仕事疲れでなかなか更新する機会がありませんでした。
こんな作者の作品ですが本年もよろしくお願いします。
天哉side
緑谷くんたちの秘密基地と呼ばれる場所はなんというか、不思議な場所だった。
そして、爆豪くんが玄関の扉を開くとそこには。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
「いらっしゃいませ、お客様」
沢山のメイドさんや執事さんたちがいた。
それこそ100人はいるのではないかという数だ。
「私の家より凄いですわ」
八百万くんがそんな事を言っていた。
確か八百万くんの家も相当な金持ちだった筈だが、それ以上とは…。
「なんだよ、緑谷。こんなに沢山のメイドを連れてよぉ!」
「羨ましいじゃねぇかぁ!」
そんな事を言いながらメイドの1人に抱きつく峰田くんと上鳴くん。
「止めないか!。失礼だろう!」
俺は2人に注意した。
しかし2人は不思議な表情をしていた。
「なぁ、峰田。このメイドさんの皮膚、固くねえか」
「確かに」
皮膚が、固い?。
どういう事か解らないでいると緑谷くんが口を開く。
「それはそうだよ。この家で働いてるメイドや執事は僕が作ったロボットだからね」
「「マジで!?」」
クラス全員が驚いていた。
緑谷くんは天才だと思っていたが、まさかここまでとは僕も思わなかった。
「それじゃあトレーニングを始める前にそれぞれの課題を教えるよ。まずはそれを克服することが第1の課題だね」
そう言うと緑谷くんに案内され、僕たちは応接間のような場所に案内された。
2時間後 出久side
「つ、疲れた~」
僕は一旦皆を居間に集め、3つのグループに分けた。
1つ目はかっちゃんと組み手方式で鍛えるグループ。
ここには芦戸さん、尾白くん、切島くん、障子くん、常闇くん。
2つ目は主に自主トレをするグループ。
ここには、青山くん、蛙吹さん、飯田くん、麗日さん、上鳴くん、口田くん、耳郎さん、瀬呂くん、轟くん、
峰田くん。
そして最後に僕と一緒に知識を増やして戦いに応用するグループ。
ここには砂藤くん、葉隠さん、八百万さん。
「それにしても、すごい量の本だな!」
「ホントですわね。天井どころか反対側の壁まで見えないなんて」
「いったい何冊の本が有るの!?」
砂藤くんの言葉に八百万さんと葉隠さんが同意していた。
そもそも僕たちの秘密基地は僕が再現した“空間を操る能力”*1を応用して作った為に見た目の何倍も広かったりする。
それとこの秘密基地と外の時間の流れ方が違うって説明した時も驚かれた。
この秘密基地での1年は外では1日しか経たないし*2、外に出れば寿命なんかはリセットされる*3というご都合主義つきである。
自分の“個性”で作っておきながら良く分からない建物ができたものである。
そして、外の世界で2週間後の雄英体育祭当日の1-Aの控え室。
「なんやろな。デクくんや爆豪くんに鍛えてもらう前は優勝は無理だと思ってたけど」
「今はベスト3には入れるって気がしてるぜ」
皆の雰囲気が変わっていた。
あの峰田くんでさえ、臆病風が吹かなくなっていた。
「お前ら、肩を組め」
制御装置を着けたかっちゃんの言葉に僕たちは円陣を組む。(峰田くんは背が届かないので僕とかっちゃんの脛に立っている)
「俺たちは誰だ!!」
『王者1-A!!』
「優勝するのはどこの組だ!!」
『1-A!!』
「誰より汗を流したのは!!」
『1-A!!』
「誰より涙を流したのは!」
『1-A!!』
「誰よりヒーローに成りたがってる奴が集まったクラスは」
『1―A!!』
かっちゃんの言葉に僕やクラスの皆が言葉で応える。
「戦う準備は出来ているか!!」
『おおお!!』
「我がクラスの誇りを胸に目指すは1―Aの独断決勝トーナメント。行くぞ!!」
『おおおおおおお!!!』
そして僕たちは入場ゲートに向かって歩きだした。