【静寂】の再来と呼ばれた少女   作:山吹色ノ大妖精

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急遽予定をかなり変更していきなりですが『彼』が登場します!
かなり急な予定変更なので違和感があるかもしれないので、出来れば指摘をお願いします。


豊穣の女主人2

「そうだ、アイズ!お前のあの話を聞かせてやれよ!」

 

ベートさんは大きな声をあげながら周りの団員に聞かせるように言った。

 

 

「あの話?」

「5階層にいたミノタウロスに挑んだ命知らずの雑魚のことだよ!」

 

アイズさんは何のことか分からないようだがベートさんの次の言葉を聞いた瞬間僕は固まった。

 

「帰る途中で何匹か逃したミノタウロスの最後の一匹、お前が5階層で始末しただろ!その時にいたトマト野郎!」

 

ベートさんはその時のことを思い返すように笑いながら説明していてロキ・ファミリアの団員も笑っている。

 

「ベート。ミノタウロスを逃したのは我々の不手際だ。酒の肴にする権利はない。恥を知れ」

「流石エルフ様、誇り高いこって」

 

緑色の髪をしたエルフの人が注意したがベートさんは止まる様子がなく続けていく

 

「アイズはどう思うよ?目の前で震え上がるだけの情け無い野郎を」

「・・・・・・あの状況じゃあ、しょうがないと思います」

「それじゃあ質問を変えるぜ?あのガキと俺、ツガイにするならどっちがいい?」

「私はそんなことを言うベートさんとはごめんです」

「無様だな」

 

そんな会話を聞きながら震えているとベートさんの次の言葉を言った。

 

「雑魚じゃあ、アイズ・ヴァレンシュタインには釣り合わねえ」

 

その言葉を聞いた瞬間僕は立ち上がって出口に向かって走ったが誰かに腕を掴まれた。

 

「久しぶりだな、ベル、シェイネ」

「え?」

「ん?知り合いなん?」

「あぁ」

 

いきなり知らない男性に名前を呼ばれて固まる僕。ゆっくりとその人の方に振り返って顔を見ると絶句した。

 

「あ、あぁ・・・」

「え?どうしたんですか?」

 

姉さんもその人の正体を認知するとか細い声を出して僕と同時に叫びながら抱きついた。

 

『お父さん(様)!』

 

その発言が店一帯に轟くと途端にシンってなって数秒たつとお父さんは誇るように紹介してくれた。

 

「紹介しよう。俺の子供のベルとシェイネだ」

 

『え、えええぇぇぇぇぇ!?』

 

お父さんの発言に店にいる客と店員の全員がオラリオ全体に広がるくらいの大絶叫が轟いた。

 

僕たちのお父さんの名前はアルド・アラクメネ。ロキ・ファミリアのレベル7()だ。

 

 

 

 

私たちは今非常に気まずい空気の中心にいる。それもそうだ、ロキ・ファミリアのエースであるアルドに子供がいるなんて極一部を除いて殆ど居ない。

 

お父様の偉業は幾つかあって一番有名なのはかつて絶滅した種族であるオーガ族の怨念が取り憑いた邪剣、オーガベインを制御することが出来てそのことから【鬼を制する者(オーガ・スレイヤー)】と二つ名で呼ばれている。

 

他にも色々あるがこの気まずい空気を終わらせるために私はお父様に話しかけた。

 

「お久しぶりです、お父様。お父様のご活躍はヘルメス様から聞き及んでいます」

「あぁ、久しぶりだな!そして大きくなったなベル!シェイネも綺麗になってるぞ!」

「ありがとうございます」

「えへへ、ありがとう!お父さん!」

 

親子の暖かな会話に空気が緩むなか早速お父様は本題に出た

 

「それにしても、どうしてベルは店から飛び出そうとしたんだ?」

「あぁ、それは・・・」

 

私はベートさんの方向に視線を向けながらダンジョンの5階層での出来事とさっきベートさんの話した内容が私たちのことであることを話した。因みに話している間、ベートさんは顔を引き攣らせていました。

 

「ほう、そんなことがあったのか・・・ベート?」

「あ、あぁ・・・」

 

事情を聞いたお父様は黒いオーラを放ち始めて笑顔になりベートさんの方向を向いて話しかける。一方ベートさんは顔から滝汗が流れて初めている。そしてお父様は一瞬でベートさんの頭を掴むと

 

「頭を冷やせ」

「グッ!?グアアあああぁぁぁ!?」

 

レベル7の握力でベートさん(レベル5)の頭を握り締めている。レベル2の差もあってかベートさんは激痛に悶えて苦しんでいる。そんな光景を見ていると今度はロキ様から声をかけられた。

 

「なぁなぁ、シェイネたん、ちょっと聞きたいことがあるんやけど」

たん・・・?はい、何でしょか?」

「何処のファミリアなのかを教えて欲しいんやけど」

「あぁ、それでしたら、ヘスティア・ファミリアです」

「なっ!?ドチビの所やと!?な、何でや!?」

 

ロキ様はそう質問すると

 

「門前払いをされました。他にも色々行ったんですが、二人とも入れてくれるところが無くて、そこにヘスティア様が私たちを勧誘してくれました」

「なん、やと・・・?」

 

ロキ様は絶句した。他のメンバーやロキ・ファミリアの団長たちは険しい顔をしている。

 

「少し、門番に聞くことが出来たな」

「あぁ、そうだね」

 

そんなことを話しているが、ふとベルはどうしたんだろうと思って周りを見渡すと

 

「あの時はごめんね、わざとじゃなかったんだけど・・・」

「い、いえ!全然大丈夫です!」

 

アイズ・ヴァレンシュタインさんに頭を撫でられていた。それを見た私は思わず叫んでしまった。

 

「何してるのベル〜!?」




アルドは【アナザーエデン】と言うスマホゲームの主人公を丸々使って出しています。なので今回から『クロスオーバー』と『アナザーエデン』のタグを追加します。

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