残念な灰羽の子 レンちゃん   作:水猫88

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第1話

灰羽わんどろ

 

お題「はいばね」

 

それは秋から冬にかけての出来事

 

灰工場に新しい灰羽が誕生した。そしてその少女は夢で素敵な男性に抱きしめられていたことから、恋愛のレンと名付けられた

 

「ああ、ヒョウコさんってステキ♡あたしの夢に出てきた男性とそっくり!きっとこれは運命の出会いね♡」

 

どうやら前世でも筋金入りの乙女ちゃんだったそうで、すぐに誰にでも一目惚れして男に言いよる性格だった

 

「あのね、ヒョウコさんはミドリと付き合ってるから、諦めて。それにボロ屋敷ってもう一つの灰羽の集落に、好きな人もいるし」

 

他の灰羽女子にそういわれ、ショックを受けるレン

 

「えー!そんなー!せっかく運命の出会いだと思ったのに!他にかっこいい人いなんだもん」

 

レンが泣く泣く諦めて街に繰り出すと、一人の灰羽が猫と戯れていた

 

(え?あの子カワイイ!前に聞いた、もう一つの集落の灰羽かしら?えーすごく美形でかわいい。うんうん、ああいうちょっと女の子っぽい子もいいかも。ヒョウコさんみたいに男勝りじゃなくてもいいかな。それに年下っていうのもいいかもね♡)

 

レンがそういうと、そこにいた一人の灰羽は帰ってしまった。ああ、名前を聞きそびれちゃった。けどま、いいか。あそこに行ってアタックすればいいんだし♡

 

そう考えると次の日にレンはすぐにオールドホームに出向いた。運悪くその日は雨が降っていて、行くのが大変だったがどうにかたどり着いた

 

「はーい、どちらさま?ってえーとみない顔だね。灰工場の灰羽かな?」

 

「あ、はい!あの、金髪のかわいい男の子の灰羽ちゃんに会いにきたんですけど、えーとあの、あたしの彼氏になって欲しくて♡」

 

「ん?クウのこと?クウはじつはもうついさっき巣立ちをしちゃってね。もういないんだよ。それに彼氏って・・。クウは女の子だけど?」

 

ガーン!せっかく新しい運命の人を見つけたとおもったのに!もういないって、それにえ?あの子女の子だったの!?

 

レキにそういわれ再びとぼとぼ泣きながら帰るレン。ああー、また運命の人を失ってしまった。それに女の子だったなんて

 

レンがそう言ってショックを受けて街を歩いていると、一人の灰羽が中央広場にいた

 

(え?あの人カッコいい♡ヒョウコさんほど男の子らしくないけど、クウって子みたいに女の子っぽくもない!あの人こそ運命の人ね♡きっとあの人もあそこの灰羽かしら?)

 

レンはそういってその灰羽に即座に一目惚れをした。そしてその灰羽はオールドホームの方面に帰っていったので後をつけ、またさっきと同じように尋ねた

 

「はーい、あ、さっきの?ん?どうしたの?」

 

「あ、あの、黒髪で短髪でさっき中央広場から出てきた人を探しにきたんです。とってもカッコよくて一目惚れしちゃいました。時計塔で働いてる灰羽さんです。こちらにいるんですよね?あの人こと本当のレンの彼氏になる人なんだなーって思って♡」

 

レキは開いた口が塞がらなかった。とりあえず説明するのもめんどくさいから直接本人を読んだ

 

「カナー、ご指名が入ったよ。彼氏にしたんだって」

 

カナはそれを聴くと頭から湯気をだし、恥ずかしさと怒りが入り混じったような態度で来た

 

「ぶ、ぶん殴るぞ!あ、あたしゃ女だい!」

 

「ヒューヒュー、カナちゃんモテモテ!憎いねえ、この」

 

ヒカリがそう茶化すとカナはますます顔を真っ赤にして怒った。レンはカナが再び女だと知ってショックを受け、茫然とそこに立ち尽くしていた

 

「と、いうわけだからもう帰んな。ここには女しかいないんだよ」

 

レキがそう説明すると、レンはレキをじーっと見つめていた

 

「下手な男よりもステキ♡あたしの彼に♡」

 

レキがその場でドン引きをしてタバコを口から落とすと、ものすごい勢いで後ろからラッカがきた

 

「とりあえず帰ってください!もう来ないで!」

 

そういうとラッカはバタンとすごい勢いで戸を閉めた。カナは真っ赤でレキは真っ青。ヒカリは茶化すしラッカは不機嫌そう

 

ネム「これでクウがいなくなったのも少し和らぎそうね」

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