ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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離れる二人・・その7

「なあソフィー・・・陸戦型ガンダムのメインカメラはこれ以上倍率上がらないのか?」

 

 

ビームライフルを構える陸戦型ガンダムのコクピットからそんな不満を言いだすイエーガーにコレが限界ですよっ・・・と答えたメカニック担当のソフィーから困った顔が浮かんだ。

 

 

「狙撃用に作られてませんしっ・・・いくら陸ジムよりも高性能とは言ってもメインカメラの性能は一緒なのですからねっ?」

 

 

「それは分かるが・・・俺の腕でCSD2(ショウ)の真似は無茶過ぎるぞ!」

 

 

後方支援を担当をしているショウとは違い精密な射撃が苦手なイエーガーから抗議の声が上ると、それは俺も同じだっつの!と通信が入って来たジャックの第二小隊が指定されたポイントに辿り着いたらしい。

 

 

「こちらCSD6・・・狙撃ポイントに着きました。」

 

 

「こっちも狙撃ポイントに着いたぞイエーガー!」

 

 

「お前が撃つ訳じゃない癖に威張るなジャック!!?」

 

 

そんな怒声を上げるイエーガーの言う通り第二小隊でビームライフルを構えるのはショウと同じく後方支援役を担当しているユウヤ准尉の陸戦型ジムで有る・・・

 

(ビームライフルは初めてだからな・・・せめて試射くらいさせて欲しかったな。)

 

そう思いながらユウヤが苦笑いを浮かべながら狙撃用のスコープをシートの後ろから引っ張るとメインモニター建物ばかりが映った。

 

「CSD6からウィスキードッグ・・・こちらからは敵のMSが視認出来ないが?」

 

「こちらウィスキードッグですぅ・・・コッチもアクティブソナーの範囲を越えてるので誘導が難しいですよぉ!」

 

ジオンのザクに発見されない位置に展開していたカスケード指揮車からミリィのそんな焦った声が聞こえて来ると・・・いざとイザっと時にイエーガーの二番機として待機していた以前アメリアが使用した陸ジムが起動し始めたので有った。

 

「ちょっとケイさんっ!何をやってるんですか!?」

 

「要は向こうで敵機の場所を中継したら良いんでしょう・・・!!」

 

そう答えたケイが陸ジムを起すとバーニアを吹かし中立地帯の町へと飛んで行くと・・・スッゲェなアイツ!?とまるでアメリアばりに無茶苦茶なケイの姿に三つ目のポイントで待機している第三小隊の名物コンビで有るタンク中尉とレティ曹長から呆れた声が上った・・・

 

「最初見た時は清楚な黒髪美人だったけど・・・コイツ良いや!」

 

そんな楽しそうな声を上げる上官にレティはまた始まった・・・と頭を抱えた。

 

「私が言うのも何ですが・・・ちゃんとした付き合いって有るんですか?」

 

「んっ?そうだな・・・因みにどこまで行ったら付き合った事になるんだ。」

 

そんな事言いだすダメな上官にもう良いです・・・と答えたレティはハァ・・溜息をつきながら次の指示を待つので有った・・・

 

 

~~~

 

 

「なあ隊長さんよぉ・・・さっさとこいつ等を殺してトンズラこいた方が良いんじゃね?」

 

足元で自分達ジオンの陸戦部隊と撃ち合っている中立地帯の自警団を見ながらザクがマシンガンを向けると何を言ってる伍長!とこの部隊を纏めている少尉のザクが慌ててそれを止めた。

 

「我らは略奪する為にここに来たのでは無いんだぞ!」

 

「MSでここに入った時点で・・下で起こってるのが現実だぜ?」

 

ヘヘっと笑った伍長がそう言いながら120ミリマシンガンをぶっ放すと丁度その下に居たショウ達に瓦礫の山が振って来た・・・

 

「マズイっ!?」

 

「早く逃げなきゃ!!」

 

「クッソ・・・ホントにツイて無い!!」

 

そんな声を上げる三人と一緒に付いて来たニノが慌てて駆け出すと・・・アメリアーーーっ!!と叫んだ陸ジムが上から振って来るとその瓦礫の山を背中で受け止めたケイはメインモニターに映る三人を見て安堵した様にハァ・・・と息を吐いた。

 

「何でケイが陸ジムに乗ってるんです!?」

 

「話は後!早くこの場から逃げて!!」

 

そんな焦った声を上げるケイが機体を起すと突然現れた連邦軍のMSにアメリア達を襲おうとしていた二機のザクが慌ててマシンガンを向けて来た・・・

 

「連邦軍だとっ!?」

 

「中立地帯には干渉しないじゃなかったんのか隊長さんよっ!!」

 

そんな声を上げながら120ミリマシンガンをぶっ放して来るザクからの銃撃にうわぁっ!?と三人が近くに有るビルの屋内に入ったの確認したケイは陸ジムの左手に有るショートシールドで受けながら後退すると角のビルで身を隠しながらアクティブソナーを展開すると続けてFCS(火器管制システム)を起ち上げる。

 

「武器武器武器!!・・・って何でこの機体にはハンドガンとヒートナイフしか無いのよ!?」

 

 

アメリアの好みで特務隊との模擬戦使用のままで有る近接特化の陸ジムに乗ってしまったケイはまったくもう!と半ばヤケクソでハンドガンとヒートナイフを両手に構えるとやるしか無いわね・・・と呟くと一気にフットペダルを踏み込んだ・・・

 

 

「たった一機だ・・・気を抜くなよ伍長!」

 

「分かってますって?どうもあのパイロットは女みたいだし・・・生け捕りにしてヘヘっ・・・」

 

「いい加減にしろ伍長!!」

 

何を考えているのかニヤつく伍長を窘めていた少尉がハァ・・・溜息をついているとピーっと鳴る接近警報に気付いていた時にはバーニアを吹かしたケイの陸ジムが伍長のザクにハンドガンを突きつけていた。

 

 

「えっ・・・嘘だろ。こんな所で俺が!!?」

 

メインモニターに映る銃口に伍長が慌て出すとドン!と言う発砲音と同時にその乗機が倒れると・・・なっ!?と驚き何が起きたのか理解出来ないのか少尉のザクがジリジリと下がり出す・・・

 

「コッ・・・コイツーーーっ!!?」

 

突然部下を失った恐怖からか120ミリマシンガンを撃ちまくって来るザクから身を隠したケイは勘弁してよね・・・チッと舌打ちした。

 

(勢いに任せて一機は倒したけどもう一機は難しいわね・・・)

 

 

後は増援が来る事を祈ったケイが牽制でハンドガンを撃っていると・・・

 

 

『こちらはリンです!カスケード隊の皆さん聞こえませんか!!?敵機は三機・・・陸戦部隊も沢山居てショウ達が・・・お願いです聞こえていたら返事を!!』

 

 

そんな必死なリンからの通信が聞こえて来たケイはまだもう一機居るの!?と慌て出した・・・

 

 

 




zくぁく・




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