ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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カスケード隊、旅にでる。
離れる二人・・・その1


 

 リンスが率いる特務隊の騒動から三日が過ぎた・・・。試験部隊とは言え、特別な任務が無ければ基本的にパトロール任務に回せれたカスケード隊の一行はシフトが終わるといつもの様にリンの店CASCADEへと集まっていた。

 

 

「それで・・・そのリンスって言う人はどうなるの?」

 

カウンターの向こうで首を傾げる店主のリンに向かってそうですね・・・と情報部でミラーの部下で有るケイ=キタムラ少尉はビールが入ったジョッキを傾けながら思案顔を浮かべた。

 

「今回の件でウチの上司が尋問し特務の闇を晴らすと思うので・・・恐らく降格処分になるんじゃ無いですか?」

 

「そっか・・・これでアメリアちゃんの心配事が無くなるって事ね!」

 

アメリアの事が大好きなのかアメリアはそんな事を言って来るリンにアハハ・・・と苦笑いを浮かべた。

 

「そうですね・・・今回の件で流石に特務も手出しが出来ないんじゃ・・・」

 

「何言ってんのよアメリア・・・相手はあのジャミトフ=ハイマンよ?明日にでもミラー少佐は呑気に構えていると足を救われると言ってジャブロー本部に戻るんだからね。」

 

「へえ・・・そうなんですか。出発前に挨拶でも・・・って!?じゃあなんでケイはこんな所で呑気の酒を飲んでるんです!!」

 

ふと気づいたアメリアの驚いた声にあれ・・・言って無かったけ?とニヤっと意地悪そうな顔をしたケイはカスケード隊の面々に向かって敬礼した。

 

「暫くの間ですが、情報部の連絡員としてここトリントン基地に配属されました。ケイ=キタムラ少尉です・・・宜しくお願いします!」

 

そんな彼女の改まった自己紹介に本当なのケイっ!?と驚いたアメリアが抱きつくと、ちょっと訳ありでね?とケイはチラッとリンを見た・・・

 

(まさかとは思うけど・・・復讐に燃えたリンスから彼女を守る護衛としてにここに残る事になるとはね・・・)

 

「あの・・・何か私の顔に付いてるかなケイちゃん?」

 

自分の視線に気づいたのか不思議そうにリンが見て来ると、いえ・・・何でも!と答えたケイはですが・・・?と一つだけ注文をした。

 

「ケイちゃんと呼ばれるのはちょっと・・・」

 

「良いじゃ無いですか!私もアメリアちゃんって呼ばれてるのでお揃いですね♪」

 

「そうよ可愛いじゃないケイちゃんって呼び方?」

 

リンからもニコニコと首を横に振られたケイが顔を真っ赤にしながら分かりましたよ・・・と了承すると、それはそうと・・・と彼女から真面目な顔がアメリアに向かって送られた。

 

「まだ・・・正式じゃ無いけどアメリアあんた・・・今回の件で少尉に戻るからね。」

 

「へっ・・・!?」

 

そう言いながら残ったビールを飲み干そうとするケイに変な声を上げたアメリアは隣のチャーリーは勿論ショウやイエーガーと言ったカスケード隊のメンバーと一緒にえーっ!?と驚くので有った・・・

 

 

 

~~~

 

 

「アメリア=アン=ウォーカー軍曹・・・前へ」

 

それから更に数日後、基地指令で有るバリサム大佐の執務室へと呼び出されたアメリアはハッ!と声を上げると彼の隣に立つ秘書官(・・・)となったケイからフフッと微笑みながらケースがデスクの上に置かれた。

 

 

「今回の事件で君が過去に起こした暴力事件は情報部のアリス=ミラー少佐の捜査によりリンスが指揮し特務隊で行なわれたウォーカー軍曹への暴力事件と変わった。その為に君の罪状は無くなった・・・今日からは再び少尉として職務に励む様に!」

 

「有難うございます。」

 

そう答えながら敬礼したアメリアが階級章が入ったケースを受け取った所でフッとバリサムは顔を緩ませた・・・

 

 

「本当に頑張ったなウォーカー・・・」

 

 

「バリサム大佐・・・こちらこそご尽力有難うございます。」

 

そう答えたアメリアが再度敬礼すると、俺は何もしとらん・・・と照れたバリサムからクルっと窓の外を見られたアメリアはアハハ・・・と困った様に笑いながら部屋の隅で待機している金髪の少尉に首を傾げた。

 

 

「所で・・・何でヒルダ中尉が残ってるんでしょうか?」

 

アメリア自身良く分からないが、命令で何故かここに残る事になったケイと違ってミラーでさえジャブローに戻った今アメリアは・・・教導隊の指揮官で有るヒルダの存在に不思議そうに首を傾げたので有る。

 

「それなんだけどね・・・実は今回の件で特務隊を打ち負かした事に私達のボスがアナタ達カスケード隊を非常に興味を持った様なのよ・・・」

 

そう困った顔をするヒルダにそれってひょっとして・・・と驚いたアメリアは同席していた中隊長のイエーガーと顔を見合せた。

 

「ええ・・・我々教導隊及び試験MS部隊の指揮官で有るジョン=コーウェン准将は正式に自分の部下に迎え入れたいらしいわ・・・」

 

 

「って事は私達も教導隊になるんですか!?」

 

 

「それは分からないけど・・・どっちにしてもそれはジャブローに着いてからの話ね?」

 

 

そう説明しながらクスっと微笑んで来るヒルダにアレ・・・っと違和感を覚えた。

 

 

「ひょっとして私達って異動になるんですかぁ!!?」

 

 

「うん、そうよ。追って辞令は出ると思うけどね。」

 

 

そう有無を言わさないヒルダからの笑みにアメリアはイエーガーと共に了解しました・・・と答えたので有った・・・

 

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