根津side
「校長、これはどういう事ですか?」
私の元にクラス名簿を持った相澤くんがやって来た。
「なんでこの2人が俺のクラスで一緒になってるんです」
「そんなの私が聞きたいさ。でもそうなってしまうんだよ」
私が相澤くんに緑谷くんと爆豪くんの名簿とAとBと刻まれた印鑑、そして朱肉を渡す。
不思議に思いながらも印鑑をそれぞれに押していた相澤くんの顔に僅かながら驚きの表情が浮かんでいる。
「校長、これはいったいなんなんでしょうか?」
爆豪くんの名簿にA、緑谷くんの名簿にBの印鑑を押した筈なのに、両方ともAの朱印になっていた。
他の紙に押した時はちゃんと押せていた。
「それなら、パソコンで」
と言ってパソコンで名簿を速攻で作り印刷するがそこにはやはり、クラス分けの欄にはやはり2人ともAと印刷されていた。
「こういうことですか」
私は黙って頷くことしか出来なかった。
「しかしこうなると、うちのクラスだけパワーバランスが崩れるのでは?」
「まあそこは、
「もう自棄になってません」
その後、私は渇いた笑いしか出来なかった。
出久side
試験から1週間後、僕たちの元に雄英高校から合否通知を伝えるための手紙が届いた。
中にはホログラムを再生する装置が入っていた。
早速装置を起動すると。
「私が投影された!!!」
オールマイトが写し出された。
「君たち2人の住所が一緒だから君たちの中学の担任に聞いてみたよ。そしたら君たちは共同生活しているみたいじゃないか。なので2人の結果を一緒に伝えようと思ったわけさ。
それよりまずは私が投影された理由を話しておこう。実は今年から私が雄英高校に勤める事になったからさ。
さて、審査の結果だけど2人とも筆記は満点。そして実技試験だけど、なんと君たちは他の受験生たちを何もさせる事なく全ての“仮想
さらに我々雄英が見ていたもう1つの基礎能力。その名も
僕たち2人は早速両親に電話したが受かって当然のような反応をされた。