勝己side
雄英高校は普通の高校とは違うところがある。
「んじゃ次の英文のうち、間違っているのは?」
プロヒーローが普通の授業も行っている事だ。
「おらエヴィバディヘンズアップ。盛り上がれ」
ちなみに英語はプレゼント・マイクなのだが、普通だな。
「関係詞の場所が違うから、4番だと思う」
デクのとなりに座ってるエリが答えると。
「正解だ、リトルガール。俺に何か質問があるならしてみ」
プレゼント・マイク、それは悪手だと思うぞ。
何故なら。
「えっと、それなら。Qual è il tuo vero nome?」
『へ?』
プレゼント・マイクどころかクラスの大半が頭に大量の?マークを浮かばせていた。
「هل تفهم كلماتي؟」
普段からデクが色んな事を教えてるからエリの奴頭が良くなりすぎてんだよな。
エリから顔を離さないように後退りしながら教室のドアに向かうプレゼント・マイク。
ちょうどそのタイミングでチャイムがなった。
「とりあえず、俺の授業はここまで」
そう言うと逃げるように教室を去っていった。
そして休み時間にはクラスメート全員から質問攻めを受けることになったエリだが、デクに教わったと聞くなりデクが話題の中心になっていた。
ちなみに「Qual è il tuo vero nome?」はイタリア語で「あなたの実名はなんですか?」だ。
ちなみに俺が理解できているのはデクがエリに教えている際に近くにいて、偶々覚えたにすぎない。
この時ばかりは聞き流し学習は凄いと思ってしまった。
そして昼は大食堂で一流の料理を作るプロヒーローであるランチラッシュの料理を安価で頂ける、のだが。
「デクお兄ちゃんの作った料理の方が美味しい」
エリの一言によりデクVSランチラッシュの料理勝負が始まっていた。
結果は火を見るより明らかで。
「
いつの間にか審判をしていたミッドナイト先生が勝利宣言をしていた。
まあ、“再現”を利用してるのは分かったけどな。
少なくともサンジ*1、幸平城一郎*2、フローゼ*3の誰かの料理スキルでも使ったんだろうな。
俺は食べ終わったデクの手作り弁当*4をしまいながらそんな事を考えていた。
そして午後からの授業は、ヒーロー科の待ちに詫びた授業、ヒーロー基礎学!!。
「わーたーしーがー!!、普通にドアから来た!!!」
オールマイトが教室に入って来てクラスが大騒ぎになっていた。
ちなみにエリは今、保健室でお昼寝中だ。
「ヒーロー基礎学!。ヒーローの素地をつくる為、様々な訓練を行う科目だ。早速だが今日はコレ!!。戦闘訓練!!!」
battleと書かれたカードを見せながら宣言するオールマイト。
「そしてそいつに伴って…こちら!!!」
オールマイトがリモコンを押すと俺たちの近くの壁が一部動き、ロッカーのようなものが出てきた。
その中に1から20の数字が入った袋が入っていた。
「入学前に送ってもらった「個性届け」と「要望」に沿ってあつらえた…
書いてある数字は出席番号なんだろうな。
俺も17と書かれた袋を手に取る。
「着替えたら順次、グラウンドβに集まるんだ!!」
『はーい!!!』
「格好から入るってのも大切な事だぜ、少年少女。自覚するのだ!!!。今日から自分は…ヒーローなんだと!!。さあ!!、始めようか。有精卵共!!」