ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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厄介な奴等7

「僕の所為で負けちゃいましたね・・・」

 

 

 

フラッグで有るガンタンクを防衛していたブラックウィドウ隊のジャン准尉が歩きながらガクっと項垂れると、本当だぜ!と頭の後ろで手を組みながらムスっとするイワンに向かってアンタも撃墜されたでしょうが!とブラックウィドウ隊の指揮官で有るヒルデガード=ウィンチェスカ中尉がその頭を思いっきり小突いた。

 

 

 

「痛ってぇなあーーー!?何すんだよ姐御っ!!」

 

 

 

「五月蠅い!!ジャンがヤられたのは小隊長のアンタが熱くなりすぎて撃墜された所為だって分かってんのイワンっ!!?」

 

 

 

「ちょっ、ちょっと待てよ姐御!?あんなに機体の性能差が無ければ・・・」

 

 

 

「それをどうにかするのが私達教導隊でしょうが!!アンタこの仕事を舐めてんの!!!」

 

 

 

更に言い訳しようとするイワンにカチンと来たのかヒルダの怒号が訓練区域に仮設されたテント内に響き渡ると、何だか悪い事をした気がするな・・・?とそのフラッグを獲ったイエーガーから苦笑いが浮かんだ。

 

 

 

「それは違うと私は思うね・・・あの時のジャン准尉はフラッグにこだわらずイエーガー中尉の迎撃を行うべきでは?」

 

 

 

実際にフラッグ役をしていたガンタンクに搭乗していた操舵手のレティの辛辣な評価にううっ・・・とジャンから落ちこむ声が聞こえて来ると、まあまあ!?と彼女の上官で砲撃手で有るタンク=ビンセント中尉はブラックウィドウ隊の三番機で有るジャンを励ますようにその肩を叩いたので有った。

 

 

 

 

 

「レティの言う事も分かるが、あの状況では迎撃と護衛の判断は例え教導隊と言えども難しいのではヒルダ中尉?」

 

 

 

「そうね。だけど・・・どっち付かずのまま行動するのは一番ダメだからねジャン!」

 

 

 

そう窘める様にヒルダがニコっと人差し指を立てると、分かりました!とジャンから力強い返事が上がるのでレティはジロっと自分の上官を睨んだ。

 

 

 

「少し甘やかしすぎでは・・・?」

 

 

 

「お前が厳しすぎるんだよ・・・」

 

 

 

そうボソッと呟くレティ曹長から抗議にタンクが苦笑いを浮かべていると、お昼が出来たよ!と軍服の上にエプロンを着けたショウとその手伝いをしていたブラックウィドウ隊の二番機で有るリー=フェイ少尉がヒョコっと顔を出したので有った。

 

 

 

 

 

~~~

 

 

 

 

 

「おおっ!昨日も思ったけどお前ってマジで料理の才能有るなショウ!!?」

 

 

 

「そんな事は無いって!?」

 

 

 

ガツガツと勢い良くパンとスープを食すイワンの満足そうな顔に慌てて両手を振ったショウがリー=フェイが大分手伝ってくれたんだ?と無骨でまさに何らかの達人とも言える貫禄を見せるを一つに編んだ黒い長髪がトレードマークで有る寡黙な少尉を哨戒した。

 

 

 

 

 

「ショウもそうだけどよ・・・お前ら二人共軍人よりもコッチの方が向いてるんじゃねえか・・・」

 

 

 

 

 

「うむ・・・それも悪くない。だが、先ずは戦争が終わらないと話が進まんと思わないかイワン?」

 

 

 

 

 

イワンからの冗談にリー=フェイから真面目な顔で首を傾げるのを見てショウがハハっ・・・と苦笑いを浮かべていると、あのぉ~?とミリィから申し訳無さそうな顔で首を傾げられた。

 

 

 

「本当に良いですかぁ!?私達だけ頂いちゃってぇ・・・」

 

 

 

「残ると勿体無いしね。好きなだけ食べてよ?」

 

 

 

そんな声を上げるミリィ達のトレイの上には午後から始まる模擬戦に参加するパイロットとは違ってホカホカと食欲をそそる良い匂いがするショウとリー=フェイが作ったカレーライスが乗ってた。

 

 

 

「それでは遠慮なくぅ・・・」

 

 

 

今日の為にとリンから持たされた野菜やハーブに元々料理が好きなのかリー=フェイの協力によって完成したカレーを口へと運んだミリィはんんっ!?と目を丸くした。

 

 

 

「口に入れた瞬間は甘いのに後から来るこのピリ辛さが絶妙ですねぇ!?」

 

 

 

「ホント・・・これは美味しいわね!?」

 

 

 

大絶賛するミリィと同じくリー=フェイの上官で有るヒルダからも驚く声が上ると、口に合って良かった・・・とホッとするリー=フェイにやったな?とショウは二っと笑みを浮かべると二人でパン!と手を叩き合った。

 

 

 

 

 

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