雲雀(緑谷)の命懸け。
だってやったらR-15もしくはR-18タグを着けないといけないと思ったので。
壊理side
私は今、デクお兄ちゃんの控え室の前に来ている。
試合前の大事な時間だってのは私にも分かっている。
でも、どうしてもお兄ちゃんに会いたくなってやって来ちゃった。
私がそっとドアを開けて、部屋の中を見ると椅子ではなく床に足を組んでその上に同じように手を組んでるデクお兄ちゃんの姿が会った。
確か座禅っていう修行方法だったと思う。
邪魔をしたら悪いと思って私が去ろうとすると。
「どうしたの、エリちゃん?」
私の気配に気づいていたのか分からないけど、デクお兄ちゃんに声をかけられた私はデクお兄ちゃんの控え室に入ることにした。
私が椅子に座るとデクお兄ちゃんはコップにりんごジュースを入れて持ってきてくれた。
「それで、どうしたの?」
そう言われて私はデクお兄ちゃんの用意してくれたりんごジュースを1口飲んで。
「デクお兄ちゃんに直接応援したくなって」
「そっか。ありがとうね」
そう言って私の頭を優しく撫でてくれた。
ちょうど1年くらい前だったと思う。
私が怖い想いをしている時に助けに来てくれたのがデクお兄ちゃんだった。
今思えばデクお兄ちゃんが戦ってる姿はとても怖かった。
だけど同時に、かっこいいって思ってしまった。
1人で20や30、もしかしたら100人近い相手にデクお兄ちゃんが戦ってる姿は、凄かった。
その時私はデクお兄ちゃんに「何でここに来たの?」なんて聞いてた。
するとデクお兄ちゃんは。
「君の助けを求める声が聞こえたからだよ。さあ、行こうか?」
そう言って私に手を伸ばしてくれたデクお兄ちゃんはとてもかっこよかった。
その後に私を連れ戻そうとした人たちもデクお兄ちゃんによって倒されて、今ではタルタロスって刑務所にいるらしい。
あの日から、デクお兄ちゃんは私にとっての最高のヒーローなの。
そう想いながらりんごジュースを飲んでいると。
「緑谷くん、試合会場までお願いします」
そんな放送が聞こえてきたので、私たちは手を繋いで控え室を出ることにした。
私たちが控え室を出るとそこには勝己お兄ちゃんがいた。
「俺は勝ち残ったぜ。お前も、覚悟を決めろよ」
するとデクお兄ちゃんは「そうだね。僕も決めてくるよ」って言って私と握っていない手の方の力を込めていた。
勝己お兄ちゃんが私たちから離れるとデクお兄ちゃんは私に目線を合わせる形でしゃがむと「僕、体育祭が終わったらエリちゃんに言いたいことがあるんだ」
そう言われて私の胸は苦しいのになんだかその答えが早く聞きたくなるのを感じた。
そのまま入場方向に向かっているデクお兄ちゃんに私は「頑張って」って声をかける。
するとデクお兄ちゃんは私に振り返らずに右腕を伸ばして親指を立てていた。
出久side
「さあ、残す試合も後わずか!!。次の対戦はその心音で俺たちのハートも響かせる!!。耳郞響香!!!。対するは千の能力に万の技!!。組み合わせは億通り!?。緑谷出久」
プレゼントマイクの声に会場が大いに盛り上がる。
「行くよ、緑谷」
僕に叫ぶ耳郞さんに僕も「全力でかかって来なよ」と言い返す。ミッドナイト先生の「準準決勝第2戦、始め」の声と同時に耳郞さんは“イヤホンジャック”を試合会場に突き刺すとその心音で試合会場を崩壊させてきた。
確かに僕と直接闘わなくても、試合会場を崩壊させれば場外で勝てるからね。
それなら、僕も“歌”で対抗しようかな。
そして僕は八百万さんの“個性”を“再現”しマイクを作り出し、握る。
そして僕はかっちゃんやエリちゃん以外に聞かせたことの無い歌声を披露することにした。
壊理side
私が客席でお茶子お姉ちゃんたちとデクお兄ちゃんの試合を眺めていると、デクお兄ちゃんがいつの間にか手にマイクを持っていた。
その姿を見てワクワクしてきた。
だって私、デクお兄ちゃんの歌が好きだから。
するとお茶子お姉ちゃんに「デク君って歌上手いの?」って聞かれたから私は「心に響くの」って言っておいた。
そしてデクお兄ちゃんがマイクに手を口を近づけ「静けさが~」と歌い出す。
とある喫茶店side
「な、なんだこの音楽は黒霧」
「は、早くチャンネルを変えなくては」
??side
「ドクター、早くチャンネルを変えるんだ」
「だ、ダメじゃ。リモコンが反応せん」
ウルグアイから東に約1000キロメートル離れた大西洋の上の漁船
「
「
エリside
デクお兄ちゃんが歌い終えると、お茶子お姉ちゃんや、周りにいた沢山のヒーローたちも寝ちゃってた。
響香お姉ちゃんも寝ちゃってたので、そのままデクお兄ちゃん の決勝が決まっていた。
でも私は聞き足りないのでデクお兄ちゃんにアンコールをすると周りにいた人たちが急に起き上がって「勘弁して」とか叫んでた。
皆ぐっすり眠ってたから良い曲だと思うんだけどな。
┏緑谷
爆豪┫
┗轟