ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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厄介な奴等9

「ダガーリーダーから各機へ、気を引き締めて掛かれよ・・・?」

 

 

 

模擬戦と言う名の教導隊主導の評価試験が開始されれると基地守備隊の第一小隊長で有るディヴィッド=リンス少佐は後に続く元特務隊でまとめられた部下達に注意を促した。

 

 

 

「珍しいですね・・少佐がそんなに緊張してるとは・・・?」

 

 

 

「当たり前だ・・・何しろあのウォーカーが鍛えた部隊だからな。」

 

 

 

スペースノイドと言う点を除けばそれなりにアメリアを評価しているのかリンスが自分の副官で有るダガー1に対しそう答えていると、心配しすぎじゃないすかー?と彼女が居なくなってから特務隊に入隊した隊員からリンスのコクピットにニヤついた声で通信が入る。

 

 

 

「特務の先輩から聞きましたかけど誰でも寝る相当なビッチって聞いてますよ?」

 

 

 

「マジかよ!?さっき見たけど結構可愛かったぜ・・・」

 

 

 

「くう~俺もヤリてえ!!」

 

 

 

そんな下品な会話を始めるダガー3率いる第二小隊に黙らんか!とリンスは怒鳴り声を上げた・・・

 

 

 

「へ・・・隊長・・・?」

 

 

 

「良いか?さっきも言ったが・・・アイツの事を甘く見ると痛い目に合うぞ。」

 

 

 

それは自分に対しても有るのか・・・真剣な顔で忠告して来るリンスに対し第二小隊長で有るダガー3はキョトンとしながら了解と答えた。

 

 

 

(ったく・・・スペースノイドなんかにビビり過ぎだろ・・・?)

 

 

 

妙に慎重なリンスに向かってダガー3がコクピットの中で誰にっも聞こえない様にチッと舌打ちするとメインモニターに反応が有った・・・

 

 

 

「センサーに感有り!MSの反応です!?」

 

 

 

「カスケード隊か!」

 

 

 

ダガー3の声にリンス率いる基地守備隊のRGMー79ジムが90ミリブルパップマシンガンを全機構えると、ちょっと待って下さい・・・と副官のダガー1からストップが掛かった。

 

 

 

「センサーには一機しか反応が有りません・・・誘ってるのでは?」

 

 

 

「それもあり得るな・・・」

 

 

 

副官の冷静な提案にリンスが思案顔を浮かべていると、ドドドッ!!とカスケード隊のRGMー79「G」陸戦型ジムが100ミリマシンガンを撃って来るのでクソ!と声を上げたダガー3は部下達と共に機体をビル陰に隠しながら撃ち返した。

 

 

 

「リンス隊長!迎撃に出ます!!」

 

 

 

「少し落ち着けダガー3!ここで出ると向こうの思うツボだぞ!?」

 

 

 

「コッチの方が腕は上です!たった一機・・・すぐに倒せば問題無いですってえ!!」

 

 

 

リンスの指示を無視したダガー3が部下二機を引き連れ前方の陸戦型ジムに向かって先行しだすと、止せ!これは罠だ・・・と叫ぶリンスに支援に向かいますか?とあくまで冷静な副官で有るダガー1は淡々としながら首を傾げた。

 

 

 

「不要だ・・・私達はこの場で待機し第二小隊の報告を待つとする。」

 

 

 

「了解しました。ダガー3の戦果に期待と言う所ですね。」

 

 

 

「まあ、そう言う所だ・・・」

 

 

 

 

 

~~~

 

 

 

 

 

「ったく・・・たかが一般兵ごときに特務隊がビビッてられるかっつーの!」

 

 

 

「そうですよ。大体なんすかね実験部隊って?俺達実戦部隊の事を舐めてますよね!」

 

 

 

イライラしながら半壊したビル群を突き進む隊長のダガー3に向かって追随しているダガー4がカスケード隊のことを馬鹿をする様にククっと笑いだすと、ホントホント!と一番最後尾につくダガー5からもニヤニヤと相槌が返って来た・・・

 

 

 

「っていうかそろそろ隊長が特務のトップに立っても良いんじゃ無いです?」

 

 

 

「おっそれ良いな・・・どうも最近のリンス少佐は日和ってる感じだしここは隊長が!!」

 

 

 

「止せって・・・だけどまあ・・・ここで俺が活躍してお前達が後押ししてくれたらワンチャン有るかもな?」

 

 

 

そう煽って来る部下達にダガー3もまんざらじゃ無いのか悪そうな笑みを浮かべていると・・・

 

 

 

 

 

「その時は自分達をそっき・・・」

 

 

 

そう言いながらダガー5からの通信がノイズとなって途切れるのでダガー3とダガー4のジムは慌てて背後を振り返った。

 

 

 

「え・・・」

 

 

 

「ダガー5・・・?」

 

 

 

頭部を撃たれ撃墜判定となったダガー5のジムが崩れ落ちるのを見ながら二人が驚き固まると、おっかしいな・・・?と角待ちしていたカスケード隊の二番機で有るレオン少尉は陸ジムのコクピットの中で首をかしげた・・・

 

 

 

「たった三機しか居ませんよジャック隊長?」

 

 

 

「お前が一機倒したから残り二機な・・・」

 

 

 

そう言いながらもう反対の角から出て来たカスケード隊第二小隊長で有るジャック=アルヴィン中尉の陸ジムがダガー3とダガー4に向かってジムライフルを構えた。

 

 

 

「ホントはここで基地守備隊を仕留めるつもりだったんだが・・・アメリアの言っていた様にお前さん達の隊長は慎重が過ぎる様だな?」

 

 

 

そう言いながらモニター越しにニヤつき出すジャックに向かってダガー3からちょっと待てと?と焦った声が上った・・・

 

 

 

「まさか俺達を餌にしたって事か・・・?」

 

 

 

「まあ、そういうことみたいだな。」

 

 

 

そんな声を上げるダガー3に向かってジャックとレオンの陸ジムの向こうから更に今まで陽動を担当していた3番機のユウヤの陸ジムが逃げ場を無くす様に100ミリマシガンを構えたので有った。

 

 

 

 

 

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