【静寂】の再来と呼ばれた少女   作:山吹色ノ大妖精

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サタナス・ヴェーリオン

翌日、朝になると目が覚めた。私の胸にはベルの顔が埋まっている。私はベルの頭を撫でているとベルも目を覚ました。

 

「うーん・・・姉さん?」

「ベル、おはよう」

「おはよう・・・」

 

ベルはまだ眠気眼でウットリとしていてとても可愛らしい。すると添い寝しているのに気づいたのかベルが飛び起きた。

 

「だあああ!?姉さん!?」

「起きたね。よし、早速朝支度しようか」

「う、うん!」

 

朝支度を終えた私たちは先にベルを集合場所に行かせて私はバイト先に今日休むのを伝えた。

 

そして噴水の広場に着くとベルとヘスティア様がいた。

 

「はじめましてヘスティア様。私はシェイネと申します」

「おぉ・・・君のお姉さんめちゃくちゃ美人じゃないか!」

「ですよね!」

 

私が自己紹介するとヘスティア様は驚きベルは自慢している。実際、ここに来るまでにいくつもの視線を感じている。

 

「これから弟共々よろしくお願いします」

「うん!それじゃあボクのホームに行こう!」

「おー!」

 

ヘスティア様が先頭になってベルと私はヘスティア様についていく。そして着いたのはお母様が大好きな教会だった。

 

「さあ、ここがボクのホームだよ!」

「ここがですか?」

「ま、まあね・・・」

 

ヤバい、場の空気が悪くなりそうなのでここで空気を変えないと

 

「大丈夫だよベル。ここから成り上がれば良いんだから」

「うん!僕頑張るよ!」

「それじゃあ恩恵を刻もうか!」

 

ベル・クラネル

Lv.1

力:I0

耐久:I0

器用:I0

敏捷:I0

魔力:I0

 

《魔法》

 

 

《スキル》

 

シェイネ・クラネル

Lv.1

力:I0

耐久:I0

器用:I0

敏捷:I0

魔力:I0

 

《魔法》

【サタナス・ヴェーリオン】

・音魔法

・詠唱式【ゴスペル】

・追加詠唱【ルギオ】

 

《スキル》

家族一途(ファミリア・フレーゼ)

・早熟する

・家族愛の強さにより効果持続

・家族愛の強さにより効果向上

 

「わあ!姉さん凄いよ!お義母さんの魔法が発現している!」

「ふふ、有難うねベル」

 

まさか私にお母様の魔法が発現するなんて。しかもお母様から聞く限りでは知らない、初めて見るスキルもある。

 

「取り敢えずこの魔法は緊急時以外には使っちゃダメだね」

「うん・・・」

「それとヘスティア様。主神である貴方には話さなければならないことがあります」

「ん?どうしたんだい?」

「実は・・・」

 

そして私は自分たちは【静寂】のアルフィアの子供であることを話した。もしバレてしまえば迫害されてしまうことを。それを聞いたヘスティア様は

 

「そうだったんだね。それなら言っておくけど君たちはボクの家族だ。ボクは君たちを見捨てないよ」

「ヘスティア様・・・ありがとうございます」

「神様、ありがとうございます」

 

ヘスティア様は私たちを見捨てなかった。私たちはヘスティア様に感謝の意を述べた。

 

「よし、恩恵を刻んだからギルドに行って冒険者登録をしようか」

「わかったよ姉さん」

「それじゃあ行ってきます。ヘスティア様」

「行ってきます!神様!」

「いってらっしゃい!二人とも!」

 

 

 

 

再びギルドに着いた私たちはカウンターであの時のハーフエルフに出会った。

 

「ご要件はなんでしょうか?」

「ファミリアに入れたので冒険者登録をしに来ました」

「はい、それではファミリアの名前を教えてください」

「ヘスティア・ファミリア。新規のファミリアです」

「かしこまりました。それではこちらに名前を書いてください」

 

受付嬢から差し出された二枚の紙に私たちはそれぞれの名前を書いて受付嬢に渡した。

 

「受け取りました。ようこそ冒険者様、ギルドは貴方たちを歓迎します」

「やっと登録できたー!」

 

ようやく冒険者登録が出来たことでベルは嬉しそうに飛び回っているのを私も含めて周りの人は微笑ましく見ている。

 

「それと先に専属のアドバイザーを決めてもらう必要があります」

「それなら貴方でお願いします」

「かしこまりました。それではこちらに来てください」

 

恐らくダンジョンの講習だろう。それなら私たちはお母様たちから教わっているから問題ない。

 

「ダンジョンの講習ですか?間に合っています」

「え?」

「実は故郷に元々オラリオの冒険者がいたのでその方から色んなことを教えてもらいました」

「それなら抜き打ちテストをして確認します。よろしいですね?」

「わかりました。行こう、ベル」

「うん!」

 

テストをした結果両方とも百点で終わりダンジョンに行く許可をもらった。けど私としては先にやるべきことがある。

 

「ベル」

「ん?姉さんどうしたの?」

「ダンジョンに行くのもいいけど先にやりたいことがあるの」

「え?何をするの?」

「ヘスティア・ファミリアの結成記念に今日のご飯は豪華にするから買い物付き合って欲しいな」

「え!?うん!わかった!」

 

ベルの愛らしい笑顔に周りの人たちが癒されている。ベルは嬉しそうに私の手を引っ張って私たちは街に駆け出した。

 

 

〜オマケ〜

 

私は幼い頃からいろんなことをお母様たちから教わってきた。その中でも一番得意とも言えるのは料理だ。

 

食にこだわるザルドおじ様の料理はとにかく美味しい。そして私はアルフィアの娘なのでめちゃくちゃ修行した結果、今の私の料理の腕はザルドおじ様より上だろう。

 

「凄いよシェイネ君!ジャガ丸くんをベースにこんな美味しくできるなんて!」

「野菜もありますからちゃんと食べてくださいよ」

「ハグハグハグハグハグ!」

 

ヘスティア様のバイト先のジャガ丸くんをもとにちょっとアレンジを加えて野菜をたくさんのっけた簡単な料理だがお気に召してよかった。他にもお肉料理やスープも作っているのでベルもたくさん食べている。そんなベルが美味しそうに食べてるのを見ると私も嬉しい。

 

そして食べ終わったら、ちゃんと歯を磨いてみんなで仲良く一緒に寝ました。

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