出久side
雄英高校体育祭の話を聞いた日の放課後、僕たち1ーAは僕とかっちゃんの秘密基地で特訓をすることになったんだけど。
「出れねーじゃん!。何しに来たんだよ」
峰田くんの言う通り、僕たちのクラスの前に大勢の生徒が集まっていた。
「敵情視察だろうな。
かっちゃんがそう言うと。
「どんなもんかと見に来たが、ずいぶん偉そうだなぁ。ヒーロー科は皆、こんななのかい?」
そんな事を言いながら奥の方から1人の生徒がやって来た。
「こういうの見ちゃうとちょっと、幻滅するなぁ。普通科とか他の科って、ヒーロー科落ちたから入ったって奴、けっこういるんだ。知ってた?、体育祭のリザルトによっちゃ、ヒーロー科編入も検討してくれるんだって。その逆も、また然りらしいよ。敵情視察?。少なくとも普通科は、調子にのってっと、足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつー、宣戦布告しに来たつもり」
その言葉の後…。
「隣のB組のモンだけどよぅ!!。
「クスッ」
「ハハッ」
その言葉に僕もかっちゃんも思わず笑ってしまった。
「何が可笑しいんだ?」
普通科の代表として発言して来た生徒の心躁くんがイラッとした顔で僕たちを見てくるので言い返すことにした。
「宣戦布告に」
「調子づいてるねぇ」
「つまりそれは」
「僕たちに」
「「勝つ算段が有るから言ってるんだよ
僕とかっちゃんが軽く、それこそ0.01%の殺気を込めて彼らの方に半歩近づくと次の瞬間、その場にへたり込む他クラスの人たち。
中には失禁してしまった人も何人かいる。
「どうしたの?。足元ごっそり掬うんだよね?」
僕がそう言って彼らにまた僕とかっちゃんが半歩近づくと蜘蛛の子を散らすように他クラスの人たちは解散した。
「さて、行くか」
かっちゃんがそう言って教室を出ようとしたけど、口田くんと峰田くんが気絶していたので、その2人はかっちゃんが肩に担いで僕たちの秘密基地に連れて行くことにした。
お茶子side
雄英高校からバスで40分の所にある山の前に私たちは来ていた。
ちなみに梅雨ちゃんは一旦自宅に帰ってから妹と弟を連れてきていた。
ちなみにその2人はさっきまでエリちゃんとお話していたけど、疲れたのか今は爆豪くんにおんぶされて3人仲良く寝ている。
そしてデクくんたちの秘密基地を見た私たちの感想はというと。
「ここが、緑谷さんたちの秘密基地、なのですか?」
八百万さんがデクくんたちの秘密基地という場所を見てそう言っていた。
一足早く完成したであろう門には『vallée・vert氏 別荘建築予定地』と書かれ、内部には重機等が至る所に置いてあり、その中心に建っているコテージのような建物にはブルーシートが掛けられている。
「勝手に入って良いのかよ?。ここって私有地じゃないのか!?」
気絶から目覚めた峰田くんが叫んでいた。
「あのさ、僭越ながら聞くんだけど。vallée・vertって誰?」
申し訳ないけど私は八百万さんに聞いてみた。
「世界中のあらゆる企業の51%以上の株を持っているとされる、正体不明の世界一の大株主です。もし、彼が株投資を止めたら世界恐慌が起こるなんて言われています。ちなみに私のお父様の会社の株も75%がvallée・vertさんです」
そう言えばあんまり覚えてないけど、父ちゃんのお得意先の1人にいたような。
「だったら尚更怒られる前になんとかしないと」
上鳴くんが慌てていると。
「何言ってんだ。ここが俺たちの秘密基地だっての」
爆豪くんがそう説明するけど、私たちの頭の中は昆がらっていた。
「
「そういう事でしたか」
青山くんと八百万さんは理解したみたい。
「日本語に直訳するとvertは緑、valléeには谷って意味があるのさ☆」
「ってことは、この大きな土地丸ごとデクくん家ってこと!?」
思わず私は叫んでしまったけど、他の皆も驚いていた。
「他にも秘密基地の入り口は有るんだけど、ここが一番雄英高校に近いからね」
「言っておくが、デクの親の物じゃなくて、デク個人が買った土地だからな」
爆豪くんの発言に驚かせられながらも私たちは門を潜ると、バチバチッと静電気のような感じに合った後目の前を見ると辺り一面銀色のオーロラのような物に囲まれた場所にいた*1。
地面もオーロラのような物に覆われていて私たちが歩いている場所はまるで硬質ガラスの上を歩いてるような感じな不思議な場所だった。
そして目の前には見るからに巨大な、それこそお城のような建物*2が建っていた。
そしてデクくんと爆豪くんが口を開く。
「「さあ、特訓を始めようか!」」