最強コンビのヒロアカ憑依転生 英雄ルート   作:天導 優

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第33話

百side

爆豪さんと激戦を繰り広げていた緑谷さんですが、急に雰囲気が変わりました。

爆豪さんが攻撃を繰り出すもまるでどうすれば攻撃を回避できるのか。

それとは逆にどうすれば攻撃を当てられらるのか等、まるで答えが分かっているかのような行動をしています。

「スゲーな緑谷の奴。まるで爆豪の攻撃がどこから来るのか読んでるみたいだぜ」

私と同じ事を考えていたのか上鳴さんがそんなことを言っておられました。

「でもあんな能力を“再現”できるなら何で最初から使わなかったのかな?」

芦戸さんも気になったのかそんなことを言っておられます。

それにもしかしたらアレは。

「もしかしたら緑谷さんはあの能力を使わなかったのではなく、使おうとしなかっただけなのではないでしょうか?」

「え、それってどういう事?」

麗日さんが私に質問を返してこられたので私も知っている限りの事を話すことにしました。

「あの能力の名前は、おそらく“アンサー・トーカー”と呼ばれる能力かと」

「知ってるのか?、八百万」

「ええ、轟さん。緑谷さんたちの秘密基地に有った書物によると別名“答えを出す者”と呼ばれる能力でありとあらゆる答えを導き出す能力らしいです」

「それってどんな答えでも出せんのか?。たとえは例えば難関大学の答えとか?」

「それは勿論ですが未だに解読されていない未知の文字でも解読できたり、未だに答えが証明されていない数学の答えも導き出せる能力なんです。その応用で戦闘に持ち込めばあの様に相手からの攻撃を回避し、相手に攻撃を当てるという答えを出すことも可能なんです」

「だったら何で尚更最初から使わなかったんだ?」

「その答えは簡単ですわ。脳への負担が大きいからですわ」

「でもよ、緑谷はそれを調整して脳への負担を減らせば良いだけじゃねぇか」

「そういう事は恐らくは出来ないかと思うんです。緑谷さんは沢山の“個性”や“技”を再現すると眠ってしまいますよね。おそらく脳が身体に着いていけずに機能を停止した結果、眠ってしまうんだと思います」

「ってことは今の爆豪の実力はそれを使う程の相手って事か。やっぱりあの2人は俺たちとはレベルというか次元が違いすぎるぜ!」

切島さんの言う通り、この勝負はこの2人が決勝戦まで残ったからあり得たことですわ。

もし、他の方々が当たっていたら一瞬で決着が着いていたかもしれません。


出久side

やっぱりかっちゃんはすごい。

せっかく答えを出す者(アンサー・トーカー)*1を使って出した答えもその答えを出す者(アンサー・トーカー)を使い続けないと分からない程の隙を使わないといけない。

それに今日だけで充分“再現”を使っている分、既に激しい睡魔が襲ってきてる。

使える“再現”はもうそんなに多くはない。

もう身体や脳を休ませてやれなんて本能が訴えている気がしている。

だけど、ここで倒れる訳にはいかない。

この決勝戦までに戦ってきた強敵(とも)の為にも。

そして何よりも。

「頑張って、デクお兄ちゃん!!」

僕の事を必死に応援してくれてるエリちゃんの為にも負けるわけには、いかないんだ!!。

「これで決めるよ、かっちゃん!」

「かかってこい、デク!」

かっちゃんの渾身の一撃を左手で受け止める。

次の瞬間、左腕全体に骨が砕ける痛みが走るけど、すかさず麗日さんの“無重力”を“再現”してかっちゃんを宙に浮かせる。

「これは、麗日の“個性”か!?」

さすがのかっちゃんも無重力状態には敵わなかったみたいだ。

そもそもかっちゃんのやる格闘技は地面や壁など、衝撃を吸収してくれるものが必要だ。

だけど、無重力状態では吸収してくれるものがなくなる。

すかさず僕はかっちゃんに接近して。

「バイキルト+ギガインパクト*2+」

顎を目掛けて。

「昇龍拳*3

を繰り出すけどかっちゃんも負けじと僕にストレートパンチを繰り出す。

だけど無理に筋肉を増強した反動か今は元の体型に戻っていた。

次の瞬間にはかっちゃんの顎に当たり、僕自信もかっちゃんの攻撃を受け…。

*1
金色のガッシュに登場する特殊能力

*2
ポケモンの技

*3
ストリートファイターシリーズに登場する必殺技

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