「また随分と沢山の試験用の部品を持って来ましたねっ!?」
まるで山の様に積み重なっているコンテナの数に驚いたソフィーが手に持ったタブレットに表示されているチェックリストを確認していると・・・その中でも別段に際立つ代物の前で固まっている銀髪の大男にソフィーは声を掛けた。
「さっきからボーッとしたままですよイエーガーさんっ?」
「あっ、ああ・・・ちょっと驚いてな。」
イエーガーがそんな声を上げるのも無理は無い・・・ソフィー達の目の前にはRXシリーズの陸戦型で有る。型式RX-79「G」陸戦型ジムが佇んでた・・・
「まさか俺がガンダムタイプに乗る事になるとはな・・・」
「アジア方面軍に与えるウチの一機をマチルダ少尉が回してくれた様ですよっ?」
そう答えたソフィーが陸ジムで慣れた様にコクピットハッチのウィンチで上に上がると早速初期設定を始めた。
「早速やってますね・・・」
どこか眠たそうなアメリアの登場にニヤニヤとイエーガーは腕を肩に回した。
「その様子だとチャーリーと上手く行った様だな?」
「・・・セクハラで訴えますよ。」
顔を真っ赤にしながらジロっと睨んで来るアメリアに冗談だって?と答えたイエーガーはいつも一緒のコンビが居ない事に首を傾げた。
「ところでショウとチャーリーはどうしたんだ?」
「なんか・・・二人で話したいとか言ってシュミレータ室に行きました。」
そんな声を上げたアメリアがまったく・・・と呟いていると開いている一つのコンテナが目についた。
「ねえソフィー・・・この装備は?」
「えっとっ・・・確か近接特化に開発された武器となってますけどっ・・・」
「ふ~ん・・・ハンドガンにナイフとは私好みの装備ですね・・・」
陸戦型ガンダムの上から聞こえて来るソフィーの声に思案顔を浮かべたアメリアは腕を組みながらイエーガーのお古となった予備機の陸ジムを見た。
「ソフィーにお願いが有ります・・・それが終わったらこの装備を予備機にセットして貰って良いですか?」
「えっ本気ですかっ!?」
明らかに対MS戦闘には向かない装備にソフィーから驚く声が上ると、それと機体のセットアップにも注文が有りますので・・・?とメカニック担当の彼女にクスっとアメリアはニヤついたので有った。
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「・・・ったく!今日はやけに調子良いなチャーリーの奴!!?」
シュミレーター室のポッドの中・・・そんな慌てた声を上げたショウは直前で飛んだチャーリーの陸ジムからの銃撃に左腕のシールドで受けていると、まだまだだぜっ!!と叫んだチャーリーが更に振り上げたツインビームスピアで追撃して来ると・・・
「舐めんな!!」
第一小隊では後方支援担当をしているショウで有るが・・・その鋭いチャーリー機の鋭い斬撃に接近戦にも隊内で定評が有るショウは陸ジムの脚部に有るサーベルラッチから引き抜いたビームサーベルで斬り上げたので有る。
「今度はコッチの番だっ!!」」
そう叫んだショウがそのままビームサーベルを腰に構えながら・・・デヤアぁぁ!!と得意な居合い斬りでチャーリーの陸ジムの胴体を泣き分けれにしようと横に一閃に払った・・・
「貰ったぞチャーリーっ!!」
「まだまだあぁぁぁっーーー!!?」
そう叫んだチャーリーの陸ジムがその斬撃を避けつつ深く踏みこみながらツインビームスピアを突き出した・・・
「おい嘘だろ・・・!?」
胸部を尽きぬかれメインモニターに表示された撃墜表示に驚いたショウはクソ・・・っと悔しそうな顔でシュミレーターポッドのハッチを開くと、目の前に立ちながら、よお・・・?とニヤつくチャーリーに向かってチッ・・・と舌打ちした。
「約束通り今日は奢りだからなショウ♪」
「分かってるって・・・次は負けないからなチャーリー?」
リンの店での奢りを賭けシュミレーターの勝敗でどちらが勝つか賭けていた二人で有ったが・・・チャーリーの勝利で奢るはめとなったショウはハァ・・・と溜息をつきながら相棒の顔を見ながら首を傾げた。
「それはそうと・・・相談って何だよ?」
元々それが理由で呼び出されたショウが尋ねると、いや・・それがな・・?としどろもどろとする相棒の姿にショウは更に首を傾げた・・・
「実は俺・・・アメリアと付き合う事になったからお前に教えたくてな・・」
「それって・・・マジな奴?」
「大マジだ・・・」
そう答えながら真剣な顔をするチャーリーに驚いたショウは良かったな!!と満面の笑顔を向けながら親友を祝福したので有った。
「そうか・・・あの遊び人のチャーリーがアメリアとね・・・浮気なんかしたらヤバいんじゃない?」
「それはもう・・・昨日もベッドの中で物騒な脅迫を聞いたばかりだぜ・・・」
冗談を言ったつもりだったが・・・チャーリーの引き攣った顔にショウがそうなんだ・・・と苦笑いを浮かべていると、シュミレーター室の扉が開くと同時にショウにチャーリー?と聞いて来るアメリアの声にチャーリーがビクっとなった・・・
「どっどうかしたかアメリア・・・!?」
「いっいえ・・・明日の模擬戦の事でミーティングをしたくて呼びに来た来ただけです・・・」
そう答えながら顔を真っ赤にする二人にショウはやれやれ・・・と頭を掻いた。
「二人共意識しすぎじゃない?」
苦笑いを浮かべるショウの声に更にボッ!と顔を真っ赤にしたチャーリーとアメリアはそんな事無い!!と誰にでも分かる嘘を吐いたので有った。