勝己side
俺たち2人がナンバー1ヒーローであるオールマイトに出会って3ヶ月。
あれからデクはオールマイトと体力向上の為の特訓をしている。
教えるのは下手くそだが、確実にデクの基礎体力は少しずつだが上昇している。
それとあの時、俺たちに向かって文句を言っていたヒーローたちだけど、デクがエンデヴァーに送っていた動画からヒーロー協会に言っていた事がバレて大目玉をくらい、1年の減給(9割カット)を食らったそうだ。
俺たちもエンデヴァーの指示の元とはいえ“個性”を使った事への説教を少し受けたが、商店街の人たちの声や俺たちが救助行動をしたからかは不明だがお咎め無しと、更に表彰状まで貰ってしまった。
それから変わった事といえば、デクが女の子を保護したことだろう。
アルビノを思わせる容姿と角の生えた女の子。名前を
特訓の内の1つとして探索能力を強化している際に泣いてるエリを発見し保護に至った。
最初は
デクによると一応原作の敵キャラの1人なのだがあまりにも弱すぎるため、ため息を吐かれていた。
更に死穢八斎會の地下からエリを虐待していた事実が明らかになり、芋づる式に全員がお縄についていた。
最初エリはヒーロー協会に保護される予定だったが、思いの外、デクに懐いてしまった為、現在はデクが面倒を見ている。
ちなみにデクが面倒を見れない時などは俺が面倒を見ているが大概恐がられてしまう。
デクによると「顔が恐いんだよ」とか言ってたけど、これは生まれつきだ!。
そして更に3ヶ月後、デクの基礎体力は大幅に上昇していた。
それにともない筋肉も多少はついてきた。
それでも年代平均に比べればやや劣るが、“個性”で出きること(特に時間制限など)は大幅アップしたらしい。
ただ、反動で眠くなるのは相変わらずだが。
そして、今日俺たち2人はオールマイト監修のもとで試合を行うことになった。
場所はデクとオールマイトが日夜特訓している、多古場海浜公園。
「2人とも、準備はいいね!」
俺とデクが頷き、近くの鳥が飛び立つと同時に俺たちは試合を開始した。
俺が殴りかかると、デクはあっさり避けながら空中浮遊*1をしていた。
そのまま、「アイスドアース*2!」とか叫びながら氷の塊を飛ばして来た。
俺はすぐにそれを避けると砂浜を思いっきり1発殴った。
途端に巻きおこる砂の壁。
その一撃の威力にオールマイトも驚いていた。
「今の一撃、私と同レベル。さらに爆豪少年は確か力を制御する道具を身に付けている。それなら全力なら私を越える力を持っているということか」
そんなことを言っている間に俺はデクの後ろに回り込み、再び殴りかかるが。
「まだ、1日に数回しか使えない取って置きの技、見せてあげるね。“
俺の攻撃を何倍にもして跳ね返しやがった。
俺は無事だったため、試合を続けようとしたが、デクが反動で寝てしまった為、お開きとなった。