ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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厄介な奴等13

「ファングリーダーから各機へ再度確認するぞ。目標はカスケード隊の指揮車両だ。他には目をくれず確実に仕留めろ良いな!」

 

 

 

「「イエッサー!!」」

 

 

 

二機の僚機からの無駄のない返事に宜しい。とリンスの命令で構成された鹵獲機のMS-06J陸戦型ザク三機を率いるファングリーダーはターゲットで有るアメリアとミラーが乗るホバートラックを視認した・・・

 

 

 

「悪く思うなよ・・・これも命令だからな。」

 

 

 

そう呟きながらファングリーダーがザクの120ミリマシンガンをウィスキードッグに向けてロックすると同時に自分のコクピットにもロックオンアラームがビーっとと鳴り響き出したので有る。

 

 

 

「何だ一体!!?」

 

 

 

「隊長!カスケード隊のガンタンクです。我々の方に向かって突っ込んで来ますっ!?」

 

 

 

ファング1からの報告に何だと!と驚くファングリーダーのザクが120ミリマシンガンをウィスキードッグから慌てて急接近して来るCSD8に向けたがそれは少し遅かった・・・

 

 

 

「貰ったぁ!!」

 

 

 

そう叫んだCSD8はガンタンクが誇る120ミリ低反動砲を撃つとドンっ!!と鳴る咆哮と共にファング1のザクの脚部を撃ち抜いた・・・

 

 

 

「今だ離脱しろウィスキードッグ!!」

 

 

 

ウィスキードッグのピンチに駆け付けて来たCSD8が更に特務隊のザク2機を相手にカバーに入るとアメリアはアメリアはギュッと拳を握りながら叫んだ。

 

 

 

「こんなバカげた戦闘で二階級特進何て有りませんからね!」

 

 

 

「分かってるって!俺達も適当な所で逃げるからサッサっと行け!!」

 

 

 

「クッ・・・ソフィー!全速で後退・・・例のポイントまで急いで下さい。」

 

 

 

「りょっ了解っ!全員しっかり掴まっててくださいねっ!?」

 

 

 

ガンランチャ―を撃ちながら前進するガンタンクとすれ違う様にウィスキードッグの操舵手担当のソフィーが巧みな操作でバックスピンさせながら離脱を図ろうとすると、逃がすかよ!!と叫ぶファングリーダーのザクに向かってCSD8のガンタンクが体当たりをかましたので有る・・・

 

 

 

「こんのーーっ!!」

 

 

 

「タンクの癖に生意気なんだよ!」

 

 

 

そう叫んだCSD8のガンタンクに向かってファングリーダーのザクが腰から抜いたヒートホークを振り上げるとキャタピタラを焼き切りCSD8は操縦不能となりそのままビルへと突っ込んでしまった。

 

 

 

「CSD8!!?」

 

 

 

「生きてる・・・がスマン。これ以上は動けそうに無いな・・・?」

 

 

 

「まったくもう・・・後で回収しますからそこで大人しくして置きなさい!」

 

 

 

CSD8の安否にホッとしながらも窮地を脱していないアメリアは更に追撃を続けるザク二機に向かってチッと舌打ちを向けた。

 

 

 

「なあウォーカー・・・奴等の目的は私とお前・・・どっちだと思う?」

 

 

 

「唐突ですね・・・そんなのリンスに嫌われている時点でどっちともに決まってるじゃないですか。」

 

 

 

「だよな・・・ホント人気者は辛いなウォーカー?」

 

 

 

火の点いてない煙草を咥えながらミラーがニヤっと笑みを浮かべていると、冗談を言ってる場合ですか!?と彼女の部下でアメリアの同期でも有るケイ=キタムラ少尉はホバートラックの上部銃座に着いた。

 

 

 

「ちょっとケイ!?20ミリなんかじゃMSの装甲は撃ち抜けませんよ!」

 

 

 

「そんな事は知ってるって・・・だけどこのまま何もしないまま死ぬ訳には行かないのよ!!」

 

 

 

そう答えたケイがウィスキードッグに装備された対空用20ミリバルカン砲のコッキングレバーを引くと目の前に迫るザクⅡJ型に向かってトリガーを引いたのだが、ダラララッ!と鳴る景気良い掃射音と比例して全てザクの装甲に銃弾が弾き返されたケイからチッ!と悔しそうな顔が浮かんだ・・・

 

 

 

「ねえ応援はまだなの!このままじゃ追いつかれるわよ!?」

 

 

 

護衛も無いホバートラック一両相手に余裕なのか慎重なのか・・・真っすぐ距離を詰めて来る特務隊のザク二機に恐怖を感じたケイが再度20ミリバルカン砲を撃とうとした瞬間に私に考えが有りますっ!とカスケード隊でMSの専門的な知識を持つソフィー=ホワイト伍長から声が上った。

 

 

 

「いくらMSと言ってもその全てに装甲を張る事は不可能ですっ!」

 

 

 

「勿体ぶって無いで早くしてくんない!!?」

 

 

 

そんな焦った声を上げて来るケイにおっとそうでしたっ!と答えながらエヘヘと笑ったソフィーがザクの持っている120ミリマシンガンとドラムマガジンの隙間を狙う様に指示を出すとケイは首を傾げながら20ミリバルカン砲のトリガーを引いた・・・

 

 

 

 

 

「一か八かだけど・・・当たれえぇーーーー!!」

 

 

 

 

 

そう叫んだケイの20ミリバルカン砲がソフィーの指示通り命中すると追って来たファングリーダーのザクが持っていた120ミリマシンガンのドラムマガジンを強制的に飛ばしたので有る。

 

 

 

「さっすがケイ!?相変わらず良い腕してますね?」

 

 

 

「ま・・・まあね。」

 

 

 

ホバートラックの中から聞こえて来るアメリアの褒める声にケイが苦笑いを浮かべながら答えていると、コイツっ!!とファングリーダーのザクにサポートとして背後についていたファング2のザクが飛び出して来た・・・

 

 

 

「ケイ!!?」

 

 

 

「無茶言わないでよ!!」

 

 

 

慌てた声を上げるアメリアにケイが咄嗟にバルカン砲を構えると・・・

 

 

 

「そうはさせるかよ!!」

 

 

 

とそう声を上げながらチャーリーの陸戦型ジムが横から飛び出すとファング2から撃たれた120ミリマシンガンを左手のシールドで受け止めたのであった・・

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