ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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厄介な奴等14

 

「ここは俺に任せて離脱しろウィスキードッグ!!」

 

 そう叫んだチャーリーの陸ジムがアメリア達の乗るホバートラックを守ろうとザクから発砲された120ミリマシンガンを左手の小型シールドで受け止めながら割り込むと、チャーリー!?とアメリアは焦った声を上げた。

 

「出しますよアメリアさんっ!!?」

 

「クッ・・・すぐに援護に向かいますからね!!」

 

急かす様に言って来るソフィーの声にアメリアもそう言い残しホバートラックを前進させると、やれやれ・・・とチャーリーは目の前のザク2機を相手にコクピットの中で苦笑いを浮かべた。

 

「取り合えず助けに間に合ったのは良いけどよ・・・少し恨むぜイエーガー隊長にショウ・・・?」

 

思っていた以上に状況が悪いチャーリーはこの数分前に上官で有るイエーガーと相棒のショウから言われた事を思い返した・・・

 

~~~

 

「何でザクが居るんだ!!?」

 

「僕が知るかよっ!!」

 

リンス達を追撃していた第一小隊の前に突然現れたMS-06JザクⅡの一個小隊に泡喰ったショウとチャーリーが応戦していると、おいヤバいぞ!!?と焦った声の小隊長のイエーガーから二人の下に通信が入って来た。

 

「ウィスキードッグが別動隊に襲われているらしく応援を求めている・・・」

 

「こんな時に冗談だろ・・・クソっ!!」

 

恋人で有るアメリアの事が心配なのか焦り出すチャーリーに大丈夫だって・・・とショウが声を掛けると、仕方無いな・・・とイエーガーは二っとモニター越しのチャーリーに向かって笑みを見せた。

 

「ここは俺とショウで何とかするからお前はウィスキードッグの援護に迎え!」

 

「いや、でもっ・・・」

 

「良いから早く行けって・・・アメリアの事が心配なんだろ?」

 

戸惑いを見せるチャーリーにショウの陸ジムからもグッと親指を立てられたチャーリーは悪りい!!と声を上げるとフットペダルを踏み込み陸ジムのバーニアを吹かすとその名の通りアメリアの下へと飛んでやって来たので有った。

 

 

~~~

 

 

「アメリアさん着きましたよっ!!」

 

そう叫んだソフィーがウィスキードッグを急ブレーキを掛け停車させると、何よこれっ!?とそのまま銃座に着いていたケイは偽装され隠されていたMSが有るのに驚く声を上げた。

 

「念のために用意していた予備機です。ソフィー手伝って下さい!」

 

「ハイっ行きますよーっ!!」

 

そう言いながら二人がシートを引っ張ると、予備機となったRGM-79「G」陸線型ジムの姿が現れるとアメリアは脚部のパネルを操作し乗降用ウィンチを使いコクピットの中へと乗り込んだ・・・

 

「OS起動・・・FCS異常なし、IFFの照合を確認。立ち上がるので離れて下さい!」

 

外部スピーカーから聞こえるアメリアの陸ジムの声に距離を取ったソフィーはインカムを押えながらアメリアさんっ!と叫んだ。

 

「注文通り機体からのジェネレーターの出力はバーニアと各部アクチュエーターに全振りしてますからオーバーヒートだけには気を付けて下さいよっ!?」

 

 

「分かってます。それじゃあ行きますよーーーっ!!」

 

そう言った傍から機動性重視にチューニングされたアメリアの陸ジムがバーニアを吹かしチャーリーの下へとジャンプすると、もうアメリアさんっ!!とソフィーからプンプンと言った顔で両手が上がったので有った・・・

 

 

「ミリィ聞こえますね。これより私のコールサインはCSDリーダーとしますので、各小隊に通達をお願いします。」

 

 

「それは良いですけどぉソフィーが怒ってますよ?」

 

「後で謝って置きます・・・それよりもミリィ?ここから先の指揮は貴女に任せますね。」

 

「えぇっ!?何で私がぁ~!!?」

 

急に振られたカスケード隊の全体指揮と言う大役にミリィから驚く声が上ると、何を言ってるんですか・・・とアメリアはモニターの向こうに映る彼女に呆れた顔を向けた。

 

 

「今から戦闘に入ると言うのに私からの細かい指示は無理に決まってるでしょう。」

 

「それは分かりますけどぉ・・・」

 

「大丈夫です。ミリィなら出来ますよ?何て言ったって私が育てた自慢の後輩ですからね!」

 

そう答えながらクスっとアメリアが微笑むと、分かりましたぁ!!と気合いを入れ出すおだてに弱い後輩の姿にアメリアはホントに大丈夫ですかね・・・と若干不安を感じながらチャーリー機の援護に急いだ。

 

 

~~~

 

 

「これでお終いだ!!」

 

馬乗りになったザクⅡのヒートホークをビームサーベルでどうにか受け止めているチャーリーの陸ジムにもう一機のザクⅡが120ミリマシンガンを構えた・・・

 

「悪く思うなよ・・・これも命令だからな。」

 

「冗談じゃねぇ!退きやがれクソッタレ!!?」

 

今までに無いピンチにチャーリーが焦っていると、チャーリー!!と聞こえて来るアメリアの通信と共に自分の陸ジムの上に乗っていたザクⅡの頭部が吹き飛んだので有る。

 

「何だ一体っ!?」

 

「良いから退けってんだよ!!」

 

急に視界を奪われ泡喰ったザクⅡを自分の機体から剥がしたチャーリーは同じく驚いているもう一機の

ザクに向かって100ミリマシンガンを向けた。

 

「これでも食らいやがれ!!」

 

「チッ!増援か!?」

 

右肩のショルダーシールドで難を逃れたザクのパイロットはチャーリー機からの射撃を受けながら新たに現れたアメリアの陸線型ジムに舌打ちした・・・

 

「生きてますねチャーリー!」

 

「ヘヘッ・・・当たり前だろ。助かったぜアメリア・・・」

 

窮地を脱し安堵した声を出すチャーリーにアメリアもホッとすると、さて・・・形勢逆転ですね?と呟きながら運用試験用の装備で有るハンドガンを右手にヒートナイフを左手に構えたアメリアの陸ジムがジリジリと間合いを詰めると予想外の展開に二機のザクが後ずさりを始めたので有る。

 

 

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