世界ランキング10位の私は平穏に過ごしたいのに過ごせません   作:影姫

1 / 1
エピローグ それは当たり前だと思っていた。

いつもと変わらない日々、普通に会話をし暮らす人々。

 

こんな毎日が永遠に暮らせれると誰もが思い。

そして確信していた。

 

そうあの日までは。

 

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

『黙祷』

 

教室に設置されているスピーカーからその2文字にすぎない言葉が流れ、人々は沈黙しそして冥福を祈った。

ある者は泣き叫び、ある者は世界や宿命という言葉を恨んだ。

 

私だってその中の1人に過ぎない。

 

(平穏なあんな日々が一瞬で崩れ去ってしまうなんて)

 

当時はそう何回も思ったほどだ。

 

そして今となってはそれは当たり前になってしまったのだ。()()()()()()()()()

 

 

 

「ええ、先生方は皆さん覚えていらっしゃるだろうとは思いますが、生徒に伝える授業の際は学年ごとで教材を設定していただきたいと思います」

 

教頭である村上先生は私たちにそう話した。無理もないはずだ。あれが人類史上最も最悪な事件で最も記憶に新しいものなのだから。

 

そして私は資料をあさり始めた。昔の記憶に照らし合わせながら。

 

◆◇◆◇◆◇

 

そうあれが起きたのは今から2年前の私の誕生日に起こった。

 

「「加奈ー!お誕生日おめでとう!」」

 

「ありがとー!開けちゃうよ?」

 

私の家に友人2人を招いて誕生日パーティーをすることを計画し、パーティーをした。

普段は平穏に過ごしたいと思っている私でもこの日だけは祝ってもらいたいなと思っていた。

 

「「うん!遠慮なくやっちゃえ!」」

 

「わー!これは私が欲しかった人をダメにするクッション!?ありがと!」

 

友人からのプレゼントに心を躍らせ、美味しい食べ物を頬張っていたときのことだ。突然ニュース速報が流れた。

 

『エジプトピラミッド上空に謎の模様現れる。近隣住民に避難命令が発出され米軍が出動』

 

「いやぁ…模様如きでこんなことになるのかな?」

 

私は脳のフィルターを通さずに思ったことを話した。米軍、「世界の警察」と呼ばれたあのアメリカ軍がわざわざ出動することになったのだ。

流石に大袈裟だろとかそんなことを言っている場合ではないだろう。

 

「あれじゃない?新しい化学兵器」

 

友人の1人、井上ゆかりはそう言う。彼女は東京大学で科学の博士号を取るために勉強しながら軍事学を独学で学ぶ私にはできないことを平然とやって退けることができる人だ。化学兵器という線を考えることができたのも軍事学を学んだからだろう。

 

 

だがその考察は一瞬にして外れた。

 

突然中継先を写していたカメラが謎の物体とそれに乗る何者かを写したからだ。私は非科学的な…と思ったが次の瞬間にそれ(非科学的なもの)を納得せざるを得なくなった。

 

 

『遠き世界にただ浮かぶ物体いでよ純雷!』

 

男性、女性どちらかわからない声を何者かが発した瞬間稲妻が走り消えた。私はハッタリだと思った。偶然だと信じたかった。

がそれを納得させられたのは近くにある建物の崩壊だった。

 

 

「加奈!東京スカイツリーが!」

 

もう1人の友人、黒乃滴が私にそう大声で呼びかけた瞬間。あたりは一瞬にして暗くなり稲妻が走り雷鳴が大きな音でなった。

 

そして一瞬にして、例えるならブロックで作った建物が遊んでいる子供が軽々と潰すように雷はスカイツリーを消し去った。

 

 

 

『見たか?人間さんよ。いやもうその名は使わなくていいのか…哀れな民よ。これが我々()()()()の力だ。平伏し降伏し従属せよ』

 

そう謎の人物は言うといくつかの魔法陣を出し様々な魔法を展開。世界中のあらゆる建物を崩壊させていく。

 

『我々異世界人は地球に対して宣戦布告を行う。地球亜大陸北占領部隊によってこの国をとりあえず占領する』

 

そう謎の人物が宝かと宣言したと同時にテレビカメラは映らなくなりノイズだけが残った。

 

 

 

 

 

 

 

そして第1次世界間大戦が起こった。今ではアフリカ大陸の北側が異世界の手に落ち、人間らしくない扱いをされている。

南側は国連軍+自衛隊によってなんとか守られていると言う状況だ。

 

今の総理守本直安によって海外派遣を命じられた自衛隊は戦後初めて戦争をすることになった。

もちろん野党は厳しく批判したが専門家とマスメディアで形成された世論には抗うこともできず、世論は異世界側を武装勢力として交戦をと言ったため自衛隊は最新の装備を持って戦った。

 

 

 

 

報道資料  

 

日本国憲法 自衛隊法280条に則り異世界と名乗る武装勢力の無条件降伏を目的とし現地邦人や外国人の保護のために自衛隊を出動することを先日決定し、出動する部隊名、装備品を公表することとなったためここに載せます。

 

 

航空自衛隊 総合第3部隊 

陸上自衛隊 総合第2部隊

海上自衛隊 第1護衛艦隊群

      輸送支援艦隊

航空自衛隊所属艦隊群

 

合計 10万名 (全体の10分の1)

 

航空型護衛艦  大和、長門、天保、日向

航空型多用機搭載護衛艦  伊勢、熊野、日高、大山

F−35A B C それぞれ20機ずつ

国産高高度爆撃機 FUGAKU 30機

FX−2 対艦爆雷装型特殊モデルmk5 10機

P−3c 20機 

P−1 特殊試験機(特殊機のため機能は公開できません)20機

93式戦車 200両

電子型磁砲戦双砲車 50両

電磁機関銃 1000丁

M 1919II mk14

L85

p90カスタムⅢ それぞれ200丁

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして大規模派遣部隊は死傷者二十名を出したが最新装備のおかげで南側を占領することに成功した。

 

そして人類は1人1人の安全を確保するために『魔法』に対抗できるもの『異能力』の製造に成功し、1人1人ランダムで接種させた。

あえてクラス分けをさせることによって上のランクを重視させ、モンスターなどを殺したりした数などを集計させ『世界ランキング』を作り異能力を研究する機関や異能力者連盟(ギルド)を整備させ、そういう仕事である『ハンター』の従事者を増やさせた。

 

 

そのせいで私は10位… 夢であった『平穏に暮らすこと』も叶えられなくなった。

 

教師の仕事についたのも平穏に暮らすためだ。

安定した収入…残業なんて頑張れば終わらすこともできる。これこそが天職。

 

 

「んん、定時なので帰りますね!」

 

絶対に平穏に過ごしてやると決めた私は過ごすために奮闘することを決めた

 

 




どうも皆様初めまして。影姫と申します。
初めての処女作で大変誤字とか色々が心配ですが暖かく見守っていただけると幸いです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(必須:50文字~500文字)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。