アメリア達も帰り、しまったな・・・。とリンは閉店となったCASCADEの二階に有る自分の部屋で頭を抱えていた・・・
「アレって私がショウに逆ポロポーズした様なもんよね・・・」
チャーリーに乗せられたでつい指輪が欲しいと言ってしまったリンがベッドの上で悶々としていると・・・店の方は片付いたよ?と代わりに店を閉めてくれたショウの声がガチャっと開くドアの音と共に聞こえて来た。
「ありがとう・・・ショウ」
「ねえリン・・・やっぱり指輪を見に行くの止めよっか?」
そんなリンの顔を見たショウがそう呟くとえっ・・・とリンから不安そうな顔が浮かんだ。
「えっ・・・急にどうしたの!?」
「いや・・・さっきからずっと変な顔してるしさ・・・」
「そんな事無いって!!だけど・・・ちょっと急ぎ過ぎかなってちょっと思ってる。」
ショウの事は好きだがそこまで先の事を考えて無かったリンが少し戸惑いを見せるとショウからそっか・・・と少し残念そうな顔が浮かんだ。
「でも・・・リンと離れる前に指輪くらいは贈りたいかな?」
「ショウ・・・」
もうこうして二人で過ごす時間が少ない事に寂しさを感じたリンはギュッと抱き付くとショウの背中に手を回した・・・
「それじゃ・・・一番高いの選ぶね・・?」
「あんまり高いのは困るな・・・」
そう見つめ合った二人はどちらからとも無くキスをした。
「ショウが選んでくれるの楽しみ・・・」
ベッドへと押し倒されたリンが嬉しそうに笑みを浮かべると頑張って選ぶね・・・?と少し困った顔を浮かべたショウによって段々と深くなる口づけを受けながら二人の甘い夜は更けてったので有った。
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「天気が良くてホントに良かったですね?」
「へへっ絶好のデート日和りだぜ!」
海岸線を飛ばすジープの運転席と助手席からアメリアとチャーリーのそんな陽気な声を聞きながらショウはリンと共に後部の荷台の上で苦笑いを浮かべた。
「朝っぱらから拉致られたと思ったら・・・まさか昨日の今日で行くことになるとはね・・・」
「こういうのは善は急げって言いますからね?リンさんの気が変る前に行こうとチャーリーと決めたんです。」
「そうそう。ひょっとしたらショウがリンに捨てられる可能性も有るからな?」
「まさかそんな事無い・・・よね!?」
アメリアとチャーリーの二人からの冗談にショウがギョッとすると、ハァ・・・と溜息をついたリンは無いわよ。と呆れた顔をショウに向けると、所でちょっと良い?と首を傾げた。
「今日って仕事じゃないの・・・三人共」
「イエーガー達もこの事を知ってますからね。哨戒任務って事で許可を貰ってますよ?」
ニコっと笑顔でそう説明するアメリアにそうなんだ・・・と答えたリンが今度来たら奢ってあげないと・ね。と無理を聞いてくれたイエーガーに対しお礼を考えていると目的地で有る中立地帯の町が見えて来たので有った。
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「所で指輪なんかどこで売ってるんだ・・・?」
「えっ・・・知ってて来たんじゃ無いのかよチャーリー!?」
ジープを降りた途端キョロキョロとするチャーリーに呆れた顔でショウがツッコみを入れると、取り合えず先を進みましょうか?と苦笑いを浮かべるアメリアにリンもそうね・・・とその後に続いた。
「ここなら有ると思ったんだけどな・・・」
「まあ最悪・・・リンの店の買い出しが出来るから良いけどね。」
出店が並ぶメインストリートを見ながらぼやくチャーリーにハァ・・・とショウが溜息をついていると、ちょっとチャーリー!と慌てるアメリアから服を引っ張られたチャーリーは何だよ・・・?と首を傾げた。
「あのお婆さんを覚えてますか?」
「あれって・・・前に来た時にジオン兵と揉めてた婆さんじゃ無いか!?」
以前、非番の日にここへ来て一騒動起こしたチャーリーから苦笑いが浮ぶと、ちょっと挨拶して来ますね?とアメリアは情報収集の為に老婆の店へと向かった・・・
「安いよ安いよ!ほら買った買った!!」
「一つ下さいな?」
「はいよ。・・・ってアンタはあの時の連邦兵!!?」
「お久ぶりです。」
ギョッとする老婆にクスっと微笑んだアメリアはシーっと自分の口に人差し指を当てた。
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「ふ~ん・・・婚約者に贈る指輪をさね・・・?」
「はい。この町のどこかにそう言ったお店が有るのなら教えて頂きたいんですが・・・」
アメリアから事情を聞いたが腕を組みながら不安そうにしているショウとリンを見ると・・・仕方ないね。とアメリアとチャーリーに向かって二っと笑みを浮かべた。
「お前さん達には借りも有るしのう・・・ワシの紹介でここの闇市を尋ねると良いぞ?」
「えっ・・・闇市なんか有るんですか・・・!?」
「当たり前じゃ・・・ここは何でも集まる中立地帯じゃからな。金さえ払えば何でも手に入るんじゃよ?」
そう説明した老婆からヒッヒッヒッと怪しげな笑い声を聞いたアメリアはどうしますか・・・?
?と苦笑いを浮かべ三人を見た。
「ここまで来たんだから行くっきゃねえだろ?」
「僕もチャーリーに賛成だね。」
「二人が行くんなら・・・私も着いて行くけど」
「じゃあ決まりですね。」
三人の同意を得たアメリアが頷くと老婆は健闘を祈るぞ・・・と路地裏に入って行く四人の背中を見送ったので有った。