小説版を参考に書いていきます。
第50話
勝己side
俺たちは今、I・アイランドという島に向かってる。
というのもオールマイトの知人からの招待らしい。
このチケットで2名まで行けるらしく、最初はデクを誘うつもりだったらしいが、デクは雄英体育祭で優勝したことで商品としてチケットを貰っており、エリと一緒に使っている。
その為、オールマイトは俺も一緒に行かないかと誘ってくれたわけだ。
俺も特に用事が無かったので二つ返事で誘ってもらった。
「わぁー、見えてきた」
外を眺めていたエリが興奮してはしゃいでいる。
『大変長らくお待たせしました。当機はまもなくI・アイランドへの着陸態勢に入ります』
そのアナウンスを聞き、俺はヒーローコスチューム(ただそれだけだとまずいので上着にジャージを着る)に着替える。
出久side
僕たちが空港に着くとコンパニオンたちが歓迎してくれるがオールマイト見ると。
「I-エキスポへようこそ……ってオールマイト!?」
「君は、雄英体育祭準優勝の爆豪くん!!」
オールマイトとかっちゃんはあっという間に囲まれてしまった。
ちなみに僕は“明鏡止水”*1を“再現”してエリちゃんを連れて人集りを回避した。
そしてなんとかオールマイトとかっちゃんがエアポートから出てくる。
「思わぬところで時間を取られてしまった。約束の時間に遅れてしまうところだったよ」
「「約束?」」
僕とかっちゃんの声が重なる。
「ああ。久しぶりに古くからの親友と再開したいと思ったからなんだ。悪いが3人とも少しつき合ってもらえるかい
?」
「構いませんよ」
「俺もだ」
エリちゃんも首を縦に降っている。
そんなことを話して歩いていると。
「おじさまー!」
ホッピングのような物に乗った金髪に眼鏡をかけた女の人がこっちに近づいてきた。
そしてその勢いのままオールマイトに飛び付いていた。
「マイトおじさま!」
「OH、メリッサ。久しぶりだね」
「お久しぶりです! 来てくださって嬉しい!」
「こちらこそ招待ありがとう! しかし見違えたな。もうすっかり大人の女性だ」
「17歳になりました。昔と違って重いでしょ?」
「なんのなんの! HAHAHA!」
なんていうか、久しぶりに会う親戚のおじさんと姪っ子みたいなやり取りだね。
「それで、デイヴはどこに」
「フフ、研究室にいるわ。長年やってた研究が一段落して、それでお祝いとサプライズを兼ねてマイトおじさまをこの島に招待したの」
悪戯好きな子供みたいにウィンクするメリッサさんにオールマイトも了承したかのような笑顔をしていた。
「そう言うことか。ちなみに今回、デイヴはどんな研究を」
「それが、守秘義務があるからって私にも教えてくれないの」
「科学者も大変だな。ああ、そうだ。君たちに紹介するよ。彼女は私の親友の娘で」
「メリッサ・シールドです。はじめまして」
自己紹介されたので僕も返すように挨拶をする。
「こちらこそはじめまして。雄英高校1年の緑谷出久です」
「え、緑谷出久って100個以上の特許の発明してるっていうあの緑谷出久!?」
メリッサさんはそう言いながら僕に近づいてきた。
となりを見るとエリちゃんはほっぺたを真っ赤にして膨らましていた。
「緑谷壊理です」
「あ、もしかして緑谷くんのいも」
「妻だもん。将来の」
あーもう、可愛いよ。
声を大にして僕の将来の花嫁さんですって叫びたいよ~。
ちなみにメリッサさんは近づいてきた時よりも早く退いていった。
それにしてもさっきからかっちゃんが静かなので見てみると石になったかのように固まっていた。
なので僕が叩くとハッとしたような顔をして。
「同じく雄英高校1年の爆豪勝己だ」
ようやく自己紹介していた。
もしかしてこの反応って…。
「雄英高校。じゃあ、マイトおじさまの」
「生徒です」
「未来のヒーロー候補生さ」
「へぇー。どんな“個性”を持ってるの?」
「俺の個性は“超越”って言って鍛えれば鍛えるほど強くなる個性だ」
「全力で殴られると私でも数秒ほどだが手足が痺れてしまうよ」
「おじさま以上のパワーなのね。それで緑谷くんの“個性”は?」
「僕の個性はこれかな」
僕が指をぐにゃぐにゃ動かすと。
「パパと同じ“ぐにゃぐにゃ指”の個性なの!?」
「そうとも言えるかもね。僕の個性は“再現”って言って色んな事ができるんだ。空を飛んだり、物を引き寄せたりその他色々ね」
「すごい“個性”ね」
「ただ、使いすぎると眠くなってしまう欠点があるけどね」
僕たちはそんな話をしながらメリッサさんのお父さんでオールマイトの親友であるデヴィットさんの研究室に向かった。