電気side
俺たち2人の対戦相手は、入試試験と昨日やった相澤先生の個性把握テストでトップになった2人が相手だ。
正直に言って勝てる気がしない。
けどやるしかない。
2人が入って5分後、俺たちがビルに入ると。
「なんだ、コレ」
ビルの内部が殆ど光る赤い塗料で塗られていた。
ただ、壁や窓だけは黒い色で塗られている。
俺たちが驚いていると階段の方から勢いよく駆け下りる音が聞こえてきた。
そして、「まずは1人、確保」と言いながら爆豪が峰田を襲っていた。
俺はその隙に階段に向かっていた。
少なくとも爆豪が上から来たって事は核は上の部屋にあると思ったからだ。
2階に上がる時、壁の方を見たが踊り場の方まで真っ黒に塗られ、階数表示まで黒く塗られている。
そして2階も同じように色が塗られていた。
全ての部屋を確認して3階へ向かう。
どうやら爆豪はまだ俺を追ってきていないみたいだ。
3階と4階も同じ様な感じだったが5階にたどり着いた時、俺は違和感を覚えていた。
このビルは5階だったのに、なぜ上に続く階段があるんだ。
俺は上が気になり上の階へ足を進める。
するとそこにはやはり上へ続く階段が続いていた。
少し休んで峰田に連絡したが返事はない。
爆豪に捕まったか、隠れていて連絡をとれない状態なのかは分からない。
俺は更に上へと足を向かわせる。
だが、何階も昇ろうが上へと続く階段は続いていた。
もう5分くらいはたっただろうかと思い、腕時計を見てみるが、まだ3分しかたっていなかった。
その後も俺は5階上がる毎に腕時計を確認して進むことにした。
それを繰り返し、3桁を越えたあたりだろうか、オールマイトから「そこまで、タイムアップにより敵チームのWIN」の声を聞いたとたんに俺はその場に崩れたように座っていた。
その後俺は年甲斐もなくオールマイトにおんぶされ、上からやって来た緑谷と合流し外へと出た。
後日、俺の足が筋肉痛になったのは言うまでもない。
出久side
うーん、少しやり過ぎたかな。
僕は今回クロウカード*1のループ*2と透視能力*3を使った。
慣れてきたのか、2つまでなら意識を保てるようになっていた。
ちなみにかっちゃんにはこの事を事前に話してあるので上鳴くんを追ったりはしていなかった。
峰田くんを捕まえた後は1階の1室で待機していたみたいだし。
かっちゃんの着替えも終わり、教室に入ると皆が思い思いに話していたが、僕とかっちゃん(制御装置付き)に気づくと皆して僕たち2人に色々と質問をしてきた。
それに答える度に皆して驚いていた。
例えばかっちゃんがエンデヴァーの弟子と聞いた時に轟くんが「本当だ。下手すれば親父よりずっと強いと思うぞ」なんて言ったりもした。
他にも僕の個性を知った時に芦戸さんが「才能マンじゃん」なんて言ったりもしたけど、八百万さんが「いえ、才能だけではありませんわ。それだけ膨大な能力を自由自在に使い分けれるということは、それなりに努力したという事ではないでしょうか」と賛同してくれた。
そのまま帰りのホームルームを挟んでも皆まだ喋り足りないみたいなので、僕たちは場所を変えて話すことを提案した
なので僕たちは喫茶店【Antico e moderno oriente e occidente】(イタリア語で古今東西)で話をすることにした。
ここは門丸(元)校長が経営している喫茶店だ。
喫茶店と言っても門丸(現)店長の方針でサンドイッチのような物から、カツ丼等と言った丼物、更には海外の高級料理等も扱っている。
ちなみに僕とかっちゃんはこの店で週に1度アルバイトもさせてもらっている。
ちなみに時給900円×10時間(休憩時間2時間)+交通費+3食つき(更に10時と15時におやつも出る)とそれなりに貰ってたりする。
その後、駅で各自別れてそれぞれ帰路についた。