4月ってどうして眠くなるんでしようか?。
その為更新できずに5月になってしまいました。
とにかく授業参観編はこれで終わりです。
お茶子side
今日は優英に入って初の授業参観日ということでクラスメートたちはざわついてる。
「おはよう、デクくん。今日は授業参観だけど、誰が来るの?」
「お母さんだよ。そっちは?」
「うちのところは父ちゃんやね」
ちなみにエリちゃんだけど例によって保健室に預かってもらっているらしい。
そして話をしていると予鈴が鳴ったので私たちは席に着くけれど相澤先生はやって来ない。
「遅刻かしら」
梅雨ちゃんがそう言うけど、何かおかしい気がする。
「見本であるはずの教師が遅刻とは……。これは雄英高校を揺るがす、由々しき事態だぞ、みんな!!」
飯田くんが立ち上がって腕を機関車のように回している。
「まー、相澤先生だって、先生である前に人間なんだし。たまにはそういうこともあるんじゃね」
瀬呂くんがそう言うけど。
「しかし、瀬呂くん!。我々が目指すヒーローとは一刻を争うものだろう!?。
飯田くんがヒートアップしながらそう語っていた。
けどショートホームルームを終えるチャイムが鳴り終わっているのに相澤先生は勿論、そろそろ誰かの保護者が来てもいい時間なのにその保護者も誰も来ていない。
「僕、少し様子を見てくるよ」
デクくんがそう言って席を立ったその時全員の携帯が鳴った。
私は早速着信を確認すると相澤先生からメッセージが届いていた。
内容は《今すぐ模擬市街地に来い》とだけ書いてあった。
なんで模擬市街地かは疑問に思ったが、私たちは早速模擬市街地に向かった。
早速模擬市街地に到着した私たちだけど、そこに相澤先生の姿はなく、私たちは探すことにした。
「……。なんか匂う」
障子くんがそう言うと。
「オ、オイラじゃねえぞ」
「違う。これはガソリンの匂いだ」
「どっかで交通事故とかの演習でもやったんじゃねえの?」
上鳴くんがそう言った後、悲鳴の様なものが聞こえてきた。
しかもその悲鳴が止まない内に別の人たちの叫び声も聞こえる。
慌てて声のする方に行ってみると。
そこは空き地が広がっていた。
本来、そこにあったはずのビルは倒壊したらしく、瓦礫が脇に無残に寄せられてた。
ビルの建っていた所には半径数10メートルはありそうな大きな穴があった。
そしてその穴の中央に丸かじりして残されたリンゴの芯の様な場所の上にサイコロのような檻。
そしてその穴の中にはガソリンが
そして檻の中からの悲鳴が意味のある声に変わっていく。
「焦凍……っ」
「っ……」
「天哉……!」
「母さん……!」
「お茶子ー!!」
「父ちゃん!?」
檻の中には私たちの保護者たちが囚われていた。
私たちが助けようと穴の淵に近づくとツンとした匂いがした。
穴の中を確かめると深さは8から9メートルはあって底にはガソリンが浮かんでいた。
「なんだよ、これっ?。なんで親があんなとこ」
「つーか相澤先生は!?」
その時、機械的な声が聞こえてきた。
「アイザワセンセイハ、イマゴロネムッテルヨ。クライツチノナカデ」
機械で無機質な声に変えられてるけど、明らかに敵意が籠ってる。
私たちは咄嗟に身構える。
「暗い土の中って……」
「相澤先生、やられちゃったってこと……?」
「ウソだろ!。なんかの冗談だろ!?。もうエイプリルフールは過ぎてんだぞ!。つーか、お前誰だよ!?。姿を見せろ!」「サワグナ。ジョウダンダトオモイタイナラ、オモエバイイ。ダガ、ヒトジチガイルコトヲワスレルナ」
「人質…」
突然の事で頭が回らなくなってる。
そんな中デクくんはというと…。
「人質の中からエリちゃんの匂いがしてる」
『え!?』
デクくんの言葉にビックリする私たちだけど、デクくんは言葉を続ける。
「だけど、檻の中からする匂いは22種類する」
え、それってつまり。
「キヅクヤツガイタネ。ソノトオリ、ボクハココニイル」
保護者たちの後ろから潜んでいた黒い影が姿を表した。
フード付きの黒いマントに 黒いフルマスクをつけた人物。
周りの保護者たちは檻の隅に逃げる。
異常事態に飯田君が犯人の隙を見て携帯で連絡をしようとしていたけど、男が言う。
「サキニイッテオクガ、ガイブヘモ、ガッコウヘモレンラクハデキナイノデアシカラズ。アァ、モチロン、ソコノデンキクンノ“コセイ”デモムダダ。ニゲテ、ソトニタスケヲモトメニイクノモキンシダ。ニゲタラ、ソノセイトノホゴシャヲスグニシマツスル」
その時、父ちゃんが格子を掴んでガチャガチャと揺らして叫んでる。
「あかん!、檻が頑丈でどうにもできひんわー!!」
周りの大人たちもみんなに助けを求めてる。
その間にも男の声が響いてくる。
「ボクハ、ユウエイニオチタ。ユウエイニハイッテ、ヒーローニナルノガ、ボクノスベテダッタノニ」
「あのさぁ。その話長くなりそう?」
それを破るかのようにデクくんがダルそうに訪ねている。
「ナニヲ!?。コッチニハヒトジチガ」
「ああ、それなら助ける算段は出来てるから。かっちゃん、後はよろしく」
よく見ると近くにあったビルの瓦礫は無くなっており、変わりに檻の周りにあった穴はコンクリートで塞がれていた。
そして、爆豪くんは檻に近づくと檻の壁に指を突き刺したかと思うと指を動かし壁に穴を開けると。
「こんなもんかな」
『えーーーーーーーー!?』
これには私たちも保護者*1もあの男も予想外だったのか全員が驚いていた。
そんな中、檻の中からエリちゃんが飛び出してきた。
デクくんの予想通り、エリちゃんも囚われていたらしい。
そしてそのままデクくんに抱きついて泣いていた。
「エリちゃん、大丈夫だった。
いや、お母さんをついで扱いってとか思ってしまった。
「ええ、お母さんもついでに大丈夫よ」
緑色のロングヘアーの女性、たぶんデクくんのお母さんなんだと思うけれどもその人も冷静だった。
「とりあえず授業はここまでだな」
そしてなぜかビルの影から相澤先生が姿を現す。
「……は?」
私たちは思わず変な声が出てしまった。
相澤先生の話を纏めるとドッキリってやつだったらしい。
でも、エリちゃんに演技しろって言っても難しいだろうから黙って寝ているところを連れてきたらしい。
「身近な家族の大切さは口で言ってもわからない。失くしそうになって初めて気づくことができるんだ。今回はそれを実感してほしかった。いいか、人を救けるには力、技術、知識、そして判断力が不可欠だ。しかし判断力は感情に左右される。お前たちが将来ヒーローになれたとして、自分の大切な家族が危険な目にあっていてもヘンに取り乱さず、
相澤先生がそう言った後。
「あの、アレの後始末はどうするんですの?」
「アレ?」
そう、私たちは気づいていた。
私たちの後ろで笑顔だけど、物凄い怒っている、デクくんの事を。
漫画的な表現をすると背中にゴゴゴゴゴッ!て雰囲気を出してる。
「み、緑谷落ち着け。エリちゃんを巻き込んだのは悪かったと思ってるから!」
なんやろ。
今のデクくんの後ろには金色の髪に赤い眼。
7色の宝石みたいな羽をした女の子の姿が見える。
「
歌を歌いながら相澤先生に近づくデクくんはホラーでしかなかった。
そしてそのままデクくんが手のひらを握るとグシャっとという音が相澤先生から聞こえたと思うと倒れてしまっていた。
それに満足したのかデクくんはスッキリした顔をしたいた。
そしてデクくんのお母さんはデクくんに近づいて言葉を交わしていた。
引子side
私は息子の授業参観を終え、夫と待ち合わせているアメリカで夫の到着を待っている。
それにしてもエリちゃん、テレビ電話で会うより可愛かったわ。
それに夫に聞かれた「孫はまだか」の返事も聞けたし。
さすがに気が早いわよね。
出久はまだ15歳だものね。
そう思っていると夫が乗っているはずの飛行機が到着する時間帯なので夫を迎えに行くことにする。
授業参観の話をお土産にして。
この作品の主人公たちがヒーローではなく敵としての道を選んでたらという小説も書き始めました。
R-18なので18歳以上で現実と物語の区別つく方は読んでみてください。
一応URLを貼っておきます。
https://syosetu.org/novel/314547/