最強コンビのヒロアカ憑依転生 英雄ルート   作:天導 優

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第37話

出久side

雄英高校体育祭後の振替休日開けは生憎の雨だった。

通学路では道行く人たちが体育祭の話ばかりしている。

僕と耳郎さん以降はどうなったのかは放送されなかった為に雄英高校のホームページに載せられた。

僕が注目を集めるとエリちゃんも危ないので既に“邪悪な透過光(イビル・ストロボ)*1を再現して浴びている。

彼氏としては彼女を守るのは当然だ。

ちなみにかっちゃんは日直という理由で朝早くに家を出た。

そんな雨の中でも飯田くんはレインコートを着て走ってきた。

原作通りならお兄さんであるインゲニウムがヒーロー殺しにやられている筈だ。

休憩時間に飯田くんに話をしてみようと思い、僕たちも教室に向かった。

僕とエリちゃんが教室に着くと。

「よお、爆豪から聞いたぜ。お前ら2人が付き合いだしたって」

切島くんにそう言われエリちゃんは顔を真っ赤にして横を向いてしまった。

たぶん僕も顔が同じ様に赤くなっていると思う。

「え、それってロリ……」

峰田くんが何かを言いかけたけど、蛙吹さんに舌で叩かれていた。

飯田くんは飯田くんで。

「学生なら学業に…」なんて言ってたけど、芦戸さんに「最近だと幼稚園からカップルになる人もいるよ」なんて言われてビックリしていた。

それにエリちゃんも女子生徒に「良かったわね」とか言われて満更でもなさそうな顔をしている。

そんな雑談をしているとチャイムと同時に相澤先生が教室に入ってきた。

それと同時に全員同時に素早く自分の席に着く。

よく見ると包帯が取られていた。

「相澤先生、包帯取れたのね。良かったわ」

蛙吹さんが安心したのかそんな一言を言っていた。

「婆さんの処置が大袈裟なんだよ。んなもんより今日の“ヒーロー情報学”、ちょっと特別だぞ」

相澤先生の一言で教室に緊張が走るけど、僕にはなんとなく次の展開が分かった。

「「コードネーム」ヒーロー名の考案だ」

「胸ふくらむヤツきたああああ!!」

原作通り多くの生徒が騒ぎだしていた。

「というのも先日話した「プロからのドラフト指名」に関係してくる。指名が本格化するのは経験を積み、即戦力として判断される2、3年から…。つまり今回来た“指名”は将来性に対する“興味”に近い。卒業までに興味が削がれたら一方的にキャンセルなんてことはよくある」

「大人は勝手だ!」

そう言いながら峰田くんが机を叩いていた。

「本来ならテレビ中継で全国のヒーローが見て票を入れるんだが、どっかの誰かのせいで放送出来なくなったからな」

うーん、やっぱり物間くんにあの芸をさせたのは不味かったかな。

「それで雄英のホームページに結果を提示して集まった結果がこれだ」

相棒先生がそう言うと黒板に投票結果が表示される。

爆豪  4015

緑谷  3016

轟   2009

八百万 1080

耳郞  960

芦戸  943

葉隠  826

上鳴  760

麗日  749

尾白  689

その他 420

「あれ、1位と2位が逆転してね?」

競呂くんがそう言うと。

「これは俺の見解だが、緑谷はその気になればなんでも出来る。それが原因じゃないかと俺は考えている。なんでも出来る=自分達の見せ場が減るって考えだろうな」

相澤先生の言葉にみんなが納得したように頷いていた。

「まあこれも踏まえ…いわゆる職場体験ってのに行ってもらう。お前らは一足先に経験してしまったが、プロの活動を実際に体験して、より実りある訓練をしようってこった」

「それでヒーロー名か!」

「俄然楽しみになってきたァ!」

「まァ仮ではあるが、適当なもんは…」

「付けたら地獄を見ちゃうよ!!。この時の名が世に認知されそのままプロ名になってる人多いからね!!」

「「「ミッドナイト!!」」」

クラスの皆が盛り上がり、相澤先生が静かに対応しているとミッドナイト先生が教室に入ってきた。

「まあ、そういうことだ。その辺のセンスをミッドナイトさんに査定してもらう。将来、自分がどうなるのか。名を付けることでイメージが固まり、そこに近づいてく。それが「名は体を表す」って事だ。“オールマイト”とかな」

相澤先生がそう言うとミッドナイトがホワイトボードを後ろに回す用に渡してきた。

そして15分後。

「じゃ、そろそろ出来た人から発表してね!」

そう言われ、真っ先に立ち上がったのは青山くんだった。

「行くよ。輝きヒーロー“I Can not stop twinkling.(キラキラが止められないよ☆)”」

原作で読んだ時も思ったけど、英語なのか、フランス語なのハッキリさせた方が良いんじゃないかな。

その後も皆が原作通りの名前を付けていく。

轟くんなんて原作と違う人生を歩んでる筈だけどやっぱりヒーローネームはショートだった。

「デク、先に言っても良いか?」

「別に良いけど」

「それじゃ、爆豪くん」

「じゃあ、俺のヒーローネームはZEROだ」

「…由来を聞いても良いかしら?」

「俺の“個性”は体を鍛えたりする事で発動する“個性”だ。体を鍛えたりするのは太古の昔から人間に必要だった要素だ。それに俺は目の前に現れた敵は全部ぶっ倒す。その辺の意味を考えて0、ZEROにした」

「なかなかに重いわね」

「重くて上等。これぐらい背負えなくて何がヒーローだ」

成る程、かっちゃんらしい名前だ。

ただ、原作と違ってちゃんと採用されてた。

「次は僕、行きます」

「じゃあ緑谷くん」

「はい、僕のヒーローネームはエックスです。理由は僕の“個性”は他の人たちの“個性”や技を“再現”して組み合わせる事で全く別の技に変化させる事も出来る未知の可能性を秘めてるからです。だから未知を現すXでエックスです」

「成る程。緑谷くんらしい名前ね。さて残るは飯田くんだけだけど…」

その後飯田くんも原作と同じく天哉にしてた。

*1
魔人探偵脳噛ネウロに登場する能力

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