>ベルのサタナス・ヴェーリオンを消しました。
『豊穣の女主人』でお父様との再会した翌日、私達は今、ロキ・ファミリアのホームである『黄昏の館』の前に来ていた。理由は昨晩、お父様と特訓をする約束をしたからだ。私達が門の前に来ると門番はギョッとして気まずい顔をしていた。
「すみません。ヘスティア・ファミリアの団長のシェイネ・クラネルです。お父・・・アルド様に御用があってきました。お取り合わせ願えますか?」
「あ、あぁ・・・少し待ってくれ」
片方の門番が『黄昏の館』に入って少しすると中からお父様が出てきた。
「来たか、ベル、シェイネ、お早う」
「おはよう!お父さん!」
「おはようございます。お父様」
「二人は俺が案内するから、お前達はここで門番を続けてくれ」
「は、はい・・・」
そうして私達は最強派閥のロキ・ファミリアのホームに入った。お父様の後を追いながらホームの廊下を歩いていると、ロキ・ファミリアの団員がこちらを見て何かを話している。
「あの二人がアルドさんの子供?」
「二人とも顔が整っているなぁ・・・」
「あの白い子可愛い・・・!」
そんな感じの話が聞こえたが敢えて無視した。最後の奴は一応威圧しておいた。やがて、『黄昏の館』の庭に着くと、お父様はこちらに振り返った。恐らくここで特訓するんだろう・・・が、少し聞きたいことができた。
「よし、ここでやろうか」
「わかりました。しかし、聞きたいことがあります」
「ん?何だ?」
「何でヴァレンシュタインさんがここにいるんですか!」
他にもヒリュテ姉妹やガレス・ランドロックさんの他にもロキ・ファミリアの団員もいる。多分、特訓の様子を見に来たんだろうがヴァレンシュタインさんがいるのは認められない!そんなことを考えているとお父様が頭を撫でてくる。
「そう怒るなシェイネ、ここはロキ・ファミリアのホームだぞ?彼女がここにいるのに何か問題があるのか?」
「そ、それは・・・っ」
そんなことを言われたら何も言い返せないが、彼女がここにいれば、ベルは彼女に夢中になるだろう。そう思いながらベルを見ると
「お父さん!早く特訓を始めよ!」
ベルはお父様との特訓にやる気が満ちていた。今にもとび出さん限りにウズウズしている。それを見たお父様は満足そうに私に細剣、ベルにはナイフを配った。どちらも刃は潰されていて斬れない状態になっている。そしてお父様は木刀を持っている。
「それじゃあ全力で来い!それと頑張ったらご褒美をあげるからな!」
その声が皮切りに私達はお父様に接近した。私は一歩前に出て突きを繰り出す。お父様はそれを横に避けるが、そこにベルがナイフを右斜めに振るう。その攻撃を木刀で防ぎ、動きが止まったところを
「【
【サタナス・ヴェーリオン】の音の爆発がお父様を襲う。しかし、レベルの差や、魔力の低さもあって、そこまでダメージを与えてなく、微動だにしてなかった。
「どうした、まだまだ行けるだろう?」
「「!」」
一度距離をとった私達はもう一度お父様に接近した。今度はベルから仕掛けた。ベルはナイフを縦に振り下ろすが、お父様の木刀に弾かれて距離ができる。私はベルの肩を足場にして跳び、細剣をお父様の顔に目掛けて突き出す。それをお父様は顔を左に傾けて避ける。二度目の攻撃を失敗して私達は再び距離を取る。お父様は木刀を肩に乗せて
「終わりか?ならこっちの番だ!」
「え?ぷぎゅ!?」
お父様の姿が消えたと思った瞬間、ベルの方から悲鳴が聞こえた。咄嗟に振り向くとベルが目を回しながら倒れていた。頭にはたんこぶが出来ている。私は細剣を横なぎに振るうが木刀に弾かれるのを認識した頃には目の前が真っ暗になった。
「んにゅ・・・」
何だ?柔らかい何かが自分の頭の下にある。そう思いながら目を開いてみると、目線の先にはアイズ・ヴァレンシュタインさんが・・・ホワァ!?
「だああぁぁ!?」
「あっ・・・」
思わず飛び起きて距離を取る。アイズさんはなんか声を漏らしていたが、今は心臓がバクバクしていてそれどころじゃ無かった。
「な、何で膝枕を・・・?」
「え?アルドがベルは膝枕が好きだからやってあげろって・・・」
「お父さん!?」
お父さん何言ってるの!?確かに、姉さんにいつもやって貰ってるから好きだけど・・・いきなり憧れの人に膝枕してもらうのは流石にレベルが高すぎる・・・
「うぅ・・・」
「あっ、姉さん!」
そう思っていると姉さんが呻き声を上げながら起きた。姉さんの頭からたんこぶが出来ているのを見た僕は思わず笑ってしまった。
「ふふふ・・・姉さん、大っきなたんこぶが出来てるよ!」
「な、なにおう!そっちだって!このこの!」
「わあ!?何をするだー!?」
姉さんは大きな声を上げながら僕の頭をぐりぐりする。痛い!?一度離れて、自分の頭を触って見ると、自分の頭にも大きなたんこぶが出来ている・・・
「それにしても、二人とも凄いね!」
「へ?」
そう言いながらこっちに来るのは二人のアマゾネス、確か・・・
「ティオナさんとティオネさん?」
「せいかーい!よろしくね!アルミラージ君!」
「あ、アルミラージ・・・」
突然のアルミラージ呼びにげんなりする僕、そんな僕を姉さんは撫でて励ましてくれる。
「それにしても2回目の動き、凄かったわよ?参考にしたい位には」
「えへへ・・・」
ティオネさんがそう褒めてくれて嬉しくなる・・・物心ついた頃には姉さんと一緒にいたが、暮らしていく内に息が合うことが多くなった。あんな感じの動きは幼い頃から何回もしてきた。そう思い出しているとお父さんがやってきた。
「ベル、シェイネ、起きたか」
「お父さん!」
「それじゃあ今から出かけるぞ」
「え?何処に?」
「へファイストス・ファミリアだ。ご褒美を買いに行くぞ」
特訓が終わった僕達は今、へファイストス・ファミリアの団長室の前に向かっている。頑張った僕達にご褒美を与えると言ったお父さんはへファイストス・ファミリアに行くと言った。団長室の前に来ると、お父さんは扉をノックした。
「椿、入るぞ」
『おう』
返事が来たので入るとそこにいたには眼帯をつけた褐色肌の女性だった。
「初めましてだな、自分は椿・コルブランド、へファイストス・ファミリアの団長だ」
「ベル・クラネルです!」
「シェイネ・クラネルです」
「この子達がアルドの子供か!良い目をしておる!」
そうして一通りの自己紹介を終えると早速、お父さんが本題にでた。
「調整は?」
「既に済ませておる」
椿さんの指が指す方向には二振りのナイフと一振りの細剣があった。一対のナイフは片方が漆黒、もう片方は純白のナイフだ。細剣の方は
静かに輝いている。
「銘は左から『
「か、かっこいい・・・!」
カッコいい武器の名前に思わず息を飲む。手に持つと十分に馴染む。オラリオに来たばかりなのにこんなに良い武器を持って良いのかと戦々恐々していると後ろから姉さんが頭を撫でてくる。
「姉さん・・・?」
「ベル、一緒に強くなるよ!」
「!、うん!」
こうして僕達は強力な武器を手に入れた。
「良い雰囲気で悪いが、これらを使うのは未だ後だ」
「「え〜!?」」
・・・使うにしてももう少し強くなってかららしい、そんなー。
これらの武器は全部デュランダル属性です。実は作成依頼は結構前にしてあって、ベル達が来たことで、椿に大きさの調整をしてもらいました。
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