ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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厄介な奴等12

「CSD1より第一小隊各機へ数はコッチの方が上だ。一気に畳み掛けるぞ!!」

 

タンク達のガンタンク(CSD7)の確保に成功したイエーガーはリンス達基地守備隊への今までの鬱憤を晴らすように陸戦型ガンダムの100ミリマシンガンを連射すると、了解!と答えたCSD2(ショウ)CSD3(チャーリー)の陸戦型ジムも半包囲する様に牽制射撃を始めた。

 

「クッ・・・コイツ!!」

 

チャーリー機を回り込ませまいとリンスの副官で有るダガー1のジムが90ミリブルパップマシンガンを撃ち始めるのを見てチャーリーはチッと舌打ちしながらビル陰へと機体を隠す。

 

「向こうも結構ヤルじゃねえかよ・・・」

 

100ミリマシンガンのマガジンを交換をしながら楽しくなって来やがったぜ・・・とニヤつくチャーリーがフットペダルを踏み込みバーニアを吹かせながら陸ジムをビル陰から飛び出させると、速いっ!?とカスケード隊の迷メカニックで有るソフィー=ホワイト伍長によりチューンアップされた陸ジムの機動性の高さにダガー1はFCS(火器管制)によるロックオンが追いつかない・・・

 

「何で当たらないんだっ!!?」

 

「何てセットアップしやがるんだよソフィーの奴っ!?」

 

チャーリーはチャーリーでかなりピーキーにチューニングされた機体のGにビリビリと耐えながら腰のアタッチメントからツインビームスピアを取り出すと左右にステップしながらダガー1のジムへと一気に間合いを詰めた。

 

「貰ったあぁぁぁーーーっ!!」

 

「あまり調子に乗るなよ!」

 

そう叫んだチャーリーの陸ジムによる斬撃をダガー1のジムが咄嗟に引き抜いたビームサーベルで凌ぐと、良い反応するぜ・・・と苦笑いを浮かたたチャーリーはバチバチと目の前のメインモニターでスパークしながら鍔迫り合いをしているリンスの副官へと賛辞を贈った・・・

 

「何をしているダガー1っ!!」

 

「なっ!!?」

 

急に鳴り出したロックオンアラームと同時にダダダッ!と銃撃を受けたチャーリーが慌ててフットペダルを踏み込み陸ジムを後退させると、流石は特務の隊長と言った所か・・・イエーガーと対峙していた筈のディヴィッド=リンス中佐のジムが現れた。

 

「流石に分が悪くなり過ぎました。一旦離脱し別動隊と合流しますよダガー1!」

 

「・・・了解しました。」

 

チャーリーとの戦いを水を差されて少し不満そうな副官で有るダガー1のジムがリンスと共にバーニアを吹かし離脱して行くと、おいちょっと待てよっ!!とその二機を追いかけようとするチャーリーの下へイエーガーの陸戦型ガンダムとショウの陸ジムが追いついて来た・・・

 

「チャーリー無事か!?スマン・・・リンスの野郎に上手く抜かれちまった・・・」

 

「そんなのは後で聞きますって!それよりも奴等が向かった方角は俺らの本陣・・・ウィスキードッグが待機してる方です!!」

 

 

イエーガーの謝罪を後回しにしながらもアメリアの下へ急ごうとするチャーリーの陸ジムの肩をショウの陸ジムが掴んだので有る。

 

 

「アメリアが心配なのは分かるけどさ・・・少し落ち着けって?」

 

「・・・悪りぃ。ちょっと頭に血が上っちまったみたいだな・・・」

 

同期で相棒でも有るショウの声に少し落ち着いたのかチャーリーの様子に二っと笑みを浮かべたイエーガーはそろそろ良いか?と首を少し傾げた。

 

「いつでも。」

 

「どこでも!」

 

「それじゃあ俺達の姫君を救いに行くとするか・・・俺に付いて来いよお前ら!」

 

そう叫んだイエーガーの陸戦型ガンダムがバーニアを吹かし飛ぶとショウとチャーリーの陸ジムもそれに続きリンス達を追撃する為にアメリア達ウィスキードッグの下へと急くので有った・・・

 

 

~~~

 

 

「先輩っ!ジャック達も基地守備隊の第二小隊と交戦に入った模様ですぅ!?」

 

「練度はコッチが上でも戦術面では向こうの方が上みたいですね・・・」

 

ヘッドセットを押さえながら振り返って来るミリィに基地守備隊・・・もとい元特務隊が行う展開の早さにアメリアがチッと舌打ちしていると、おいウォーカー?とウィスキードッグの中で呑気そうに煙草をふかしている情報部のアリス=ミラー少佐から声を掛けられた。

 

「こういう時は焦った方が負けだぞ?」

 

「ご忠告は有り難いんですがこの中は禁煙何ですけど!!?」

 

イラッとしたアメリアの声に分かった分かった・・・と懐から携帯灰皿を取り出したミラーが煙草の火を消していると、ビーっと明らかに嫌なアラームがミリィのオペレーター席から聞こえだした・・・

 

「今度は何ですか!?」

 

「三時の方向からIFF《識別信号》に反応が無いMSが急接近中・・・数は一個小隊規模ですぅ!!?」

 

そんな焦った声を出すミリィに冗談でしょう!?と驚いたアメリアは慌てて仲間で有る教導隊のヒルダに救援を求めたのだが・・・

 

『悪いけどコッチにも敵が来てるのよ!片付け次第駆けつけるからソッチでどうにか凌いで頂戴!!》

 

向こうも大分ぜっぱ詰まっているのか焦った声でヒルダから通信を切られたアメリアはあぁもう!と声を上げると傍で待機しているフラッグ役のCSD8とイザと言う時の後方支援で置いて来たCSD9のガンタンクに砲撃支援を指示したので有る。

 

「MS隊の援護が無い為に貴方達の力量に私達の命運が掛かっていますよ。各自任意で砲撃開始!」

 

 

アメリアからの言葉によるプレッシャーにこいつは外せねえ・・・と気合い入れ直したCSD8と9のガンナーはいつもより慎重に照準をつけると・・・スコープに映った機体にギョッとした・・・

 

「こちらCSD8!06だ・・・現在接近中の敵機はジオン機だぞ!?」

 

ザクだぞ叫ぶCSD8のガンナーの言葉に何でザクがここに!?と驚いたアメリアがミリィを見ると音紋も照合したらしくコクっと頷けられた。

 

「やれやれ・・・向こうも本気で潰したい様だな・・・?」

 

そう呟いたミラーは苦笑いを浮かべながら火の点いてない煙草を咥えたので有った・・・

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