アニオタ直哉くん   作:浅辺太郎彦

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単行本で直哉くんが五条の一個下って設定が開示された上で最低の男呼ばわりされているのは本当に笑うしかない。


こんにちは直哉くん

「五条ー、なんか戦闘員倒したしさっさと星漿体のとこ行くやでー。」

 

「んー、そうだな。」

 

 

◆◆◆◆

 

 

星漿体、天内理子は混乱していた。もう少しで天元様と星漿体として融合するのが目前になったため極秘でとある部屋でくつろいでいたら部屋に軍服のような服を身に纏い顔の下半分が隠れた男が侵入してきたのだ。

 

自らが逃げられないことを悟った理子はせめて一矢報いようとやったこともない格闘技の構えをしようとした瞬間、自らがガラスを突き破ってビルの下へと落下する感覚がありそのショックで気絶してしまったのだ。

 

そして目が覚めたら知らない男に人生初のお姫様抱っこをされていたのだ。

 

「コイツ大丈夫か?五条。」

 

「気絶してるだけで大丈夫そうだけど一応医者診せる?」

 

「それホンマに大丈夫か?俺の術式でソッコーで運ぶってのもありやで。」

 

「硝子がいればねぇ。」

 

理子は自らを襲ったものだと五条達を考え反射的に五条の腕から飛び降りて格闘技みたいな構えをした。しかしながら助けてやったにもかかわらず自らに敵意を向けてきた五条はイラついていた。

 

「下衆め!!妾を殺したくばまずは貴様から死んでみせよ!!」

 

「理子ちゃん、落ち着いて。私達は君を襲った連中とは違うよ。」

 

「嘘じゃ!!嘘つきの顔じゃ!!前髪も変じゃ!!」

 

夏油はキレた。夏油はこれから同化する彼女に最大限気を遣っているのにも関わらず自らの顔を嘘つきの顔と言い、前髪を罵倒してきたのだ。誰だってキレる。

 

キレた2人は理子の腕と足を伸ばした状態でそれぞれ掴んでまるで雑巾絞りのように回転し始めた。その様子を見て直哉はケタケタ笑っていた。

 

「ヒハハハハハハ!前髪変て言われとるやん夏油くん!あーすまん笑うわww」

 

「笑っとるでなーい!妾を助けろー!オタク金髪!」

 

「誰がオタクじゃだれが!しばき倒すぞ!」

 

「おっ、おやめください!!」

 

「黒井!!」

 

「お嬢様、その方達は味方です。」

 

「・・・何に乗っておるのだ?」

 

「これは前髪の方の術式です!!」

 

「その言い方やめてもらえます?まあいいか。『呪霊操術』、文字通り取り込んだ呪霊を操れるのさ。」

 

「思ってたよりもアグレッシブなガキんちょだな。同化でおセンチになってんだろうからどう気を使か考えてたのに。」

 

「フンッ!!いかにも下賤な者の考えじゃ。」

 

「あ"?」

 

「いいか?天元様は妾で、妾は天元様なのだ!!貴様のように同化と死を混同している輩がおるがそれは大きな間違いじゃ。同化により妾は天元様になるが天元様もまた妾となる!!」

 

「五条、待ち受け変えた?」

 

「妾の意思!!」

 

「井上和香」

 

「心!!魂ら同化後も生き続け」

 

「夏油。お前も変えたらどうや?」

 

「聞けぇ!」

 

「あの喋り方じゃ友達もいないじゃろ。」

 

「快く送り出せるのじゃ。」

 

「そう言ってやるなや。多分厨二病やぞあれ。」

 

「誰が厨二病じゃ!学校じゃ普通に喋ってるもん!!」

 

その瞬間学校に気づいた理子は無理矢理夏油と直哉、そして五条の安全面からの心配を跳ね除け無理矢理学校へと向かっていった。

 

 

◆◆◆◆

 

 

「あークソッ!すまん、五分くらいここから出るわ。」

 

次の瞬間無駄に術式を使用した直哉が五条でも捉えるのが難しい速度で出て行く。

 

「どこ行く、って言っちまった。」

 

「ほっとけ。そのうち戻ってくんだろ。」

 

そして本人が言っていた通り5分後、直哉は戻ってきた。登山に行くかのような大きさのバックパックを背負って。

 

「・・・なにそれ?」

 

「あ?これ?これはな!直哉s'アニメコレクションや!うちの元実家に代々伝わるアニメをここに詰め込んでんねん。外でも見れるように小型のテレビとDVDプレイヤーと電力装置をくっつけてな。」

 

「おまえん家って御三家じゃん。アニメなんて見てるやついんの?」

 

「んー、うちの親父もアニメ術式やから見てるし親父筆頭におるな。うちの親父もアニメオタクやし、親父の影響でみよるやつもそこそこおる。どうや?五条も見る?」

 

「デジモンあるか?」

 

「あるで。」

 

「皆急いで理子ちゃんのところへ。監視に出してる呪霊が2体祓われた。」

 

その瞬間五条達は動き出した。そして天内の居場所に向かうため悟は礼拝堂、黒井と直哉は音楽室。そして夏油は正体不明の2人の襲撃者の元へと向かった。

 

 

◆◆◆◆

 

 

目の部分に穴を開けた紙袋をかぶったような覆面をしていた大柄の男は天内理子と、それと共に行動する五条を見つめていた。彼は呪詛師として天内理子の懸賞金を狙っていたのだ。彼の術式は5体の分身を作り出し、本体を分身を自由に入れ替えることの可能、と言う術式。故にその呪詛師は慢心していた。

 

(ありゃ)

 

呪詛師が思考できたのはそこまでだった。呪詛師は次の瞬間金的を喰らい倒れ伏した。

 

「いやはやこんなもんか。思ったよりか弱いなぁ。あとはこいつを捕縛するだけやな。ってロープないな。しゃーない。夏油に電話して良さげな呪霊貸してもらうか。」

 

「ハァー、ハァー、ハァー、ロープなら、ここ、に、ありますよ。」

 

「って、黒井さん!早いなぁ。もうちょいかかるかと思ったったんやが、あんたもしかしかたら強いんちゃう?まあええわ。理子ちゃんはどうしたんか?」

 

「ふうー、五条さまと一緒に学校を出ました。」

 

「おーけ。わかったわ。じゃあそっち行っとくからそいつロープで捕縛しといて。」

 

そんな事を話していたらその呪詛師(厳密には分身体)が溶け出した。

 

「クックッ、やっぱさっきのが三千万か。」

 

そして呪詛師の分身は完全に溶けた。

 

「分身、とは少しちゃうみたいやね。夏油きたら悟んとこ向かうからくっついといてくれや。」

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「増えた!!5人じゃ!!」

 

「悟、終わったか?」

 

「後はこいつらを倒すだけだ。」

 

「わかったわ。こいつら俺倒しとくから理子黒井さんとこつれてっとけや。」

 

次の瞬間直哉は投射呪法でいきなり登場した直哉へと対処するために固まっていた2人の分身へと突っ込み、念のために一度触ってフリーズさせてからそれぞれ分身体である事をいいことに顔面と首を容赦なく殴り抜きその体を粉砕した。その隙を突こうと残る3人の分身のうち2人が直哉へと上下から殴りかかってきた。

 

「残念、こっちはカウンター前提で動き作っとんのや。」

 

その2人はカウンターで首に当て身を食らって沈んだ。最後に残った本体は逃げ出そうとした。自らの術式のカラクリに気づかれていないと考えていたため全て倒したと

 

「おーおー今回はええ術式持ちが多いねんな。どうや?人手不足やし転職せんか?」

 

「おまっ、なんでここに!」

 

次の瞬間に腹に直哉の一撃を喰らってすべての分身を粉砕された呪詛師は逃げることも出来ずに気絶した。

 

「ん?夏油からなんかメール来よるな。なんやろ。」

 

夏油の送ってきたメールには黒井を拉致しようとしてきた呪詛師がいて、それはもう対処し終えたこと。そして夏油は彼らが持っていた沖縄行きのチケットを入手したことが写真付きで送られてきた。




あと一時間半で本誌がくるからそろそろ直哉くんのお葬式の準備しとくか。
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