【静寂】の再来と呼ばれた少女   作:山吹色ノ大妖精

1 / 12
我慢出来ずにまた新作を出してしまった・・・更新の優先度は『ラビットプレッジ』が上なので許してください。


迷宮都市オラリオ

「ベル、もうすぐでオラリオに着くよ」

「うーん・・・姉さん?」

 

揺れる馬車の中で私、シェイネ・クラネルは弟のベル・クラネルと共にオラリオに来ています。

 

「ふわぁ・・・おはよう()()()()姉さん」

「おはようベル」

「とうとうオラリオに来たんだね」

「うん、お母様達がいたあのオラリオに」

 

私たち従姉弟はオラリオにおける絶対悪である【静寂】のアルフィアの子です。もしこのことがバレてしまえば迫害は免れません。

 

「ベル、確認だけどまず冒険者になるには?」

「神様に頼んでファミリアに入れてもらうこと」

「その次には?」

「ギルドで冒険者登録をすること」

「よろしい」

 

しかし私たちには目的があります。それはベルは愛する母達が犠牲になっても未だ英雄が生まれないこのオラリオで英雄になることである。私はそれを手助けすること。

 

「次!お、今度は姉弟か、何しに来たんだ?」

「はい、このオラリオで英雄になるために来ました」

「英雄か!いい夢じゃないか!それと背中をこっちに向けてくれるか?」

「ステイタスシーフですね?お願いします」

「お、知ってるのか?」

「はい、オラリオに詳しい旅人から教えてもらいました」

 

門に着いた私たちはガネーシャ・ファミリアの門番に声をかけられている。門番の男は目的を答えた私に笑いながらこちらに背中を向けるように指示した。

 

「・・・よし。問題なし!通っていいぞ!」

「ありがとうございます。行こう、ベル」

「うん!」

「頑張れよー!」

「ありがとうございます!」

 

許可を貰うと門番の応援を受けながら私たちは迷宮都市オラリオに入った。

 

「ベル、先ずはギルドに行って探索系のファミリアの表をもらおっか」

「うん」

 

 

 

 

「ギルドにようこそ!ご用件はなんでしょうか?」

 

ギルドに着いた私たちはハーフエルフの受付嬢に迎えられる。私は早速用件を言った。

 

「探索系のファミリアに入りたいのでファミリアの一覧が欲しいです」

「わかりました。少々お待ちください」

 

受付嬢が資料の準備をしてる間私たちはギルドのソファで談笑している。やがて受付嬢が来ると私はカウンターに向かう。

 

「お待たせしました。こちらに探索系のファミリアの一覧が書いてあります」

「ありがとうございます。行きましょう、ベル」

「うん」

 

そして私たちはギルドを後にしてロキ・ファミリアをはじめとする探索系のファミリアに行ったが、門前払いされるばかりで良いと言われるのは体目的なのか私だけである。それに怒った私はお金がなくなってきたのでバイトをして資金調達をすることになって、ベルはその間にファミリア探しをしてもらうことにした。

 

 

 

 

「お前みたいなヒョロイ奴なんかうちのファミリアには無理だ!!」

 

どうも、全戦全敗のベル・クラネルです。現在、今日で最後のファミリアを訪ねましたがここも門前払いを受けました。この間にも姉さんはバイトでお金を集めてくれてご飯も作ってもらっているので頭が下がります。

 

「今回もダメかぁ・・・」

「ねぇ君!」

「えっと、なんでしょうか?」

 

そこで一人の女の子が話かけてきました。黒髪のツインテールで体が小さくて胸が大きい人です。

 

「ボクはヘスティア。神様さ!」

「僕はベル、ベル・クラネルです」

 

自己紹介されるとどうやら神様のようで僕も自己紹介しました。そしてヘスティア様は早速要件を話してきました。

 

「ベル君、ボクのファミリアに入らないか?」

「え!?良いんですか!?」

「いいとも!けどまだ団員が一人もいない状態でね・・・」

 

ヘスティア様はそう話しているけど僕にとってはまたとないチャンスである。しかし勝手にファミリアを決めるのは姉さんが困るので僕は一度相談することにした。

 

「わかりました。一度姉さんと話してきます」

「おや、お姉さんがいるんだね」

「はい!自慢の姉です!」

「ふふ、それじゃあお姉さんとの話が終わったら明日噴水のある広場に来てくれ!」

 

姉自慢をする僕を微笑ましく見てくるヘスティア様は姉さんと相談する時間を与えて指定した場所に来るように指示しました。

 

 

 

 

「ふーん・・・新規のファミリアね・・・」

「大丈夫かな?姉さん」

 

バイトから帰って来た私はベルからヘスティア・ファミリアという団員がまだいないファミリアから勧誘されたことを聞いた。私としては新規のファミリアであるという点では自由に行動できるメリットや他のファミリアと対立した場合のデメリットなどを考えていたが、これ以上時間をかけるのはアレなのでヘスティア様にお世話になることにしよう。

 

「よし、それじゃあヘスティア・ファミリアに入ろっか」

「いいの!?やったぁ!」

 

私の言葉にベルが嬉しそうにしてくれて私も嬉しくなる。

 

「ヘスティア様は明日の噴水のある広場に来てって言ってたから明日行こう!」

「ふふ、そうね。それじゃあ久しぶりに一緒に寝よっか」

「へ?うわぁ!?」

 

私はベルを抱きしめてベットに倒れてベルの頭を胸に抱えた。ベルは顔を赤くしたけど直ぐに受け入れて目を瞑った。

 

「おやすみ。ベル」

「おやすみなさい。姉さん」




キャラ紹介

シェイネ・クラネル

アルフィアの実の娘でありベルの従姉。シェイネはアルフィアの血を引いてながら何故か健康である。才禍の怪物の娘なので才能もまた引き継いでいる。

ザルドから料理の手解きをされているので、料理の腕はザルド以上である。

好きなもの:ベルの笑顔、静かな時間
嫌いなもの:騒音、雑音

文字数はこれでいい?

  • 良い
  • 少し長く(3000文字)
  • もっと長く(5000文字)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。