ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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厄介な奴等11

「ねえ!今の見たアメリア!!?」

 

 

「ええ・・・今の信号弾でしたね。」

 

 

こちら側の陣地での動きがまったく無い為にと暇つぶしにとホバートラックの銃座に上がっていた情報部のケイ=キタムラ少尉とカスケード隊の指揮官で有るアメリア=アン=ウォーカー軍曹は慌てて下に降りるとミリィ!と自分の補佐を任せているミリィ=キタムラ伍長に現在の状況を報告させた。

 

 

「たった今CSD1(イエーガー)からリンス少佐の基地守備隊と交戦中(エンゲージ)との通信が入りましたよぉ先輩っ!!?」

 

 

そう答えながらミリィがヘッドセットを押さえながら振り返って来ると、向こうも本気みたいですね・・・とアメリアは形振り構わず攻撃を仕掛けて来るリンス達に対しハァ・・・と溜息をついた・・・

 

「一番マズイのは向こうのフラッグとして待機させているCSD7(タンクとレティ)ですね・・・まだ離脱は出来て無いんですよね!?」

 

「そんなの無理ですよぉ!!?基地守備隊のど真ん中で第一小隊も近づけない模様ですぅ!」

 

そんな焦った顔をするミリィの報告にアメリアがチッ!と舌打ちしていると・・・ピーっと通信アラームが鳴るとその相手はヒルダ率いる教導部隊ブラックウィドウ隊の三番機で有るジャン=ノベル准尉からだった。

 

『お話を聞かせて頂きましたが・・・要は向こうに居るレティ曹長達を離脱させたら良いんですよね?』

 

「えっ?ええ・・・そうですけど」

 

『じゃあ僕の機体にそちらのデータをリンクさせて下さい・・・早く!』

 

「そんな事を言われても先ずは隊長のヒルダ中尉を通して貰わないと・・・」

 

そう急かして来るジャンに対しアメリアが困った顔を浮かべていると、話は聞いていたわよ?と彼の上官で有るヒルデガード=キスティス中尉の声がアメリアのヘッドセットに聞こえて来た。

 

「ジャンの腕は私も保証するから是非手伝わせて頂戴アメリア!」

 

「ヒルダ中尉がそう言うのなら・・・ミリィ?」

 

「もうやってますってぇ・・・ノベル准尉の機体とウィスキードッグをリンク!CSD8とCSD9をその指揮下に置きますよぉ!!」

 

そう声を上げたミリィはアクティブソナーで的確な基地守備隊の位置を把握すると、了解!と答えたジャンのRGCー80ジムキャノンが240ミリキャノン砲を肩に降ろしながら彼女の指示を待った・・・

 

「ポイントは130、241・・・全機一斉射ぁぁーーーっ!!」

 

そう叫ぶミリィの声と同時にジャンのジムキャノンの砲撃がCSD8とCSD9のガンタンクと同時に発射されるとリンス達の基地守備隊のMS部隊を襲ったので有る。

 

 

~~~

 

 

「なっ何だっ!?」

 

 

「方向からしてカスケード隊からの攻撃ですリンス大佐!」

 

 

ジャン達からの砲撃でリンス達の基地守備隊が慌て出すのを見たタンクはコクピットの中でククっと楽しそうに笑った。

 

 

「どうやらアメリア達のうだな・・・ズラかるぞレティ?」

 

「了解です。舌を噛まない様に気を付けて下さいよ隊長っ!」

 

そう叫んだレティがガンっとフットペダルを踏む込みガンタンクを急発進させると、隊長あれを!?とリンスの部下が乗るRGM-79ジムから90ミリブルパップマシンガンを向けられたレティはチッ!舌打ちしながらフットペダルを踏み込むとガンタンクを右にスライドさせながら強引に狭いビルの合間へと機体を入り込ませた・・・

 

「ダガーリーダーからダガー1へ、奴等は人質して使う。絶対に逃がすな!」

 

「了解。行くぞダガー2!」

 

「了解!先行します。」

 

リンスからの指示に副官で有るダガー2が部下で有るダガー3に続いてタンク達が入っていった狭いビルの谷間に侵入すると、しつこい奴は嫌われるぜ!とタンクは背後から追って来る基地守備隊のジムに向かって悪態をつきながら足元の操舵手で有るレティを見た。

 

「逃げ切れるかレティ?」

 

「ええ勿論・・・と言いたい所ですがコイツの足じゃすぐに追いつかれますね。」

 

「じゃあ・・・やるしか無いか。」

 

最悪な状況ながらもニヤっと不敵な笑みを浮かべたタンクはコアファイターの搭載をオミットされ旋回が可能となったガンタンクの胴体を背後へと回すと肩部に搭載された120ミリ低反動砲の銃身をゆっくりと背後から迫って来る基地守備隊のジムへと向けたので有る。

 

 

「なっ・・・ダガー1敵機が!!?」

 

そう叫ぶダガー2の機体がドンっ!と鳴る轟音と共に脚部を撃ち抜かれそのまま前に崩れると、一体何が!?と驚く副官のダガー1のジムが警戒する様に左手のシールドを構えるのだが、もう一丁!!と叫んだタンクの放ったガンタンクからの砲撃にシールドを吹き飛ばされたダガー1はそのまま背中から地面へと叩きつけられた・・・

 

「クソっ!逃がすかーーーっ!!」

 

「当たるかよバーカ!!」

 

たった一機のガンタンクにしてやられたダガー1からの銃撃にヘヘっと笑い返したタンクは良くやったなレティ?と操舵手で有る優秀な部下を褒めた。

 

「隊長の腕が有ったからですよ。そろそろ抜けます!」

 

そう叫んだレティがガンタンクをビルに合間からを突き抜けると、ビーっとなるロックオン反応にもう回り込まれたのか!?と焦ったタンクは周囲を見渡した・・・

 

「タンクか!?驚かせるな・・・!!」

 

「それはコッチの台詞だっつの・・・」

 

目の前に見えたイエーガーの陸戦型ガンダムが100ミリマシンガンを下すと運良く第一小隊と合流出来たタンクとレティは緊張が抜け安堵したのか揃ってハァ・・・と息を吐いたので有った。

 

 

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