ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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厄介な奴等6

リンス率いる特務隊との模擬戦を控えたその日の早朝、フワァァ・・・と欠伸したカスケード隊の中隊長で有るイエーガー=バウスネルン中尉は眠たそうな顔でハンガーに入ると新しく自分の愛機となった陸戦型ガンダムを見上げた。

 

 

 

「相棒・・・今日は頼むぞ。」

 

 

 

そうニヤっと笑みを浮かべたイエーガーがバシっと陸戦型ガンダムの脚部を叩きながらコントロールパネルを操作するとコクピットハッチから乗降用のワイヤーがウイィィ・・・と音を立てて降りて来た。

 

 

 

「この時間ならちょっとくらい動かしてもバレんだろう・・・」

 

 

 

イエーガーは配備された新型機に少しでも慣れようと早起きして来たのだが・・・

 

 

 

「スウスウ・・・」

 

 

 

「何でこんな所で寝てんだコイツは・・・!?」

 

 

 

作業終えて安心してしまったのか・・・そのままコクピットの中で寝息を立てているメカニックのソフィー=ホワイトの姿にイエーガーから呆れた声が上った・・・

 

 

 

(どうせまた徹夜でもしたんだろうな・・・このバカは・・・?)

 

 

 

自分の担当する機体の事をこの子と呼ぶ程に愛着を持つ機械オタクの彼女にイエーガーが風邪ひかない様にと自分が着ていたフライトジャケットを掛けると・・・そのまま優しくソフィーの頭をそっと撫でた。

 

 

 

「こう静かだと・・・可愛いよなこいつも・・・?」

 

 

 

そう独り言ちたイエーガーは二っと笑みを浮かべながらソフィーの寝顔を眺めていると・・

 

 

 

「んん・・・まだ食べれますって・・・」

 

 

 

「まったく・・・どんな夢見てんだコイツは?」

 

 

 

妙な声を上げるソフィーを覗き込む様にイエーガーが楽しそうにククっと笑いだすと、そこですねっ!と寝ぼけたソフィーによって抱き付かれたイエーガーはちょっと待てっ!?と言いながらも童顔なクセにその豊満な胸へと顔を埋めたので有った・・・

 

 

 

(むぐ!!息が出来ないっ!?)

 

 

 

予想以上に威力の高い質量兵器を自分の顔面で感じていたイエーガーが窒息寸前で発見されたのはそれからすぐの事だった。

 

 

 

「まったく・・・!こんな事で二階級特進なんてふざけた事は絶対に許しませんからね!!?」

 

 

 

「ホントだぜ・・・」

 

 

 

イエーガーと同じで早めにハンガーに来たアメリアとチャーリーが情けない理由で救出したイエーガーに向かって盛大に溜息を吐いた。

 

 

 

「スマン・・・今後は気を付ける。」

 

 

 

「いや私のミス・・・ですからっ・・・」

 

 

 

あんなアクシデントが有った所為か妙に意識しながら顔を真っ赤にする二人にまあ良いですけど・・・とアメリアが答えていると、それにしてもラッキースケベ過ぎるだろ・・・とチャーリーからボソっと聞こえて来たアメリアは無言で腰のホルスターに有る銃に手を掛けた・・・

 

 

 

「確かにソフィーと違って私の胸じゃ物足りませんよね・・・」

 

 

 

「そうそう・・・って違う!?てかっ落ち着けって!!」

 

 

 

「悪かったですね。私の胸に谷間が無くて・・・」

 

 

 

「俺が悪かったから銃を下せってアメリアーーー!!?」

 

 

 

必死な顔で土下座して来るチャーリーに向かって今日の所は許して置きます・・・とアメリアがハンドガンのセフティを掛けながらホルスターに仕舞うと、とんでも無い奴に惚れたもんだぜ・・・と苦笑いを浮かべたチャーリーはアメリアと付き合う事になった事に内心少しだけ後悔した。

 

 

 

「それはそうと、イエーガーさんはどうしてこんなに朝早くからここに?」

 

 

 

「ちょっと新型機に慣れたくてな・・・」

 

 

 

「って事は私達と一緒って事ですね。」

 

 

 

そう答えるアメリアがフフッと意味ありげに微笑むので何だそりゃ・・?とイエーガーから不思議そうに首を傾げて来た・・・

 

 

 

 

 

「ソフィー・・・例の件と全機の準備は出来てますか?」

 

 

 

「はい・・・カスケード隊全機のアップデートは完了済みですっ。それと予備機の方もアメリアさんの言う通り仕上げて置きましたっ!」

 

 

 

そう答えながらフワァ・・・と眠たそうに欠伸するソフィーに向かってお疲れ様でした。と答えたアメリアは相変わらず状況が呑み込めない顔をしているイエーガーを見ながらニヤっと笑みを浮かべた。

 

 

 

「少しの間ソフィーの事をお願いしますね?」

 

 

 

「いや、それは構わないが・・・一体何をする気だお前は!?」

 

 

 

「ちょっとした保険ですよ。まあ・・・使うに越した事は無いんですがね。」

 

 

 

「良く分からんが・・・あまり無茶な事はするなよ?」

 

 

 

この数か月でアメリアの突拍子も無い考え方に大分慣れたのか少し窘めたイエーガーが眠たそうにするソフィーを連れてハンガーから出ると、じゃあ準備を始めますよ!と声を上げたアメリアはハンガーの奥に佇む予備機で有る陸ジムを見てニヤっと腰に手を当てたので有った。

 

 

 

 

 

~~~

 

 

 

 

 

「ったく!!何て機体に仕上たんだソフィーの奴!!」

 

 

 

 

 

今日の午後にから有るリンスの部隊との模擬戦様にとソフィーがチューニングした陸ジムに搭乗したショウから機体のピーキーさに苦情が入ると、少し離れた位置で様子を伺っているホバートラックの中で、随分と苦戦してるようですね・・・?とカスケード隊の指揮官で有るアメリアは不安そうに首を傾げた。

 

 

 

「カスケード隊の皆なら大丈夫ですよアメリアさんっ♪」

 

 

 

「・・・そうだと良いんですが・・・」

 

 

 

自分がイジった機体を自慢する様に大きな胸を張って来るソフィーに若干苛立ちながらアメリアが答えた・・・

 

 

 

「機体のレスポンスが前と違い過ぎるけど・・・これはこれで!!」

 

 

 

 

 

そう声を上げたショウの陸ジムが機体の慣らし相手で有るブラックウィドウ隊のイワン機を視認すると・・・

 

 

 

 

 

「さあて・・・お手並を拝見と行くぜショウ!!」

 

 

 

 

 

そうニヤついたイワンのRGMー79指揮官型ジムがペイント弾を詰めたブルパップマシンガンを一連射して来るとショウもこなくそっ!?と100ミリマシンガンで応戦を始めた。

 

 

 

 

 

「へえ・・あのイワンが熱くなるのは珍しいわね・・・?」

 

 

 

ビームサーベルを引き抜きながら肉薄するイワンの様子を見たブラックウィドウ隊の指揮官で有るヒルダから驚く声が上ると、まあウチのエースなので?と答えたアメリアはヘッドセットを掴んだ。

 

 

 

「ウィスキードッグからCSD2へ!一旦後退しCSD3と合流して下さい?」

 

 

 

「CSD2了解。悪いなイワン!」

 

 

 

アメリアからの指示にショウの陸ジムが100ミリマシンガンで牽制しながら離脱を図ろうとすると、逃げる気か!と叫んだイワンのジムがバーニアを吹かしながらコロニーの残骸後を沿うショウの陸ジムを追い出した・・・

 

 

 

「おいおい・・同じ連邦製のMSだっていうのにおかしくねえか!?」

 

 

 

徐々にと引き離すショウの陸ジムの推進力の高さにイワンから驚く声が上ると、バーニアの出力はビンビンに上げてますよっ?とソフィーは自慢げな顔で腕を組んだ・・・

 

 

 

 

 

「クッ・・・貰ったぁ!!」

 

 

 

 

 

イエーガー達と合流するのについて来てもらっては困ると思ったショウが陸ジムのバーニアを一旦カットしながら機体を捻り込むと追って来たイワンのジムに向かって100ミリマシンガンを一連射しながらそのまま降下した。

 

 

 

 

 

「BW01被弾っ!CSD2によって撃墜判定ですぅ!!?」

 

 

 

ミリィからの慌てた報告にウソでしょ!?と声を上げたヒルダは改めてカスケード隊の強さに驚いた。

 

 

 

「ウチがこれじゃ・・・リンス少佐達が可哀そうになるわねアメリア?」

 

 

 

「何を言ってるんですか・・・こっちもチャーリーがそっちのリー=フェイ少尉にやられてるんですが・・・」

 

 

 

「でも・・・フラッグを取られたのはコッチよ?」

 

 

 

 

 

そう言いながらヒルダはフラッグ役のガンタンクを守っていたジャンのジムキャノンを見ると、ここまでだな!と声を上げたイエーガーの陸戦型ガンダムによって100ミリマシンガンを突き付けてられた。

 

 

 

 

 

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