アニオタ直哉くん   作:浅辺太郎彦

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すんません、直哉が死んで普通に悲しかったんで投稿遅れました。・・・自分、ネタ抜きで直哉君好きやったんやなぁ。


敗北直哉くん

五条悟が刺されると言う一大事にして緊急時、彼の友達の反応は全くの対照的だった。

 

「悟!!」

 

1人は五条を見た。五条が刺されると言う異常事態においても体が固まることなく呪霊を甚爾へぶつけ殺そうとした。

 

「甚爾、君?」

 

もう1人は甚爾を見た。禪院甚爾(自らの原点)が、もう二度と会えないであろうと思っていた男が出現したことにより理解が遅れ、そしてその強さを知っているが故に恐怖で体が固まっていた。

 

そして甚爾が大きな芋虫とヤツメウナギを足して二で割ったような呪霊に飲み込まれてようやく現実に意識が追いつき、行動を開始した。

 

直哉は天内理子と黒井の非戦闘員を庇うために彼女ら名前に出た。しかしそれは禪院甚爾(自らの憧れ)との戦闘から火を避ける獣のように逃避する行動に過ぎない。

 

「大丈夫だ、問題ない。術式は間に合わなかったけど内臓は避けたし、そのあと呪力で強化して刃をどこにも引かせなかった。だからマジで問題ないから直哉は冷や汗ダラダラさせてないで少し落ち着け。」

 

「ちゃうわ!!あの人は、禪院甚爾は!世界で唯一呪力を全て捨て去ることでこの世で至高の身体能力を手に入れとるフィジカルギフテッド(天与の暴君)なんや!!」

 

そう直哉が言った瞬間呪霊の口を切り裂いて甚爾が現れた。そのままは無感動に周りを見渡し、生存していた五条を見て舌打ちした。

 

「チッ、おまえ(五条悟)は仕留められなかったか。なまったかな。」

 

「直哉、傑!天内優先で天元様のところへ行ってくれ!あいつの相手は俺がする。」

 

その言葉で傑と黒井は天元様のところへ駆け出した。だが直哉ただ1人だけは禪院甚爾(自らの憧れ)からの戦闘から逃避したにも関わらず離れたくないのか足が動かなかった。

 

「直哉、行くぞ!」

 

「・・・す、すまんわ。今行く。」

 

夏油の声に反応し一瞬で追いついた直哉達は五条と甚爾の戦闘音を耳にしながら高専最下層の薨星宮の古びたエレベーターへ乗り込んだ。

 

「ここまで来れば安全だろう。」

 

「あ、ああ。せやな。」

 

夏油の目からの直哉は明らかに異常だった。いつもの直哉は無駄な自信に溢れ、戦闘時はともかくとして普段は慢心を身体に纏わせていてそして少しでもアニメを語れそうなら即座に語ろうとしていた。

 

だが今の直哉は普段の調子がまるで搔き消えてしまいまるで幽霊に怯える子供のような形相でそばに押し入れがあればすぐに入りそうなほどに怯えていた。

 

そして直哉がそうなるようになった原因は甚爾であることは明白である。

 

「・・・安全な場所についたから聞きたいんだがなんで甚爾、っていったっけ?あいつが現れてから怯えてるんだ?」

 

「・・・あの人は、甚爾君は、俺が初めて憧れた人なんや。初めて会った時、多分、うちの親父よりも強いって思った。」

 

直哉の父親、即ち直毘人よりも強いと言う発言に少なくない衝撃を夏油は受けた。なぜなら直毘人は特級呪術師を除けば最も強い術師、そう言っても過言ではないからだ。

 

直毘人の所属する特別一級術師、それと同等の強さを持つ一級術師は皆強い。今は一級術師ではないものの冥冥は簡易領域を持った弟がいるとは言えほぼ無傷で領域展開を持った特級呪霊に勝利し、同じく未だ幼いものの東堂葵は虎杖と共に特級呪霊の中で最も強い部類の花御相手に優勢を保ち続ける実力を持っている。

 

そして夏油の目の前にいる直哉。彼は夏油との模擬戦で弱い呪霊を大量召喚することで直哉の画角ををうまく崩すことができなければその時点で敗北する、と言えるほどの強さを持っている。

 

そしてそれらの中での上澄みにしてほぼ最強、直毘人は直哉以外はシンプルな速さで勝ち、同じ術式を持っていて速さが互角な直哉は経験により勝つ。

 

夏油が知っている術師のなかで悟に次ぐ強さを持っていた。もちろん直哉と同じように画角を崩せば勝利できるかもしれないが直毘人の経験則で見切られる可能性が大いにあると夏油は考えていた。そんな直毘人よりも強いと言う言葉は夏油にとっては五条以外勝てないと言うことと同じ意味だった。

 

「・・・大丈夫、悟なら勝つさ。だってあいつは最強だからね。」

 

夏油は不安を殺すかのようにその言葉を絞り出した。

 

「だと、ええが。」

 

 

◆◆◆◆

 

 

薨星宮の本殿の根元、あとは連れてゆくと言うところまでへ 無事たどり着いた直哉はたどり着いた。

 

「な、なあ。直哉。一つ質問があるのじゃが、悟は大丈夫か?」

 

それは先程の直哉は達の話で甚爾へ天内が恐怖したが故の質問だった。話の意味はわからないがなんとなくヤバいやつだと言うのを理解したのだ。

 

「俺に聞くなや!あー、でもわからん!」

 

「そ、そうなのー

 

その言葉を天内理子は言い切ることができなかった。なぜなら甚爾が天内理子の殺害を行なったからだ。

 

「理子ちゃ「夏油!大量の呪霊を呼べや!そして10秒時間稼げ!最速まで上げて仕留める!」

 

夏油が理子の死を受け入れ、そして背後の甚爾の出現を知覚するよりも早く直哉は夏油に指示を出していた。それは直哉が長年甚爾のことを考えていたが故の判断だった。

 

即ち、最速まで加速して究極の一発を叩き込む。それしか自らに勝ち目はないと考え続けていたため加速するまでの道筋を作り出すための命令だ。

 

その言葉で夏油は天内理子の生死について考えるのはやめ、目の前の甚爾に集中し始め最高硬度の呪霊、虹龍を筆頭に多数の高い硬度を持った呪霊や対処が困難な仮想怨霊、そして弱い呪霊が大量(厳密には72体)に集まってできた群体型の呪霊を召喚した。

 

その一級術師でも対処が困難な呪霊の群れに対し甚爾はー

 

「烏合だな。」

 

と言い放ち虹龍に3秒、仮想怨霊に2秒。残りの群体呪霊を5秒で始末した。

 

「っと、これで全部か。あとはあの投写呪法のガキか。」

 

そしてボクサーのようなを取った甚爾は背後から投写呪法の重ねがけ、それによって亜音速にまで達して迫ってくる直哉をー

 

それ(投写呪法)二十四回だろ。一秒に刻むのは。その刻むことさえ見切れば対処は簡単だ。」

 

そう言った直後直哉を吹き飛ばし壁に叩きつけた。




高評価くれたら直哉君の死亡で死んだモチベが復活します(乞食
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