ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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離れる二人・・・その5

「良しっ・・・こんなもんかなっ?」

 

 

 

カスケード隊、第二小隊長機のジャック=アルヴィン機の調整を終えたソフィーがコクピットからウィンチで降りると、悪いなソフィー?とその本人と部隊オペレーターのミリィが飲み物を持って駆け寄って来た・・・

 

 

 

「疲れたでしょぉ。これ飲んでねぇ?」

 

 

 

「ありがとっミリィ♪」

 

 

 

ミリィからの差し入れにお礼を言ったソフィーは自分の愛機で有るRGM-79「G」陸戦型ジムを満足そうに見ているジャックに向かってエヘヘっと笑った。

 

 

 

「ジャック中尉の注文通り機体へのフィードバックを大幅に変更したんでかなりピーキーにしちゃいましたけど本当に良かったんですかっ?」

 

 

 

「ああ助かる。最近どうも機体の動きが鈍く感じていたからな・・・」

 

 

 

「それなら良いですけどっ、OSの書き換えに合わせてスティックの感度とかアクチュエーターへの出力も大分変ってるんで調整が必要な時はまた言って下さいねっ?」

 

 

 

「ああ・・・お前達が居る間にな・・・」

 

 

 

そう答えながらジャックから急に寂しそうな顔が浮かぶのを見たソフィーは困った様にアハハ・・・と笑い出した。

 

 

 

「そんなの別に気にしなくても良いんですよっ?私がここに居るのも残りわずかですから逆にこの機会にドンドン言って来て欲しいですっ♪」

 

 

 

MSの事なら何でもどんと来いと自称する程の腕前を持つソフィーの声を聞いていたミリィからハァ・・・と深い溜息が聞こえると・・・

 

 

 

「どうしたのよそんな溜息をついて・・・」

 

 

 

「あっケイさんっ・・・サボリですかっ??」

 

 

 

司令官付き秘書官で元情報部のケイ=キタムラ少尉の登場にソフィーからそう首を傾げられたケイは違うわよっ!?と怒りだしたので有った・・・

 

 

 

 

 

~~~

 

 

 

 

 

「良い?私はちゃんと仕事を終えて来たんだからね!」

 

 

 

「成程っ・・・それだけアメリアさんに会いたいって事かっ・・・?」

 

 

 

そう呟くソフィーに何でそうなるのよっ!!と顔を真っ赤にしたケイがソフィーの頭をぐりぐりと押さえだすと、痛いっ!!痛いですっーーー!!?と悲鳴を上げるソフィーの声を聞きながらケイはそれでどうしたの?と目の前で困惑しているミリィに首を傾げた。

 

 

 

「実は・・・先輩と離れるのが寂しいんですぅ・・・」

 

 

 

「ちょっとミリィっ!?その前に私を解放する様にっ・・・」

 

 

 

「そっか・・・アメリアの事を随分と慕ってるみたいだしねミリィは・・?」

 

 

 

「私の事は無視ですかっ!!?」

 

 

 

涙目を見せるソフィーからの抗議を一切無視したケイの言葉にミリィからハイ・・・とコクっと頷かれた・・・

 

 

 

「こんな私を必要だと言ってくれた先輩にまだ私は恩返しが出来て無いんですぅ・・・だからここに居る間に一人前になった所を見せたいんですよねぇ・・・」

 

 

 

「ふ~ん・・・そうなんだ。」

 

 

 

 

 

(って言うか・・・特務隊の時にアメリアから指揮権を預けられた時点で相当信用されてると思うんだけどな・・・?)

 

 

 

 

 

そう答えながら更にもう一度溜息をつくミリィに答えたケイはアメリアが大好き過ぎるミリィにに苦笑いを浮かべたのだ。

 

 

 

「アンタって本当にアメリアの事が好きなのね・・・?」

 

 

 

「エヘヘ・・・私の中で一番大好きな人ですぅ♪」

 

 

 

「残念でしたねケイさんっ・・・ミリィにアメリアさんを・・・だから痛い!痛いんですって!!?」

 

 

 

嬉しそうなミリィの言葉にそっか・・・と答えたケイによって再び頭をぐりぐりとされたソフィーから悲鳴が上がると同時にキュキュっとタイヤを鳴らしながらタンク達が乗ったジープがハンガーの中に飛び込んで来ると大変だぞっ!!と珍しく焦り出すタンクの声にハンガー内に居たソフィー達はざわつき出した・・・

 

 

 

 

 

 

 

~~~

 

 

 

 

 

「うわ・・・ヒトツメザクが二機にツノツキ《グフ》が一機の一個MS小隊に加え陸戦部隊が一個中隊ですか・・・いくら何でもこの戦力で太刀打ちするのは死ぬようなもんですね?」

 

 

 

 

 

双眼鏡を覗きながら索敵をするアメリアの言葉にホントにツイて無い・・・とショウからぼやき声が上った・・・

 

 

 

 

 

「それでどうするんだ・・・一応奴等の要求通り食糧や弾薬の準備はさせてるけどよ・・・?」

 

 

 

 

 

「向こうがその要求を呑んで大人しく立ち去れば良いんですが・・・最悪な事態も想定して置くべきです。」

 

 

 

 

 

アメリアがそう心配するのも、つい先日ニューヤークで北米方面軍司令官で有るガルマ=ザビ大佐がホワイト=ベース隊によって戦死したのが原因か徐々にジオン側の戦線が後退しているとケイから聞いていた

 

からで有る。

 

 

 

「それって・・・この町が戦闘に巻き込まれるって事か!?」

 

 

 

「まだ分かりませんが・・・くれぐれも彼らを刺激しない様にして下さい。」

 

 

 

慌て出すニノを宥めたアメリアはやれやれ・・・と困りながらショウとチャーリーにボソッと耳打ちした・・・

 

 

 

 

 

「恐らく奴等は敗走中の部隊の様です・・・このままじゃこの町が火の海になるのも時間の問題ですよ?」

 

 

 

「じゃあ基地に連絡したらどうだ?」

 

 

 

「連絡するにしてもジープまでどうやって行くんだよ・・・」

 

 

 

無線機が積んで有るジープまでの困難な道のりにショウから異議が上がると、まあ・・・無い事は無いがな?とニノから少し困った様に苦笑いが浮んだ・・・

 

 

 

 

 

~~~

 

 

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