔法(せかい)を染め上げろ!」

 

「そして今を以て此処こそが…」

 

「欺瞞でも仮初めでもない…正真正銘私の世界!」

 

招かれざる(魔法世界の)来訪者よ…」

 

「科学と狂気に紐解かれる私の世界(いせかい)を存分に楽しめ!」

 

…?『狂気』?どういう意味?今までの詠唱の流れやハナの話から『元の世界』は科学や論理が発展した世界ということはわかるけど…ハナの向こうの世界での過去に何かあったの?

待って。ハナの世界に魔法や魔術はないはず。なのに『剣と魔法の世界』や『ファンタジー世界』という名称をこの世界に対して使ってた。なら元の世界に創作としてそういう世界が一般的に広がってた…のかな。

なら…科学や論理が発達し過ぎたからこそ起きた弊害があったんだろう。

どういう事が起きたかまでは流石に判らないけど。

 

「『追憶の世界(ロスト・ワールド)』!!」

 

ハナがそう言った瞬間、

空にはたった一つの巨大な青い月が浮かび、

闘技場のあちらこちらに光を放つ直方体の大きい物体が大量に乱立した。

まって…この空間は夜になってる…なら夜になってる範囲がこの魔法のはずだから…少なくとも半径50m以上はある!

そんなに大規模な魔法を習得した?あの武器があるとは言えmp100000でこんな事が出来る?

いや、他にも代償があるはず…

あ!今…ハナが僅かに痛がった?違う。痛いと感じる可能性があったっぽい動きをした…ってことはhpか。でもそれでも足りないと思う。

まあ妥当な所は再使用に24時間って所かな?じゃあ折角だし『魔術判別神擬眼(セミゴッドアイ)』を使っとこう。

 

追憶の世界(ロスト・ワールド)

─値─

─%─

─÷10

 

…何の役にも立たなかった。一応理論上この世界最高パーティーの一員、【大賢者】の魔法なんだけどね。あ、ハナと目があった。もっと暴れていいよ。その代わりに面白い物見せて…ね。

そしてハナが右手を空に掲げて…虚空から出てきたのは…何?恐らく元の世界の物何だろうけど…!氷を砕いた?方角的にあそこから何かが出てる…のか。しょうがない。『鍛治王』の『一寸の見極め』を使って…よし、認識加速のおかげでハナの動きが見れるし…あれは…金属製の小さい物を打ち出してる。

どういう原理だろう…後で聞いて…いや、考えておこう。

そんな事を考えてたらハナが左手で何かをまとめて取り出した。そして何かを外して…多分それが引き金になってる。

…意外と威力高い。

やばい、本来ならここまでであの呪域を使う想定だったのにその想定の数倍ハナが強かったせいで呆気なく終わる。

それはハナとしても私としても不味いから…団長達を呼び出してけしかける。

これで時間稼ぎに…いや、アルカトスは流石に負けないだろうから…大丈夫か。

それにアルカトス以外には『魔銅に罹患した動き』を敢えてしてもらってる。

だから適当なところで一撃貰ったら離脱する筈…

 

 

一瞬目を離したらアルカトス以外埋もれてた。

やっぱりあの魔法はおかしい。まだ代償があるはず…まあ後で聞いとこう。

さて、ハナがあの爆弾を大量に生成したけどアルカトスの『近衛の掟』…ああ、私がいるからか。丁度ハナとアルカトスと私が一直線上に並んで…守る対象が真後ろにいる場合str、vit、aglが3倍になってるのか。ハナが金属の塊を飛ばして応戦するもアルカトスの速度のが速い…か。これで『死帯享楽(ファイナル・リゾート)』を使わざるを…目の前にあの巨大なのを出せるの?アルカトスの『不屈の守護者』…久し振りに見た。後ろに守る人がいる限りhpが毎秒10%回復…だったはず。

ごめん、ハナ。私居なきゃ余裕で勝ててたかも。

…流石に冗談だけど。

あの呪域と神域がどこまで効果でるか…って私のあれ(・・)すら貫通するからなぁ。並大抵の物じゃ意味ないと思う。

あ、ハナの首が飛んだ。油断し過ぎ…って言いたいけど流石に無茶か。多分あれ実質agl70,000超だし。

……呪域と神域って同時発動できるんだ。

…で…こんな視界になるとは全く思ってなかったけど…呪域も集めて…へぇ…綺麗?ではないけど…何だろうな。何か見とれる感じがする。

ハナの新技…神呪『絶対混沌世界(カースド・ディヴァイン)』で白と黒の浮遊物が散らばって…

……満月が割れて…朝に…元の時間になった。

ハナ…言いたいことが色々ある。

まず……意外と演出上手いね。そして私に隠してる物が多すぎない?私も色々隠してたの教えるから全部教えて貰おう。

 

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