残念な灰羽の子 レンちゃん   作:水猫88

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第2話

 

 

ラッカにオールドホームを追い出されてしまったレン、俯きながらとりあえず廃工場まで向かう

 

「な、なんなのあの女!せっかく新しい人見つけたと思ったのに、そこらの男より全然素敵だと思ったのに、もう帰れですって!」

 

ラッカにレキをガードされて殺意を剥き出しにしながら帰宅。そして帰るなりヒョウコとミドリに一部始終を話す

 

(コイツ、とうとうレキにまで手を出したか。って、レキはあの性格だからドン引きだったんじゃないか?)(もうどうしようもないわね、この子。男だけじゃ飽き足らず女までって、アタシも気をつけなきゃ)

 

二人が各々に思いを巡らせながらいると、レンは突然立ち上がり

 

「そうよ!もっとカワイイ洋服を着ればきっと振り向いてくれるはず!ミドリさん!今日洋服屋にいって新しいお洋服買いに行くわ!」

 

はいはい、また始まったかレンちゃんの乙女心。と思いながらミドリはため息をついた。レンは一度こうなってしまうともう手がつけられない

 

そして街に一つしかない洋服屋に二人は出向く。とりあえずいいのがあればと思って買いにきた。店に入ると、店主がいて初の顔合わせ

 

「おーいらっしゃーい、ん?みない顔だね?新生子かな?」

 

服屋の店主をみてレキの乙女レーダーがときめいた。きゅーん。え?この人カッコいい♡

 

「あ、はい、あの新しく廃工場で生まれたレンっていいます♡お兄さんカッコいいですねー♡あたしの彼になってく欲しいんですー♡」

 

「あーなんでもない、なんでもない!ごめんなさい、この子虚言癖があるので!」

 

ミドリが慌てて横槍を入れる。とりあえずレンの言ったセリフが分からないくらい大きな声で言った。店主は何をを言ったかよく聞き取れず、呆然としていた

 

「どした?突然大声で?そっちの子なんか言いかけてたみたいだけど、なんだかわかんないけど大変みたいだね」

 

そんなやりとりをしていると、お店に新しいお客が来店してきた。それはラッカだった

 

「こんにちはー。こないだのブーツの分、手帳のページお支払いに来ました。やっぱりただでもらうの悪いなって思って。あれ?ミドリさんとあの!?」

 

ラッカは店に入るなり表情が強張った。こないだオールドホームにきたあの!?あの!?

 

レンもラッカを見るなり戦闘態勢。あたしのせっかく出来そうだった運命の人を奪ったこの女!ラッカに威嚇をはじめ、睨みつけた

 

ラッカはレンを見るなり物凄く不機嫌になり、そっぽを向いて店主に話しかけた。店主はラッカを見るなり満遍の笑みを浮かた

 

「いいっていいって。その気持ちだけで嬉しいよ。またいつでもおいで。今度欲しいのものためにそのページとっときなよ」

 

店主に優しくされているラッカを見るなりレンはますます表情が強張った

 

 

(え?なにあの女!あたしからあのカッコいい灰羽さんを遠ざけただけじゃなく、あのカッコいいおにーさんにあんなに優遇されて、ゆ、ゆ、許せない!!)

 

レンはそれを見るともはや戦闘態勢から今にもラッカに飛びかかりそうになった。危険を察したミドリは慌ててレンを店の外に引っ張り出した

 

「ミドリさん!なにするんです!あたしにとってあの女は宿敵なんです!止めないでください!」

 

「なに言ってるのよ!あんたの個人的な私情でボロ屋敷の灰羽に喧嘩売ったりしたらますます疎遠になるじゃない!勝手なことしないで!」

 

とはいったものの自分も自分の感情と都合でレキに石を投げたことを思い出すミドリ。これ、自分が言える資格あるんだろうか?と考えていた

 

そうすると店からラッカが出てきた。ラッカは二人にそっぽを向いていこうとしたが、レンがものすごい姿勢でラッカに噛みつく

 

「ちょっと待ちなさいよ!あなたあのかっこいいおにーさんに色仕掛けして取り入ってるんでしょ!まったく計算が上手ね!けど、あのお兄さんと付き合うのはレンちゃんなんだからね♡」

 

ラッカは嫌悪感を覚えつつもこの噛みつきに噛みつき返した。ここで負けちゃいけない。コイツには徹底的に思い知らせてやらなくちゃいけない、そんな気持ちが根付いていた

 

こうして何かよく分からないが(笑)ラッカVSレンの火蓋は切って落とされたのだった

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