最強コンビのヒロアカ憑依転生 英雄ルート   作:天導 優

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第5話

??視点

真っ暗な背景の中、突如スポットライトで照らされる黒服にサングラスをかけた緑色でクセのある髪の毛をした少年。

「えー、皆さまはヒーローとはどの様なものとお考えでしょうか?。国語辞典によると敬慕の的となる人物、と掲載されています。また、このヒーロー飽和社会に於いては、災害に合った人を救助したり、人々を安全な場所にまで避難させたり、時には人々を困らせる(ヴィラン)を撃退したりする人たちの事を指しますね。どれも素晴らしい活躍なのですが、共通するのは人々の希望になっているという事でしょうか。しかし、今回登場する多くのヒーローたちはと言うと、おっと少し喋りすぎてしまうところでした。それでは本編スタートです」

スポットライトが消え再び真っ暗になる。


出久side

僕はかっちゃんが会議室に呼び出された後、図書室に向かった。

勿論本を読むためだ。

なんで“全平行世界書”を使わないのかって?。

答えは簡単な理由で検索しただけで調べたい事は調べれるけど、今日みたいに短い時間の時は図書室の方が沢山調べれるし睡魔も襲ってこない。

昔は1つの事を検索したら10分と経たない内に睡魔に襲われてたけど、今なら1時間位なら耐えられる。

ただ、大量に調べるとやっぱり睡魔に襲われるけど。

僕がしばらく本を読んでいると。

「デク、帰るぞ」

かっちゃんが僕に話しかけてきた。

「ただ、その前にこの本を片付けないとな」

自分でも気づかない内に図書室の本を全部読んでしまったらしい。

ちなみにこの速読術は“再現”ではなく前世の時から持ってた僕の特技だ。

ちなみに200ページ位なら10秒くらいで読めてしまうため、前世では本の出費が痛かった。

ようやく片付け終わって僕たちは商店街によって帰ることにした。

僕たちの秘密基地では一応家畜なんかも育ててるし、僕の“個性”で召喚した素材で家電なんかも作れたりするけど、貯金を使わないとすぐに貯金の限界が来たので新しい口座を作ってくれって手紙が来るんだよね。

もう何個(下手すれば3桁)口座を作ったかな。

それと僕は少し気になった事をかっちゃんに聞いてみた。

「そうだ、かっちゃん。制御装置は順調」

「悪くはねぇ。ただ、最近は抑えが効きにくくなってるからまた新調してくれ」

「了解」

制御装置ってのは僕が“再現”を利用して作った道具の1つだ。

筋トレを“個性”が現れてから1日も休まずに続けてきたかっちゃんの肉体はもの凄い筋肉をしている。

それはもう、日常生活を簡単に出来ないくらいに。

それを聞いた僕が作ってあげたという訳だ。

見た目はトリコに出てきたトミーロッドがつけているものに似ているけど、押さえる力は何倍も強力だ。

「おう出久に勝己、今朝仕入れた桜エビがあるんだが、どうだ」

「勝己君、良いお肉が入ったからメンチカツを作ってみたの。後でいいから買っていってね」

「デクお兄ちゃん、今朝ね、田舎のお祖母ちゃんから大根が届いたんだ。良かったら買ってね」

僕たちが商店街につくと、僕たちと顔馴染みの商店街に店を出してる人たちに声をかけられる。

僕たちが色々と見て回っているとその平穏な空気を乱すような出来事が発生する。

「邪魔だ、退けぇ」

「た、助けてぇ」

ゲル状の(ヴィラン)とそれに取り込まれた幼稚園位の男の子が姿を現した。

遠くから男の子の母親らしき声も聞こえてくる。

それに男の子の個性は“炎を操る個性”らしくゲル状の(ヴィラン)にそれを利用されているみたいだった。

となりを見るとかっちゃんはすぐに電話をしていた。


勝己side

敵の出現したタイミングで俺はあるところに電話をしていた。

相手は3コール以内に出てきた。

「こちら、エンデヴァー。爆豪、どうかしたか?」

「目の前でゲル状の(ヴィラン)が“炎を操る個性”の子供を人質を取って暴れてる。どうする?」

「周りに管轄のヒーローはいないのか?」

俺が周りを見渡すと、ヒーローはいるが。

「僕が今の状況をエンデヴァーの事務所のパソコンにリアルタイムで動画を転送するよ」

デクがいつも持ち歩いてるスマホを使って周りの防犯カメラの映像をエンデヴァーの事務所に送信していた。

そして、ヒーローたちの声がこれだ。

「私、二車線以上じゃなきゃムリ~」

「炎系は我の苦手とするところ…!。今回は他に譲ってやろう」

「そりゃサンキュー。消化で手一杯だよ!。消防車まだ?。状況どーなってんの!?」

「ベトベトで掴めねえし、良い“個性”の人質(こども)が抵抗してもがいてる。二重で手ェ出し辛え状況!!」

その間にも苦しむ人質にされた子供。

「ダメだ!。これを解決出来んのは今この場にいねえぞ!!」

「誰か有利な“個性”が来るのを待つしかねえ!!」

「それまで被害をおさえよう。何!、すぐに誰か来るさ。あの子には悪いがもう少し耐えてもらおう」

なんなんだ、その態度は。

それでもお前たちはヒーローなのか?。

俺の中の何かが切れそうになった時、エンデヴァーから連絡が入った。

「爆豪勝己、そして緑谷出久。お前たちに指令する。今すぐに人質にされた子供を救助し、周りの人たちを避難しつつ(ヴィラン)を撃退せよ。今回は特別に個性の使用を許可する」

「待ってたぜ、その言葉!!」

デクを見ると頷いていた。

そして俺たち2人はすぐに駆け出し、そして。

「かっちゃん」

デクの指示のもと、ゲル状(ヴィラン)の顔に俺が軽く衝撃を与え、その隙をついてデクが人質の子供を救助していた。

そして辺りを見渡すゲル状(ヴィラン)

次の瞬間、俺たちの言葉が重なる。

「もう大丈夫だよ。なぜかって?」

「クソ(ヴィラン)、どこを見てやがる!」

()たちを見ろ(が来た)


出久side

()たちが来た(を見ろ)

僕たちの行動に商店街の人たちから歓声がおこる。

「だったら、お前たちのどちらかを取り込んでやる」

そんな事を言う(ヴィラン)だけど、もう遅い。

「相手が掴めないのなら、凍らせてしまえば良い」

今回使う能力は双弓ハーリット*1+プリキュア・サファイア・アロー*2+プリキュア・ビューティブリザード・アロー*3の3つを合わせて使ってみた。

まず放っておいた水の矢に相手が触れた瞬間に氷の矢が着弾して凍り始める。

「ま、まさか」

慌てふためく(ヴィラン)にかっちゃんが殴りかかる。

「や、止め、ろ」

次の瞬間にはゲル状の(ヴィラン)は砕かれていた。

呆気にとられているヒーローをよそに僕たちが(ヴィラン)の欠片を集めた頃、警察が駆けつけてくれた。

僕たちが警察にそれを渡して帰ろうとするとヒーローたちが文句を言ってきた。

「何を考えてるんだ」

「君たちはまだ学生でしょ」

「君たちが危険を冒す必要は全くなかったんだ」

等と騒ぎ立てていたが僕たち2人は無視していた。

むしろ、この場にいるヒーローたちは気づいて無いのだろうか。

辺りを包む冷たい視線は僕とかっちゃんにではなく、あなたたちヒーローに向けられてるものだと。

そして、僕たちが再び帰路につくとある人物に遭遇した。


??side

私は私が追っていたヘドロ(ヴィラン)を倒した2人の少年を見かけ、話しかけていた。

「君たちがあの(ヴィラン)を撃退したのかね」

「そうだけど、誰だよおっさん」

「ハハハ、何を隠そう私は」

私が力を入れ。

「オールマイトだ」

しかし。

「かっちゃん、自販機にペットボトルが置きっぱなしになってるよ。パラコート連続毒殺事件*4を思い出すね」

「ああ、あれか。懐かしいな」

「え、無視。軽く傷つくんだけど」

「だっておじさんがオールマイトってのは気づいてたし」

「え、マジで」

私は思わず驚いていしまった。

「数年位前にオールマイトと出会った時と同じ匂いしてたし」

「ちゃんと風呂には入ってるんだけどなぁ。どんな匂いなんだ?」

「呼吸器官が半壊してて胃袋のない人の匂い」

「ブハ」

私は思わず血を吐いてしまった。

「大丈夫ですか?。これを飲みますか?。さっき自販機に残ってたやつですけど」

「いや、遠慮しておくよ。それよりパラコート連続毒殺事件知ってるって君たち年幾つよ?」

その後私は一旦咳払いをして落ち着くと彼らに相談を持ちかけることにした。

「君たちのどちらかに、私の力を受け継いでほしい」


角丸校長

本名  角丸破利

誕生日 10月5日(もうすぐ定年)

血液型 AB型

“個性” 嘘を見抜く能力

性格  生徒の事を第一に考える人望溢れる人

好きなもの 和菓子 日本茶 教え子たちの笑顔

嫌いなもの 食べ物に好き嫌いはない 人を見下す人

見た目は美味しんぼの角丸副総理。

地元出身で出久や勝己の事も知っていたし何か嘘をついている事も気付いていたが深く言及せずにいた。

また、生徒たちの写真を撮るのが好きでイベントの際には率先してカメラマンになる。

また、卒業生からの人望もあり、今でも訪ねて来る卒業生もいる。

ちなみに今まで出会った生徒の顔と“個性”と名前を全員暗記している。


亜内教頭

本名 亜内毛操

誕生日 4月14日(40代後半)

血液型 AB型

“個性” 頭髪を操る(長さは伸びない)

好きなもの 金 名誉 名声

嫌いなもの 貧乏 罵声

見た目は逆転シリーズに登場する亜内検事。

あちらと違い独身(妖精)。

常に自分の名誉や出世の事を考えている、人として最低な人。

噂では教頭試験の合格は金で買っのではたと生徒たちに言われている。

髪の毛を自在に操れるが、現在の髪型はおばけのQ太郎と一緒。

ちなみに頭皮マッサージなどもしているが効果は全くない。

同窓会にも一度も呼ばれたことはない。

同窓会に呼ばれなかった理由を知ったのは部屋を貸すタイプの居酒屋で1人呑みをしている際に隣が五月蝿いので文句を言いに行ったら、自分以外の同級生(全員既婚)が集まっていたから。

ちなみに誰も名前を覚えておらず、顔も忘れられていた。

さらに卒業校に残っている卒業アルバムはピンポイントで彼の名前のところだけシミに食われ写真は紛失していた。

そのショックで今のヘアスタイルになる。

*1
七つの大罪 ゴウセルの神器

*2
プリキュア5Go5Goのキュアアクアの必殺技

*3
スマイル!プリキュアのキュアビューティーの必殺技

*4
1985年4月30日から11月17日の間に日本各地で発生した、パラコートを用いた無差別毒殺事件。全て未解決。




書きたいこと書いてたら4000字越えてました。
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