最強コンビのヒロアカ憑依転生 英雄ルート   作:天導 優

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第55話

お茶子side

私らは今、メリッサさんの部屋にお邪魔してパーティー用のドレスに着替えている。

「ねえ、これってこうであってる?」

「うーん、少し派手だったかな」

等とワイワイ盛り上がりながら着替えていた。

そんな中エリちゃんは。

「デクお兄ちゃん。可愛いって言ってくれるかな?」

うん、デクくんならエリちゃんがどんな格好をしていても可愛いって言ってくれると思うよ。

ただ、純白のフリルたっぷりのスカートに腰に結ばれたリボン。

そして白いストッキングとエリちゃんの足にぴったりの白い靴と純白の手袋。

極めつけは髪につけたティアラとベール。

『完全にウェディングドレスだ!?』

私らの声にエリちゃんは一瞬ビックリしてたけど。

「変かな?。デクお兄ちゃんに作ってもらったんだけど」

うん、似合ってるけどもデクくんの才能凄すぎへん。

「じゃあ、メイクをしてあげようか?」

メリッサさん、ナイスフォロー。

「ううん。メイクもデクお兄ちゃんにやってもらう」

「でも、ミドリヤくんは男の子だし」

メリッサさんがそう言うのを横に八百万さんがメリッサさんの部屋に置かれていたファッション雑誌をパラパラめくり1枚のページを開き。

「失礼ですが、このページに載っている女性をメイクされた方をご存じで?」

そのページには今、アメリカは愚か世界でも有名な女優のユニ・バースが載っていた。

「素顔は知らないけど、有名な人よね。美人女優のメイクからホラー映画に出てくるモンスターのメイクをすることで有名なメイクアップアーティストで、G・V・エスケイプ氏」

「そのG・V・エスケイプ氏が緑谷さんなんです」

「………。ごめんなさい、一瞬意識が何処かへ飛んでいってたわ」

うん、でもその気持ちも分からなくはない。

デクくんがやってる副業の事を知った時もウチらも同じ考えだったし。

だから、1時間あれば貯金の預金が数兆とか数京とかの早さで貯金が増えていくんよな。

「つまりミドリヤくんって歌以外は何でもできるの?」

「イヤ、緑谷が再現できるのは“個性”みたいな特殊能力だけじゃなくて、歌の才能や声なんかも再現できるんだよね。だからその気になれば○山○治の声で月島き○りの恋☆かなを歌ったりできたりするんだよね。エリちゃんには「デクお兄ちゃんの声じゃない」って不評だけど」

「……。ねえ、ミドリヤくんって何者?」

『不可能を可能にする人?』

それしか言えなかった。


私たちが着替え終わって待ち合わせ場所に行くと男子はもう待っていた。

みんな正装を着てるけど爆豪くんだけはデクくんが作った制御装置を正装の下に着てるんだろうけどきつそうだった。

「エリちゃん、良く似合ってるよ」

「えへへ」

デクくんに誉められてエリちゃんは嬉しそうに笑っている。

「みんな似合ってるけどよ、なんか耳郞のはなんか馬子にも衣裳ってヤツだよな」

「女の殺し屋みてー」

そう言った上鳴くんと瀬呂くんは耳郞さんにお仕置きされてた。

馬子にも衣裳って褒め言葉じゃないよ。

「それじゃ皆、行きましょうか。会場はこっちよ」

「あ、ああ」

メリッサさんの言葉に何時もらしくない爆豪くんが答え、会場に向かおうとすると突然アナウンスが放送される。

『I・アイランド管理システムよりお知らせします。警備システムにより、I・エキスポエリアに爆発物が仕掛けられたという情報を入手。現時刻をもって厳重警戒モードに移行します。また、主要施設は警備システムによって強制的に封鎖されます』

「マジかよ、電話もネットも使えない」

瀬呂くんの言葉に驚く私たちに更に放送が続けられる。

『今から10分後以降の外出者は、警告なく身柄を拘束されます。くれぐれも外出は控えてください』

そのアナウンスを聞いて私たちは話し合いをしていた。

「ねえ、大丈夫かな?」

私の質問にメリッサさんが。

「大丈夫よ。会場にはマイトおじさまを含め沢山のヒーローがいるもの」

だけど私は、私たちは似たような状況を体験している。

「なあ、この状況ヤバくないか?」

峰田くんの言う通りだ。

オールマイトたちが動けないのはひょっして人質を取られてたりするのかも。

「やっぱり動ける俺たちでどうにかするべきなんじゃ?」

切島くんの意見に飯田くんが。

「僕たちは学生なんだ。プロヒーローの援助を待つべきだ」

その事で意見が分かれるけど、私たちは最終的に委員長のデクくんに意見を聞いてみるべきだと思った。

「そうだね。僕たちはヒーロー免許を持っていないから戦うべきではないのかもしれない」

「だったら」

「だけどね、それは日本の決まりでしかない。メリッサさん、I・アイランドの国籍は」

「え!?。色んな国の人たちがいるけど、特に国籍とかは無かったはずよ」

「つまりそういうことだよ。第一通話もメールもできない状態で外から助けが来る確率はゼロに近いだろうね、それに」

デクくんはエリちゃんを抱きしめていた。

「ねえ、パーティー、無くなっちゃったの…」

「子供から楽しみを奪うなんて許されないんだよ、何人たりともね」

その時のデクくんの顔は、誰よりも優しく、そして怖かった。

 

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