ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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プロローグ

昔から僕は機械が好きだった。ロボットとか飛行機とか・・・とにかく機械なら何でもそうだった。

 

 

 

そして月日が経ち平凡な学生時代を送っていた僕は18才の時に就職するか進学するかを悩み、父親しか居ない家庭だったし・・・食うに困らないのと自分の趣味も合わせて地球連邦軍士官学校へと希望した。

 

 

まあ親父も親父で元から放任主義だったから特に反対も無かったし、頭はそんなに良く無かったがどうにかギリギリで合格・・・まあ今時軍隊に入る奴も珍しかったお陰かな?と今でもそう思う・・・

 

 

 

そして2年後・・・成績は学課と実技で極端だったが機械好きと言うのが良かったのか実技の教官の評価が良かった為にどうにか僕は卒業の目処が立ってオーストラリアの端に有る田舎基地の戦闘機パイロットとして配属される事なった。

 

 

そして更に2年後の宇宙世紀0079年・・・ただの戦闘機パイロットだった僕はジオン公国独立戦争・・・後に一年戦争と呼ばれるここ地球圏に住む全人類を巻き込む大きな争いに自分の身を投じる事なった・・・

 

 

 

~~~

 

 

 

宇宙世紀0079 7月

 

 

インド洋上空

 

 

「ああもう・・・マジでしつこいって!?」

 

 

定期的なパトロールだったが敵戦闘機とニアミス、突発的な戦闘に突入してしまった。

 

 

随伴機がいたのだがはぐれたらしい・・・堕ちてなければ良いな思っている地球連邦軍のパイロットは先程からジオン側の制空戦闘機で有るドップに後ろを取られっぱなしで反撃出来ずに必死に逃げている所だ・・・

 

 

 

こちらのトリアーエズは連邦空軍の制式戦闘機だが、スピード、旋回性、火力の全てにおいて全て向こうのドップに劣っているらしく、こう後ろを取られては反撃のしようが無い・・・

 

 

「何でそんな不恰好なのに、性能良いんだよっ!」

 

 

連邦軍のパイロットはコックピットでジオン軍戦闘機ドップのデザインに悪態を吐くがこの状況が変わる訳でも無い・・・

 

 

 

(くそったれ全然振り切れないな・・・ホントにツイてない!)

 

 

連邦軍の戦闘機パイロットは、けどこんなとこで死ぬわけに行くかっ!とアフターバーナーを吹かしながら操縦桿を右に倒し急旋回を行うが、後方のドップの方が旋回性能が高いのか自機よりも内側に入り込んで来る。

 

「チッ、ロックオンされた!」

 

連邦軍のパイロットはコクピットにビーっと鳴り響くロックオンアラートに舌打ちしながら右脚のラダーペダルを踏み込み愛機で有るトリアーエズを海面へと一気にダイブ(降下)させる。

 

 

「ドップの奴ミサイル撃ちやがった・・・こなくそぉーーっ!!」

 

 

連邦軍パイロットのトリアーエズはアフターバーナーをカットしフレアをばら撒きながら機体を海面スレスレに引き起こすと、ドップから放たれた熱探知型の赤外線ミサイルはフレアに向かって突き抜けるとそのまま海へと着弾する。

 

 

「日頃の行いの良さってね!」

 

連邦軍のパイロットはフゥ!と安堵の息を吐きながらアフターバーナーを吹かし機体を上昇させると、後方のドップは引き起こすのが遅れたのか海面に機体を打ち付けながらバランスを崩しているのをパイロットは確認する。

 

 

「良し貰ったっ!」

 

 

連邦軍パイロットは今まで後ろを取られっぱなしで鬱憤が溜まっていたのかこの絶好の機会に反撃に出ようと、スロットルを最低出力にワザと失速させると機体が下を向いた瞬間再びスロットルを最大に上げる。

 

 

「コイツ・・・今度はこっちの番だからなっ!」

 

連邦軍のパイロットはそう呟きながらHUD(ヘッドアップディスプレイ)に映る海面スレスレを飛行しているドップに向けレクティルを合わせ操縦桿のトリガーを絞るとトリアーエズから放たれた20バルカン砲がドップの胴体と右翼に被弾し火を噴くとドンっ!と音を上げながら海へと叩きつけられてしまう・・・

 

 

「やったねビンゴッ!」

 

 

そう声を上げた連邦軍のパイロットはふと安心した瞬間、目の前の雲の切れ目からヘッドオンして来る新手のドップにギョッとした顔になると、マズっ・・と言いかけた瞬間には前方のドップから発砲された30ミリバルカンが機体の左の主翼と水平尾翼に直撃してしまい機体のコントロールを失い始め出す。

 

 

「ええいクソっ!?トリントンコントロール聞こえるか?こちらは基地守備戦闘機隊の第一小隊二番機のカノウ少尉だ。パトロール中に敵機と接敵し被弾した・・・エマージェンシー!エマージェンシー・・・」

 

カノウ少尉と名乗ったパイロットは必死に機体を立て直そうとするが鳴り響くロックオンアラームに無理か!と叫ぶと足元にある緊急脱出装置のレバーを引きベイルアウトする・・

 

 

「クソ!ごめんな・・・」

 

 

脱出した直後にドップにより放たれたミサイルにより爆発した愛機に敬礼しながパラシュートでヒラヒラと海面に着水すると、辺りを見回しながら、海水浴か…サメに襲われませんように…とにかく祈った。

 

 

「普段は神なんか信じちゃないけどね・・・・」

 

 

そう呟いた僕は大分日が傾いた空を見ながらハァ・・・と溜息をつくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

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