「どうするファング1っ!?」
「どうするも何もヤルしかないだろう!!」
アメリア機の登場で五分となった戦況に両機で有るファング2からの焦った声に後が無いファング1が120ミリマシンガンを撃ち始めると、この野郎っ!!?と往生際の悪い特務隊の二機に向かって廃ビルに隠れながらチャーリー機が100ミリマシンガンで応戦した。
「チャーリー!スリーカウントで突っ込みますので援護を頼みます。」
自分の背後につきながらハンドガンの残弾数を確認するアメリア機の様子に無理をするなよ・・・とチャーリーが心配そうな顔をモニター越しに向けると、誰に言ってるんですか?と呆れた顔をしたアメリアはクスっと微笑むと3・2・1!とカウントしながらフットペダルを蹴っ飛ばしたので有る!
「オラアァァァーーっ!!」
「出て来たぞファング2!撃て撃てっ!!」
「速すぎてFCS火器管制が追いつかないっ!!?」
アメリアのタイミングに合わせたチャーリーの陸ジムから援護射撃に泡喰った特務隊ザクの二機は機動性に全振りしたアメリア機の動きに付いて来られず120ミリマシンガンを全て外すと、隙有りです!と声を上げたアメリアはビルの横壁を蹴りながら陸ジムのバーニアを吹かした。
「デヤァァァーーーっ!!」
そう叫んだアメリアが陸ジムを着地させながら間合い詰めるとザクの装備していた120ミリマシンガンに向かってヒートナイフで斬り上げると、なっ!!?と驚いたファング1は武装が無くなり固まってしまった・・・
「ファング2!!?」
「おいおい止せって・・・ここまでにしようぜ?」
そう言いながら100ミリマシンガンを構えるチャーリーの陸ジムにファング2のザクも120ミリマシンガンを下ろすと、降参する・・・と言って来るファング1にアメリアはやれやれ・・・安堵した様にフゥと息を吐いた。
「CSDリーダーよりウィスキードッグへ現状の終了を確認です。これより合流しますね?」
「ウィスキードッグ了解・・・って!?ちょっと待って下さい先輩~~!」
そんな焦った声を上げて来るミリイにアメリアがチャーリーと首を傾げていると・・・
「おやおや・・・情けないですね人達ですね?」
そんな声を上げながらリンスのジムがファング1と2のザクに向かって90ミリブルパップマシンガンを撃ち始めると、リンス隊長!?と驚く二機に何やってんだ手前え!!と叫ぶチャーリーと共にアメリアは陸ジムの小型シールドで彼らを庇ったので有る。
「リンス!!一体何を!?」
「こうなったら証拠隠滅の為に消えて貰うしか無いでしょう・・・?」
自分の保身の為に部下に向かって武器を構えるリンスに向かってふざけるなあぁぁぁ!!!とキレたアメリアが両手に持ったヒートナイフを持ち一気に間合いを詰めると、死ねウォーカー!!と叫んだリンスはバックパックから引き抜いたビームサーベルを振り降ろした。
「向こうの方が早いっ・・・!!」
土壇場での大ピンチにアメリアが驚くと、右に飛べええ!!と叫ぶショウの声に慌ててフットペダルを踏み込んだアメリアにショウはリンスのジムが振り上げたビームサーベルを180ミリキャノンで撃ち抜いたので有る・・・
「何だとっ!?」
「ギリギリで間に有ったみたいだな!」
驚くリンスと相対してショウから安堵する声が上ると、用意して良かったですっ・・・とソフィーがホッとするとアメリアがこれでお終いですね?とハンドガンを突きつけると、追いついて来たイエーガーの陸戦型ガンダムとチャーリーに陸ジムによって抵抗が出来なくなったリンスはチッ・・・と舌打ちしながらコクピットから出て来た・・・
「これでお終いね・・・?」
「何がですケイ・・・!?」
「いや・・・リンスとの確執がよ!!」
そう言いながら腰に手を当てるケイにそう言えばそうですね!と答えたアメリアはクスっと微笑んだ。
「だけど・・・皆と仲間になれたお陰かリンスの事は全然怖く無かったよケイ!」
「それなら良かったわ・・・」
ニコっと微笑むケイにアメリアが手を振っているカスケード隊に駆けて行くと、じゃあ行くぞ!と特務隊の面々を連行する上官のアリス=ミラー少佐にケイもその後に続くと・・・
「せめて貴様だけでも・・・ウォーカーあぁぁぁっ!!」
そう叫んだリンスが最後のあがきでMPから抜き取った銃を構えると、アメリアーーーっ!!と焦ったチャーリーが彼女を庇う様に抱きしめるとパン!と乾いた音にこの場に居た全員から緊張した顔が浮かんだ。
「冗談ですよね・・・ねえ返事をして下さいよチャーリー!!」
「すぐにソイツを取り押さえるんだっ!!」
「アメリア・・・アメリア・・・無事だよねっ!?」
そんな焦った声を上げるミラーとケイにうん・・・と答えたアメリアがその場で固まっているとチャーリーからヘヘっとと困った様に笑みが浮かんだ・・・
「ヘヘッ・・・どうやら生きてる様だぜ!?」
そう答えながらポリポリと頭を掻き出すチャーリー向かってこのバカ!!!とアメリアが泣きそうな顔で抱きつくと、じゃあ一体誰が・・・?と銃を仕舞うミラーに向かってすみません・・・と自機の傍で銃を降ろしたショウから手が挙がった。
「二人を守ろうと咄嗟に発砲したんですが・・・」
「ぎゃあ!!?痛い痛い・・・早く治療を!!」
「五月蠅い。大人しく着いて来い!」
肩を撃たれ暴れるリンスをケイがMPと共に連行するとミラーはクスと微笑んだ。
「良い腕をしてるな・・・カノウ少尉。」
「そうでも有りませんよ・・・?」
そう答えた得ながらポリポリと頭を掻き出すショウにそうか・・・と答えたミラーが二っと笑みを浮かべながらリンス達特務隊を捕まえたMPのトラックへと乗り込むと、ようやく終わったな・・・?呟いたショウはカスケード隊の仲間達と今回の騒動が終結したのを見届けたので有った・・・